No.174943 東方 白虎幻想入り・26話西虎さん 2010-09-27 02:39:00 投稿 / 全10ページ 総閲覧数:1328 閲覧ユーザー数:1223 |
冬も終わり、俺は(一時的に)女になったり、雪も溶け、
桜は咲き乱れ、人や妖は酒を飲み笑う
そんな楽しい時は終わり。季節は夏になり、太陽が照りつける・・・はずだった
風の噂では博麗神社は快晴。
魔理沙の家は雨・・・アリスの家は雹。
妖怪山は強い風が吹いていて、登山禁止となっている・・・
これが一日だけだったら好かったんだが・・・
ここ暫くこの天気が続いている
ちなみに白玉楼は・・・・
白虎「雪か・・・」
そう・・・白玉楼は大雪である
幽々子「夏の暑い日ざしより、こっちの方が良いでしょ♪」
レティ「それは 大 賛 成 ね」
そうかなぁ・・・暑いのは苦手だが、何か・・・夏って感じがしなさ過ぎる・・・
白虎「俺は部屋に戻ってる」
幽々子「あら、そう?」
レティ「じゃ、私はこの奇跡を眺めてるわ♪」
~白玉楼(昼)・自室~
白虎「ふぅ~・・・寒い」
雪もいいがやっぱ夏は日差しが無いと落ち着かない・・・
白虎「でも、今日は平和に過ごせry」
バンッ!!
白虎「ふぉお!?」
突然開く障子
思わずどこぞの白石みたいな叫びを上げてしまった・・・
霊夢「白虎、行くわよ」
そこには霊夢と・・・
白虎「突然何だ!?てか何処に!?」
真名「天界に」
真名が居た
そしてここで解ったのは・・・
俺の平和は音を上げて崩れ去ったって事だ・・・
白虎「いや、お前等二人なら俺が居なくても異変解決出来ry」
霊・真「いいから来い」
ガシッ!
俺は真名に服の後ろ襟を持たれ、引きずられた
白虎「ちょっ!まっ!・・・HA☆NA☆SE!!」
真名「うるさい。黙って来い」
この口調・・・まさか・・・・
白虎「真名お前・・・切れてる?」
真名「こっちは自分の時間を邪魔されたんだ・・・制裁を下してやる」
あぁ、完全にプッツンしてる・・・
てか俺もお前に自分の時間を邪魔されたんだが・・・
霊夢「私も地震で神社を潰されたのよ・・・責任とってもらうわ・・・」
霊夢・・・お前もプッツンですか・・・
真名「場所を特定・・・転移」
ヒュウウウウウウン!!
結局俺は強制的に連れ出された
~天界~
?「何でそんなことしたんですか!?総領娘様!!」
?「だって暇だったもの」
居た・・・犯人らしき人物が・・・
真・霊「あいつか・・・・」
あ~あ俺知~らない・・・
俺はコソッと向こうに行った
そしてその数分後、向こうからアブソリュートゼロ(スペカ名)が聞こえた
俺は、あぁ、真名が勝ったんだなと確認した
その次に霊夢の夢想封印(スペカ名)も聞こえた
俺は、あぁ、霊夢も勝ったんだなっと再び確認して
犯人の元に戻った
~数分後~
?「さぁ!次は誰かしら?」
?「元気ですね・・・総領娘様・・・」
元気なそいつと、くたびれていたそいつの従者(?)
白虎「じゃあ俺が」
?「あんた名前は?」
白虎「西牙白虎。白虎でいい」
天子「比那名居天子、アンタ“も”異変解決のプロ?」
白虎「異変解決のプロ?」
?「すいません・・・もう少しだけお付き合いください・・・」
白虎「え?あ、あぁ・・・で、君は?」
衣玖「私は永江衣玖、あら?あなたまだ気質が出てませんね」
白虎「気質?」
衣玖「気質とはその人の性格によって、色々な天気になるのです」
白虎「あぁ、だから晴れになったり雹が降ったりしてるのか」
衣玖「えぇ、総領娘様・・・ホントに幻想卿全土から気質を集めたんですか?」
天子「何よ!私がミスでもしたって言うの!?」
白虎「あの~・・・」
衣玖「だからさっき確認したじゃないですか!」
天子「私は全員から集めたわよ!」
白虎「なぁ?」
天・衣「何(ですか)!?」
白虎「あ~だこ~だケンカするより、さっさと気質だした方が・・・」
天子「そ、それもそうね・・・」(汗)
衣玖「じゃあ総領娘様。お願いします」
白虎「・・・・・」(な~んか変な事に巻き込まれちゃったな~・・・)
天子「気質発言!」
・・・・・・・・あれ?
