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真・恋姫無双 ~美麗縦横、新説演義~ 第三章 蒼天崩落   第七話 晋

茶々さん

少し間が空いてしまいましたが、更新は継続しています。

2010-11-03 10:49:13 投稿 / 全12ページ    総閲覧数:1617   閲覧ユーザー数:1439

 

阿鼻叫喚は我に捧げられた讃美歌。

 

 

「ククク……アハハ!」

 

 

群れ転がる屍は我に捧げられた供物。

 

 

「アハハハハ!ハハハハハハ!!」

 

 

血を美酒とし、鮮やかに彩る色として。

 

 

「フフフ……フハハハハ!!」

 

 

狂気の王として。

比類なき『悪』として。

 

 

「―――天に二日なし」

 

 

私は今、此処に君臨する。

 

 

「古き日を崇め奉る輩――― 一人残らず、殺せ」

 

            

 

鍾繇は目の前の惨状が何事なのか、理解が及ばなかった。

 

突如として現れた司馬懿。

その司馬懿によって殺された帝。

彼の言葉を合図に殺戮を始めた『晋』の旗を掲げる兵。

 

彼らに歯向かおうとする者。

命を乞うて、或いは逃げようとする者。

 

 

全てがただの肉塊へと変じ、銅雀台の階段を血色に染め上げていく。

 

 

「なっ……!?」

 

 

分からない。

何が起きているのか。何をしているのか。

 

だが、彼女の『生き物』としての本能が告げていた。

 

――――――此処に居れば、やがて殺される。

 

 

「―――母様」

 

 

カツン、と後ろで足音がした。

 

死を運ぶその音は、その声音の主は。

 

彼女にとっては酷く聞き慣れた声で、

 

 

「―――紅爛」

 

 

彼女にとっては酷く見慣れた姿をしていた。

 

 

 

 

 

『紅爛』

 

この地に至る前、仲達様にお声を掛けられた。

 

たったそれだけで、私の鼓動は早鐘の如く鳴り響く。

 

 

『はっ、はいっ……』

『今回、もし貴様の母が歯向かう様なら……』

 

 

そこで一度言葉を区切られて、

 

 

『―――せめて貴様の手で終わらせろ』

 

 

母の命と、あの方の言葉。

いずれも、私にとっては大切なモノ。

 

どちらかを選べ、と言われても選べるはずもない。

 

だが、それでも選ぶ事を迫られるというのなら――――――

 

 

 

「―――母様、私達に降って下さい」

 

 

例えこれが傲慢なのだとしても。

私個人の我儘なのだとしても。

 

私は、その両方を守りたい。

 

 

『―――紅爛』

『はい』

『貴様の『願い』は何だ?』

 

 

これは、私の『願い』

あの方の問いに対する、私なりの『答え』

 

         

 

「…………紅爛、大きくなりましたね」

 

 

鍾繇は、久方ぶりに浮かべた『母』としての笑みと、一人の『臣』としての決意が入り混じった声音でそう呟いた。

 

 

「最期にちゃんと貴女を見たのは、曹操殿の元に出仕する前……でしたか?」

「……母様もお変わりなく、息災の御様子で何よりです」

 

 

それに対し、紅爛はあえて『子』として返した。

 

 

「紅爛」

「はい」

「私は、鍾元常は、漢王朝の一文官として、此処に参りました」

「はい……」

「そして同時に……聊かではありましたが、貴女の『母』としても、貴女と会えるのを心待ちにしていた事も事実です」

 

 

周囲の喧騒は、二人の鼓膜には遠い。

 

俄かに曇り始めた空さえも、天より二人に降り注ぐ光を遮る事は叶わない。

 

 

 

やがて静かに、鍾繇は剣を抜いた。

 

 

「―――そこを退きなさい。『鍾会』」

 

 

その瞳に映るのは、愛娘ではなく一人の『敵』

漢王朝に仇名す、許されざる『敵』

 

 

