No.192269

真・恋姫†無双~治癒の力を持つ者~ 第04章

Lynxさん

どうも、アメリカ育ちのLynxです

ただいま、飛行機の中で執筆し、投稿してしまいました。
いやぁ、飛行機に WIFI が可能になってもう大助かり!

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2010-12-28 07:48:59 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:6727   閲覧ユーザー数:5503

注意!

 

 

これは恋姫†無双を基にした2次創作です。

 

一刀くんはチートです。主人公は頼れる存在が良いと思いましたので。やっぱり頼りがいがないと悲しいじゃないですか(汗

 

Alright, hope you enjoy this story!

 

 

―――― 庭園にて ――――

 

一刀「冥琳、それに祭さんと穏まで...待たせちゃってごめん」

 

先ほど蓮華に言われた場所へ行くと冥琳、祭さん、そして穏が広場の中心で待っていた

 

冥「かまわん、急な呼び出しですまんな」

 

一刀「いや、全然大丈夫。もう少し早くこれたけど、少し寄り道したから。それにしても、いいの?俺が軍議なんかに参加しても」

 

冥「こちらには人を働かさないで置ける余裕もないし、人材が豊富というわけでもない。それにお前とは会って数日間しか経ってないが、頭がキレるってことは分かった。お前には軍に関して知識はなくても、思いついた事、何でもいいから言ってくれると助かる」

 

一刀「ん、わかった出来る限りのことをするよ、それじゃあ、はい」

 

そういって、一刀は先ほど厨房によって取ってきたもの差し出す

 

祭「ん?何じゃこれは?飲茶?」

 

祭はまったく意味が分からず、

 

穏「ほぇ~、一刀さん、やっぱりすごいですねぇ~」

 

穏は体を少し、ほんのすこ~しだがクネクネしながら理解したような言動をし、

 

冥「ほぅ、やはりお前は面白いな北郷」

 

冥琳は面白いおもちゃでも見つけたような嬉しい笑みをだしている

 

一方なにも分からなかった祭は、

 

祭「なんじゃ、軍議だというのに、何故飲茶なぞ必要なのじゃ?」

 

と、自分以外がみんな理解したことが面白くないらしく、早く理由を問う

 

一刀「袁術の傘下に甘んじている以上、普通に部屋とかで軍議をすれば監視され易いってことだから、外にした理由は祭さんも知っているよね?」

 

祭「もちろんじゃ、儂は武官じゃがそれぐらいは理解できるぞ」

 

自分も知っていることを言われた為、嬉しそうに肯定する祭...ちょっと子供っぽくて可愛いな...

 

一刀「そう、とにかく、外でするっていうのは皆理解しているけど...呉の宿将、それと筆頭軍師が何もせずに立ったままお互いを囲んでお話するっていうのは少しだけど怪しいと思う。袁術っていう人物がどれ程の人物か分からないけど、こうやって飲茶をしながらお互いを囲んで軍議をすると、『お話、普通の休憩』っていう風に勘違いされやすいでしょ?それに、こんないい天気に眉間にシワを寄せる様な会話でも、お茶やお菓子でも飲みながらすると案外冷静に判断しやすいと思うんだ。さすがに酒とかは駄目だけどね」

 

最後の理由辺りで少し苦笑いを出す一刀...

 

冥「(相手への気配り、その上冷静な判断ができる状況へ導く環境作り、すばらしい。普通は恐ろしいが、こやつだとそんな感情なんて一つも出ん)ふっ、その通りだな。ではお言葉に甘えて、茶菓子でも食べながら今後の事を話そう」

 

冥琳がそういいだすと「はぁ~い♪」と元気いっぱいな穏が食べ始め、祭さん、そして冥琳が続いた

 

冥「軍議だということは忘れてはいかんな...北郷、今穏達と相談してたのは、さっき袁術から黄巾党討伐の要請のことだ」

 

一刀「そうだったんだ...でも軍師が二人も必要なほどのことなの?普段の場合、冥琳が一人で決めてもまったく問題ないと思うけど?」

 

