No.207285

真・恋姫無双 外伝 現代編 

rin1031さん

黄巾党編をやると言っていたのですが、急遽内容を変更して今回現代編を書きます。

行き詰った時の暇つぶし程度で書いたのでスルーしてもらっても構わないです。

2011-03-20 22:50:13 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:11703   閲覧ユーザー数:9306

 

 

番外編 最強の北郷一刀 現代編

 

降りし御遣い伝第2話で外史に飛ばされなかったらという内容で話は進みます。

 

 

本作の主人公北郷一刀は聖フランチェスカ学園に通う2年生である。

 

今は中国への修学旅行中、宿泊先のホテルで夕飯を食べた後・・・

 

コンコン

 

及川「はいは~い」

 

俺と同じ部屋になった及川が来客の相手をしている。

 

及川「かずピー。お客さんやで」

 

一刀「・・・分かった」

 

及川「羨ましいわ~」

 

一刀「言ってろ」

 

それから数分後・・・

 

及川「どうやった?どうせまた告白されたんやろ?」

 

一刀「断わったよ」

 

及川「またかいな?かずピー女に興味あらへんの?まさかホモ!?あかん!俺はあかんで!」

 

ゴンッ

 

及川「痛ッ!」

 

一刀「あほか!まだ付き合うとか分からないんだよ」

 

及川「・・・それに女心も分からない鈍チンやからなぁ」

 

一刀「おれってそんなに鈍いのか?」

 

及川「ニッブニブやな。かずピーのことが好きな女子なんて沢山おるで」

 

一刀「それは無いだろ?だって俺今までモテたことないぞ」

 

及川「はぁ~・・・。だから鈍チンやねん」

 

一刀「もういいよ。寝ようぜ」

 

及川「さっきのあの子俺可愛かったなぁ。俺やったら付き合うたのに」

 

一刀「お前が振られるだろ」

 

及川「相変わらずかずピーはひどい奴や。でもそれは愛情の裏返しとして受け取っとくわ」

 

一刀「めんどくさいからおやすみ~」

 

 

翌日

 

宿泊先にホテルでの朝食中・・・

 

及川「かずピー、今日は自由行動やて。どこ行く?」

 

一刀「う~ん・・・お土産も買いたいからなぁ。及川に任せるよ」

 

及川「任せとき!昨日のうちにもうチェック済みやから」

 

一刀「さすがだな」

 

及川「ところで誰に買っていくん?」

 

一刀「家族とあとは剣道部の先輩と後輩にかな」

 

及川「じゃあ、不動先輩に買っていくんか?」

 

一刀「そうだな。あの人、買ってこなかったら俺だけ特別メニューだなんて言うんだもん」

 

及川「まぁ、かずピーに負けて悔しかったのもあるけど、少しでもかずピーと一緒にいたいんだろうな」

 

一刀「ん?なんか言ったか?」

 

及川「いや、な~んにもあらへん」

 

一刀「そうか」

 

及川(全く・・・。今の会話中周りの女子が聞き耳立ててたこと気付かないとは・・・さすがかずピーやな)

 

 

 

一刀「こんなもんでいいかなぁ・・・」

 

及川「結構買ったやん」

 

一刀「まぁな。それでもキーホルダーとかが多いからそんなに重くはないし荷物にもならないからな」

 

及川「かずピーはホンマ、優しい男やで。だからモテるんやな」

 

一刀「そんなことないって言ってるだろ?」

 

キャーーーーーーー

 

一刀「ん?」

 

及川「かずピーあっちや!」

 

2人で悲鳴の聞こえたほうに行ってみると

 

一刀「なぁ、あれ何て言ってるんだ?」

 

及川「俺が分かるわけないやろ?中国語やで?」

 

そこには、聖フランチェスカ学園の女生徒に絡む中国人の男たちから守ろうとした、これまた中国人だと思われる女性が突き飛ばされて腕から血を流しているそんな場面だった。

 

及川「かずピー!」

 

一刀「あぁ!」

 

ここで黙って見ているほど腐っていない。

 

一刀は絡んでいた男たちにむかっていった。

 

一刀「すみません」

 

中国人男1「?」

 

一刀「この子たちは俺の連れなので連れていきます」

 

中国人男2「~~~!」

 

