No.212074

仮面ライダーEINS 挿入編

作品について
・この作品は仮面ライダーシリーズの二次創作です。
・公式サイトがないので設定等はこれで確認してください。

2011-04-17 08:39:11 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:442   閲覧ユーザー数:433

 やあ、よく来たね。ここは学園都市で活躍している仮面ライダーのオペレーションルームだよ。

僕かい?僕は橘晴彦。仮面ライダーのオペレーター……まあ要するに情報伝達役ってところかな。まあ避難状況を伝えたり、敵の場所を伝えたり……もう五年くらいこの仕事やっているかな?

 

 え、仮面ライダーを知らない?

ははっ、学園都市は日本の中でも物騒なところだからね。出来るなら関わりは持ちたくないだろうしね。

じゃあ学園都市から説明してみよう。

 

 Part1:学園都市

 

 んで学園都市ってところは……これに関しては一騎のほうが詳しいかな。

まあいいや、学園都市は海洋の上に建造された都市のことだよ。本土とは大きな橋で繋がってて、車や電車はもちろん空港もあるから空からも入ることが出来る。

広さは……まあ今となっては首都より大きいね。毎年どんどん継ぎ足して大きくなっているよ。

総人口は350万人といったところかな。

 

 中央学区を中心に、芸術学区、理系学区、文系学区、生産区っていう四つに分かれていてね、兎に角デカい。

生活必需品は生産区で生産され、各種インフラも都市内で完備されている。内需と輸出だけで経済回っているから凄いよね。

そのせいか自治政府化しちゃっているところがあって……まあ都市で制定した法律は条例扱いになっているけどね。

 

 ん?敵がいないかだって?

もちろん居るさ。

政府の大学革命と教育革命で膨大な資金を提供され特許取り放題。入学者の入学金に学費。都市内でお店を開いたりすると独自税金がかかったりで稼ぎたい放題さ。

まあ研究なんてものはお金はかかるし、時間はかかるし……お金があるに越したことはないんだよ。

ま、そのお金や技術を狙って世界中の悪い人達が集まってくるのは道理ってものさ。

その悪い人を懲らしめるのが……仮面ライダーさ。

 

 

 Part2:敵

 

 さっきも行ったように学園都市には敵が多くってね。

まあだいたいは警備員の人海戦術でどうにかなっちゃうんだけど、一部……俗に言う怪人ともなれば一騎当千。人海戦術が頭悪い方法になっちゃうのさ。

敵は主に2パターンに分けられる。

 

一つは学園都市創設より前の技術であるタイプセルという技術。

これは細胞に複合した刺激を与えることによって、体の構造を作り替えるっていう技術から生まれた怪人さ。

殆ど機械を使っていない技術のせいか、気合い入れちゃったりキレちゃったりすると色々不味いことになっちゃってさ。

例えば、あまりにも腹が立ったら予期せぬ特殊能力に目覚めた。とか、根性入れたら再生しちゃった。とかさ。

まあけど僕はこの技術は人間の進化の袋小路……これ以上成長しない技術だと思っているよ。何せ副作用が激しいのなんの。遺伝子レベルでどういった変化が起こるとか検証されていないし、そもそもスペックにムラがありすぎる。

 

もう一つはタイプスティール。最近とある技術から応用された技術だよ。

これは強化外骨格をどこからともなく転送するっていう技術でね。聞こえはいいけど燃費は最悪、転送だけが技術で強化外骨格は何世代も遅れているんだよ

それも重いわ、外骨格自体が燃費悪いわ、エラーが起きやすいわ、視界が悪いわ、取り回しが悪いわ、電撃に弱いわ……。

ははっ、欠点ばかり並べちゃったね。こいつに利点があるとすれば、堅くてスペックがほぼ均一ってところかな?

 

まあ最近は他の技術を使った怪人も現れ始めているよ。

 

 

 Part3:仮面ライダー

 

 ま、そんなこんなで敵はたくさんいたよ。そ、過去形。それらの怪人を全部過去形にしてきたのが……仮面ライダー。

学園都市産一号ライダー……仮面ライダーアインツさ。

設計者と変身者は雨無一騎。僕はアインツの情報処理や各種インターフェイスに携わったよ。

一騎は生体力学の研究者でね、過去の様々な技術を複合させてこのアインツ完成させた。まあ開発が始まった段階から色々問題があってね。人を殺せないわ、武器を使うとなったら威力が高すぎるわ……日本って国は正義の味方ですら肩身が狭いからねぇ。

ただまあそれらの問題点を全部クリアしたのがアインツだよ。まあ……アインツが実現したのはある意味奇跡かもしれないね。

 

 パンチ力とキック力はそれぞれ1tと5t。え、そんなスペックで大丈夫か、だって?

