No.173844

魏ルートパフェ 甘々物語-真桜編-

shirouさん

この作品は誤字脱字遅筆駄文製作者が妄想の元書き上げる魏ルートEND後アフターIFストーリーです。キャラ崩壊口調違和感等は生温かい視線とコメントでお願いします。

2010-09-21 03:26:29 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:6802   閲覧ユーザー数:5593

 

 

???「ふんふふ~ん♪隊長はまだ寝てるんやろなぁ」

 

頭の上で二つに纏めた髪をピョコピョコ揺らしながら

 

???「いつも起きてる時間よりわざと早目に向かってるしなぁ」

 

おそらく魏国一番であろう女性のシンボルをポヨンポヨン揺らしながら

 

???「いちゃいちゃと言えばまずは目覚めのチューからやって隊長も言うてたしなぁ」

 

腰の工具ベルトをガチャガチャ鳴らしながら弾むように歩いていくのは”魏の技術は三国一ィィィィィを体現する女”こと

 

”真桜”その人。向かうは”愛しの隊長(別名:魏の種馬)こと”北郷一刀”の私室である。

 

真桜「隊長は鍵をかけへん人やから大丈夫やろうけど、いざとなったらこの”鍵いらず君”で」

 

名前は可愛いが小型の電動ドリルみたいなものをいじりながら、静かに扉を押すとアッサリ開いた。

 

???「すーーーーっ。すーーーーーっ。むにゃむにゃ」

 

寝息が聞こえてくる・・・・・・どうやら一つのようだ。

 

『ほっ、誰も連れ込んどらへんかったんやな』

 

と、胸を撫で下ろしつつ寝台に近づく

 

『起きてる時はかっこえぇけど寝てる時はかわえぇよなぁ隊長は』

 

と、頬を緩めながら指でホッペをプニプニしながらニマニマして惚ける。

 

真桜「この口で何人の武将を口説いてきたんや?ほんまに」

 

ほっぺから唇にスススッとなぞりながら移動すると

 

一刀「あむっ」

 

真桜「ちょっ!!た・たいちょっそんな舐めたらあかんて」

 

慌てて指を口から引き抜く

 

一刀「真桜が悪いんだろ人が気持ちよく寝てるのに悪戯するなんて」

 

と、体を起こしながら完全に目を覚ました様子の北郷一刀。

 

『あかん予定がくるてしもた』

 

真桜「今日の見回りはウチと”たいちょ”がペアやさかい起こしにきたんですやん」

 

と、作戦が失敗した事を気取られないように自分の行動を正当化するセリフを言い放つ。

 

一刀「そっかぁ、起こしてくれてありがとうね。んじゃ支度するから外でちょっと待っててね」

 

と、改めて真桜の方を見ると目を閉じて少し顔をこちらに突き出している。

 

一刀「熱でもあるのか?真桜」

 

突き出した額に手を当ててみると

 

真桜「たいちょ~そらないわ。はぁ~~~」

 

と、溜息をつきながら部屋の外へ出て行く。

 

一刀「おかしな真桜だなぁ」

 

と、呟きつつ身支度を整えて真桜の後を追った。

 

 警邏中もどこか様子がおかしい真桜

 

手が触れるか触れないかの位置で俺の周りでウロウロしてる真桜に対して

 

一刀「真桜ちょっと近すぎだろ?それだと全方位に対して対応できないぞ。それとさっきから俺の顔ばかりチラチラ見てるがちゃんと見回りしてるか?」

 

真桜「”たいちょ”はウチとはいちゃいちゃしたないん?それとも凪や沙和のがよかったん?」

 

立ち止まって俯きながらそう言ってくる

 

一刀「いちゃいちゃって今は仕事中だろ?」

 

真桜「でも”たいちょ”はいちゃいちゃする為に戻ってきたんやろ?また急に消えてもたらウチらどないしたらええのん?」

 

言いながら上げたその顔の瞳には涙が溜まっていた。

 

『そっかぁ、今回は帰ってこれたけど毎回帰ってこれるとは限らないんだよな』

 

一刀「ごめんなぁ真桜。そうだよなぁ俺は皆といちゃいちゃする為に戻ってきたんだよな。」

 

『ソレを聞かされた彼女達には何時また俺が消えるかって恐怖を植えつけてしまってるんだな』

 

自分自身の馬鹿さ加減を恨みながら泣いている真桜に近づいて抱き締めた。

 

一刀「俺はまた日常通りの生活を出来る事が嬉しくて肝心なこと忘れてたよ」

 

真桜「”たいちょ”・・・・・・ならウチでもいちゃいちゃしてくれるん?」

 

腕の中から上目遣いでこちらをみながら訊いてくる。

 

一刀「勿論だよ。てかいちゃいちゃさせてくれ。いや、させて下さい」

 

真桜「ふふ~ん。どないしよっかなぁ?さっき怒られたしなぁ」

 

と、悪戯っ子のような言い回しで

 

一刀「なんでも言うこと聞くから機嫌直してよ」

 

なだめるように言うと

 