何言ってるか分からないが、肩を後ろから掴まれ「待てよ!」みたいなことでも言ったのかもしれない

 

一刀は掴んできた男の手を掴み返し、柔術で男を投げた。

 

男たちは驚いたのか、もう一人が投げられた男をかついで逃げていった。

 

一刀「ドラマでよく見る逃げ方だな・・・」

 

及川「さすがかずピーやな」

 

一刀「まぁな・・・。大丈夫?怪我はどこもしていない?」

 

女生徒1「あ、ありがとう」

 

女生徒2「一刀君こそ大丈夫?」

 

一刀「あぁ。俺は何にもされてないからね」

 

及川「これであの2人もかずピーに惚れたな」

 

中国人女性「・・・・・・」

 

一刀「あ~・・・あなたも大丈夫ですか?ニホンゴ、ワカリマスカ?Can you speak japanese?」

 

中国人女性「・・・えぇ」

 

及川「喋れるんかいな!」

 

一刀「その腕、すぐに病院に行った方がいいんじゃないですか?一緒に行きましょうか?」

 

中国人女性「大丈夫よ。1人で行けるから。それよりあなた」

 

一刀「はい?」

 

中国人女性「名前は?日本のどこの学校?」

 

一刀「北郷一刀と言います。聖フランチェスカ学園という高校に通っています」

 

中国人女性「そう。ありがとう」

 

及川「俺の名前は「あなたはいいわ」・・・」

 

一刀(あわれ、及川)

 

中国人女性「またね」

 

一刀「はい。・・・?」

 

及川「なんなんや?」

 

一刀「さぁな」

 

及川「それにしてもすっごい美人やったな~」

 

一刀「お前はそういうことしか考えてないのか?」

 

及川「当たり前やん!それに美人を見て美人と言って何が悪い!」

 

一刀「確かにな」

 

及川「かずピーにしては珍しく肯定したやん」

 

一刀(確かに美人だったからな)

 

女生徒1「あのさ・・・」

 

一刀「ん?」

 

女生徒1「これから一緒に行動しない?またあぁいう人が来たら怖いし、一刀君が一緒だと心強いから」

 

一刀「俺はいいけど・・・。及川どうする?」

 

及川「俺はもちろんええで」

 

女生徒1「ほんと!?」

 

女生徒2「やった!」

 

及川「じゃあ、あっちに俺のオススメのみ「一刀君どこにいく?」せ・・・」

 

orz←及川

 

一刀「どこか行きたいところとかある?あるならそこでいいよ」

 

女生徒1「一刀君やっさし~!」

 

女生徒2「(チラチラ)・・・」

 

一刀「ん?」

 

女生徒2「キャッ///」

 

一刀「どうしたの?顔赤いけど・・・風邪でも引いたかな?」

 

そういうとおでこに手を当てて確かめた。

 

女生徒2「あ・・・あう~///」

 

一刀「ちょ!」

 

女生徒は恥ずかしさのあまり、気絶した。

 

及川「かずピーむやみやたらに女の子に触ったらあかんで」

 

一刀「あっ!すまん!」

 

及川(無意識でこういうことやるから手に負えん)

 

女生徒1(いいなぁ~・・・)

 

それから気絶した子が起き上がるまで近くのベンチに座っていた。

 

ホテルに戻り・・・

 

 

女生徒2「本当にごめんなさい!」

 

一刀「そんなに謝らないでよ。目的の物は買ってあったし、元はと言えば俺が触っちゃったからなんだから」

 

女生徒2「いや、触られたことは嬉しいからなんとも・・・///」

 

後半恥ずかしさのあまり消え入るように小さくなっていった。

 

一刀「え?」

 

女生徒2「な、何でもないよ///」

 

一刀「お詫びに夕飯一緒に食べよう」

 

女生徒1・2「「いいの!?」」

 

一刀「う、うん。俺のせいで2人の時間も潰しちゃったからね。明日はもう帰っちゃうから俺に出来ることは今日の夕飯を一緒に食べることぐらいかな。って言っても、またホテルのバイキングで学年で食べるから意味はないだろうけどさ。それでもテーブルは自由みたいだから」

 

女生徒1「嘘じゃない?」

 

