No.185673

もしもけいおん!のメンバーに兄や姉がいたら 第一話「日曜日の朝・平沢家ver」

シロさん

100%作者の妄想シリーズ
原作厨や批判坊は見ないで帰ってください。
あまり小説をまともに書いたことがないので下手くそかもしれませんが見たい人は読んでください。
話がかなりおかしいです。

2010-11-20 23:51:53 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:2778   閲覧ユーザー数:2674

平沢家の朝はいつもと変わらぬ朝である。

真面目できっちり者の憂が寝助の姉の唯を起こすことで全てが始まる。

しかし今日の平沢家では少し違った。

「お姉ちゃん、髪がボサボサだよ。早く脱衣所で髪ほぐさないと。」

髪がボサボサの姉を誘導しながら憂はゆっくりと1階に降りていき半覚醒状態(寝不足的な意味で)の姉を脱衣所まで連れて行った。

「ほら、付いたよ、お姉ちゃ・・・!!」

何故か途中で憂の言葉が止まり脱衣所の洗面台に目がいき固まった。

さすがの唯も実の妹の異変に気が付いて、完全に目が漫画の線状態の目で妹に話しかけた。

「あれ?憂どうしたの?」

「お姉ちゃん、あれ・・・・。」

その憂の指さす先は洗面台の前でグレーのタンクトップのシャツとジャージのズボンをはいた若干20前半の男性だった。

唯も何故か言葉を失い閉じていた目もパッチリ広げて固まっていた。

その男性もさすがに鏡越しで気付いたのか固まった二人の方向に歯ブラシを口にくわえたままゆっくりと振り返ってボサボサの頭をかきながら二人に話しかけた。

「どうしたんだ?唯、憂。そんなところで固まって?」

その時、唯と憂に電流が走る。

「「お兄ちゃんが起きてるーーーーーー!!!!!」」

家処かご近所さんまで届きそうなくらいの声を二人は同時に口走った。

「やかましいいい!!何だよ!!二人して俺が朝早くから起きたら行けないのかよ!!」

歯ブラシをくわえたまま。両耳を塞いだまま二人に向けて怒鳴り散らかしたのは、二人の兄の平沢拓也である。

唯以上の低血圧者で朝はどんだけ目覚ましを鳴らしても起きることがない(何それこわい)

「だって、お兄ちゃんさっき起こしに行った時、まだ熟睡してたよ!!」

「そもそも、お兄ちゃんは昼くらいまで寝てるじゃん!!」

実の妹たちの波状攻撃とも言える言葉の嵐が実の兄に向けて飛んできた。

流石に耐えきれないのか彼もたじろいた。

「ま・・まあ、それはいいとして。憂俺の朝ご飯はあるか?」

「あ・・・あの・・・」

拓也の発言に憂が少しだけおろおろし始めた。

「お兄ちゃんいつも遅いから。準備してない。」

脱衣所の空気が一瞬にして砕け散る音がその場にいた三人に聞こえた。

そして、拓也もまた固まっていた。

その後はすごい落ち込んだ雰囲気をだだ漏れさせながら拓也は自室に戻って行った。

その後ろ姿に二人の妹は多々黙って見ているしかなかった。

「なんだか悪いことしちゃったね。あれでも私たちのお兄ちゃんなんだから大事にしなきゃね。」

何げにひどいことを言っているが天然の彼女は全く気付かない。

「後でお兄ちゃんに朝ご飯作らないと、お兄ちゃんがお腹すかせちゃうよね。」

そう言って二人は直ぐにダイニングに向かった。

話変わりその頃兄拓也は。

「朝早く起きただけで実の妹たちにボロクソ言われた。」

『それは君の朝の生活態度に問題があるんじゃないのかい。』

携帯を片手に枕を抱きかかえて半泣き状態で親友の秋山涼太と話していた。

「お前、なにげに酷いこと言ってないか?俺はただの低血圧者だ!!」

『そもそもそんなことをわざわざ僕に報告することですか?』

「お互い可愛い妹を持つ仲じゃないかよ。」

暫く電話越しで沈黙が走り。

ブチ、ツーツーと言う音が響いた。

素早くリダイヤルし直した。

「おい!!こら!!何切ってんだ!!」

電話越しで拓也が親友に向かって大声で怒鳴った。

『君みたいなドシスコンにそんなことを言われたら僕は死にますよ。そもそも君とでは妹との接し方が違う。君みたいにベタベタとは違うんだ。』

「この前、澪ちゃんが心配で影からついて行ったのは誰だ?」

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』

ブチッ。ツーツーツーツーまたもや携帯を切った。

「あいつ。いつも都合が悪くなると直ぐきりやがる。」

やることがなくなり忘れていた空腹感が存在感を復活し始めてきている。

「流石にやばいなあ。憂もまだ飯で出来ないのかよ。」

文句を言いつつ流石に限界なのでフラフラしながら1階におりゆっくりとダイニングに向かうとそこでは、

「お兄ちゃん。朝ご飯の準備できたよ。だから一緒に食べよ。」

相変わらずぽわ~~とした表情の唯と

「呼ぼうとしたらお兄ちゃんが電話してたから。降りてくるまで待ってたんだよ。」

いつも自分や姉の心配をする憂が二人でダイニングテーブルの椅子に座って待っていたそれにわざわざ自分の分の食事まで準備して待っていたのである。

「やっぱり、お前達が大好きだ~~~~~~~~~~!!」

その頃、電話後の秋山家。

「全く恥ずかしい事を言って。」

その時扉らへんから人の気配を感じて振り返るとそこには紛れもなく、妹澪の姿が思いっきり扉を開けて突っ立っていた。

「お兄ちゃん一体どう言う事なんですか?」

明らかに怒っている、それもその筈実の妹がいくら可愛いからと言っても可愛いっても、心配で仕方ないと言ってもストーカー紛いの行動すればそれ流石に実の兄でも許されない事である。

「いや、その、あの、ええと・・・・・。」

「な、何してるんですかー!!!!!!!!」

その朝秋山家で澪の大声が響きわたった。

どいつもこいつもである。

「第一話終了」

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
6
2

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択