「おー、さやかじゃん」
「あんたこんな所で何してるの?」
「何でもいいだろ……、ここを偶然通ったときにさやかが出てきたんだよ」
「ふーん、まあ、どうでも良いけどね」
「はぁ……、さやかちゃんも杏子ちゃんもすなおじゃないなぁ」
今日の授業が終わり、まどかとマミさんと帰ろうと校門を出た所で杏子と出くわした。
まどかが何か言っている気がしたが軽く無視した。
あたしと杏子は最近ではまあなんとか仲良く、お互いにぶつかることもあるが、やっている。
それでも初めて会ったときにあれだけお互いの考えが違い、やり合ったのを思えば大したものだと思う。
きょうすけが仁美と付き合うようになったり、魔法少女の真実を知ったりと絶望して魔女になったあたしを自分の命をかけて助けてくれた杏子、本当は優しくて、他人を大切に思っている杏子に惹かれていった。
何故、死んだはずのあたしと杏子が生き返ったのかはわからないが生き返ってからは協力して魔女退治したり、遊んだりしている。
「それで何か用あるの?」
「これからゲーセン行くんだけど、一緒に行かない?」
「今日はこれから帰るだけだからいいけど」
「食うかい?」
「それ、どうやって手に入れたの?」
まどかたちと別れて二人で歩いていると杏子がずっと持っていた紙袋からりんごを差し出してきた。
以前だったら、お金を払わず手に入れたものだったりしたので受け取りはしないのだが、今はバイトしたお金で買っているのを知っている。
それなのに素直にそれを受け取ることができない。
それにしても、杏子は初めて会ったときから常に何か食べているが太らないのだろうか?
杏子はスタイルはいい方だ。
あんなに食べているのに細くて羨ましい限りだ。
まあ、それはいいとして、
「じゃあ、貰おうかな」
と言って、杏子が差し出してきたりんごではなく、杏子に口づけして杏子の口からりんごを奪い取る。
「何すんだ、てめぇー」
顔を真っ赤にして怒った杏子はすごい可愛かった。
end
お読みいただきありがとうございます
正直、まどマギみたいなシリアスな話は書けないですorz
シリアスは見るにしても自分で書こうとしても途中で涙腺が……
ということでとりあえずほのぼの目指してみました
内容がないのはいつものことなのでそこは大目に見てください(殴
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初のまどマギssです。
まどマギ終わっちゃいましたね
まあ、内容は最終回とか全く関係ないんですけどね
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