華琳「全員準備はいいわね?」
『はっ!』
華琳「蜀呉連合を打ち破る!全軍進め!」
一刀「暇だな」
華琳「暇ってあなたねぇ・・・今から戦にいくのに緊張感は無いのかしら?」
一刀「ない!」
華琳『コケッ』
桂花「華琳さま!」
華琳「大丈夫よ・・・はぁ・・・相変わらずね」
一刀「それはどうも」
華琳「褒めてるつもりはないのだけれど?」
季衣「兄ちゃん」
一刀「季衣?どうした、そんなにあわてて」
季衣「んとね・・・」
華琳「?」
流琉「兄様!」
一刀「流琉まで・・・どうしたんだ?」
二人「「凪ちゃん(さん)が怪我を・・・」」
一刀「本当か?」
二人「「うん」」
一刀「様子を見てくる・・・・案内してくれ」
季衣「こっちだよ」
一刀「凪!」
凪「たっ隊長!?どうしたんですか!?あわてて」
一刀「季衣と流琉から凪が怪我をしたって聞いて」
凪「あ・・・だっ大丈夫です・・・心配ありません・・・」
一刀「大丈夫ってお前な・・・見せてみろ」
凪「ふぇ!?」
一刀「だから傷、見せてみろって」
凪「だっだだだだ大丈夫です!ほら、この通り!」
一刀「何が大丈夫だ!血が滲んでるじゃないか!」
凪「ですから大丈夫です!あっ」
一刀「最初に間違った治療をすれば後に酷くなるんだぞ」
凪「わっわかりまし、あふっ」
一刀「凪?」
凪「え?隊長?」
一刀「強く締め付けすぎたか?」
凪「いえ、そんなことないですよ、あん・・・ちょっと」
一刀「ちょっと?」
凪「いえ、なんでもありません。ありがとうございます」
一刀「あ・・・ああ、次からはちゃんと呼ぶこと、いいな?」
凪「は・・・はい」
季衣「兄ちゃん、凪ちゃんどう?」
一刀「思ったほど重症じゃないが・・・あのまま放置してたらやばかったかもな」
流琉「兄様」
一刀「ん?」
真桜「あ、隊長やん」
一刀「真桜?どうした?」
真桜「ちょっち隊長かりるでぇ・・・あんなぁ」
真桜「ってことなんよ」
一刀「報告どおりだな・・・・こちらも何か手を打たないとな」
真桜「何かって何あるやろか?」
一刀「そうだな・・・・こんなのはどうだ?」
真桜「何々?」
数ヵ月後
華琳「ここまでが魏内の街よ。補給は十分に行うように。あと此処からは船で行くわよ」
桂花「はい!」
稟「ですが・・・圧倒的にわが軍の船が不足してますが・・・いかがいたしますか?」
華琳「そうね・・・・近くの町から買い取って数合わせに使いましょうか」
風「いい考えですねぇ・・・・ぐぅ」
稟「寝るな!」
風「おおう、ついおにーさんになでられることを考えたら眠気が」
稟「ところで一刀様はどこへ?」
華琳「さぁ、私にもわからないの・・・一体どこにいってるのかしら・・・」
一刀「ただいま」
華琳「一刀!一体どこにいっていたの!?」
一刀「ちょっとな・・・それよりどうしたんだ?」
華琳「何?」
一刀「いや・・・ここに留まって結構立ってるようだが・・・」
風「戦で使う舟を準備してるのですよ」
一刀「船?」
桂花「そうよ・・・ところであんた」
一刀「ん?」
桂花「いや・・・なんでもないわ」
一刀「気になるな・・・なんだ?」
桂花「なんでもないってば!」
真桜「にしても隊長の考えた船は偉い凄いやねぇ~」
沙和「大きいの~凄いの~」
凪「さすが隊長です」
麟「まったく考えもみませんでしたね」
真桜「さぁやることはたくさんあるでぇ~、ちゃっちゃとせーへんと隊長におこられてまう」
沙和「わかったの~、真桜ちゃん。何をすればいいの?」
凪「真桜、指示をくれ」
麟「真桜さん、よろしくおねがいしますね」
兵『姉御、よろしくお願いしまっす』
真桜「よっしゃ!きびきびいくでぇ!」
『おう!』
霞「なぁ、月っち?」
月「はい、霞さんなんですか?」
霞「ええんかいな?うちらだけこうして別行動して」
月「いいと思いますよ?一刀様からじきじきに言われたことですし」
霞「そりゃ・・・そうやけど・・・・」
月「不満ですか?」
霞「不満てか・・・不安やな」
月「そうですね・・・・あれは」
霞「関の旗・・・・関羽か」
関羽「止まれ!何用で蜀に踏み入る!?」
月「何用って・・・ねぇ」
霞「一刀から伝言や・・・滅ぶ国にこだわるな・・・や」
関羽「そうか・・・・無礼をしてすまない・・・全員武器を下ろせ」
月「敵意なしと見ますね・・・・そこにいる人イガイは」
関羽「星!」
星「おや、もう見破られてしまったか・・・私は趙雲、劉備殿に仕える将だ・・・愛紗よ、これは何の冗談だ?」
愛紗「冗談ではないのだがな・・・」
星「ほぉ・・・お前ほどの義の武将が一度負けたからといって寝返るのか?」
月「はいはい、話はそこまでにしてくれますか?」
星「なんだ、おまえらは・・・いやまて・・・その顔は・・・」
月「始めまして、董卓と申します・・・といっても既に名は捨ててますけどね」
星「董卓だと!?」
月「ええ、そしてこちらが張遼・・・神速と詠われた将です」
霞「まぁ、よろしくたのむわ」
星「愛紗よ・・・なにゆえ魏に寝返る!?」
愛紗「それは・・・・」
月「時間がありませんね・・・・今夜はこれで失礼します」
愛紗「待ってくれ」
星「愛紗!話を聞かぬか!」
月たちを追い関羽こと愛紗も蜀を飛び出し魏へ
そのことを劉備に話した趙雲に諸葛亮から・・・・が下される
『逆賊関羽を討ちと獲れ、桃香様の理想のために』
理想のために義妹とはいえ、今まで共に過ごしてきた関羽をあっさり見捨てる仲間
星の心にひとつの疑問が浮かび上がったのは・・・・魏についてからだった
Tweet |
|
|
50
|
3
|
追加するフォルダを選択
さむい~