白虎「・・・・・で?」
衣玖「総領娘様、連戦で調子が悪いのですか?」(汗)
白虎「なるほど。それならスカっても仕方ないな」
天子「違うわよ!それにもうこいつ気質出てるじゃない!!」
こいつって・・・しかももう気質出てるのか・・・
白虎「で?俺の気質は?」
天子「え~っと~・・・・」(汗)
衣・白「わからない・・・と」
天子「わ、私は悪くないわ!こいつの気質が分かり難いのが悪いのよ!」(汗)
最終的に俺の所為かい・・・
衣玖「でも、今日は良い風が吹きますね」
天子「確かにそうね。でも吹きすぎじゃない?」
天子「何か疲れちゃったし、もう止めにするわ」
衣玖「そうですか・・・」(ほっ・・・よかった)
衣玖「じゃあ、お茶でも持ってきますね」
天子「そうね。お父様もお母様も居ないからゆっくり出来るわ」
白虎「なぁ・・・帰っていいか?」
天・衣「あ・・・・」
忘れてたんかい・・・
天子「まぁ・・・ゆっくりしていきなさいよ」
衣玖「いいんですか?地上の方を天界において?」
天子「少し位ならいいでしょ。衣玖、白虎の分もお願いね」
そして・・・・・
~天界(夜)・屋敷~
白虎「で、帰るなってどういうことだ・・・」
天子「だって屋敷に誰もいないし・・・」
屋敷には従者すら居なかった
三日間くらい旅行に行きますと置手紙が有ったの事
娘を置いて旅行とは・・・何とも酷い親だ
衣玖「寂しいんですね。総領娘様」
天子「だっ誰がしゃみしいですって!///」
白虎「しゃみしい?」
衣玖「かみましたね」
うっわ~・・・・これは恥ずかしい・・・
天子「と、とにかく!今日は泊まっていきなさい!良いわね?!」
白虎「はいはい。分かりましたよ」
衣玖「申し訳ありません・・・」
白虎「それはいいんだが・・・衣玖、少し頼みがあるんだ」
衣玖「何でしょうか」
・・・・・・・・
~白玉楼(夜)~
私は白虎様が天界に行った理由と今日は白虎様が天界に泊まる事を伝えた
衣玖「と言う事なんです。本当に総領娘様がご迷惑おかけします」
妖夢「ご報告ありがとうございます。衣玖さん」
衣玖「今日は皆様に迷惑をかけて申し訳ありません」
妖夢「私とレティさんは大丈夫なのですが・・・」(汗)
衣玖「が?」
妖夢「幽々子様が何て言うか・・・」
衣玖「妖夢さんも苦労されてるんですね・・」
妖・衣「・・・・・・」(何だろ・・・私達気が合うかも・・・)
衣玖「じゃあ私はこれで」
妖夢「はい、それじゃあまた・・・」
その頃天子と白虎は・・・
~展開の屋敷(夜)・縁側~
天子「すぅー・・・・すぅー・・・zzz」
白虎「zzz・・zzz・・・」
衣玖「ただいま戻りましたって・・・寝てましたか」
こうして見ると兄妹みたいですね
お互いにもたれ合って寝て・・・
衣玖「ふふふ♪何だか和みます」
このまま眺めてるのも面白いですね
白虎「伝えてきてくれたか?」
衣玖「!?起きてry」
白虎「しっ!天子が起きる」
衣玖「す、すいません・・・」
白虎「にしても、星がよく見えるな。今日は」
衣玖「そうですね。天界でもこんなに綺麗に星が見えたことは有りませんでした」
ブゥン!
白虎「ん?今ポケットが・・・」
スッ・・・
衣玖「スペカがどうかしましたか?」
新しいスペカが増えたのはいい・・・が
衣符「美しき衣~虎に心奪われし龍宮の使い~」
円舞「緋の衣の舞、虎の演武~二人の舞~」
天符「緋想の思い~退屈な日々の終わり~」
約束「サマートライアングル」
約束はいいとして・・・だ
衣符と天符の意味ってまさか・・・・な
白虎「・・・・・・」(ジー・・・)
何となく衣玖を見つめてみる
衣玖「な、何でしょうか///」
白虎「衣玖、恋してるだろ」
衣玖「なななな!?ナンデスカ!?///」
白虎「声でかい。いや、こんな無粋な事言うのも何だが・・・増えたスペカの中でこんなのが・・・」
俺は衣玖に衣符を見せた
衣玖「!?!?!?//////」
ぼん!
