はじめに
一応舞台は魏ルート後となっています。
何番煎じかもわからないですが、一番好きなルートでしたんで…
また、多くの作品がある恋姫二次なんで、知らないうちに先輩方とかぶってしまう可能性もありますが、その時は申し訳ございません。なるべく気をつけていきたいと思います。
オリジナル設定ですが、オリキャラは出すつもりはありません。
浅学非才の作者が書くストーリーですのでお気に召さない点が多すぎると思いますが、自己満足な話ですんで、スルーしてやってください。m(_ _)m
では、物好きな方は時間を無駄にする覚悟でおおらかな気持ちでお付き合い下さい。笑
満月の下、静かな川辺で一組の男女が会話をしている。
二人の間には親しくも悲しい空気が漂う。
女は男に背を向けて。男は女に柔らかな視線を送りながら。
しかし、だんだんと男の身体は透けていく。
―さよなら……誇り高き王……-
―さよなら……寂しがり屋の女の子―
―さよなら……愛していたよ、華琳―――
そして、男は消えてしまった。
まるで、最初からそこに誰も居なかったかのように。
後には、少女の泣く声だけが夜の静寂に響いていた。
<一刀>
ジリリリリリリリ
「ん……」
リリリ…チンッ
男が目を覚ますと、そこはいつもの寮の自室の寝台だった。
しかし、いつもとは違い目には涙の跡があった。
「泣いていたのか?オレ…」
(悲しい夢でも見ていたのか?くそっ、何か大事なことを忘れている気がする。)
男の名前は北郷一刀。聖フランチェスカ学園に通う普通の学生だ。
しかし、彼は普通ではない経験をした。
何の因果かある日寝て起きたら、そこは古代中国。
しかも、かの有名な三国志の時代だった。
だが、主だった武将たちは皆美女・美少女であり、各々の性格や歳、起きる出来事なども微妙に異なるパラレルワールドである「外史」と呼ばれる世界だった。
そこで彼は「天の御遣い」として曹操のもとに降り立ち、仲間と三国の統一を助け、成し遂げた。
そして…消えた。
もとの世界に戻ったのだ。
もとの世界では、時間はまるで経っていなかった。飛ばされた日の翌日の朝、彼は目覚めた。
そう、一晩しか経っていなかったのだ。まるで一夜の夢のように…
そして、外史から戻る時、彼は外史の記憶を全て失った。いや、奪われた。
まるで、人が夢を忘れてしまうように…
だが、想いだけは消えていなかった…
一刀は起きだすと釈然としないまま始業に間に合うよう身支度を始めた。
身支度が終わりそろそろ家を出ようかと思っていた時、突然外から騒がしい音が聞こえてきた。
トントン
「おはよー。かーずピー」
「おう(ドンドンッ)」
「かーずピー」
「だかr(ドンドンドンッ)」
「かーーずピーーー」
「聞こえt(ドドドドドドドドドドッ)」
「だーっ、うるっせえぇぇ!今出る!」
ドアを開けるとそこにはいつも通り悪友の及川がいた。
「なんや、かずピー。雰囲気変わった?なんかあったん?」
雑談をしつつ学園に向かう途中、突然及川が言い出した。
「何馬鹿なこと言ってんだ、お前。昨日会ったばかりで何があるってんだよ。」
「いや、なんか大人びたというか、恰好よくなっとるいうか…はっ!まさかかずピー、昨日の夜…」
「だから、なんもねえって。ほら、急がねえと遅刻しちまうぞ。」
そしてまた二人はとりとめのないことを話しながら、若干の急ぎ足で学園に向かうのだった。
あとがき
むずかしいです。
とりあえずプロローグ的なものです。
このあと、まあ記憶のない一刀君が帰還して…みたいな感じで書いていきたいです
初小説のため右も左もわからない状態でプロットとかいうのもよくわからない駄目男ですが、できるところまで書きたいと思います。
でも実際読んでくれる人が万が一いたとしても期待にこたえられる能力はないんで、期待はしないでください。
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みなさんの作品に刺激され、自分も書いてみようと思い書いたものです。
初作品で駄作の自信があります。(笑)
完璧自己満なんで、基本スルーでお願いします。
また、三国志の知識も浅く、恋姫の知識も全く自信ないんでそこも前述の通りスルーでお願いします。