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真・恋姫無双『日天の御遣い』 第二十章

リバーさん

真・恋姫無双の魏ルートです。 ちなみに我らが一刀君は登場しますが、主人公ではありません。オリキャラが主人公になっています。

今回は第二十章。
涙雨。またの名を、天泣。

2010-12-29 00:30:24 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:7973   閲覧ユーザー数:6576

 

 はじめに

 

 

 真・恋姫無双『日天の御遣い』はオリジナルキャラクターが主人公になっています。

 オリ主に不快を感じる方。

 恋姫作品の主人公は北郷一刀以外は許せないという方。

 書き手がこういうことを言うのもおかしな話ですが……読まないことを奨めます。

 それでも構わないと仰ってくださる方はどうぞ、頁を進めてください。

 

 

 

 

【第二十章 天泣】

 

 

 利用価値。

 出会ったばかりの頃、自分が彼に見ていたのはそれだけだった。

 日天の御遣いという名が持つ威光。

 天の世の知と彼の者の武。

 それらさえ手に入れることができればよくて、彼自身はそれらのおまけのようなものだった。もしもの話は嫌いだが、例えば光天の御遣いと先に出会っていたなら、おそらくきっと、光天の御遣いのほうを手に入れていたはずだろう――でも。

 でも、だけど。

 

『――俺の護りたい者に、なれ』

 

 朝陽を思わせる明るい笑顔が、眩しかった。

 

『絆が呪い? はっ、結構なことだぜ、そんなの。俺はずっと縛られたままでいいし、ずっと呪われたままでいいし、ずっとこのままでいい。それを生んだのが絆だっていうのなら、尚更にな。…………俺が死に続けてたって、誰も泣きやしねえだろ』

 

 危うさと儚さの滲んだ後姿が、悲しかった。

 

『人で遊ぼうとしてんじゃねえよ、ったく』

 

 伸ばした手の届かない距離が、寂しかった。

 

『正しいとか、間違ってるとか、どいつもこいつもごちゃごちゃとうるっせえんだよ! そんなお前の、お前たちの勝手な、身勝手な決め付けで――――――あいつを気安く否定してんじゃねえ!』

 

 自分を肯定してくれる言葉が、温かかった。

 温かくて――嬉しかった。

 日天の御遣いという名が持つ威光も、天の世の知と彼の者の武も、彼の価値の一欠片でしかない。自分が見ていた利用価値なんて、彼自身の持つ価値に遠く及ばない。

 日向のように心地よく――他に代替の利かない、日色のぬくもり。

 だからきっと、甘えていたのだ、自分は。

 彼があまりにも、当たり前のようにそこにいてくれるから。

 彼があまりにも、当たり前のようにぬくもりをくれるから。

 踏み込めばいなくなってしまいそうで、手を伸ばせば消えてしまいそうで、それが怖くて。

 強さの影に隠された弱さを見落としていなくても――弱さの裏に隠されたかなしみを、見ようとしなかった。

 

「……自分勝手だったのは、私のほうね」

 

 心地よさも。

 ぬくもりも。

 受け取るばかりで、終わらせてしまって。

 それは、彼の心を無視しているのと、同じなのに。傍にいても、いないのと同じ――なのに。

 

「………………」

 

 請負はもう、いらない。

 受け取るだけの関係なんて、望まない。

 全て、なんて自惚れたことは言わないけれど。

 この手が掬える分でも彼を――彼のかなしみを、理解したいから。

 

「いい加減、目を背けるのはやめにしましょう」

 

 この先も傍に、いてほしいから。

 華琳は踏み込む覚悟を、手を伸ばす覚悟を灯し――彼の部屋へと、向かった。

 

 

 

 

「………………あら?」

「あっ……お久しぶりです、華琳さま」

 

 彼の部屋へと向かっている途中で華琳がばったりと会ったのは、北部に興行に出ていた張三姉妹の末妹――人和だった。

 珍しいことにいつも行動を共にしている姉達の姿はなく、彼女一人である。

 