あ・・・今ぼんって音が・・・
※ここから衣玖と白虎は小声で話してるっぽいです。ご了承ください。
後、天子は「ふふふ、寝たふりして会話を聞いてやる」と思っていたら二度寝しました
大体、白虎が「しっ!天子がry」ってとこ位で起きて、
衣玖の「そうですね。天界でもry」とこ位で再び寝ました。
衣玖「な、何ですかこれは!?///」
白虎「わからん・・・俺も自分で作ったスペカは四枚程度だし・・・」
ライオットに星座の二枚に神風ぐらいか・・・
衣玖「残りは?」
白虎「今みたいに増えた」
衣玖「不思議な事もあるんですね」
白虎「にしても・・・」
衣玖「はい?」
天子「すぅー・・・・すぅー・・・zzz」
白虎「よく眠るな・・・天子」
衣玖「よっぽど疲れたのでしょう・・・今日はあの永遠を歩む自動人形と博麗の巫女とも戦いましたし」
真名・・・あいつそんな凄い二つ名あったのか
衣玖「あ、白虎様の通り名も知ってますよ。幸せの白い風」
白虎「そうなのか」
衣玖「後、星を司る者とか男のロマン野郎とか・・・」
白虎「待て、前者はいいとして・・・だ。後者はネタか?それともガチか?」
衣玖「本気・・・らしいです・・・」
星を司る者・・・確かに夏の大三角形は揃っている
もしかしたら!
俺は急いでベガとデネブ、そしてアルタイルを確認した
星座「ベガ」
↓
出会い「織姫」
星座「デネブ」
↓
懸橋「白鳥」
星座「アルタイル」
↓
出会い「彦星」
っと案の定進化してた・・・
衣玖「夏の大三角形ですか?」
白虎「さっきまでは英名だったけど、気づいたら・・・・な」
衣玖「そろそろ寝ますか?」
白虎「そうだな・・・天子は俺が部屋まで連れて行っておく」
俺は天子を抱きかかえた
ひょい
天子「ん・・・・すぅー・・・zzz」
か、軽っ!?
こんなに軽いとは思わなかった・・・・
衣玖「何だか抱え方に慣れてますね」
白虎「え?あぁ、よくこんな風に寝るお姫様とか、
上から落ちてくる友達を受け止めたりしてそれで慣れたのかもな」
衣玖「なるほど・・・では、部屋まで案内します」
白虎「あぁ、ありがとう」
実際、幽々子とかレティがこんな風に寝てることが多々ある
その度に俺が部屋まで抱えて部屋まで行ったりと・・・
あ、白玉楼に住む前までは慧音がそうだったな・・・
歴史の編纂作業が終わった後、そのまま寝ることがあるから
それで布団まで連れて行ってあげたり・・・何だかんだで
女性を抱える事が多いな俺・・・
衣玖「ここです。布団を引きますので少々お待ちください」
~数分後~
天子「すぅー・・・衣玖・・・」
白虎「まるで子どもだな・・」
衣玖「そうですね・・・今日の事もそうですし・・・」
白虎「今日の事?あの気質がどうとかの?」
衣玖「はい・・・本当は私に責任があるんです」
白虎「・・・・っと言うと?」
衣玖「天子様・・・いえ総領娘様はハッキリ言って寂しがりです・・・
そんなこの人がこんな広い屋敷の中で一人ぼっちで・・・孤独を我慢できると思いますか?」
白虎「・・・・・」
衣玖「最初は大丈夫でした・・・けど」
天子「パパ・・・ママ・・・・」
天子は泣いていた・・・それは怖い夢を見てるからなのかそれとも
寂しさからなのか・・・
衣玖「寂しがりやで甘えん坊で強がりなこの人には死神の誘いよりも辛いんでしょう・・・
私は今日の事件を止める事が出来た・・・けど・・・」
白虎「出来なかったのか・・・天子の気持ちを考えたら」
衣玖「でもまさかあの二人にケンカを売るとは思いませんでしたけどね・・・」
白虎「それほど孤独を紛わしたかったんだ・・・戦っている間は忘れる事が出来る。そう考えたんだろう」
衣玖「総領娘様・・・私では彼女の孤独を埋める事は出来ないのでしょうか・・・」
白虎「出来るさ。けどそれが一人じゃ出来ないだけだ」
衣玖「え・・・?」
白虎「一人で無理なら俺も手伝う・・・あ、でも幽々子どうしよう・・・」(汗)
衣玖「なら、私も手伝います」
白虎「え?」
衣玖「幽々子様に憎まれるかもしれませんが、せめて、
総領様ご夫妻が帰って来る前日まで居てもらえませんか?」
白虎「それが俺に出来る手伝いなら」
衣玖「あ、ありがとうごryムグッ!」
天子「んぅ・・・zzz」
白虎「だーかーら、天子が起きるってば・・・」
衣玖「すいません。つい・・・・嬉しくて///」
白虎「さ、俺らも寝・・・・」
俺は窓の外を見て驚愕した
衣玖「どうしました?」
白虎「朝だ・・・」
衣玖「え・・・そんな・・」
どうやら話しすぎたようだ・・・
白・衣「ね、眠い・・・」
天子「ん?んぅ~~・・・おはよう・・・衣玖、白虎・・」
衣玖「おはようございます。総領娘様」
白虎「おはよう、天子」
その後、衣玖と俺と天子の三人で朝食を食べた
俺と衣玖は眠い中朝飯を食べた
そして、衣玖は眠いのに白玉楼まで俺がもう一泊する事を伝えてきてくれた
この礼はいつか返したい・・・俺に返せるだろうか・・・?
