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狩人†無双 乙女だらけのモンスターハンター  第二話 一刀、ポッケ村にて三国の将と再会するの事

海皇さん

 皆さんこんにちは!!

 モンハンと恋姫のコラボ、狩人†無双、第二話です!!

 今回ようやく三国の武将達と再会となります!!

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2011-05-08 16:15:49 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:5608   閲覧ユーザー数:4779

「いや、本当にありがとうございます!おかげで九死に一生を得ました!」

 

 「気にしなくていいニャ~。皆さん無事でよかったニャ~」

 

 「はうう~・・・・」

 

 「愛紗~。いい加減気持ち悪いのだ~」

 

 「あはは・・・愛紗さんは小動物みたいな可愛いものが大好きですし」

 

 「ふむ、そう言えば愛紗の部屋にはかなりの数のぬいぐるみがたまっていたような・・・・」

 

 「せ、星!?貴様私の部屋を覗いたのか!?」

 

 「鍵が閉まっていなかったからな。あれでは覗いてくれと言っている様なもの・・・」

 

 「だからといって覗く奴があるか~!!」

 

 「うわわ!!お、おい二人とも、荷台の上で暴れるな~~!!」

 

 俺達は現在、ポッケ村行きの竜車に乗っていた。

 

 紫苑がベースキャンプでクエストリタイアの発煙筒を上げてから1時間後にネコに似たモンスター、アイルーが御者を務める竜車がやってきた。

 

 それまでの間、俺は愛紗にた~っぷりと絞られていたけど・・・・。

 

 俺達はアイルーに、旅の途中で雪山で遭難したからポッケ村まで連れて行ってくれないかと頼んだところ、快く了承してくれて、今に至るというわけだ。

 

 その竜車に乗っている間、元来可愛い物好きの愛紗は直立するネコといった姿のアイルーに夢中になっており、鈴々と星はそれをからかい、翠は昼寝、紫苑は愛紗達の姿を見てニコニコと笑っていた。

 

 「だんにゃ様方~、見えてきましたニャ~」

 

 アイルーの声を聞いた俺達が前方を見つめると、遠くて小さく見えるが、幾つか建物が見えるのが分かった。そしてあちこちの民家から煙が上がっているのも分かる。

 

 

 

 

 あそこがポッケ村、俺達がハンターとして生活を始める場所なのだ。

 

 

 

 第二話 一刀、ポッケ村にて三国の将と再会するの事

 

 

 「ありがとう、本当に助かったよ」

 

 「いえいえ~、お役に立てて幸いですニャ。それじゃあこれで~」

 

 アイルーは竜車に再び乗り込み、去っていった。

 

 さて、ようやくポッケ村に着いたわけなんだが・・・「一刀~~~~!!」・・・んん!?この声は・・・。

 

 「一刀~~~!!」

 

 「ぐおおおおおお!?」

 

 「ご、ご主人様~!?」

 

 俺の体に凄まじい衝撃が走り、俺は地面に押し倒された。

 

 「いつつ・・・、全く一体誰が・・・、ってシャオ!!」

 

 「うんっ!!やっと会えたね一刀~!!」

 

 俺に突進してきたのは、孫家の三女、孫尚香、小蓮だった。

 

 そう言えば俺達だけでなく魏、呉、董卓軍の皆も来るって貂蝉言ってたっけ・・・。

 

 「なあ小蓮、君が居るってことは蓮華も・・・・」

 

 「うんっ!!思春も穏も冥琳も皆居るよ~・・・・「一刀!!」・・・あっ、お姉ちゃん達が来た!!」

 

 小蓮の声を聞いて前方を見ると、蓮華、華琳、月といった元三国の王、将、軍師の皆がこちらに向かってくるのが見えた。

 「華琳、蓮華、君達もこの世界に来てたのか・・・」

 

 「ええ、あの化け物に連れてこられてね。いつのまにやら密林に飛ばされて、挙句ババコンガに追い掛け回されたのよ・・・」

 

 「あいにく武器を持っていなかったから逃げるしかなかったが・・・。次に会ったら奴の首叩き落してくれるわ!!」

 

 俺が華琳と話をしていると、横から春蘭が顔を真っ赤にして話に割り込んできた。

 

 「ああ春蘭、無事そうで良かった」

 

 「無事なものか!!あの猿め・・・。よくも私と華琳様に・・・・」

 

 そう呟いて春蘭は地団太を踏んでいた。なんのことやら・・・・。

 

 「・・・一体どうしたんだよ、華琳」

 

 「・・・なにも話しかけないで!!あんな屈辱はもう思い出したくも無いわ・・・!」

 

 華琳もかなりキレ気味に俺に返答した。

 

 屈辱ねえ・・・・・。ん?