「私は、漢王朝の臣として司馬懿を―――『漢』に背く逆臣を討ち果たします」

「母様……!」

「退きなさい『鍾会』!!手向かう者は誰一人とて容赦致しません!!」

「母様!!」

 

 

目尻に涙を浮かべながら、紅爛は叫んだ。

 

愛しき母の名を。

守りたい命の名を。

 

 

「お願いです!!歯向かわなければ―――手向かわなければ、命の保証はなさるとあの方は仰いました!!」

「ならば何故、帝はその命を無抵抗なままに奪われたのです!?主君を殺されておきながら、仇を討たずに生き永らえよとでも申すのですか!?」

「帝は―――漢王朝は、此処で終わらせなければならなかったのです!!」

 

 

鍾繇の往こうとする道を両手を開いて遮り、紅爛は続けた。

 

 

「そうしなければ……そうしなければ何一つ、先へは進まないから!だから!!」

「だから殺したと!?それが許されるとでも思っているのですか!?」

 

 

剣の切っ先を『鍾会』に向けて、鍾繇は怒りの混じった声音を張り上げた。

 

 

「皇帝に弓曳くだけでも重罪だというのに、ましてやその御命を奪う事は!死を以て贖ってしても許されざる業罪!!せめてこの手で、彼の命を地獄に送らねば!!」

「もう滅ぶ以外に道のない漢室に、何故そこまで報いようとなさるのですか!?」

「それが『臣下』としての務めだからに決まっておろう!!!」

 

 

鍾繇の怒声に、僅か、紅爛がたじろいだ。

 

 

「主に報い、国に報いるが臣下としての務め!!それを成そうとして何が悪い!?」

「むざむざ死に赴く事に、どうして意味を付け加えようとなさるのですか!?どうして……どうしてそこまで!!」

 

 

両の手を広げ泣き叫ぶ紅爛は、

 

             

 

「――――――貴女を、愛しているから」

 

             

 

身を覆う様に包まれた温もりに、目を見開いた。

 

 

「母、様……!?」

「…………幼い頃から、貴女には寂しい思いをさせてばかりでしたね」

 

 

その頭を撫でて、鍾繇は静かに微笑んだ。

 

 

「『母親』として貴女にしてあげられた事は……もしかしたら、何一つなかったかもしれない」

 

 

慈愛に満ちた声音で、鍾繇は呟く。

 

 

「……けど」

 

 

紅爛の頭の後ろをグッと抱き寄せて、鍾繇は囁いた。

 

 

「―――だからこそせめて、貴女が胸を張れるような『母親』でありたい。貴女が胸を張って『私の母は漢王朝の臣、鍾元常である』と云える様な、そんな『臣』でありたいの」

「はは、うぇ……!」

「……紅爛、本当に大きくなった」

 

 

一言一言を噛み締める様にして、鍾繇は静かに云った。

 

泣き腫らした紅爛の顔を抱き寄せ、その頬を擦り合わせる様にして鍾繇は笑んだ。

 

 

「―――貴女は、私の自慢の娘よ。誰が何と言おうと、貴女は貴女の望んだ道を、信じた道を進みなさい」

 

 

その言葉に、一縷の悲しみさえも感じさせず、

 

 

「――――――さようなら」

 

 

鍾繇は、その階段を駆け上がった。

 

 

 

 

 

「―――逆賊司馬懿!!覚悟ォ!!!」

 

 

つくづく、見誤っていた様だ。

鍾繇という人と、その成りを。

 

胸中でそんな事を浮かべながら、しかし司馬懿は憶面にもそんな様子を感じさせず、ただ不敵な笑みを浮かべた。

 

 

「天命は既に我が身に在り。鍾元常、未だ天意に背くつもりか?」

「黙れ!!貴様のその行いの何処に天命がある!?」

 

 

刃を突き立てる事は叶わないかもしれない。

もしかしたら、瞬く間に殺されるかもしれない。

 

己が武に通じていない事など、彼女自身が誰よりも知っているだろう。

 

だが、それでも鍾繇は剣を取った。

 

 

「―――フッ」

 

 