~天界(昼)~
白虎「無駄に広いな・・・天界って」
天子「そうよ。だってここは巨大な要石の上ですもの」
白虎「かなめいし?」
天子「これよ」
ブゥン!
白虎「このしめ縄のついた石が?」
天子「そ、要石。地面に刺せば地震を抑える事が出来るの。刺している間だけね」
白虎「抜いたら、どうなるんだ?」
天子「抜いたら抑えていた分の地震が起こる」
白虎「つまり、この要石は・・・」
天子「大昔に名居一族が抜いた要石よ。私たち比那名居一族はその名居一族の部下だったの」
白虎「地震の方は?」
天子「それはもうすぐ起こるわ」
白虎「で、方法はあるのか?」
天子「要石を刺せばいいの。それで抑えられるわ」
白虎「で、天どんか・・・」
でも、地震で幻想卿が滅ぶよりかはマシか・・・
天子「じゃ、一旦屋敷に戻りましょ」
白虎「あぁ、そうだな」
~屋敷(夕)~
天子「あんた、何時帰るの?」
白虎「明日だ」
天子「ねぇ、ここで暮らす気は無い?」
衣玖「それは・・・出来ないと思います」
天子「衣玖・・・」
衣玖「白虎様は地上の方です。総領娘様が好くても、総領夫妻様が反対されます」
天子「うっ・・・!」
白虎「大丈夫、暮らす事は出来なくてもここに来る事は出来る」
天子「え?」
白虎「何なら白玉楼の場所教えようか?」
天子「白虎・・・」
白虎「俺はこの世界に居るんだ。暮らす事は出来なくても会うことは出来る。
だから寂しくなったら何時でも来るといい」
天子「・・・わかった!行く!絶対行く!」
衣玖「白虎様の方から来る事は出来ないのですか?」
白虎「俺は外に出れる回数が決まってるから・・・」
衣玖「・・・確かにあの人ならそうしそうですね」(汗)
で、その後は衣玖の手料理を食べ、
俺は部屋を一つ借りて眠りについた
~次の日~
白虎「じゃ、またな」
天子「何時でも来ていいわよ。あなたは特別だから」
白虎「白玉楼にも来いよ。俺は大抵縁側に居るから」
天子「と、言う訳で衣玖、道案内よろしくね」
衣玖「はい、わかりました」
白虎「それじゃ、四神「ミチユク白虎」」
ブゥン!
衣玖「好きなんですね。白虎様の事」
天子「ななな何よ急に!///」
衣玖「だって、何時もなら地上の生物に天界の人間が負けるはず無いとか、地上を否定してたじゃないですか」
天子「か、考えが変わっただけよ///」
衣玖「ふふふ♪そうですか♪」
天子「な、何笑ってるのよー!///」
衣玖「いいえ、何でもないですよ?」
天子「あっ!こら待てー!」
~白玉楼~
幽々子「こらー!待ちなさい!」
白虎「待てって言って止まる奴が居るか!」
庭で追いかっけこしてる二人
妖夢「平和ですね」
レティ「平和ね」
幽々子「ま、待てぇー!」
白虎「I☆YA☆DA☆!!」
妖夢「白虎さん、速いですね」
レティ「そうね。あの速度でよく体力持つわね」
白虎「悪かった!俺が悪かったから!」
ペースが変わらない白虎さんと・・・
幽々子「ま、待てぇ~・・・!」
徐々にペースが落ちてきている幽々子
やっぱ追いかけっこで白虎に勝てる筈ないか・・・
あ、真名は勝てるか・・・
幽々子「ま・・・待って~・・・」(汗)
ほぼ歩きに近い速度で走ってる幽々子
普段、浮いて移動するから体力無いのか・・・
白虎「お~い。大丈夫か~?」
幽々子「ぜぇ・・・ぜぇ・・・待ってぇ・・」
もう歩いたほうが速いんじゃないか・・・?