そりゃ大丈夫じゃないけど、変身者の腕が良すぎるせいで殆ど負けたことないよ。それにこれでも結構高い方でね、過去の人工的に作り出された仮面ライダーの中でも比較的高い方だよ。

それにアインツの特徴は防御力と安定性。まともな攻撃ではびくともしないし、よほどのことがない限りエラーも起きない。そこが最大の利点さ。

 

 それに今のアインツにはフォームチェンジという力強い機能もある。

 

 基本となるエナジーフォームはさっき言った防御力が特徴だね。

各能力が平均的なのも変身者として使いやすいのか、エナジーフォームで戦っているのが目に付くよ。基本カラーは鈍い白。目の色は赤だよ。

必殺技のライダーキックの威力は10t+α。αは電撃やらで上乗せすることが多くてね、実質15tくらいはあるんじゃないかな?

 

 次にロッドを使ったスプラッシュフォームだね。目の色は緑になって同時に基本カラーも緑に移行する。

このフォームの特徴は左手に持つスプラッシュロッドかもしれないけど、もう一つに機動力が上げられるよ。

学園都市はビルが並んでいるコンクリートジャングルだからね、何せ障害物が多い。このフォームはジャンプ力と走力が特化されていて、敵を追ったりする場合にパルクールを上手く使って移動できる。その機動力の代償に上半身にあんまり力が入らなくてね、それで武器としてロッドを採用したんだ。

ロッドを使用した戦闘スタイルは武器を持っている敵に有効。ロッドなのでリーチはあるし、何より中の人が扱いやすいみたいだね。刃物じゃないから殺傷能力が低くて良い。加えてこのロッドは中央で真っ二つに分離してスティックモードに移行できる。複数の敵を相手取る時にはこちらのほうが有効かもしれないね。

必殺技はロッドモード時のライダースプラッシュと、スティックモード時のライダービート。双方威力は12t+α。まあだいたい17tくらいかな?

 

 そしてブラストフォーム、目の色は青になって基本カラーも青になる。

このフォームは情報収集能力の向上と、右手に持つブラストアクスガンが特徴かな。

このフォーム……というかブラストアクスガンは、一回実装したんだけどあまりにも威力が高すぎて封印したんだけど……この前久々にデータ引っ張り出して調整したよ。徹夜だよ徹夜。残業代出して欲しいよ……。

っと、話が逸れたね。

このフォームの情報収集能力は凄くてね、基本的に敵を探す時って音とか振動、視覚に頼ることがもちろん多いんだけど、不要な情報を自動的にカットできるんだ。

例えば空中の敵を探しているときに会話の声や他の音を遮断したり、視覚で敵を探すときに、動かない対象は勝手に弾いたり……とね。

そうそうブラストアクスガンはガンモードの他に……っと、この話はまた今度。ネタバレになっちゃうからね。

必殺技はエネルギー弾を発射するライダーブラスト。威力は他の2フォームより高くて20t近くあるよ。

 

 

 Part4:橘晴彦

 

 ん、そろそろ自己紹介しろって?いや、必要ないと思ってしてなかったんだけどね。

僕は橘晴彦。歳は23。血液型はRH-のAB型、ちなみにこれ相当レアな血液型だよ。

自分で言うのも何だと思うけど性格はかなり性悪かな?少なくとも一騎とは良い関係が築けていると思っているよ。

雨無研究室に所属しててね、専攻は生体工学と人間工学。まあ俗に言う飛び級で博士課程を飛び越えて研究者をやっているよ。

さっきポロっと言ったかもしれないけど、アインツの情報処理や各種インターフェイスは僕が設計したんだ。アインツは変身ツールとして専用の携帯電話アインツコマンダーっていうのがあってね、それの大部分は僕が設計した。あとは頭部は完全に僕が手がけているよ。

 

 Part5:雨無一騎

 

 そうそう、肝心のアインツの事を話していなかったね。ああ、中の人の事だよ。中の人いるよ、ちゃんと。

アインツの変身者、雨無一騎。歳は……確か27だったかな。血液型はB型……なのかな。

彼は実は学園都市の創設に深く関係しててね、実質創設者の一人でもある。まあ若すぎるせいか、学園長もいろいろ経験して欲しかったのか、客員の准教授扱いってなっているよ。専攻は生体力学と機械工学、授業は生体工学概論と工業力学、冒険学を教えているよ。

彼は何せ人脈が広くてね。何年か前に、とある人と世界中を旅して人生観が変わったとか言ってたよ。根っからの冒険家で好奇心が旺盛ってところかな?

アインツを設計する際に色々と問題があったんだけど、学園都市内の人脈で全部クリアしちゃったんだ。

例えば全身にエネルギーを循環させる方法や、人工筋肉、材質、装甲及び武装の転送方法、エネルギーの濾過及び抽出などなど……。

ま、全部彼の人柄の賜さ。

 

 * *

 

 さて、これで仮面ライダーのことが少しは分かったかな。

っと、一騎め。まだ面倒事に首突っ込んだな……。さて呼び出しを喰らったし、授業はまた今度にしようかな。

 


 
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