「久しぶり、戻ってきていたのね。上の二人は?」

「……報告を済ませるまで待ってとは言ったんですけど、その、辛抱できなかったみたいで」

「辛抱? 何を……ああ」

 

 聞くまでもなかった。

 目の前の少女の言うことは(意外にも)よく聞く彼女達がそれでも辛抱できなかったというのなら、思い当たる理由なんて一つしかないし、一人しかいない。傍にいる自分さえ未だ不安があるのだから、ここに戻って初めて彼についてのことを知った三人の衝撃は相当なものだったはずだ。

 辛抱できなかったという言葉も頷ける。

 おそらくきっと、最も関わりの深いあの男を心配して――心と足が、動いたのだろう。

 

「それで、報告の前に申し訳ありませんが、旭日さんの容態は……」

「まだ完治には程遠いけれど、順調に回復してきているわ」

 

 報告は後でいいから、貴女も顔を見せに行ってあげなさい。

 労うようにそう華琳が言うと、ほっと表情を綻ばせた人和だったが――考え込むように、思い悩むように視線を下げた。

 

「他にも何かあるのかしら?」

「いえ、あの…………華琳さまは、旭日さんの家族について聞いたこと、ありますか?」

「えっ? ……ええ」

 

 ばつが悪そうに頷く華琳。

 彼女にそんな気などないだろうが、それは実に痛いところを突いた問いだった。

 旭日の家族の話は勿論、華琳も聞いている。基本的に旭日は過去のことを明かそうとしないが、家族についての自慢話や惚気話だけは語ってくれるので、近くにいて耳にしたことのない者はまずいないだろう――けれど。

 けれど、華琳は意識してそれを――彼の家族の話を聞くのを避けていた。

 その時の旭日の顔がひどく温かいのに、寂しくて。

 語られているのは幸せな想い出のはずなのに、どこかかなしそうで。

 そんな彼を目にするのが嫌で、苦しくて、耳を塞ぐように避け続けてきたのだ。……避けるべきではなかったと、ちゃんと聞くべきだったと、気付かずに。

 

「旭日の家族がどうかしたの?」

「……以前、あの人に怒られたんです。残される家族の悲しさを、寂しさを、嬢ちゃんはわかってるのか――と」

「あいつらしい台詞ね……それが?」

「家族が大事だってことは俺が一番わかってる、とも言っていました。なのにどうして、旭日さんは今回みたいな無茶をするのかと、思って」

「………………っ!」

 

 そう、だ。

 そういえば、そうだ。

 彼の家族への想いに偽りはない。話を聞いた限り、大切にしたいという気持ちは本当で、大事にしたいという心は本物だ。

 なのにどうして、自分自身をああも蔑ろにできる?

 大切な者がいない世界に命を賭けることができる?

 死を覚悟することが、できる?

 何より、出会ってから今までの間、ただの一度も天の世界へ帰ろうとしていないのは――

 

「華琳さまっ!」

「人和ちゃん!」

 

 ――と。

 そこで彼の部屋があるほうから春蘭と秋蘭、それに天和と地和の四人が慌てた様子で駆け寄ってきた。

 

「っこちらにおられましたか、華琳さま!」

「……騒がしいわね」

「姉さん達、どうしたの?」

「どうしたもないわよ! あいつ、旭日がっ」

「九曜が部屋からいなくなりました!」

「…………………………なんですって?」

 

 一瞬、言葉の意味が理解できなかった。

 理解できなかったし、したくなかった。

 

「部屋の扉が開いているのを不審に思った侍女が中を覗いたところ、あやつの姿がなかったそうです。今、皆で捜してはいますが……」

「っあの……馬鹿!」

 