幽々子「グスッ・・・待ってよ~・・・」(泣)
いかん・・・泣かれたら俺が罪悪感で死ぬ
白虎「え~っと・・・はい」
ピタッ
幽々子「え?・・・わぷっ!」
ボスッ!
白虎「ほら。止まったぞ」
ぎゅ・・
幽々子「つ、捕まえた・・・///」
白虎「縁側で休憩するか?」
幽々子「うん・・・///」
結局、一週間外出禁止をくらった・・・
まぁ、天子と衣玖が来ても、驚かないところをみると
面識はある様だった
後、気質って自分で変えられたんだな・・・
俺には出来なかったが・・・
~一週間後~
白虎「じゃ、行ってくる」
妖夢「お昼ご飯は天界でですか?」
白虎「あぁ、あいつが来いって言ったから行かないと五月蝿いからな」
妖夢「帰ってくる時間は、何時もどうりですか?」
白虎「あぁ、それじゃあ行ってきます」
妖夢「行ってらっしゃい♪」
ドンッ!
~天界~
衣玖「白虎様、ホントに来てくれたんですね」
白虎「・・・・・」
衣玖「どうかしましたか?」
白虎「う~ん・・・様ってやっぱり慣れん」
衣玖「と、言いましても・・・」
白虎「じゃあせめて、さん付けならどうだ?」
衣玖「白虎さん・・・ですか?」
白虎「あぁ、何か様付けは・・・苦手になった」
衣玖「苦手になった?」
白虎「何か・・・幻想卿に来る前は、お店の人に○○様ですか?っとか言われるならともかく・・・
何か、こっちに来てから様付けに何か・・・旨く言えないけど苦手になった」
衣玖「もしかして、壁を感じるからですか?」
壁?心に壁を感じる的な意味か?うーん・・・
白虎「・・・そうかもしれん」
衣玖「じゃあ、行きましょうか。白虎さん」
白虎「あぁ、そうだな」
~屋敷~
衣玖「二人ともご飯出来てますよ」
萃香「オッス~♪」
萃香が何故そこに居た
白虎「何でここに居る・・・」
天子「昨日急に押しかけてきたのよ。まぁ、手加減したとは言え負けちゃったし、約束どうり少し天界の土地を貸してたのよ」
白虎「で、今にいたると・・」
萃香「あ、そうそう。博麗神社は綺麗に直ったよ」
白虎「あぁ、そういえば地震で潰れたんだっけか・・・」
天子「ホントは私が直すつもりだったんだけどなぁ・・・」
萃香「ま、悪い事考えた罰だね」
詳しく話を聞くと、天子が博麗神社を直すついでに、自分の住みやすい感じに
建て直すつもりが、紫にそれがばれてコテンパンにやられたらしい
一同「ご馳走様~」
天子「じゃ、私は出かけてくるわ」
衣玖「じゃあ私も・・・」
天子「来なくていいわ。今は一人がいいの」
そう言って要石に乗って飛んでいく天子
萃香「後、今日神社の起工記念の宴会ここ(天界)でやるから」
そうそう、起工記念の宴会・・・って
白・衣「はい?今何と?」
萃香「だから、宴会は天界でやるって」
白虎「何時?」
萃香「後半日くらいに集合って言ってある」
衣玖「はぁ・・・」(汗)
衣玖、心中お察しします・・・
白虎「さて、集合時間まで何してよう・・・」
で、結局衣玖と雑談して、時間を潰す事に・・・
てか何時の間にか萃香は消えてるし・・・
まぁ、天子の恥ずかしい過去聞けたからいいや
~集合時間・三十分前~
白虎「さて、そろそろ行くかな」
医療道具にスペカ・・・後は・・・
衣玖「白虎さん、準備はできましたか?」
白虎「ん?あぁ、じゃあ行こうか」
~天界・集合場~
天子「何だ。白虎達も来たの?」
白虎「達も?」
天子「守矢のあいつも来てるわよ」
守矢のあいつ?真名の事か
天子「さ、アンタ“も”やるんでしょ?弾幕ごっこ」
白虎「は?いったい何言って・・・」
天子「そっちが来ないなら、こっちから!」
ッ!来る!
