21章
涼州・武威の森
槍を持ち髪を後ろで繰っている少女の周りには先ほどまで生きていたであろう
無数の賊の死体が転がっていた・・・
槍を持った少女「良し、これでこの辺りの賊はこれで一掃したな」
賊を一掃して一息ついていると副官があわてて走ってきた・・?なんだ?
副官「馬超将軍、大変です!天水方面に放っていた斥候が天水方面の森で我が国の細作を
発見しましたが瀕死の重症を負って倒れていたそうです・・・
発見時は息が合ったそうですがこれを託した後、息を引き取ったとの事です・・」
そう言うと馬超に血の付いた書簡を手渡した
馬超「な・どういうことだ!!なんで天水付近に放たれていた者が怪我をする!?クソッ・・・」
馬超「・・・・その者の遺体は丁重に埋葬してやってくれ・・・」
副官「御意!」すぐに走っていった
クソ!どうなっているんだ!?たしか天水で賈駆が襲われたから、うちの細作を周辺の警護に
当てたって聞いてたけど、そんなに腕の立つ刺客が送られているというのか?
馬超「蒲公英ぉぉぉぉぉ~~~~~~」
馬岱 ジャ~ンジャ~ン(実際はなってないけど)「ここにいるぞぉ~!!」
バサっと手を上げて現れる馬岱
馬超「蒲公英後の処理は任せるぞ!あたしはこれを急いで母様に届ける」と血の付いた書簡を見せる
蒲公英「!?わかった、まかせといていいよ ちゃんとしてから戻るから」
蒲公英に後を任せてあたしは武威の城に向けて馬を駆けさせた
馬超sideout
??side
??「さて種は蒔きました、どう実るか見ものですねぇ・・・さてさて
もう一手余興の為の仕込をしておかないといけませんが・・・」
高い木の上に立つ男は楽しそうに成り行きを見守りながら呟いていた
あの書簡と自国の細作の命動くには十分の事でしょう・・・まぁ瀕死にしたのは私ですけどね
書簡だけでは疑り深い馬騰が動くとも思えませんでしたし、涼州の者が討たれれば眼も曇る・・・
ふふふふふふふふ、北郷はたしか本来の武器を卑弥呼に委ねたはずですね、左慈を斬った剣術は
封じられているのと同じ、槍で同じ事は出来ないでしょうから問題は無いと思いますが・・・
??は次の手を打つべくその場から姿を消した
??sideout
一刀side
次の日部隊の皆に十六夜に副官を務めて貰う事を告げた、先日の俺との打ち合いで十六夜の実力を
見ているので不満も無くすんなりと事は運んだ・・・・こっちはな・・・・・問題は・・・
あの後訓練場の隅っこで小さくなっている華雄を見つけて謝った・・いや、謝りとおしたが正しいかも?
なんとか機嫌を直してもらったのだが・・・・お詫びに技を一つ教える事になったやれやれ・・・
次は詠がすっ飛んできて十六夜の事を説明させられてとなんだか忙しい一日だったな・・ふぅ・・・
部屋に戻る時に花霞と十六夜を呼んでおいたので今は部屋で花霞と十六夜の顔合わせをしていた
高順 「初めまして張衛殿、私は姓を高 名を順 字はなく 真名は十六夜と申します新たに
一刀様の矛となるべく臣下となりました、宜しくお願い致します」
花霞 「初めまして、性は張 名を衛 字はありません 真名は花霞です共に一刀様の為働きましょう」
と握手している、うんうん微笑ましい光景だ・・・・と一刀が思っているのとは裏腹に
女同士の死闘?は始まっており視線がバチバチとぶつかっていた事に気が付くはずもなく・・・・
ふ~ん張魯の妹と聞いていたけど、あんまりパッとしないな・・多少武の心得がありそうだが
可愛いだけが売りの女か・・なぜ一刀様の傍にいるんだ・・まぁいい、私がいれば
事足りると言う事を思い知らせてあげよう、真の臣下は私であると言う事を・・・・・・・・・
・・・武には秀でているようですがなんとなく脳筋な感じがしますねぇ~私の敵ではないようですねぇ
とはいえ油断は出来ませんね、私より強いと仰っていましたし・・・少々・・ウッ・・・グ・・・
なんでしょうか・・?最近頭痛が・・・・ハァ悩みの種が増えたのでその頭痛でしょうか・・・
花霞&十六夜「「うふふふふふふふふふふふふふ」」お互いに黒い笑顔でご挨拶・・大丈夫ですかこの陣営?