一刀「嘘は言わないよ。じゃあ、夕飯の集合時間より少し早く行って待ち合わせしようか。あっ、でももう友達と約束してたかな?」

 

女生徒2「してないよ!してない!」

 

一刀「そ、そうか。それじゃあ、また夕飯の時に」

 

女生徒1「またね~」

 

 

及川「かずピーの女たらし」

 

一刀「そんなことはないぞ」

 

及川「だったらさっきのはなんなんや?」

 

一刀「さっきのは俺のせいであの子たちの時間を潰しちゃったからな。その罪滅ぼしじゃないけど、楽しめなかった時間の変わりにさ」

 

及川「まぁ、かずピーとのデートの時間が無くなったわけやからな」

 

一刀「デート!?なんでだよ!あれは怖かったから一緒に行きたかっただけだろ?」

 

及川「かずピーのこと本気で殴りたいわ」

 

一刀「そうしたら俺も本気でお前を殴るぞ」

 

及川「嘘やがな。かずピーにそんなことするわけないやん」

 

一刀「俺はするけどな」

 

及川「ひどっ!まぁえぇよ。それよりももう約束の時間やで」

 

一刀「じゃあ、行くか」

 

それから俺たちは夕飯を楽しんだ。

 

周りの男たちから睨むような目で見られ、一緒に食べてた女子は他の女子から「どうやったの?」なんて聞かれてた。

 

なんなんだ?

 

 

その次の日、俺たちは修学旅行を終えて聖フランチェスカに帰ってきた。

 

 

一刀「先輩。これお土産です」

 

不動「あぁ。すまんな」

 

一刀「あとみんなにも買ってきたよ」

 

剣道部員「「「ありがとう(ございます)」」」

 

不動「ところで北郷。お前中国で暴漢相手に女生徒を助けたそうじゃないか」

 

一刀「何で知ってるんですか?」

 

不動「噂になってるぞ」

 

一刀「まじっすか!あれは相手が弱すぎたんですよ」

 

不動「それにしてもだよ。今日は久しぶりなんだ。一試合お願いできるか?」

 

一刀「いいですよ。でも今日も勝たせてもらいますから」

 

不動「ふふふっ。それはどうかな」

 

結局俺が勝ちました。

 

 

それから数日が過ぎ・・・。

 

 

及川「かずピー大ニュースや!」

 

一刀「大ニュース?」

 

及川「今日このクラスに留学生が来るんや!しかも女子!」

 

一刀「へー」

 

及川「なんや。嬉しくあらへんの?」

 

一刀「別に~・・・」

 

及川「つまらん奴やなぁ。ならこれでどうや?留学生は中国人の美人さんらしいで」

 

一刀「中国人?日本語喋れるのか?」

 

及川「結構日本語ペラペラみたいやで」

 

一刀「俺はお前のその情報の多さにビックリしてるよ」

 

及川「ふっふっふっ。俺の情報網は女子並みや!」

 

担任「お前ら席につけー。・・・今日はHRの前にこのクラスに新しい仲間を紹介する。入ってきて」

 

及川「来たでかずピー」

 

一刀「ん?」

 

ガラガラ

 

おおおおぉぉぉぉぉぉ!

 

男子は入ってきた女子の美しさに嬉しさのあまり、なぜか叫んでいた。

 

女子は口々に「綺麗・・・」とか「可愛い!」とか、「不公平だわ!」とか、「これでまたライバルが・・・」とかよく分からないことまでも言っている。

 

及川「かずピー、あれって・・・」

 

一刀「あ、あぁ・・・」

 

担任「それじゃ、自己紹介して」

 

中国人女性「はい。私は中国から来ました。孫 雪蓮と言います。よろしくおねがいします」

 

 

あとがき

 

まずは、ごめんなさい!

 

黄巾党やるって言ったのに。

 

ちょっと前から現代編書いてみたかったんです。

 

現代編書くにあたって、ヒロインを誰にしようか迷いました。

 

雪蓮と蓮華どっちにしようか。

 

最終的には雪蓮にしましたけど・・・。

 

トラブルメーカーの方がいいかなぁと思って。

 

今回は現代編でした。

 

今後もたまに書きます。

 

この後は黄巾党編をやるのでお待ちください。

 

それではまたお会いしましょう。

 

see you again

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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