そらのおとしもの 二次創作
お正月記念 短編集 アストレアさんの抱負 ニンフさんの悩みごと イカロスさんとスイカ
アストレアさんの抱負 いちっ!
「おむすびっ、山盛りッ!」
ししょーがことしのほうふをきいてきたのでわたしはそうこたえました。
ししょーはとてもやさしいめでわたしをみつめています。
ししょーはやっぱりわたしのことをあいしてくれているのだとおもいました。
とてもうれしかったです。
ところでほうふってなんでしょうか?
ニンフさんの悩みごと その1
「むっ、胸さえあれば、智樹はアルファよりも私のことをもっと見る筈なのよ……」
イカロスさんとスイカ 一つ目
「……マスター」
「いくら大切にしたいからって、スイカ割りで代わりに俺の頭を割るのはやめよ……うぎゃぁあああぁっ!?」
アストレアさんの抱負 にっ!
「抱負というのは、目標のことよ~。アストレアちゃんが今年必ずやりたいことのこと~」
ししょーはあたまがとてもよいのでわたしのぎもんをすぐにといてくれました。
「それでアストレアちゃんの今年の目標はな~に~?」
ししょーがもういちどたずねてきました。
「全部食べるっ!」
だからわたしはおおきなこえでげんきよくこたえました。
ししょーはとてもとてもやさしいめでわたしをみつめています。
ししょーはやっぱりわたしのことをとてもあいしてくれているのだとおもいました。
とてもとてもうれしかったです。
ところでほうふととうふってにているとおもいませんか?
ニンフさんの悩みごと その2
「むっ、胸って、誰かに揉んでもらうと大きくなるって本当なのかな……?」
イカロスさんとスイカ 二つ目
「……マスター」
「いくらスイカと間違えてSuica買ってきたからって、俺の頭を割るなぁあああぁ……うぎゃぁあああぁっ!?」
アストレアさんの抱負 さんっ!
「アストレアちゃんがご飯を大好きなのはわかったから~他にはな~い~?」
ししょうはめのまえのさくらいけをみながらいいました。
「他に、ですか?」
わたしもさくらいけをながめます。
さくらいけにはそんけいするいかろすせんぱい、たまにずるいけれどにくめないにんふせんぱい、そしてそらみちょーをだいひょうするばかのあいつがすんでいます。
「そうよ~。アストレアちゃんも女の子~ですもの。さくらいくんと~どうしたいとかないの~?」
ししょーがわたしのかおをのぞきこんできます。
さくらいともきにのぞむことといわれ、わたしはいっしょうけんめいにかんがえます。
わたしはいぜん、さくらいともきのいのちをねらっていました。
もとますたーのめいれいだったからです。
でも、ねらうのをいまはやめました。
なぜかというと…………えっと、なんでしたっけ?
たしか…………あっ!
「桜井智樹の食糧を全部食べ尽くすっ!」
わたしはじぶんのかいとうにだいまんぞくしました。
わたしはさくらいともきをころさずともやっつけることができ、しかもじぶんがうれしいほうほうをおもいついたことをおもいだしました。
ししょーはとてもとてもとてもやさしいめでわたしをみつめています。
ししょーはやっぱりわたしのことをとてもとてもあいしてくれているのだとおもいました。
とてもとてもとてもうれしかったです。
ところでたべもののはなしばかりしているとおなかがすいてきませんか?
ニンフさんの悩みごと その3
「と、智樹に揉んでもらったら、大きくなるかな……?」
イカロスさんとスイカ 三つ目
「……マスター」
「いくらスイカと間違えてスカスカ拾ってきたからって、俺の頭を割るなぁあああぁ……うぎゃぁあああぁっ!?」
「スカスカって私のことぉっ!?」
私のちょっと変わったお友達 に続く
アストレアさんの抱負 よんっ!
「会長~アストレアちゃんを甘く見ていたわ~。ごめんなさいね~」
ししょーはなぜかわたしにむかってあたまをさげました。
わたしにはわけがわかりません。
「やっぱりアストレアちゃんには~単刀直入にズバッと尋ねないとダメよね~」
こんどはひとりでうんうんとうなづきはじめました。
たんとーちょくにゅーってなんなのかわかりません。
おいしいものでしょうか?