真桜「そやな~とりあえず新しい工具と部品とカラクリ夏候惇将軍人形と・・・・・・」

 

一刀「ちょ、ちょっと真桜さん?」

 

冷や汗を背中に感じながら

 

真桜「と、言うのは冗談や・・・・・・「ホッ」あのな”たいちょ”の事を二人っきりの時だけでもええから、か・”かぁくん”と呼んでえぇかな?」

 

耳まで真っ赤にしながらそんな爆弾発言を言う俺の宝物

 

一刀「良いよ。その代わり俺も真桜の事を”まおたん”と呼ぶからね」

 

真桜「ほ・ほんま?んじゃ・・・・・・”かぁくん”」

 

一刀「なんだい?”まおたん”」

 

真桜「”かぁくん”」

 

一刀「”まおたん”」

 

そうしてお互いの名前を呼びながら段々と近づく二人の唇

 

???「おいニィちゃん達盛るのは勝手だがここは街中だぜ。警邏隊が風紀を乱してどうすんだ?」

 

???「これこれ~宝譿。そんな身も蓋もない事を言ってはダメなのですよ~二人は周りの事なんか目に入らない状態なのですから~」

 

声をかけられて初めて気づいた、そう警邏の途中だったって事はここは街中なわけで

 

一刀「風、別に俺らは風紀を乱そうなんて思ってないぞ」

 

と言いつつも”まおたん”は抱き締めたままな俺

 

風「おにぃさん達は逢引の途中なのですね~?」

 

冷やかすような視線付で

 

一刀「うん、警邏と言う名の逢引をこれからするんだよ俺と真桜は」

 

風「・・・・・・ぐぅ」

 

一刀「寝るな!!」

 

風「おおっ。まさかあっさり逢引と認めてボケを潰されるとは思ってなくて現実逃避を」

 

一刀「んで、どこから見てたの?」

 

風「いちゃいちゃしたくないん?ってとこですかねぇ~」

 

一刀「思いっきり最初からじゃん」

 

『ちょっと口止めしとかないと華琳の耳にでも入ったら大変だしな』

 

一刀「”まおたん”ちょっとここに居てね」

 

と、真桜の耳元に囁いて腕を解く。

 

真桜「うん、待ってるから戻ってきてや”かぁくん”」

 

 

一刀「風、ちょっとこっち来てくれるかな?」

 

と言いつつ手を引っ張りながら路地の方へ

 

風「風はそんな軽い女じゃないのですよ~」

 

と言いながらも大人しくついてきてくれる

 

『この辺でいいかな』

 

と、キョロキョロしてから

 

一刀「この事は他の人には内緒にしておいてくれないかな?」

 

と頭を下げて手を合わせて拝み倒す

 

風「風ともいちゃいちゃしてくれるなら手を打ちましょう~」

 

一刀「んじゃこれはその手付けって事で。チュッ」

 

と言いつつ風のおでこにデコチューをした。

 

風「お・おにぃさん。では本番を期待しておりますよ~」

 

一刀「宝譿もよろしくな」

 

宝譿「おう」

 

と、耳まで真っ赤な風と別れて真桜の元に戻った。

 

一刀「お待たせ”まおたん”」

 

真桜「”かぁくん”・・・・・・デコチューしてた」

 

プイすって音が聞こえそうなくらいの拗ね方だった。

 

一刀「見てたのね?”まおたん”」

 

『しょうがないなぁ』

 

俺は真桜の手を握りながら歩き出した

 

一刀「”まおたん”とこうやって手を繋ぎながら警邏できる俺って幸せだなぁ」

 

一刀「”まおたん”は違うの?」

 

顔を覗き込むと

 

真桜「幸せに決まってるやん。でも”かぁくん”デコチュ「チュッ。もっと凄い事警邏終わったらしようね」~・・・・・・うん。絶対やで」

 

唇を軽く重ねただけのキスだけど、やっと笑顔になった。

 

真桜「んじゃ、さっさと警邏終わらすで”たいちょ”」

 

一刀「あれれ?”たいちょ”に逆戻り?」

 

真桜「だってこれ以上誰かに見つかってしもてその度に”かぁくん”がデコチュ~するん嫌やもん」

 

一刀「よーしっさっさと終わらせていちゃいちゃするぞーっ!!」

 

真桜「おーっ」

 

と、二人で気合を入れた。

 

「「隊長・・・・・・次は私ですよ(なの)」」

 

二人を見つめる影が二つ。

 

俺はいちゃいちゃ坂を登り始めたばっかりだ。これからもいちゃいちゃするぜ。

 

-真桜編- 完

 

-あとがき-

 

はい、駄文製作者のshirouです。何かいちゃいちゃって言うか馬鹿ップルにしてしまったというか。

 

反省点が一杯です。甘さが足りないぜベイベーって思われるかもしれませんが徐々に改善していく方向で

 

ご指摘コメント頂けますとありがたいです。後まずは三羽烏と思っていますのでその次は誰がいいかリクエストして頂けますとありがたいです。

 

 


 
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