面白い、と司馬懿は笑んだ。

 

ならば精々『悪』らしく、『逆臣』らしく振る舞ってやろうか。

それが死に往く『勇者』への、せめてもの手向けなら。

 

―――つくづく、酔狂なモノだ。

 

 

「フフフ……クッ、アハハハハハ!!!」

「司馬懿ィッ!!!」

 

 

彼の主を葬った刃と。

彼の主に捧げる刃が。

 

雷鳴轟く暗雲の下に、交わった。

 

           

 

「ッ、ア、ァ……アァ……ッ!」

 

 

天上より降り注ぐ雷雨が、銅雀台を血水で染め上げる。

鮮やか白と、金色で彩られたその世界に落ちる朱は、その全てが汚らわしき異物だと思っていて、疑う事はなかった。

 

 

「……鍾繇、元常」

 

 

だが、この女だけは違った。

 

この女の血は、他の俗物とはかけ離れた、紅。

雨に流されても、他の血と入り混じっても、尚その彩りを失わない、鮮やかな色。

 

 

彼女よりも位を極めた文官より。

彼女が主と謳った劉協より。

 

 

その血は、何者よりも高潔で、純粋で。

 

 

「……歯向かう者、抗う者は皆殺せ」

 

 

そこには、一匙程の躊躇いもなかった。

なかった、筈だった。

 

 

「――――――何故、歯向かった?」

 

 

理解出来ない。

分からない。

 

 

どうして『娘』よりも『帝』を取ったのか。

 

 

家族など、血の繋がりなど下らない。

だがそれ以上に、帝などという偶像は余計に下らない。

 

たった一人残して。

己が死ねば悲しむ者が居ると知っていて、尚。

 

 

「何故、死を選んだ……どうして、どうして!?」

 

 

腹立たしい。

この女の満ち足りた顔が。

 

『死』という選択に、まるで後悔を感じていないかの様な、その笑んだ最期の面が――――――!!

 

 

 

 

 

「―――仲達様」

 

 

聞き慣れた紅爛の声が、私を呼んだ。

 

その頬を、涙の筋と血の痕で僅かに汚して。しかしそこに『汚らわしい』という感情はまるで浮かばない姿で。

 

 

「……こ、う……爛」

「仲達様…………」

 

 

何かを躊躇う様にして、しかし次の瞬間には紅爛は頭を垂れ、

 

 

「…………帝位への即位、祝着至極に存じます」

 

 

継いだ言の葉は『怨み』でも『怒り』でもない。

 

あるのは、ただ『祝福』

 

 

「……紅爛」

 

 

声を掛けようとして、しかし何と言うのだと自問した。

 

彼女の母を殺したのは紛れもなくこの『私』で。

紅爛にしてみれば、私はただの『仇』でしかない。

 

だというのに、何故――――――

 

 

「何故……そんな顔が出来る?」

 

 

何故眼前の紅爛は、静かにただ笑んでいる?

 

             

 

「私は……貴様の母を殺した。ただ一人の『繋がり』を壊したのだぞ?なのに…………」

 

 

分からない。

分からない。

 

目の前に在るこの少女が、まるで見た事もない様な人物に見える。

 

私一人が異なる大地に弾き飛ばされ、見知らぬ国に一人迷い込んだ様な錯覚を覚えた。

 

 

「何故……そんな面が出来る?」

 

 

雨粒が髪から滴る。

衣服を濡らし、肌に纏わりつく。

 

遥か遠くに鳴り響く雷鳴は酷く遠く、目の前でただ静かに『笑む』少女が酷く異に見えてならない。

 

 

「答えろ」

 

 

吐いたその言葉に、しかし少女はただ静かに頭を垂れるのみ。

 

 

「答えろ」

 

 

もう一度吐く。

だがやはり、少女は顔を見せようとはしない。

 

その行為が――――――酷く腹立たしい。

 

 

 

「―――答えろ!!」

 

 

意識せず、声を荒げた。

 

 