「アストレアちゃんは~桜井くんのことが好き、なのよね~?」
「えぇええぇ~っ!?」
ししょーのしつもんにとてもおどろかされました。
だって、わたしがさくらいともきのことをすきなのはだれにもしられちゃいけないとっぷしーくれっとだったからです。
「アストレアちゃんは~桜井くんのことが好き~。そうよね~?」
さすがはししょー。わたしのことはなんでもおみとおしのようです。
でも、それをすなおにみとめるのはとてもはずかしいです。
「いや、でも、好きっていっても、友達の好きで……」
はずかしくてししょーのかおがまともにみられません。
「うふふふふ~。乙女しているわね~アストレアちゃ~ん」
ししょーはとてもたのしそうです~。
「命短し~恋せよ乙女よ~アストレアちゃ~ん」
「師匠~。私はエンジェロイドなので年を取りません」
「うふふふふ~」
ししょーはわらうばかりでわたしのいうことをきいてくれません。
「それじゃあ~アストレアちゃんが~桜井くんの恋人になれるよう~早速作戦開始よ~」
「えぇええええぇ~っ!?」
わたしはとてもとてもおどろきました。
だって、あいつとこいびとになるなんて……。
はっ、はずかしくて、れいせいでなんていられません!
「そんなの無理無理無理無理無理ぃ~っ! ダメです。無理ですってば、師匠ッ!」
あいつとこいびとになれたらとてもうれしいです。
でも、あいつにわたしからすきだなんてはずかしくてぜったいいえません。
「会長の予想では~お正月中にイカロスちゃんも~ニンフちゃんも~見月ちゃんも~桜井くんに対して~ラヴアクションを起こすわ~。お正月が終わった頃には~桜井くん~彼女持ちになっているでしょう~ね~」
ししょーがにやりとわらいます。
「アストレアちゃんは~それで良いの~?」
ししょーがわたしのかおをのぞきこんできます。
あいつにこいびとができる……。
あいつがえがおでいるのをみるのはわたしもうれしいです。でも……
「良く、ないですっ! そんなの嫌ですっ!」
そのえがおをわたしいがいのほかのおんなのこにどくせんされてしまうのは……やっぱりいやですっ!
たとえそれがそんけいするいかろすせんぱいだとしてもやっぱりいやですっ!
「桜井智樹の彼女に、そしてお嫁さんになるのはこの私ですっ! 他の誰にも譲れません!」
じぶんのけついをまちじゅうにきこえるぐらいのおおごえでせんげんします。
するとからだのなかからちからとねつがわきあがってきます。
さきほどまでのはずかしさがうそのようになくなっています。
「覚悟の据わった良い瞳をしているわ~。ラヴ戦士の表情をしているわ~」
「自分で決めたことですから」
じぶんできめる。
あいつにおそわった、わたしがいきていくうえでいちばんたいせつなこと。
わたしがあいつをすきになったいちばんのりゆう。
わたしはじぶんでこのらぶばとるにさんかすることをきめました。
「うふふふふ~。これでお正月も~会長の大好きな~祭りが楽しめそうね~」
「祭り、ですか?」
「そうよ~。血祭りという会長が最も大好きなお祭りが~」
ちまつりってなんでしょうか?
ししょーのがいこくごはむずかしくてよくわかりません。
「でも~その前に~今をサバイバルしないと~祭りが終わってしまうわね~♪」
「へっ?」
ししょーがみあげているそらをわたしもみます。
するとじょうくうからなにかがすごいそくどでわたしたちにむかっておちてきています。
あれは……
「アルテミスとパラダイス・ソングっ!?」
いかろすせんぱいとにんふせんぱいのひっさつのぶきにまちがいありません。
でも、なんで?
「イカロスちゃんもニンフちゃんも~早速恋のお邪魔虫を排除しに掛かったわね~。やっぱり恋する乙女は積極的でないとね~♪」
「そんな悠長なことを言っている場合ですかっ!?」
あるてみすとぱらだいす・そんぐはすぐそこまでせまってきています。
「それじゃあアストレアちゃん~、もし生き残ることができたら~桜井くんのハートゲットだぜ作戦を~始めるわよ~」
ししょーはいうがはやいかぜんりょくでだっしゅしてわたしのもとをさっていきます。
「師匠……作戦を始めるの、無理かもしれません…………」
てきをついびするあるてみすはもちろんのこと、まっすぐにしかとばないはずのぱらだいす・そんぐまでほうこうをちょうせいしながらわたしにちかづいてきます。
わたしはじぶんできめたけついをちょっとだけこうかいしながらそのひかりとみさいるをじっとみていました。
ところで、わたしにあすはあるのでしょうか?
あたりがまっしろにつつまれていしきがきえるいっしゅんまえにそんなことをおもいました。
アストレアさんの恋愛事情 に続く
ニンフさんの悩みごと その4
「グラマーになって智樹に振り向いてもらいたいのにっ、その智樹に胸揉んでなんて頼める訳がないじゃないのよぉおおおぉっ!」
ニンフさんの野望 全国版に続く
次回 桜井智樹(モテないキング)はモテ男が嫌い 未来編
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あけましておめでとうございます
本年もみなさまにとりまして実り多き1年となりますことをお祈り申し上げております
そらのおとしものfの二次創作作品です。
『ヤンデレ・クイーン降臨』『逆襲のアストレア』とは平行世界のお正月用作品です。
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