白虎「衣玖!俺の医療道具を預かっててくれ」
ブン!
衣玖「え?うわ!?」
ナイスキャッチ!衣玖!
ドォォォォン!!
衣玖「白虎さん!総領娘様!」
白虎「来るな!」
衣玖「し、しかし!」
白虎「もう弾幕ごっこは始まってるんだ・・・乱入は認められてない」
天子「よそ見してる暇があるのかしら!」
ブォン!
白虎「くっ!」
天子「ほらほら、ちょっとは攻めてみなさいよ!」
なら、お言葉どうりに!
パァン!
天子「うぐっ!?」
妖力と霊力をのせた打撃
神と霊、妖と魔なら混ぜやすいけど・・・
人と妖の道が交じり合わない様に、妖と霊も混ざりにくい
天子「な、中々やるじゃない・・・」
こいつ・・・!妖と霊を混ぜた!?
しかも、ざらつきが全く無い!
何者よ!こいつ・・・!
白虎「どうした?もう終わりか?」
天子「この位!」
白虎「せい!」
ガンッ!
蹴りをガードされたか
・・・けどな!
白虎「打ち込めば!」
神と魔、いけるか?
ドォン!
天子「な!?」
今度は神力と魔力!?
こいつ・・・何処でこんな技術を!?
天子「あんた・・・どうやってこんな技術を?」
白虎「技術?あぁそれな。妖夢との鍛錬とか普段の練習だけだ」
天子「嘘よ!たったそれだけで習得できるもんじゃないわ!」
白虎「確かに・・・訊くだけなら簡単に習得できたように聞こえる・・・」
天子「え?」
白虎「俺がどれだけ練習したか・・・閻魔様にも、人と妖<アヤカシ>、神と魔は決して混ざり合う事は無い
とか言われた・・・確かにそうだ・・・
人と妖怪の道は歩む事は出来ても、混ざる事は出来ない。人と妖怪は寿命も力も全然違う
・・・けど、俺は・・・」
白虎「諦めたくなかった。俺が諦めるのは、死んでからだ!俺は死ぬまでは絶対に諦めない!」
天子「馬鹿じゃないの?そんなに努力して、
失敗して死んだらどうするの?残された人の事考えた事ある?」
白虎「ッ!」
天子「お父様だってお母様だってそうよ・・・お前はもう一人前だから大丈夫って勝手に決め付けて・・・」
白虎「天子?」
天子「私がどれだけ寂しかったか知らないくせに!」
衣玖「!」
天子「何時も私を決めつけて!何時も私を一人にして!」
ドゴン!
白虎「グゥッ!?」
何だ!?さっきと全然威力が・・・・っ!
天子「皆ヒドイ!皆ズルイ!」
バババババババシュン!!
白虎「・・・・」
俺の顔に何か飛んできた・・・
これは・・・
天子「死神に誘われるのがどんなに怖いか!どれほど辛いか!!」
涙・・・?
天子「それなのに・・・簡単に死ぬとか言わないで!」
ズバァ!
ズザザザァ!
天子「はぁ・・・はぁ・・・」
ブゥウン!
ん?スペカが・・・
天符「緋想の思い~退屈な日々の終わり~」
↓
天符「緋想の恋心~受け止めてほしい~」
・・・・天子がどれほど辛い思いをしてきたかは分からない・・・
悲しい思いをしてきたか分からない・・・けど
白虎「言ったろ?
“俺はこの世界に居る・・・だから寂しくなったら何時でも来るといい”って・・・・」
天子「!!」
白虎「俺が何処までしてやれるかは分からない・・・けど、少しでもお前の苦しみが埋まるなら
・・・俺のとこに来て泣けばいい・・・辛い事全部吐きだぜばいい」
白虎「俺は・・全部受け止める。お前の苦しみも悲しみも全部俺にぶつけて来い」
天子「・・・「全人類の緋想天」」
バシュウウウウウウウウウウ!
天子「これが・・・私の全部・・・受け止めてくれる?」
白虎「・・・あぁ、来い」
ドゥウウウウウウウウウウウウン!!
ドーーーーーーーン!!
衣玖「白虎さん!」
白虎「あ・・・う・・・がは・・・」
グラァ・・・
俺は倒れそうになった・・・
その時、聞こえたんだ
天子「・・・・ゴメンね。白虎・・」
ガッ!
白虎「ぐッ!あぁあああ!」
バッ!
