奏音:お母様は歌が大好きなのね。
モア:そうよ~でも、一番好きなのは、このハープシコードで弾くカノンかしら?それとも、奏音かしら~♪?
奏音:もぅ!お母様ったら!
そんな、平和な日々が、ずっと続くと思っていた。
お父様の不慮の事故、母様の容態の悪化、不幸ばかりが続いたこの時期に、ある良い知らせが飛び込んできた。
「セントリコー学園に合格、日本本校に招待」
セントリコー学園、和、洋、中、この3美伝が融合された学園、だけど、私は、母様のいる、カナダ分校を志願したはず…。
モア:いってらっしゃい。奏音、日本に、お父様が生まれた、日本に、母様は、大丈夫。それに…せっかくの本校よ?ハープシコードと琴のお勉強が毎日できるわ!ねっ?いってらっしゃいな?それにね、母様の名前を忘れたわけじゃないわよね?私の元の名前は萌愛・F・リコー(モア)なんだから!今の理事長は、私のお兄様だから、多分…〈ハッ、言わないでおこう…〉
奏音:…お母様?
モア:ハッ![ブンブン]と…とにかく、いってらっしゃいな。ねっ!
奏音:はぁ。わかりました。
てなわけで、奏音お嬢様は日本に旅立ちました。
奏音:こっ…ここが…。セントリコー…。嘘…。デカいとは、聞いていたけど、お屋敷の100倍はあるわ…。<ちなみに、奏音様がいた、カナダのお屋敷は、東京ドーム5.5個分+愛媛城くらいのデカさです> さっ、さすが、金持ちが集まる全寮制…ね…。これで、校舎は別で、ほかに娯楽施設も別の敷地があるらしいし、主な移動手段3つ、1、路面電車 2、電気自動車(ipad付きで言うだけで目的地に到着!)3、船
…奏音は思いました。母も浪費家で、正直アホなとこ、あったけど、伯父様って…どんな奴?!
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鈴木奏音(スズキカノン)は幼少のころからハープシコードを嗜んできた。父は資産家だったが、病弱な母と奏音を残し、事故で無くし、病弱な母の遺伝子が奏音に…?