 

 

 

 

 

 まてよ、まさか・・・・。

 

 「ババコンガの糞でも喰らったのか?」

 

 「「・・・・!!!」」

 

 俺の言葉に二人はぎくりとした表情になった。

 

 

 

 

 

・・・まあ、なんというか、ご愁傷様だな・・・。

 

 「北郷殿・・・」

 

 「兄ちゃ~ん!!」

 

 「あ、秋蘭、季衣、そっちもあれか?ババコンガの・・・」

 

 「我々は喰らわなかったがな・・・」

 

 「華琳様と春蘭様があれ以来機嫌が悪くて・・・」

 

 二人ともはあ・・・と溜息を吐いた。

 まあ二人とも女の子だからな・・・。怒って当然か・・・。

 

 「・・・・・・」

 

 「おっ、桂花、お前も無事だったか」

 

 「そうよ・・・、なによ、あんた、無事だったの?てっきりリオレウスの餌になってたかと思ったわよ」

 

 「はは、相変わらずで安心したよ、桂花」

 

 「ふんっ」

 

 俺の言葉を聞いた桂花はそっぽを向いた。よく見ると顔が少し赤くなってるような・・・。

 

 「一刀、よかった・・・、無事で」

 

 「蓮華!君も無事で良かった。蓮華はどこに飛ばされたんだ?」

 

 「沼地よ。洞窟の中でフルフルに襲われて・・・、あと少しで食べられるところだったわ・・・」

 

 蓮華はそう言って俺にしがみ付いてきた。「ああ~~!!」と、周りから残念そうな、もしくは羨ましそうな声が響いた。

 

 「はは・・・、思春、穏、冥琳、君達も無事だったんだね」

 

 「ああ、私もあいつの電撃を避けるので精一杯だったがな・・・」

 

 「私は電気ブレスでビリビリしちゃって動けなくなっちゃったんですよ~・・・。危うく食べられるところでした~」

 

 「とんだ災難でしたが、なんとかベースキャンプに辿り着いて、救援を呼んで今に至るわけです」

 

 なるほどね・・・。しかしフルフルか・・・。災難だったな・・・。

 

 「んも~~!!あいつ本当にキモかったのよ~~!!ち○こみたいなあたまに口しかなくて、ゲームの数倍キモかった!!」

 

・・・まあ実際3Dでもキモかったから・・・。実物はさらにキモいだろうな・・・。

 

 「・・・まあ、とりあえず、五人とも無事でよか・・・「「ちょっと!!ちょっとちょっと!!!」」ってうお!?」

 

 と、突然の声に俺が振り向くと、背後に首輪をつけた双子の美幼女が二人・・・って大喬、小喬!!

 

 「・・・いたのか!!」

 

 「いましたよお~~!!」「花も恥らう美少女の私達を忘れるなんて、いい度胸してるじゃない!!」

 

 すっかり忘れてた俺に、大喬小喬姉妹はプリプリ怒る。

 

 「私達の事を覚えているのは冥琳様位よ!!ですよね~、冥琳様?」

 

 小喬はそう言って冥琳に縋り付くが、冥琳はどこか困った顔をしていた。

 

 「あ・・・、いや・・・」

 

 「?どうかしました?冥琳様?」

 

 「・・・すまん、私もお前達の存在に、今になって気が付いた」

 

 ((が~~~~~~~ん!!!))

 

 冥琳の言葉が止めとなったのか、二喬は凄まじいショックを受けた。

 

 「・・・おい、冥琳、いくらなんでも君が知らないのはまずいんじゃないか?」

 

 「むう・・・、そう言われましても、最近妙に影が薄くなったというか、存在感が無くなってきたと思いまして。よくよく考えてみたら、もう三ヶ月以上閨も共にしていませんし・・・」

 

 そう言えば最近冥琳俺と一緒に寝ることが(性的な意味で)多かったからな・・・。二喬の事忘れていた可能性が高いな・・・。

 一方の二喬は、完全にいじけて地面にのの字を書いている。

 

 

 ・・・立ち直るまで時間が掛かりそうだ。

 

 

 

 

 

 

 (余談だが、このせいで二喬は真・恋姫†無双において出番が無くなったと思われる。存在そのものが消えているため、華雄、白蓮よりも不遇といえよう)

 

 

 俺は溜息を吐きつつ、月達に眼を向ける。

 

 「月、心配したよ。無事だったかい?」

 