衣玖「白虎さん!」
白虎「聞こえた・・・天子の言葉・・・ゴメンねって・・」
天子「じゃあ、聞かせて・・・白虎の言葉」
俺の言葉・・・
白虎「暦「イクツモノ歳月~もう一人じゃない~」」
ババババババ!
ドオオオン!!
天子「かは・・・・」
あ・・りが・・・とう・・・
ドサッ!
・・・・・・・
天子「ん?あれ?衣玖?」
ここは・・・屋敷の縁側?
衣玖「総領娘様。お目覚めですか?」
天子「そっか・・・私負けちゃったんだ」
あれ?包帯に絆創膏に・・・
天子「手当ては衣玖が?」
衣玖「いえ、白虎さんが」
天子「白虎が・・・?」
白虎「zzz・・・・・」
天子「ホントに?」
衣玖「ホントです。自分の怪我よりも最優先で総領娘様の怪我を治されたんですから、まぁ・・・薬が切れたときは焦りましたけど・・・」(汗)
天子「で、どんな話なの?その時の事」
衣玖「そうですね・・・たしか・・・」
~さかのぼる事数時間前~
白虎「天子!」
衣玖「総領娘様!」
意識が無い・・・しかもよく診たら連戦でボロボロじゃないか・・・
衣玖「白虎さんも手当てを・・・」
白虎「俺より先に天子だ!」
衣玖「し、しかし!」
白虎「俺のはどうって事ない!」
衣玖「わ、わかりました・・・」
白虎「真名!お前、魔法は使えたよな!?」
真名「使えるけど君の望む回復魔法は使えないよ」
白虎「何だって?!」
真名「練習はしたんだけど、どうも上手くいかなくてね。むしろ、そういうのは僕より君の方が良いんじゃないか?」
白虎「!!」
真名「で、どうするんだい?」
白虎「皆に今日の宴会は延期って言ってくれ」
真名「はいはい♪」
ブゥウン!
白虎「衣玖、俺の医療道具を」
衣玖「え、あ、はい!」
~少年手当て中~
白虎「終わったぞ・・・とりあえず一週間は安静だ」
衣玖「よかった・・・じゃあ白虎さんも早く手当てを!」
白虎「悪い・・・今ので全部使っちまった」
衣玖「えぇ!?」
白虎「衣玖・・・悪いが・・・後・・頼んだ」
ドサッ!
衣玖「白虎さん!!」
衣玖「その時の白虎さん、すごくかっこよくて・・・・///」
天子「ふ~ん♪衣玖、白虎の事好きなんだ~♪」
衣玖「う!そ、そう言う総領娘様こそ!白虎さんの事好きなんじゃないんですか!///」
天子「な!ななな何言ってるのよ!ただ・・・ちょっと気になるだけよ!///」
白虎(う~ん・・・何時起きようと寝たふりしてたら・・・とんでもない事を聞いてしまった・・・)(汗)
大体、天子の「ふ~ん♪衣玖、白虎のry」ってとこ位で起きた
しかし・・・ホントにどうしようか・・・
衣玖「ん?白虎さん起きたんですね。空気で分かりました」
天子「え!?」
衣玖、空気読んでくれ・・・
ここは出来ればスr(ry
衣玖「すいません。今起きたのかと・・・」
白虎「心を空気で読むな・・・」
天子「で?何時から起きたの?」
白虎「え~っと・・・」(滝汗)
言えない・・・ほぼ告白同然な会話を聞いたry
衣玖「・・・・///」
あ・・・能力でもう分かっちゃった人いたよ
天子「 ま さ か !///」
連鎖反応・・・\(^0^)/オワタ
天子「最低!盗み聞きするなんて!///」
白虎「わ、悪気は無かったんだ!って言うか何で俺を?」
天子「分かんないの!?自分の性格考えて見なさい!///」
俺の性格?え~っと・・・
・優 柔 不 断
・フ ラ グ 野 郎
・パッとしない
・ニ ブ チ ン
・タ マ ナ シ
etc・・・
白虎「・・・・・・」(Zu~N)
ダメだ・・・いいのが全く無い
天子「何で落ち込むのよ!(汗)
衣玖「考えたら悪い部分しか出てこなかったんですね・・・」(汗)
白虎「よくよく考えたら・・・幻想卿で重婚が認められたのも、俺の所為だし・・・」
天子「重・婚?」
衣玖「重婚ですか・・・」
あ、俺見えてる地雷を自分で踏んだかも・・・
白虎「・・・・・・」(汗)
天・衣「不束者ですがよろしくお願いします///」
ウ ソ ダ ド ン ド コ ド ー ン !