 堪え切れず、舌打ちする華琳。

 自分自身を大事にしないのにもほどがある。こんなことが起きるのなら、完治するまで寝台に縛りつけていればよかった。

 回復してきてはいるものの、未だ旭日には安静が必要なのだ。

 動けない身体でなくっていようと――動いていい身体になったわけではない。

 

「下手をすればまた、生死の境を彷徨うことになるっていうのにっ……ついて来なさい、春蘭、秋蘭! 貴方達三人も捜すのを手伝って頂戴!」

 

 雨が、降る。

 晴れているのに、はらはらと空から滴が舞って落ちる。

 涙雨――天泣とも呼ばれるそれはまさしく、天が泣いているようだった。

 

 

 

 

 陽光と雨粒が降り注ぐ城壁。

 逃げるように自室を飛び出た旭日は、とうとう身体に溜まっている負荷に耐え切れなくなり――壁に背を預け、体重を預け、足を止めた。

 

「はっ、はぁっ…………雨……また、かよ」

 

 乱れた調子で息を吐き、忌々しげに頭上を睨みつける旭日。

 いつも、これだ。

 何かが終わった時、何かを失った時、決まっていつも雨が降る。

 まるで涙を捨てた自分の代わりのように、空が泣く。

 

「………………っ」

 

 ぎしり、と。

 心身を苛むのは痛み。

 冷たい雨に穿たれ更に開いた――心奥に刻まれた傷の、癒えることのない傷の痛み。

 

「ちく、しょう。いつから俺は、こんな……こんなにもっ…………」

 

 こんなにも――弱く、なったのか。

 弱くなって、しまったのか。

 あの日、一人ぼっちに遺されたあの日、捨てたはずなのに。

 居場所も帰れる場所も自分自身も何もかも、強さ以外は捨てたはずなのに。

 なのに――この有様はなんだ?

 自分の心さえ満足に制御できない、この様は。

 それもこれも全部、生き延びて、死に損ねたせいだ。未練などないくせに未練がましく、拒む気はなかったのに拒絶して、生にしがみついたせいだ。そのせいで大願成就の格好の機会を逃し、千載一遇の絶好の機会を逸し――そして、気付いた。気付きたくなかったことに、ぎくりと。

 華琳の下に降りた、日天の御遣いとなった本当の理由と、もう一つ。

 生き延び。

 死に損ね。

 目を開き。

 旭日は――ほっとしたのだ。

 生き延びて死に損ねて、再び目を開けられたことに――安堵してしまった。

 居場所も帰れる場所も自分自身も何もかも、強さ以外を捨てた旭日にとってその事実はとてつもない衝撃だった。そもそも、自分と彼女たちの関係はあくまで請負人と依頼人であり、真名を呼ぼうと、どんなに馴れ合おうと、幾多の戦場を共に駆けようとも、その関係をぶれさせる気なんて更々なかったはずだ。

 はず、だった――けれど。

 

『俺はあいつのことが――あいつらのことが好きだ』

 

 なんだ、それは。

 九曜旭日が心を許す存在は、家族だけではなかったのか。他の何かを欲さず、他の誰かを求めず、請負人としてのみ生きるのではなかったのか。そうでなければ家族との約束を、生きるという約束を守ることも叶わないんじゃなかったのか。

 それなのになんだ、この体たらくは。

 自分の大切なものは家族だけだと。

 家族以外の何も、誰も欲しないと。

 そう誓ったあの日はどこに消えたというのだろう。

 生きていることにほっとして?

 心地よさを感じて?

 家族でない者たちに気を許し、心を許しかけ、どころか一時でも好きだと想って?

