魏ルートアフター
三話
五胡という国が出来てから一月後、三国に使者がきた。
王座
使者「この度は、このような場を敷いていただき誠にありがとうございます。」
華琳「で、お前たちの目的はなんだ。」
使者「それに対してはこちらをお読み下さい。」
そういって使者は手紙を出した。
桂花「どれどれ、・・・なっ!」
華琳「どうしたの、桂花。」
桂花「華琳様、こんな奴らのいうこと聞くわけにはいきません。」
春蘭「なんて書いてあるのだ。」
風 「どれどれ・・・ふむ。」
冥林「なんて書いてあるのだ。」
風 「簡単に言いますと五胡の王は、しばらくの間。不可侵条約を結びたいと言っています。」
華琳「なるほどね、貴方達にそれが出来るのかしら。」
使者「ええ、できますよ。」
全員「「「「「「!!!!??」」」」」」
使者「我らは、新しい王を迎えることによってさらなる高みを目指すことになっているのです。」
華琳「なるほどね。少し皆との話をしたいから、隣の客室まで待ってくれるか。」
使者「御意。いい返事を期待していますよ。」
そういって使者は、王座から出て行った。
桂花「華琳様、私は反対です。」
春蘭「うむ、私も同意見だ。」
桃香「えっ、えっ、私は賛成かな」
朱里「えっと、これからのことを考えると、提案を受け入れた帆がいいと思います。」
冥林「そうだな、だからと言って相手に服従するつもりはない。」
雪連「ええ、そうね。」
華琳「なら、提案は拒否のほうこうで。」
使者を王座の間に来てもらった。
使者「それで、我らの提案を受け入れてくれますか。」
華琳「残念だけど、受け入れることは、できないわ。」
使者「そうですか。わかりました。」
そういって使者は、この国を去って五胡に帰ってきた。
この判断で彼女たちの運命は絶望になっていくとは、誰も知らなかった。
五胡 王座
一刀「そうか、受け入れもらえなかったのか。」
桜 「やはり、開戦ですか。」
沙希「何時でもいけるよ。」
一刀「素直に受け入れてくれると思ったんだけどね。」
奏 「それは無理だな。」
燈 「五胡と漢の関係は昔から、」
美咲「悪いからね。」
一刀「では、行くとするか。」
楓 「生きて帰ってきてください。」
一刀「わかった。」
そういって王座を出た。
城門の前にはすでに五胡の兵士たちが並んでいた。
一刀「これより我らは、三国に攻め入ることになった。本来なら我ら提案を受け入れてくれると思っていたが三国はこれを拒否し戦いの準備を始めている。これをこのまま黙って見過ごしていいのか。否、見過ごすわけにはいかない。我らの平和を守るために三国のやつらと戦おうではないか。我らの平和を勝ち取るために!!!」
兵士「ワッ――――。」
一刀「強き者たちよ、いざ、出陣せよ。」
かくして、戦争の幕開けになった。この戦いで何を知り、何を思うのか。それは誰にもわからない。あるのは、ただ平和を勝ち取るために戦う。ただそれだけである。
あとがき
次回予告
遂に戦争が始まる。旗をみて驚く三国の者たち。その旗の意味するものは一体何だろうか?
次回をまて。
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提案と始まり