二人の顔合わせが終わりこれからについて話し合っているとセキトが走って来たので遊んでやっている
セキト「わふ♪」
パタパタと尻尾を千切れんばかりに振るセキトを優しく一刀が撫でると嬉しそうに一刀の膝の上で
座っているセキト・・・・とそれを羨ましそうに見ている二人組みが・・・
花霞「そういえば昨日華雄さんが暗い顔して訓練場の隅っこにいましたけど・・あれって一刀様が?」
一刀「あ~あれかぁ・・・・手合わせした時にちょっとやってしまってね」
十六夜「あ・華雄殿といえば早朝訓練をしていたら、華雄殿が手合わせをと言われたので
一手行ったのですが・・・その・・・あまりに直線的な突進だったので
倒してしまったんですが、不味かったでしょうか?」
花霞「それは・・・ちょっと不味い?かも?」
と3人でそんな会話をしていると詠が走りこんできた
詠「ちょぉぉぉぉとぉぉぉ、一刀ぉぉぉぉぉぉぉどぉぉぉ言う事よぉぉぉ」
ズザァァっと砂埃を起こして滑り込み?で一刀の前に詠がやってきた
一刀「どうした?詠、なにかあったのか?」
詠「どうしたもこうした無いわよ、あんた華雄にまたなんかしたの?今度はさらに小さくなってるわよ!!」
一刀「詠、それは誤解だぞ 俺はなにもしてないぞ」
詠「・・・俺はってなによ!」
3人「「「え~とだから・・なぁ?・・・」」」 俺達は顔を見合わせていた・・・・・・
詠「・・・あんたたち、そろいもそろって心当たりあるって顔してるじゃない!!」
花霞「ちょっと待ってください詠ちゃん、今回は私や一刀様は無関係です」
詠「ど~ゆう事よ?」
一刀「ん~華雄が十六夜に勝負を挑んで・・その・・・まぁ・・負けたから?みたいな、あはははw」
詠「ちょ!華雄を倒したて・・・高順が!?」
十六夜「挑まれたので受けただけですよ?それでどうこう言うのは筋違いではありませんか?軍師殿」
詠「はぁぁぁぁ、皆出てるときに余計な仕事増やさないでよね、というか高順あんたそんなに
強いならなんで一般募集の方だったのよ?華雄に勝つなら将軍クラスの実力なんじゃない」
十六夜「私が興味があったのは一刀様だけだ董卓軍ではないからです」
そうキッパリ言い放ちすがすがしい顔をしている十六夜とは裏腹に詠の顔色は・・・
ああ、又爆発しそうな勢いだな
詠「・・・・・・・・・・一刀・・」
一刀「ん?なんだ?」
詠「あんたも変わってるけどあんたの部下皆変わり者よね・・・」
花霞「!!!?、詠ちゃんそれは聞きずてなりませんね、そこの脳筋的な十六夜さんは
ともかく私はまともです」
十六夜「ちょっとまて誰が脳筋だ?誰が?」
ああ、話がどんどん変な方向にそれていく・・・・・
この騒動が収集するのには数刻を要した上に華雄を励ますのに苦労するのであった・・・
一刀sideout
おまけ?side
恋「!?・・」きょろきょろ
霞「ん?どないしたんや?恋」
音々音「呂布殿?どうかされたのですか?」
恋「ん・・・なんか・・・一刀たちが楽しい事してるような気が・・・・・」
3人はじ~と天水方面を見ていたとかいなかったとか(笑)
あとがき
たぬさん「皆様今回は大変遅くなりもうしわけございません」と土下座
一刀「たしかに今回はえらく間があったね」
花霞「たぬさん・・・サボリですか?」
十六夜「たぬ殿・・・それはいささかどうかと思いますよ?」
たぬさん「や、まっておくんなせいお代官様、けしてサボっていた訳ではなくて」
及川「こんなん間あけてサボリちゃうならなにしてたんや?」
たぬさん「え~なっとくがいかずにですね・・その書き直しをしていたら・・・・スランプに
なりまして、あははははw」
風「おや、たぬさん・・・・私の出番を伸ばすのがそんなにおかしいのですか・・・・・?」
たぬさん「ふ・ふ・ふ・ふ・ふ・ふ・ふ・ふぅ~さん、け・・けしてそのようなことはぁぁぁ」
風「・・・・たぬさんちょっお向こうでお話シマショウカ?」ガシッ!!
たぬさん「お・お・お・お代官様、おゆるしぉぉぉぉぉ」
ずるずると引きずられて建物に消えていく・・・・・・
及川「あ~あ、たぬさん南無」
白蓮「でもネタに困るのは普通じゃないのか?」
一刀「ん~まぁ頑張ってもらいたいとこだけど」
十六夜「ところで次回は馬騰が動くとみてよいのでしょうか?」
花霞「姑息ですよね・・・仙人ってみんな姑息なんでしょうか?」
及川「仙人かぁ・・・ワイの出番作ってほしいんやけど仙人なら・・・・・・」
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21章です物凄く遅くなり申し訳アリマセン
この作品はチートです一刀君強いです
三国志11少し混じってますそんな作品でもいいよ!
と言う方はゆっくりしていってくださいな