穏「そうなんですよ~。今回は北方と南方、両方に賊が現れちゃって、袁術は多い方の北方を退治しろ~!って要請が来ました~」

 

祭「聞いた情報によると、南方は数千、北方は5万ぐらいの大軍だそうじゃ。われら孫呉が出せるのは5千程度...それぐらいなら我らの様な優秀な将がおるからなんとか撃破できるのじゃが...」

 

冥「相手は賊に落ちた獣でも数はこちらより圧倒的...孫呉の未来の為、兵たちの損失を最低限に抑えたいのだが...」

 

穏「無理をしたらどれぐらい兵が集まりますかぁ?」

 

祭「少々無理をすれば1万じゃが、我らの5倍だ...大損害は免れぬだろう...」

 

と、また三人が頭をフル回転し、お互いに意見し合っているなか、

 

 

一刀「...袁術に出させたら?」

 

一刀が急に発言した

 

穏「ほぇ?」

 

冥「どういうことだ北郷?説明してくれ」

 

一刀「まず、みんなの情報を把握したからに、袁術に無理な注文をされたってことでしょ?」

 

冥「正しくその通りだ、だが...」

 

一刀「もし南方を退治することになったら、孫呉の兵の損失はどれぐらい下げれる?」

 

冥琳がその言葉に考え込む...

 

冥「...我らの策があれば、ほぼ0に近いだろう」

 

一刀「うん、そう信じてる、それなのに北方を退治しろって命令をだしたんでしょ?袁術は」

 

コクン、と三人が頷く

 

一刀「という事は、袁術にそれを断って、さっさと南方を雪蓮たちが一瞬で片付ければいい...そしてそれをこの周辺のみんなに『孫呉が賊を倒した』って噂を出したら、袁術はどうなる?」

 

一刀は3人に問いかける

 

冥「そうしたら太守である袁術は面目がつぶれ、それ以上の功績をださないと...っ!?なるほど...」

 

穏「ほえ?どういうことですかぁ冥琳様」

 

祭「儂にもちと分からん、どういうことじゃ冥琳」

 

二人はまだ答えに辿りつかず、冥琳に聞く

 

冥「つまりは、だ。我らの討伐成功の噂が広まれば、袁術はそれ以上の功績、つまり面目上、我らの力を借りず北方の賊どもを袁術達『だけ』で退治しなければ、民が離れていくことになる。そういう事だろう?北郷」

 

一刀は笑顔で頷く

 

一刀「そう思う。北方をオレ達に命じるってことは、逆に言えば自分達がやりたくない、もしくは出来ないっていう事を示している。だから、先ほど説明した事を袁術に上手い具合に説明し、そして、袁術に北方に兵を出したら民が『真の英雄が袁術だ』っていうことを彼女に付け加えれば、必ず兵と兵糧を貸してくれると思う。そしたら孫呉の兵の損害は北方相手でも0に近いでしょ?っていう感じに思ったけど、どうかな?袁術はそれに乗ると思う?」

 

一刀が作戦に補足を入れると、

 

冥「ほぼ確実にその案に乗るだろう」

 

穏「ほえぇ~一刀さんすごいですぅ、はぁ、はぁ」

 

少し息遣いが荒く、一刀をトロンとした目で見つめる穏...風邪かな?

 

祭「なるほどの、我らの兵の事を想ったその行動。ますます見直したぞ北郷」

 

カッカッカッと豪快に笑い、背中をバシバシ叩く祭...やっぱりいひゃい、グスン

 

冥「穏、さっそくこの作戦に移ってくれ、祭殿は兵の準備をお願いします」

 

穏・祭「は~い」「心得た」

 

二人はその場を去り、作戦・準備を始める...一方、残った冥琳は一刀の事をじっと見つめていた

 

一刀「な、なに冥琳?なんか変なこと言った?」

 

あまりにもストレートに見られていた為、少し戸惑う一刀

 

冥「いや、ただ雪蓮は本当に良い拾い物をしたな、と」

 