 「はい・・・火山に飛ばされてしまって、グラビモスさんに追いかけられてしまったんです・・・」

 

 グラビモスに・・・。なんつー不幸な・・・。

 

 「でも、うちと呂布ちんで足止めして逃げたで~。ま、武器が無かったから余り足止めにはならへんかったけど」

 

 「・・・・・(コクコクッ)」

 

 と、側にいた元董卓軍の武将、霞がどうやって逃げたか説明して、隣の恋もコクコク頷いて霞の言葉を肯定した。

 

 「そっか・・・、霞、恋、ご苦労様」

 

 「いや~ん♪もっと褒めてえな~♪」

 

 「・・・・・・♪」

 

 俺が労いをこめて二人の頭を撫でると、霞はまるで猫のように俺に擦り寄ってきて、恋は気持ちよさそうに眼を細めた。

 

 「・・・なによ、生きてたの?」

 

 「・・・詠」

 

 と、月の背後から月の軍師であった詠がひょこりと顔を出した。

 

 相変わらずのツンツン振りに、俺は逆に安心した。

 

 「詠、良かったよ、君が無事で」

 

 「ふんっ!てっきりヒプノックのブレスでも喰らって森の中で寝込んでいるかと思ったのに」

 

 「もう・・・詠ちゃんったら・・・」

 

 顔を赤らめながら毒を吐く詠を、月が嗜める。いつもと同じ光景だ。

 

 ともあれこれで全員集合・・・ってあれ!?

 

 「な、なあ、白蓮と華雄はどうしたんだ?」

 

 俺は突如思い出したことを口にした。と、華琳は何でもないとでもいうように肩をすくめた。

 

 「あの二人なら集会場で酒を飲んでいるわよ。なんとも暗い雰囲気でね」

 

・・・ああそうか。そういえばあの二人やさぐれてたんだったな・・・。

 

 まあとにかく無事でよかった。

 

 Side 地獄姉妹

 

 「どうやら北郷達が来たみたいだぞ、姉貴」

 

 「・・・そうか、相棒」

 

 そのころ白蓮と華雄の義姉妹、通称地獄姉妹は、集会場内部の酒場で酒盛りをしていた。

 

 ちなみに装備は白蓮はハンターシリーズに片手剣ハンターカリンガ、華雄はチェーンシリーズに大剣バスターソードという、典型的な初心者装備であった。

 

 「どうする、挨拶にでも行くか?」

 

 「放っておけ・・・、どうせ私達は闇の住人、光の下を歩けないんだよ・・・・」

 

 そんなことを言う白蓮を華雄はなんとも言えない表情で見つめながら、ジョッキを煽った。

 

 「ところで姉貴よ」

 

 「なんだ相棒」

 

 「本当は北郷と話したいと思ってるんじゃねえの?」

 

 「・・・・・・」

 

 「わ、悪い・・・」

 

 白蓮は刃物のような視線で華雄を黙らせると、自身もジョッキを思いっきり煽った。

 

 

side一刀

 

 「ホッホッホ、どうやら全員揃ったようじゃの」

 

 と、突然誰かの声が聞こえた。

 

 俺達が声の聞こえた方向を振り向くと、そこには蓑笠のような帽子をかぶった朱里くらいの背丈の小さな老婆が立っていた。

 

 この人って、確か・・・。

 

 「あの、あなたは・・・」

 

 「おお、まだ名前を名乗ってなかったのう。わしはこのポッケ村の村長じゃ。皆からはオババと呼ばれておる。よろしく頼むぞい」

 

 と、その人、オババは自己紹介をした。

 

 そうそう確かポッケ村の村長だったな・・・。トレジィの姉で昔ウカムルバスと戦った竜人族の子孫だとかいう・・・。

 

 まあとにかく俺も挨拶をしないと。

 

 「初めましてオババさん。俺の名前は北郷一刀といいます。彼女達は俺の仲間で・・・」

 

 「愛紗と申します」

 

 「鈴々は鈴々なのだ!」

 

 「はわわ・・・私は朱里と申します」

 

 「私は星と言う、よろしく頼みますぞ」

 

 「翠っていうんだ!よろしくな!!」

 

 「紫苑といいます。よしなに・・・」

 

 俺に続いて愛紗達も自己紹介をする。

 

 真名を思いっきりばらしているけど、新しい外史と前の三国志の世界とは習慣が違うという事を理解してからは、段々真名を自分で名乗るようになったんだっけ。

 

 というか俺がそうしてくれるように言ったんだよな。まさか現代世界で関羽やら張飛やら名乗るわけにもいかないし・・・。

 

