「んー・・・・・・・・」
とある日の夜。
「・・・・・・・起きてないよね」
「う・・うん、起きてないね」
当の本人は爆睡中なので、気がつくわけが無いのだ。
「あう・・・・お兄ちゃん・・・・」
「あぅ~お兄ちゃん・・・・・・」
一応義理の妹である、雛李と姫乃はなぜか顔を真っ赤にして二人の義兄の劉雅の眠るベッドに忍び寄る。
「ふぁ~・・・雛李~・・・・姫乃~・・・・・」
「「ひゃうっ!」」
突然自分達の名前が出たせいか、二人は思わず声を上げてしまった。
「ぬぅ~・・むにゃむにゃ・・・・・」
「「ふ~」」
劉雅が起きていないのに安心したようだ。
完全に寝ていると確信した二人は劉雅の布団の中に忍び込んだ。
「はぁぅぁ~お兄ちゃんの匂い・・・・・」
「お兄ちゃん温かいですぅ~」
二人は顔を真っ赤にしていたが、劉雅の布団の中に入れて安心したのだろう、すぐ寝てしまった。
その数時間後・・・・・・
「ん・・・・・」
太陽の光を直にうけて劉雅は目を覚ました。
「・・・ん・・・?」
布団がやけに温かい、それに何か胸の辺りに微かにフニフニとした感触がする。
「雛李・・・姫乃・・・・・!?」
(な・・・・なぜ・・・下着姿!?・・・・まぁいいか・・)
「「ふにゃぁ~・・・・お兄ちゃん・・・・・」」
二人の寝言を聞いて劉雅は、優しく二人の頭を軽く撫でた。
「「おにぃ・・・ちゃん・・・大・・・・好き・・・・・・」」
起こそうとしたが、二人が凄く気持ちよさそうに寝ているのをみて、このままにしてあげようと
劉雅は思った。
「今日は日曜だからだいじょう・・・・ぶ・・・・・・」
安心した劉雅も寝てしまった。
その後、寝すぎたせいか、三人は夜、なかなか眠れず、母親に軽く怒られたのは後の話。
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投稿2回目なので。
まだまだ下手糞ですが、よろしくです。