そういって笑顔を見せる冥琳。一刀はその笑顔に一瞬見惚れるがすぐに気を取り戻し

 

一刀「(冥琳ってやっぱり完璧すぎるぐらい綺麗だよな)こっちこそ感謝してもしきれないよ...あのまま荒野にほったらかしだったら助からなかったし、本当に家族みたいに接してくれてうれしいんだ。前の世界では少し人付き合いが辛かったからね。ここではまったくそういう気分にならないよ。本当にありがとう、冥琳」

 

自分の過去を話す時に少々悲しい表情を出すが、満面の笑顔を冥琳に向け、感謝を込めつつ礼を言う

 

冥「ふ、やはり良い笑顔をするな北郷。今は乱世に入り、人が死ぬ時期だ...そういう環境にいる我々が安心し、安らぐような笑顔を私達に向けてくれる。今の世の中でこれほど嬉しい贈り物なぞ無い。お前が前に居た世界でどういう辛い経験があったのか知らんが、お前はもう私を含め、我々孫呉が認めた『家族』だ。これからも孫呉の一員、そして私の真名を預けた『友』として、我らの傍で支えてくれ」

 

そう一刀に伝え、冥琳は軍の準備の為その場を去った。去り際に顔が少々赤く染めていたのだが一刀には見えなかった

 

 

 

 

 

 

一刀「(ありがとう冥琳、本当にこの世界に来て最初に雪蓮達、呉のみんなに会えたことを幸せに思う。もう出し惜しみはしない。自分の持ってるすべての[力]を使い、君達を支えるよ)」

 

一刀は冥琳の言葉に嬉し涙を流し、これから人が死ぬ世界へ入り込む覚悟、そして、どんな乱世に入り込もうと、呉のみんなを守るという覚悟をした。

 

 

前の世界、人付き合いが苦手で数人しか心を許せた者がいなかった一刀...知らない世界に送り込まれ、大切な人達から離され、一人ぼっちになった一刀に現れたのは、孫呉の皆からの『絆』・『信頼』・『友』そして『家族』という[光]だった...

 

 

どうも、アメリカ育ちのLynxです。

 

いかがでしたか?やっと一刀くんの知略を発揮する面をだしました。

 

弱い部分もあるが、こうやって皆に優しく、包容力のもつ頼れる存在の一刀くんが僕は好きです。

 

この章をどう思ったか、感動していただけたか、とか感想を言ってくれると嬉しいです。

 

次回は、いよいよ戦闘に入る予定です。一刀くんの氣、そして治癒力の発揮か!?

 

それでは、これかも楽しみにしていただければ幸いです。

 

コメント、メッセージなど大歓迎です!ってむしろ書いてください。一人一人のコメント楽しみにしています。そして、何よりも励みになります。

 

これからオリジナル要素がどんどん入ると思いますので、お許しください(汗

 

それでは、I’ll see you next time!

 

 

 

 

 

英語と日本語の狭間でポツリ...Janglish Time!

 

文化の違い...

 

今飛行機で執筆中です!それで気づいたこと!

 

僕は良く旅行します。ええ、もちろん色んな航空会社に乗りました

 

思ったのは、アメリカ人のフライトアテンダントはかなり大雑把過ぎますね。

 

笑顔がない

 

飲み物を出すときには適当

 

ぶつかっても謝らない

 

携帯駄目って言っている期間に携帯電話で彼氏と話してる...

 

とかもう散々なんですよ。サービスがまったく無い!

 

別にそこまでサービスが無くてもいいんです。せめて相手を不快にさせない笑顔、とか礼儀がちゃんとあって欲しい。

 

それに比べてANAに乗ったときのサービスときたら。

 

笑顔で出迎え、

 

飲み物の注文時には優しく問いかけ、

 

少しでもぶつかると「申し訳ありませんお客様」!?

 

もうこのHeaven と Hell のような違いはWhy!?

 

やっぱり、礼儀などに関しては、日本、まぁ有体に言えば東洋が一番だと僕は思います。

 

ではでは♪

 

 


 
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