「怨んでいるのだろう!?憎んでいるのだろう!?貴様の性情くらい十二分に熟知している!!母親を愛していた事も、慕っていた事も!!」

 

 

怒りに塗れた自分は、酷く浅はかで、愚かで。

 

 

「いっそ怨んでいると言え!!私を殺したい程に憎んでいると!!そう叫べばいいだろう!?」

 

 

それを知りながら、しかしこの口は止まる事無く叫び続けた。

 

 

「何故笑っていられる!?母親を―――繋がりを絶たれて、尚!!」

 

 

いっそそう言ってくれれば、どれ程楽か。

 

怒りと憎しみで呪い殺そうとしてくれれば、どれ程分かり易いか。

 

 

「同情しているとでもぬかすつもりか!?ならばそんな思考は切り捨てろ!!目障りだ!!!」

 

 

言い続ければ続ける程、自分が馬鹿で、愚かにしか思えなくなっていく。

 

まるで駄々を捏ねた餓鬼が八つ当たりをしている様な、その程度のものでしかないと自認しながら、それでも。

 

 

「―――紅爛!!!」

 

 

それでも、この感情の矛は何処にも収まらない。

 

血を吸って、怒りを浴びて、憎しみを受けて、尚収まる事はない。

 

 

「どうして……どうしてっ!?」

 

 

力なく、膝が地についた。

血水の池に落ちた腕から、雨によるとは思えない程の冷たさが私の感覚を刺激する。

 

そこに映る私の姿は、酷く無力で、情けなくて。

 

―――嘗て、私自身が嫌った『私』が其処に居た。

 

          

 

雨が地を打つ音が響く。

天雷は遥か遠く、暗雲の中に光り、消える。

 

大地を覆うのは、雨と血水。

 

頬を伝うこれは、ただ雨が滴っているだけなのだと結論付けた。

 

そう、雨が滴っているだけ――――――

 

 

「…………ぜ」

 

 

だというのに、何故。

 

 

「……何故、なんだ?」

 

 

視界が霞む。

表情が歪む。

 

あり得ないと断じていたそれが、今はただ当たり前の様に私の奥底から込み上がってくる。

 

 

感じる事など、あってはならない。

そんな事を想う資格は、私にはないのだから。

 

 

「――――――ッ、ウッ……!!」

 

 

だというのに、止まる事はない。

止まる事無く、奥底に眠っていたそれが再び顔を覗かせる。

 

 

「……アッ、ァ……クッ……ゥ……!」

 

 

止めろ。

出るな。

 

私に――――――『悲しみ』を覚える資格など、ある筈がない。

あっては、ならないんだ。

 

 

 

 

 

「―――泣いて下さい」

 

 

何かが、私の頭部に降り注いでいた雨を遮った。

しかしそれは完全ではなく、僅かではあるが後頭部に滴る雨を感じられる。

 

視界に映ったのは、酷い面を浮かべる私。

そして衣服を血水に濡らした―――紅爛だった。

 

 

「な、ぜ……!?」

「怨んでいないといえば嘘になります。憎んでいないといえば嘘になります」

「なら……!!」

「―――でも」

 

 

冷たく、凍てついた世界の中でその声は酷く優しく、温かで、

 

 

「でも、それが貴方の選んだ道だというのなら、私はその選択に従います」

「な、にを……ッ!?」

「―――いつか、貴方は私に問うて下さりました。『私の願いは何だ?』と」

 

 

まるで全てを包み込むかの様に、穏やかな音を奏でた。

 

 

「私の願いは『曇りなき蒼天』。貴方様が描かれる、新たなる『次代』をこの眼で見る事」

「………………」

「天秤は、常に一方に傾きます。それを切り捨てる事がどれ程重いのか、私はまだ分かっていないのかもしれません」

 

 

「でも」と、紅爛は酷く慈愛に満ちた声音で言の葉を紡いだ。

 

 

「その重さは、私達も共に背負います。共に背負って、苦しんで、分かち合って……私は、私達は、そういう風になれる事を望んでいます」

 

          

 

