一刀夫婦が戻った翌日蓮華の要望通り軍議が開催された。
参加メンバーは巡業行っている張3姉妹,小蓮,鈴々,思春そして魏に行っている花蓮,月,詠,焔耶,麗羽を除いたメンバーで行われた。
「皆…すまなかった」
「ごめんなさい」
一刀と蓮華は軍議を開始してすぐみんなに謝罪を入れた。
いきなりの謝罪に参加したみんなは少なからず驚いた。
本来軍議を行うとき数日前に連絡が入るのだが普通であった。
しかしこの軍議は緊急招集に近い形で呼ばれたからである。
みんなを代表して星が発言した。
「もしかして侘びを入れる為だけに軍議を開いたのですか…主」
「いや…本題についてはこれから入る。しかし、この前の一件は全て俺達夫婦が悪いから」
「夫婦喧嘩のシワ寄せが皆にいったのは事実ですから…その事についてきちんとお詫びを入れたかったの」
「フ…そうか」
「それで一刀様、本題というのは」
一刀たちの言葉を聴き納得した。
そして呉羽に言われ改めて軍議を開始した。
「ああ…今、火の敵は何処だ」
「東北の蜀,東の呉…それと最近南蛮が国境付近によく目撃されています」
「思春、何か情報はないの」
「は…蜀,呉につきましては間者を放っており報告によると……」
思春の報告によると蜀呉共に軍備の強化およびそれに伴う人材育成しているというものだった。
「しかし南蛮については情報が何もないので」
「ふ~ん…けど」
「蜀,呉の動きも少し気になるな」
「ええ…」
報告を聞き一刀と蓮華は気になった。
しかしその態度を見た冥琳はそう言った。
「いや…蜀,呉は当分無視しても大丈夫だ」
「?どうしてそんな事が言えるの冥琳…両国兵力強化などしているのよ」
「ああ…それは」
冥琳は手紙の一件を言った。
事実、蜀呉の国境付近では警備は厳しくなっていた。
「だったら優先的に南を落とすか」
「そうね…異議はないわね」
そういいみんなに意見を求めた。
特になかった為南蛮を制圧にすることに決定した。
「よし…後はどの部隊に任せるかだな」
「全部隊投入するわけには行かないからな」
そして滞りなく南蛮制圧を実施する部隊が決定した。
「じゃあそれでいいわね」
「ああ…」
一通り決めた後、一刀は不意に思った。
「そういえば…紫苑」
「はい?」
「花蓮は何処にいるんだ?」
「そうね…月,麗羽,焔耶もいないわね…お姉さま」
昨日から花蓮たちの姿を見ていなかったのだった。
「ああ~…花蓮ちゃん達は魏にいるわよ」
紫苑の答えに二人は驚いた。
「「どうして!!」」
「それは両人が一番わかっているだろ」
「「………はい」」
「という事で花蓮ちゃん達のお迎えは蓮華ちゃんにお任せするわ」
「……わかりました」
こうして軍議は終了し南蛮制圧の為の準備に入った。
つづく
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明日は博多に出張だ~
また当分更新できない…
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