No.217332
真・恋姫無双 例え総てを失っても 3話2011-05-18 00:59:26 投稿 / 全4ページ 総閲覧数:4919 閲覧ユーザー数:3888 |
「・・・そんな、北郷さんはそんな過酷な道を歩まれたなんて」
一刀の話に黄忠は驚いてばかりで困惑していた。
彼女に限らず蜀や呉の将達は魏の者達から天の御使い、北郷一刀の話を聞いていた。
当然、彼女達がどれだけ彼を愛しているか、彼の帰還を望んでいるかも。
それがついさっき彼が戻ってきて彼女達の願いが叶ったかと思ったのに、自分だけに明かしてくれた彼の秘密。
その過酷さに、その残酷さに。
「・・・本当は帰ってきて良かったのかと?考えています。すでに華琳や桂花達は今の俺に困惑してるでしょう。・・・彼女達に真実を話すのは・・・・・そう、怖いんでしょうね。俺は」
一刀はそういうと立ち上がり戻ろうとした。
歩き出した一刀に黄忠は
「話すべきですわ、全てを。華琳さん達はきっと受け入れてくれますわ。たとえあなたの身に何があったとしてもそれでも自分達のもとに戻ってきてくれたと。喜んで、笑顔で迎えてくれますわ。少なくとも私は・・・私が同じ立場なら」
「・・・ありがとう黄ちゅ「紫苑ですわ、私の真名です」・・・ありがとう紫苑さん」
紫苑の言葉を聞いた一刀は振り向かずにお礼だけ言って戻っていった。
紫苑も戻ろうとしたが、ふとあたりを見渡すと
「!?かっ華琳さん!?お聞き「黙ってて・・・皆には。・・・一刀には」・・・はい」
木の陰に隠れて聞いていた華琳は静かに涙を流していた。
一刀が天幕の方に戻ると兵が駆け寄ってきて
「北郷様、報告です。各軍敵術師の発見、撃退に成功。五胡の軍隊を確実に撃退していってます。北郷様の策の勝利です」
「・・・分かった。俺は少し休ませてもらう。戦闘が終了したら皆疲労しているだろうが将は全員集まって欲しいと各国軍師にお願いしてきてくれ」
一刀の頼みを聞いた兵は去っていき、一刀は華琳が用意した天幕で体を休めた。
一刻(2時間)ほど過ぎると兵が現れ、全員集まったと呼びに着たのでそちらに向かった。
一刀が皆が集まる天幕に入ると戦闘に出ていた者達が騒ぎ出すが一刀の表情を見て驚き沈みかえった。
「・・・久しぶりだね皆。呉と蜀の人達は始めましてかな?北郷一刀です。さっそくですが「その前にお聞きしたい事があります隊長」・・・凪」
一刀が挨拶するなか凪が一刀の話を遮った。
その行為に一部の者が非難しようとしたが凪の様子をみて驚愕した。
彼女は血がたれ流れるほど拳を握り締め全身を震わせ涙を流していた。
「・・・本当に、本当に隊長・・・一刀様なのですよね?」
「ああ、そうだよ凪」
「どうされたのですか隊長?貴方はその様な表情をする方ではなかった。・・・そして・・・そして!!」
「・・・なぜ、貴方の四肢に気が通ってないのですか?」
後書き
早くも3話目です。
ひょっとしたら今までの作品で一番すんなりとかけてるかも。
・・・最近自分の作品を読み直して見たのですが、表現の仕方が単調ww
どれだけ「驚愕」て使ってるんだ。
・・・本格的に日本語勉強し直そうかな?
Tweet |
![]() |
|
![]()
38
|
![]()
4
|
追加するフォルダを選択
真・恋姫無双 例え総てを失っても 3話を投稿します。
あえて詳しく戦闘は書かずに終わらせます。
戦闘は何回か書きますのでその時は詳しくかけると思います。