「だから」と紅爛は私の頭を撫でた。

まるで母が子をあやす様な、優しい手で、声音で。

 

 

「私の代わりに泣いて下さい。

私の代わりに苦しんで下さい。

私の代わりに悼んで下さい。

 

私が流せなくなってしまった涙を代わりに流して、私が継げなくなった言葉を代わりに継ぐんで、私が感じられなくなった悲しみを抱いて下さい。

 

私は貴方に全てを捧げます。

 

だから貴方は、私の代わりに私の全てを背負って、感じて下さい」

 

 

酷く温かなそれは、頭部に感じた雨ではない何かと共に私に届く。

 

そこに縋る事を許す様に。

そこに逃げる事を認める様に。

 

 

「私の怨みも、憎しみも、怒りも、全て貴方様のモノ。だから……」

 

 

心のままに泣いて下さい。

 

そう告げた紅爛が、脳裏の奥底に葬った筈の父母を、師を、友を、そして朱里を。

嘗て抱いた繋がりを思い起こさせた。

 

 

「…………ッ、ァ……!」

 

 

崩落するそれを止める術などなく。

ただ崩れ落ちるままにそれを受け入れるより他になく。

 

だが、それを忌避しようとは考えもせず。

 

 

 

「―――うあああああああぁぁぁ!!!」

 

 

 

零れ出た感情の全てを吐き出す様に。

この一度で全てを終わらせる様に。

 

二度と泣かぬ事を誓い。

二度と甘えぬ事を誓い。

 

天雷鳴り響く空の下、私は生涯最後の嘆きを轟かせた。

 

           

 

「――――――全軍に告げる」

 

 

空を覆う暗雲が去り、雨の雫が日の光を浴びて輝き始めた頃。

遥か最上段に立つ司馬懿の姿に、整然と整列していた兵達は静かにどよめいた。

 

 

「これより我らは修羅の道を進む。その道に転がる同朋の屍は、決して少なくはすまないだろう。或いは、今この地に立つ者全てが死する事もありえない話ではない。

 

 

―――だが、それでも尚我らは歩み続けなければならない。

 

屍の道を、骸の藪を、髑髏の林を抜け。

 

私は新たなる次代を創生する。

 

 

神ならざる身にて。

覇者ならざる器にて。

 

 

私はただ『私』として諸君らの上に立ち、その命を預からねばならない。

 

 

 

故に全将兵に告げる!!

 

我にその命を捧げよ!

我にその存在を貢げ!

 

我が命に生き、我が命に死ね!!

 

 

この身と命、そして力と僅かな才が及ぶ限り、私はその全てを諸君らの為に捧げる事を誓おう!!

 

戦なき天下!争いなき次代の為に!!

 

今を生きる命を守り、未来に在る命を健やかなるモノにする為に!!

 

 

我が授かるは天命に非ず。

我が賜るは玉座に非ず。

 

 

私は諸君と同じ地に立ち、同じ目線で見る。

思いは違えど、願いは異なろうと、志す先は同じである事を祈る。

 

 

無意味なる争いで傷つく者が無き世。

生まれや思想による諍いが無き世。

 

それを導くモノとして――――――」

 

 

この日、天下に激震が走る事となる。

 

漢王朝の滅亡による、新たなる時代の到来。

 

そして後の世に語られる事となる闘いの幕開け。

 

 

その時代の名。

そして王家の名は―――

 

         

 

「『我ら』は此処に『晋』の建国を宣言する!!!」

 

         

 

後記

とりあえず、第三部の中盤はこれで終わりです。

また少々間が空きますが…………ところで間が空くって言葉は、やっぱり週一ペースを守れないと使う言葉なんでしょうか?それとも月間レベルで更新が滞る事を云うんでしょうか?

 

まぁ瑣末な疑問ですが。

 

そしてそろそろこのお話も佳境に入る訳ですが、どうも年内の終了は難しい様子……

下手したら年度末になっても終わらないかも、等と相当なグダグダ感ですが。

 

とりあえず最後まで書きぬくつもりですので。

それでは、また。


 
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