で、結局・・・はい・・・増えました・・・
二人が会いに来るって形でおさまった・・・
~次の日~
宴会は何処でやっても楽しい・・・
が・・・
ドドドドドドドドドドド!!
何故弾幕バトルを酒の肴にせにゃならんのだ・・・
魔理沙「にしても、お前も大変だな」
白虎「何が?」
ドーーーーーーーン!
霊夢「何、知らないの?アンタ人里でもモテモテなの」
な ん や て ! ?
魔理沙「まぁ、逆に男からは殺したい奴No.1だけどな」
白虎「俺そんなん知らん・・・俺、悪ないもん・・・」
真名「オーイ関西弁になってるぞー」
白虎「神よ・・・何で俺はフラグ野郎なのですか?」(涙)
真名「さぁ?」
白虎「 お 前 じ ゃ ね ー よ !!」(涙)
いや、一応神様だけどさ・・・
アリス「まぁ・・・モテる理由も分からなくはないけど・・・」
白虎「 優 柔 不 断 で ニ ブ チ ン で パ ッ と し な い 俺 の 何 処 が い い と ? 」
アリス「それはマイナス面での話であって、プラスの面での話じゃないわ」
白虎「プラスの面?俺のプラス面て?」
一同「え~っと・・・」
アリス「謙虚で・・・」
魔理沙「まぁ、優しいな」
霊夢「手伝いもしてくれるわね」
咲夜「気配りが良く出来る」
鈴仙「ん~色々と器用・・・かな」
小町「後、人によるけど顔がいい」
真名「まぁ結論を言うと、かっこよくて優しい」
白虎「俺が?ないないw」
咲夜「じゃあ道に倒れてる人が居たら?」
白虎「助ける」
真名「落ち込んでる人が居たら?」
白虎「相談に乗る」
レミリア「じゃあ、自分の大切な人が危険な目にあっていたら?」
白虎「助けに行く」
パチュリー「ま、結局それが原因ね」
え?あれ?口が勝手に答えを・・・
ドーーーーーン!
萃香「あ、終わった」
白虎「じゃあ、皆の手当てに行ってくるか・・・」
霊夢「行ってらっしゃい」
ドンッ!!
魔理沙「ま、あれも原因だな」
レミリア「私からしたら、只甘っちょろいだけに見えるけどね」
お嬢様・・・白虎の爪の垢・・・煎じて飲みますか?
霊夢「にしても、最近お賽銭が入ってることがあるのよね」
一同「えぇ!?」
咲夜「博麗神社に!?}
魔理沙「おい・・・もうすぐ幻想卿滅ぶんじゃないか・・・?」(汗)
パチュリー「あぁ・・・奇跡って案外身近に存在してたのね」
鈴仙「きっと・・・誰かが間違えて入れちゃったんじゃない?」
霊夢「よし、全員まとめて夢想封印で処刑してあげるわ」
アリス「あんた達ちょっとは喜んであげなさいよ・・・」
真名「しかし、誰が・・・」
萃香「ん?あぁそれ?白虎が来た時、毎回お賽銭入れてるよ」
霊夢「 あ い つ が !?」
萃香「入れてるとしたら・・・博麗だけだね。守矢には入れてないけど」
真名「何で?」
萃香「何か「入れたら負けな気がする」だって」
まぁ・・・気持ちは分からなくはないけど・・・
多分、また一つフラグ回収するハメになると思う・・・
白虎「ぶぇっくしゅん!!」
誰だ・・・俺の噂をした奴は・・・
妖夢「風邪ですか?」
白虎「いや大丈夫・・・しかし」
天子「う~ん・・・」
当たり所が悪くて気絶って・・・
しかも俺がおぶるハメになるし・・・
紫「今のあなた達、まるで兄妹よ?」
衣玖「微笑ましいです」
私からしたら衣玖は保護者に見えるけど・・・
ここは黙っときましょ・・
魔理沙「お~い、早く来いよ」
白虎「じゃ、さっさと行きますか」
紫「そうね。じゃないと萃香に全部飲まれてしまうわ」
そう言って紫のスキマで皆の所にむかう俺達
さ、明日からまたエライ目に合うだろうな・・・
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情報処理検定で遅れた約束を今から果すんだ!(CV・ソラ)
てなわけで、眠ってた西虎です。最近KHにはまってます。
BbSもストーリー最近クリアしました・・・
後.hackにライオットアクトにミク2にまりさに・・・・
ゲームがいぱーい・・・(;・ω・)