No.218294

真・恋姫無双 例え総てを失っても 6話

真・恋姫無双 例え総てを失っても 6話を投稿します。

今回は一刀の実力を皆に見せますがまた美羽がでてきます。

いちを魏が主体ですのでメインヒロインではないですよ。

2011-05-23 13:51:31 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:4677   閲覧ユーザー数:3637

美羽が去っていった後、一刀と魏のメンバーはお互いの話をしていた。

そんな中、魏の面々が更に驚いたのは

 

「じゃあ、なに?一刀は「不老」だというの?」

 

「・・・ああ、「不老」だ。ただ老いないようになる術を使っているだけで戦闘での傷や病では死ぬ。・・・皆といつ再会できるか?俺の時間とこの世界の時間が同じ流れか?など分からない事が多かったからな、最初の旅した世界でたまたま手に入った術をかけたままだ。ここに戻ってきたわけだしそろそろ解くか」

 

「ねぇねぇ、兄ちゃん。兄ちゃんって何歳になるの?」

 

「・・・そうだな100は超えてるだろう。ちゃんとは憶えてないが旅した期間を合計すると100年近いからな。術を解いてもとたんにその分老けてしまうわけではないから使ったんだ」

 

一刀はどうやら一部の者が喉から手が出るほど欲する素敵スキルを持っているようだ。

 

他にも色々話をしているとまた、魏の天幕を訪れる者がいた。

 

「・・・失礼する」

 

「へぅ、失礼致します」

 

「あら?思春と月じゃない?珍しい組み合わせね?」

 

呉の思春と蜀の月が訪ねてきた。

「突然訪ねてきてすまない。月とはたまたまあってな、行き先が一緒だったので一緒に来た」

 

「私達の目的は同じなんです。北郷さんに「向こうの私達」の話をお聞きしたくて来ました」

 

二人の目的を聞いた皆は先ほどの美羽の事を思い出していた。

そんな中、一刀は目を瞑り考え込んだ。

訪ねてきた二人もそんな一刀の様子をじっと見ていた。

 

「・・・実は少し前に美羽が同じ内容で訪ねてきた。そこで俺はあることをした。・・・美羽に「向こうの美羽」の記憶を写した」

 

「「!?」」

 

一刀の話を聞いた二人に緊張が走った。

 

「美羽は覚悟を決めた。「少女」から「将」になる覚悟を。・・・彼女と同じ袁家の袁紹の最大の違いは何か分かるかい?普通は親の事を言うだろう。だがこの場合は違う。「教育」を受けていたか否かだ。袁紹は上に立つ者としての教育を受け自ら指導者になった。それに対し美羽は何の教育も受けず「飾り」として祭り上げられた。彼女は今まで何も知らない我儘な子供のままだった。・・・そんな彼女が俺の話を聞いて覚悟したんだ。子供から抜け出し羽ばたく覚悟を」

 

一刀の話を聞いた二人は驚きを隠せなかった。

 

「そんな美羽に俺は力と知識を与えた。「俺の中で眠る彼女」のね。君達はどうする?あくまで話を聞くだけか、美羽と同じ事を選ぶか・・・答えはすぐじゃなくていいから考えてみてくれ」

 

一刀の問いに二人は考え込むように目を瞑った。

魏の面々はそんな三人を静かに見ていた。

そんな中

 

「再びしつれいしま~す。あれ?お邪魔でした?」

 

「貴様、張勲なに「待ってくれ甘寧」北郷?」

 

「・・・用件は大体想像できる。調子が戻った美羽が今の実力を知りたいとでも言い出したのだろう。そこで向こうの美羽の実力をしる俺に見てもらおうと呼びに来た」

 

「おお、流石ですね北郷さん。ですが重要はお話らしいので出直しましょうか?」

 

「・・・私はかまわんぞ。考える時間もいるしな。袁術の実力も気になる」

 

「私もかまいません」

 

「二人がそういうなら付き合おう。皆もいいかな?」

 

一刀の問いに皆は頷き、張勲についていった。

張勲に着いて行くと陣地内にある開けた場所についた。

そこにはすでに蜀と呉の面々が集まっていた。

 

「一刀様着てくれたのかえ?ありがとうなのじゃ」

 

「まあね・・・相手は確か蜀の馬岱さんだったけ?」

 

「はいはーい、馬岱で合ってるよ御使い様。美羽の実力に興味あったからね」

 

二人から挨拶を受けた後、二人が広場の中央にいき構えた。

 

「ではでは、私が審判を務めますね。・・・それでは始め!!」

 

張勲の合図と共に馬岱は動こうとしたが、それは出来なかった。

馬岱が動こうとした時にはすでに・・・馬岱の得物が砕かれていた。

 

「「「!!??」」」

 

「ほぇ?なんじゃ蒲公英よ、其処まで手加減せんでも良いのじゃぞ?」

 

「・・・蒲公英、手を抜くつもりなかったよ。美羽が動いたの本当に見えなかった」

 

美羽の動きを一体何人が見抜けたか?

皆が驚愕してる中

 

「!?「ドカーン」いきなり危ないのじゃ一刀様」

 

美羽が立っていた場所にいきなり何かが飛んできた。

それを一瞬で避けた美羽はそれが一刀の仕業である事を見抜いた。

砂煙がやんだ其処には巨大な穴が開いていてその真ん中に地面に拳をぶつけている一刀がいた。

 

「・・・俺は「記憶」だけを渡したつもりだったんだけどな。・・・どうやら「美羽」は君に力の一部まであげたらしいね美羽」

 

「おお、成る程。それで妾は蒲公英に勝てたのじゃな」

 

「・・・音々音曰く「今の美羽は恋殿すら越えているのですぞ」と言っていたな。その力の一部を受け継いだんだ。油断して相手は出来ないだろう」

 

二人の会話を聞いていた一同は驚きを隠せないでいた。

そんな中一刀が

 

「・・・これでは美羽の実力を見るのは難しいだろう。だから」

 

そういう一刀の姿が揺らいだ。

皆がその様子に驚く中、目の前に現れたのは

 

「・・・懐かしい。蓮華様に小蓮様、雪蓮様に呉の皆何もかもが懐かしい。・・・さて、美羽よ。話は一刀様の中で聞いていた。私が相手しよう。美羽・・・いや、袁公路よ、私に甘えに来たまえ」

 

「・・・なぜじゃ?なぜお主がおる!?・・・思春よ」

 

一刀の目の前に現れたのは「三国滅亡の世界」の最後の一人・・・甘興覇であった。

後書き

 

さて、突然の展開です。

 

次回は美羽対「三国滅亡の世界の美羽」です。

なぜ彼女が現れたのか?そして一刀の真の目的は?

 

楽しみにしていてください。

 

 

PS「外史をかける一刀」の話が不評のようです。

  見直すとさすがに短いし内容が薄い。

 

  やはり寝ぼけて水とテキーラを間違えて一気飲みしてしまった後に書いてたからな~

  

  書き直して投稿しなおすことにします。

  皆様スミマセンでした。


 
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