 

「っざけんな……!」

 

 こんなの、あんまりだ。

 あまりにも《みんな》が――報われない。

 想いも支えも絆も繋がりも弱さも居場所も、自分には二度と許されないものだっただろうが。

 

「………………っ」

 

 いなければよかった、傍に。

 生き延びらず死に損ねず目を開かず、そのまま終わっていればよかった。

 でも、どうしてだろう。

 どうしてなのだろう。

 今の自分は間違っているのに、それでも、華琳たちと出会わなければよかったと思えないのは――どうして。

 

 

 

 

「――華琳様っ、あれを!」

 

 春蘭と秋蘭と共に城中を走り回って、捜し回って。

 ようやく城壁へ背を預けている彼を見つけられた華琳は、雨に濡れながら俯くその痛々しい姿にひゅっと、息を呑む。

 泣いているのかと、思った。

 下ろされた日色の髪のせいで表情は窺えないけれど、泣いているように。

 それぐらい、今の彼はひどく痛々しくて――ひどくかなしそうで。 

 

「あさ、ひ……?」

「………………」

 

 おそるおそる彼の名を呼べば、返ってきたのは冷たい沈黙。

 拒むような。

 突き放すような。

 声は届いているだろうに、こちらへ一瞥もくれない、普段の彼とは違いが過ぎる様子に足を止めそうになるも――覚悟を灯し直して一歩一歩、近付いていく。

 

「何を……こんなところで何をしているのよ、貴方は」

「………………なんでも、いいだろ。俺が何していても、何していなくても、お前たちには関係ねえ。風邪を引くから……戻れよ」

「っ九曜! 貴様、華琳さまが心配してくださっているというのに……!」

「……落ち着け、姉者」

 

 かっと頭に血を昇らせた春蘭を諫め、代わって声をかける秋蘭。

 

「風邪を引くから戻れというのなら、九曜、お主も一緒にだ。回復してきているとはいえ、まだ安静が必要な身だろう?」

「む、そっそうだ! 大人しく部屋に戻って寝ていろ!」

「……っとに、やれやれだ。いつもは喧嘩ばっかしてるくせに、こういう時だけ息を合わせやがって」

 

 喧嘩?

 いつも?

 違和感のある、呟き。

 わざわざ再確認するまでもなく、春蘭と秋蘭の姉妹仲は極めて良好だ。長く共にいる華琳ですら、彼女達の喧嘩など片手の指ほどしか覚えがない。それなのに――いつもは喧嘩ばかり?

 

「旭日……? 誰と誰のことを言っているの?」

「誰? そんなの、決まって――……っ!」

 

 ぱきん――と。

 人の心に亀裂の入る音が、聞こえた。

 

「(っ…………ひどい、色……)」

 

 朝焼けの髪の隙間から垣間見えた、彼の瞳。

 悲しさや、寂しさや。

 痛いとか、怖いとか。

 怯えてて、震えてて。

 絶望を突きつけられたような、暗闇に沈んでいるような、ただただかなしい色。

 

「(こんなになるまで、貴方は)」

 

 隠して、抱え込んでいたのか。

 ひとりで。

 ひとりぼっちで、ずっと。

 

「……旭日。貴方は一体、何を抱えているの? 何を、おそれているの?」

「………………っ」

「何がそんなにも――かなしい、の?」

「関係、ねえだろ………………お前には、お前たちには、俺の、ことなんか」

「っ旭日――!」

 

 かけた声も虚しく、旭日は再び顔を俯かせる――が。

 その時。

 

「――大ありや、あほぅ!」

 

 

 

 

 空気も雨粒も揺らして響き渡った誰かの声。

 予期していなかった為に無視することができず、旭日がつい顔を上げれば――そこには。

 

「例えあんたがどう思っていようと、あんたとウチ達は仲間や。関係ないわけないやろうが、このあほぅ!」

「し……あ…………」

 

 ぽつり――と、声の主の名が無意識に零れる。

 いや、彼女だけじゃない。華琳たちの後ろ、彼女を先頭に、みんながそこにはいて。

 こちらへ。

 自分のほうへ。

 冷たい雨に濡れるのも厭わず――傍へ、近寄ってくる。

 

「全く、だから男は嫌なのよ。無駄に意地張って、強がって……ばっかじゃないの!?」

 

 なんで。

 どうして。

 

「もうっ、本当に心配したんだよ? 旭日」

「わざわざちぃ達がお見舞いに来てあげたっていうのに、何してんのよ、あんたは!」

「……無茶をする人だとは知ってたけど…………こういう無茶は、してほしくない」

 

 自分を――心配、して?

