No.177059

真・恋姫†無双~江東の白虎~第弐章 1節~一刀救命~

タンデムさん

ちわっす。
タンデムです!
今回は、驚愕のある事実発覚ですねwww
詳しくは書きません、思う存分びっくりしてくださいww

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2010-10-08 10:27:24 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:13569   閲覧ユーザー数:10002

この小説は、北郷一刀、呉の主要キャラほぼ全てと華陀に

 

いろいろな設定を作っていますので、キャラ崩壊必死です。

 

その点を踏まえて、お読みください。

「すま、んな……凱、孫呉を……頼んだ……」

 

そう言って、左手の力を抜く。

 

上から皆が叫ぶ声が聞こえる。

 

そして、

 

ドボンっ!

 

ゴゴゴゴッ!!!

 

谷底の激流の中に、飲み込まれて一刀は気を失った。

 

そして、一刀が気を失うとまるで、一刀を包み込むように白い光が現れ、その光がなくなると一刀は居なくなっていた。

 

後にあるのは、激流の轟きと呉軍の鬨の声だけだった。

~???~

 

 

 

一刀が目を覚ますと、そこは夢の中で出てきた白い世界。

 

実は、一刀は女性に、サルベージを頼んでいたのだ。

 

そして、自分が居なくなれば国の情勢がガラリと変わると言う瑞穂の言葉を思い出し、

 

一時的に、死んだことにしたのだ。

 

まぁ、一時的とは言えあの世界から居なくなったのだから死んだといっても過言ではないのだが。

 

閑話休題。

 

 

そして、サルベージが遅くてあわや死に掛けたことに対して文句を言ってやろうと思って、

 

目を開けてから後悔した。

 

「うむ! 気がついたか」

 

「良かった。 起きないから心配したわい」

 

目の前に例の女性が居るのは、良しとしよう。

 

だが、白い褌、ピチピチのビキニにブレザーを着た、

 

白い髭を生やしたムキムキマッチョマンが居るのは頂けなかった。

 

「あーうん、助かった、ありがとう。 んで……ど、どちらさん?」

 

文句を言うのを忘れて、ムキムキマッチョマンに問いかけた。

 

「うむ? そう言えば、初対面じゃな。 我が名は卑弥呼と言う」

 

「嘘だッ!!!!」

 

その返事を聞いた瞬間、一刀はあの少女もかくやと言う悲鳴を上げてしまった。

 

「嘘ではないわい!」

 

「あ、ああ、すまない。 余りにも予想外の名前が出てきたものだから、吃驚してしまったぜ……

 

(まぁ、向こうでも性転換は色々あったからな……。 でも、是は無いでしょうよ……)」

 

一刀が頭の中でもっともな事を考えているとき、卑弥呼の隣に居た女性が一刀に話しかけた。

 

「はぁ……。 兎に角、無事でよかったわい」

 

「ああ、ちょこっと危なかったけどね。 で、俺は何時戻れんの?」

 

「今すぐ、戻れる。 ただし、1年の間呉には戻れぬし、呉から遠いがな」

 

女性が1年と言ったところで、少し残念だがまぁ妥当だろうと思う。

 

「じゃあ、やってくれ」

 

「うむ」

 

そう言って、彼女が掌を一刀に向ける。

 

すると、一刀を白い光が包む。

 

「最後に聞かせてくれ、俺は貴女に会ったことがあるのか?」

 

「!? な、何故じゃ?」

 

「もと居た俺の世界には、母も父も居なかったなのに、

 

貴女と居ると安らぎと懐かしさがこみ上げる……まるで、本当の母さ……」

 

時間が来て、一刀の言葉は途中で途切れてしまった。

 

だが言わんとすることは、女性に伝わった。

 

それに、嬉しくて涙する女性の肩を卑弥呼はぽんと叩く。

 

「ふ、良かったな須佐よ。 あの子は、母を本能的に分かったみたいじゃの。」

 

「は……ぃ……ぐす……」

 

そう彼女こそ、卑弥呼の妹で一刀の母親、須佐なのだ。

 

一刀は乳児の頃、彼女に一度抱かれた事があるだけ。

 

なのに、母を覚えているとは嬉しくて堪らなかっただろう。


 
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