No.190016

華やかな羽,動く世界… 第1撃目 旅行…

今回はきっとわかるか分からないです…
地元の事も入れてますし…
瀬戸内海…いいよ~

みんなに怒られそう…

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2010-12-16 23:03:00 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:3104   閲覧ユーザー数:2653

呉羽が正史に来て約10年経過した。

その数年の間いろいろな事が起こった。

まず1つ目にこの世界には人間(人族)以外の種族も生活しているという事だ。

魔族と神族だ…

『開門』という物が行われ人間界,魔界,神界の行き来が出来る様になった為だ。

もう1つは結婚だ。

呉羽と一久は恋に落ちと結婚したのだ。

そして二人の間には子供も生まれたのだった。

 

その日は親子3人で旅行の予定だった。

 

呉羽「かず君準備できたか」

???「うん♪」

 

呉羽の愛息子である一刀は元気いっぱいに返事をした。

それとは対照的に夫である一久は少し暗かった。

前日に急遽会社から電話が入り出張に行く事となったのだ。

 

一久「すまんな、呉羽。本当だったら俺も行けたのに」

呉羽「仕方がないさ…いきなり出張が入ったのだから」

一久「そうなのだが…俺も呉羽と一緒に行きたかった」

呉羽「そんな事言ってないで早く仕事に行ってこい…今度は二人っきりで…な」

一久「呉羽~」

 

そういうと一久は呉羽に抱きついた。

いつもは一刀が眠っている間に仕事に行く為恋人時代から続いているハグが日課であった。

しかし今は一刀がいるため呉羽は恋人としてではなく親として注意した。

 

呉羽「こら!一刀が見てるから止める!!早く仕事に行け」

一久「は~い…行ってくるよ」

呉羽「ああ頑張って行ってこい」

一刀「父上しゃま行ってりゃっちゃ~い」

 

一久を送り出した後呉羽も荷物を手にした。

 

呉羽「それじゃあかず君我等も行くか」

一刀「うん♪」

 

そういって2人は家を出た。

 

呉羽「こら一刀。電車の中ではおりこうさんにしなくちゃ駄目だろ」

一刀「ごめんなしゃい…母上しゃま」

呉羽「よしよし」

 

呉羽に怒られた一刀は行儀よく座った。

そして一刀はふと思った。

 

一刀「母上しゃま…どうして車でいかにゃいのでしゅか?」

 

普段は旅行に行く時は車で行くのだが今回は新幹線に乗っていたのだ。

 

呉羽「今回の旅行ではあまり必要ないからな」

一刀「ふ~ん」

呉羽「それよりかず君富士山が見えるぞ」

一刀「しゅご~い」

 

一刀は変わりゆく風景をウキウキしながら見ていた。

 

呉羽「かず君次の駅で降りるぞ」

一刀「ひゃい」

 

目的の駅に到着した2人は新幹線を降りた。

するとある物が見えた。

 

一刀「母上しゃま…あしょこ…なにか囲ってるの?」

呉羽「ああ…あれは姫路城だな。確か平成の大改修でお城を隠してるんだ…」

一刀「姫路城って白鷺城ともいわれてるお城でしゅね」

呉羽「そうだな…かず君は賢いな」

 

一刀は城や武将にすごく興味を持っていた。

このまま見せてあげたかったが今回の目的はここではなかったので先を急ぐことにした。

 

呉羽「じゃあ…今度はあの電車に乗るぞ」

一刀「は~い」

 

そう言うと今度は私電に乗った。

そして目的の駅に到着すると一刀は疑問に思った。

 

一刀「?」

呉羽「どうしたんだかず君」

一刀「このブライダル都市高砂ってどういう意味でしゅか?」

呉羽「ああ…これは」

 

高砂…能などの演目でもある程に結婚や夫婦について縁起のいい場所がこの地である。

実は一久と呉羽が結婚式をしたのもこの地である…。

呉羽は一刀に分かりやすく疑問に答えそしてこの地で有名な祭りの話もした。

 

呉羽「それで秋になるとお祭りがあるんだぞ」

一刀「おまちゅり~♪」

呉羽「ヤッサとヤッサが練合わせしたり船とぎをしたり楽しいぞ」

一刀「見たいでしゅ母上しゃま」

 

一刀は祭りが大好きであった為少し我が儘を言ってみた。

 

呉羽「う~ん…秋まで待てないから友達からDVDを借りて見ような」

一刀「は~い…でも秋になったら見てみたいでしゅ」

呉羽「そうだな…父上に相談してみるか」

一刀「やった~」

 

 

少し歩きバス停に到着すると一刀は少し退屈そうに聞いた。

 

一刀「母上しゃま…まだでしゅか?」

呉羽「あとはバスとフェリーを乗れば今回の旅行先がわかるぞ」

一刀「は~い」

 

そしてフェリーに揺られる事約3時間…。

 

一刀「母上しゃま!!見てくだしゃい!!」

 

一刀は目的地が見えてきてはしゃいでいた。

そこは呉羽が正史にやって来た頃に有名になった場所だった。

 

呉羽「ああ…今回の旅行先はあそこだ」

 

呉羽は桜が咲き続けている島を指差し宣言した。

 

つづく

 

あとがき

 

零「ど~も!!水無月零です!!」

 

かずと「ほんごうかずとです♪」

 

零「ぼく~可愛い~ね~。いくつなのかな?」

 

かずと「5さいです♪」

 

一刀「19歳だ…」

 

かずと「?」

 

零「あ…あの~一刀さん」

 

一刀「なんだ?」

 

零「作品…違いますよね…」

 

一刀「ああ…しかしかずと君に言いたい事があったからな」

 

かずと「?どういうことでしゅか」

 

一刀「女の見る目はちゃんと養っておけって言いたいんだよ…そうしないと…ろくな」

 

???「ろくな…なんですか?」

 

一刀「ろくな事にならないんだよ…」

 

零「あっちゃ~…かずと君…ごめんね」

 

かずと「なんでおめめまっくらになったの~~?みみもいたいよ~」

 

???「どういう事かしら~」

 

一刀「ちょっとでも構わないとすぐ病んじゃう人もいるって言いたいんだよ」

 

???「へ~そうなんだ…か~ず~と~~♪」

 

一刀「!!……蓮…華……やば!!」

 

蓮華「待ちなさい!!」

 

零「ふ~…ごめんねかずと君」

 

かずと「いたかったです」

 

零「さてと…あの夫婦の事はほっといて…ほら、かずと君」

 

かずと「はい…これからがんばるのでおねかいしましゅ(ペコリ)」


 
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