 

「旭日、さん……っこんなのは哀しい、です。傍に、いるのに。貴方が傷ついているのに、力になれないのは悔しくて、かなしい、です」

「………………っ」

 

 気圧されるように、そして事実気圧され、後ろへ下がろうとする旭日。

 けれど。

 

「――逃げる気? また」

 

 華琳の右手が。

 旭日の左手を。

 振り払えないほど強く、優しく、握っていて。

 

「私達から逃げて、貴方自身から逃げて、一人ぼっちでいて。貴方はそれで良いの? いつまでもそうやって逃げ続けて――本当に」

「っどいつもこいつも…………俺の痛みは俺のものだ……っ俺だけのものだ! 知らねえくせに……俺のことなんか、何もっ………………!」

「……そうね、知らないわ。でも、だからこそ、知りたいと思うのよ。貴方の、こと」

 

 みんなに降り注ぐ透明な雫が日に照らされ、きらきらと輝く。

 眩しいと思った。

 綺麗だと思った。

 まるで彼女たちの心みたいだって――思った。

 

「請負人でも《日天の御遣い》でもない――九曜旭日のことを」

 

 繋いだ手が、かなしいほど温かくて。

 いなければよかった、傍に。

 生き延びらず死に損ねず目を開かず、そのまま終わっていればよかった。

 こんなの、あんまりだ。自分なんかの為に傷つく《みんな》が――かわいそうだ。

 話したくない。

 晒したくない。

 嫌われたくない――けれど。

 こんな風に重荷になるくらいなら。

 傷つけて、傷つけて傷つけて傷つけて傷つけて傷つけて傷つけて傷つけて傷つけてしまうくらいなら。

 

「ねえ、旭日。貴方の抱えているその闇はなんなの? 貴方に一体、何があったの?」

「………………何もねえよ」

「っ貴方ね……――!」

「――ねえんだよ。俺にはもう……何も」

 

 自分なんかの為にもう、悩んだり、苦しんだり、心を痛めたりしないよう。

 閉ざした蓋を開けて、全てを打ち明けて。

 

「俺にとって――九曜旭日にとって家族は全てだった」

 

 幻滅されたほうが、いい。

 

 

【第二十章 日の浮かび雨の降る天、泣くように】………………了

 

 

あとがき、っぽいもの(主イエスはこんな不平等な世界を望んだんじゃない!)

 

 

どうも、リバーと名乗る者です。

土曜日更新を一つのルールとしていたのですが、次の土曜だと年が変わってしまうので、これが今年最後の更新ということでアップしました。

あ、そういえば数日前はクリ……でしたね。皆さんはどうお過ごしになったでしょうか?

え? 自分?

ははっ、それは勿論……

 

バイトでしたよおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!

 

いつもはシフトじゃないのにリア充が休みをとりやがるせいで自分が入らせられるという、ね。何これ、拷問?

いや、別に気にしてませんよ。ずっと昔からクリ……は平日ですから。なれっこです。………………ぐすっ。

 

こほん。失礼、取り乱しました。

今回の章で語ることは、まあ特にありません。出来がかなり気になりますが……とりあえず、次回から旭日の過去が明かされます。

永遠の幸福がないように、永遠の不幸もまたない。

かなしみは、ずっと続かない。

後ろを笑顔で振り返れる日はいつかきっとくる。

繋いだ手と手の、その先に。

 

第二十一章 日天

 

更新は来年になります。

 

 

では、誤字脱字その他諸々がありましたら、どうか指摘をお願いします。

感想も心よりお待ちしています。

どうか皆様に、良い年明けと夜明けが訪れますように。


 
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