「ふむ、よろしく頼むぞい。さて、お主達はこの村のハンターになってくれるそうじゃな?」

 

 オババの質問に俺達は肯定を返す。もとよりそのつもりで来たんだし。

 

 「なるほどの。よく分かった。じゃがハンター経験の無い者にいきなりクエストを任すわけにはいかぬのでな、まずはこの村の訓練所に通ってもらうことになるが、よいか?」

 

・・ちなみに俺達全員すでに2ndGはウカムまで討伐してあるから初心者じゃないんだが・・・。(ちなみに俺はマフモフで村長クエ最後の招待状まで全クリしたから一応熟練者といえるレベルだ)まあゲームと現実とは違うから仕方がないか・・・。

 

 「・・・分かりました、皆も良いよね?」

 

 「私は依存はありません」

 

 「一向に構わん!なのだ!」

 

 「まあ実際ハンターの経験がありませんしね・・・」

 

 「ゲームでならレウスもディアも経験済みなのだがな」

 

 「実際戦ったことねえし」

 

 「仕方がありませんわね」

 

 俺と皆が了解したのを見たオババはこくりと頷いた。

 

 「よしよし、それなら住む住居じゃが、あそこにあるでかい家のようなものがあるじゃろ?」

 

 オババの指差した先には確かに大きな木造の建物がある・・・ってあれ?あんなのゲーム中に無かったぞ?

 

 「あれは元々この土地のマカライト鉱石採掘者専用の宿泊場所だったんじゃが、マカライト鉱石が採掘されなくなってからは使われなくなっての。少々古くなっとるが少しばかり整備すれば大丈夫じゃ」

 

 そういえば元々ポッケ村ってマカライト鉱石の採掘で栄えた村だったっけ・・・。

 

 俺はオババの説明を聞きながらそんな事を思い出していた。

 

 「何か足りないものがあったらいつでも言うのじゃぞ。わしはあの大マカライトの前にいるでの」

 

 そう言ってオババはゲーム中でいつもいるあの巨大なマカライト鉱石の所に戻っていった。

 

 とりあえず俺達は自分達の宿泊場所になる屋敷に入ってみることにした。

 

 

 

 「ふ~ん、思ったより中きちんとしているな」

 

 「そうですね、これならすぐにでも住居として使用できますね」

 

 俺と愛紗の言葉通り、その屋敷は多少老朽化してはいるものの、きちんと整備されており、このまま住んでも問題ないほどだった。

 

 「でも、多少ほこりが溜まってるわね。多少掃除したほうがよさそうよ、一刀」

 

 だが華琳の言うとおり、少しばかり汚れがある。これは少し掃除したほうがよさそうだ。

 

 「よ~し、それじゃあまずは掃除といこうか!!」

 

 「「「「「応!!!」」」」」

 

 

 

 

 その後掃除は人数が多かった関係もあって一時間程度で終わった。

 

 

 

 

 これが、俺達のハンターとしての生活の第一歩だった。

 

 

 

 おまけ

 

 「ひいいいいいいいい!!!何でこうなるんですの~~~~!!」

 

 「うえ~~~~ん!!!斗詩いいいいい!!!!なんでよりによってリオレイアに追いかけられるんだよ~~~!!!」

 

 「文ちゃんと姫がうっかり飛竜の巣に近づいちゃったからでしょ!!おかげで卵泥棒だと思われて追いかけられてるんだから!!!」

 

 

 

 『グオオオオオオオオオオオオアアアアアアア!!!!』

 

 

 

 

 

 「「「ぎゃあああああああああ!!!!!!」」」

 

 

 

 

 

 

 あとがき

 

 皆さんこんにちは。狩人†無双第二話いかがだったでしょうか?

 

 やはりと申しましょうか、前の作品よりも読者の方と支援数が減ってしまい少々落ち込み気味です。TINAMIでは恋姫と他作品のクロスは流行らないんですかね・・・。

 

 でも少しでも興味ある方は見てください。励みになりますので。

 

 さて、今回の作品で見たとおり、この作品は新年特別企画の続編になります。

 

 よって一刀はだいぶ強くなっています!白蓮達はやさぐれています!

 

・・・一刀ファミリーは今のところ登場予定ありませんが。

 

 次回は訓練所編です!どうかお楽しみに!

 

 

 おまけ

 

 萌少伝での三つの絶望

 

 

 愛紗「個人CGを一つ残らず失った絶望・・・・」

 

 華雄「イベントでの出番すらも失った絶望・・・」

 

 

 

 

 

 大喬・小喬「存在すらも要らなくなった絶望・・・・・」

 


 
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