No.171502

ひぐらしで桃太郎

「ひぐらしのなく頃に」のキャラで桃太郎の話を書いてみました
惨劇とか悲劇とかはなくぼのぼのして笑える内容です
( ・∀・)つ

羽入:

続きを表示

2010-09-10 01:55:02 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:815   閲覧ユーザー数:786

昔…昔…

ある雛見沢に

悟史とレナという者が一緒に暮らしてました

 

悟史:

「じゃあ、僕は山へ薪を集めに行くから」

 

レナ:

「うん♪気を付けていってね」

 

 

悟史はレナに見送られ山へ向かいました

 

レナ:

「さて…と」

 

 

レナは愛用の鉈を持ち、スキップしながらある所へ向かいました

 

 

 

レナ:

「はぅ~☆この人形…かぁいいよ♪お持ち帰りぃ」

 

 

レナはガラクタのゴミが積んである山でかぁいい物を探していました

 

 

レナ:

「他にかぁいい物はないかな…かな?」

 

 

レナはひょいひょいとガラクタの山を身軽に飛びながら探していた

 

 

すると…

 

 

レナ:

「あれ…?」

 

 

レナは何かに気付き立ち止まった

 

 

レナ:

「何で…大きな桃があるんだろ…だろ?」

 

 

レナの頭の上はクエスチョンマークが浮かんでいた

 

 

そうガラクタの山に大きな桃があった

 

レナは大きな桃に近付いていった

 

 

レナ:

「大きい桃…はぅ~☆かぁいいからお持ち返りぃぃ♪」

 

 

レナは腰に鉈を収め両手でひょいと持ち上げガラクタの山から降りていった

 

 

?:

「ちょっ!?ゆ…揺れて気持ちわるくなる…」

 

 

レナ:

「ん…?今、誰かの声が聞こえたような気がしたんたけど?気のせいだよね」

 

 

こうしてレナは大きな桃と共に家に帰った

 

 

 

 

 

悟史:

「ただいま~!たくさん、薪が落ちていたから時間がかかったよ…って!?」

 

 

悟史は家の中にある大きな桃に驚いた

 

 

レナ:

「かぁいいでしょ♪ガラクタの山から拾ってきたんだ」

 

 

悟史:

「ガ…ガラクタの山にこんな大きな桃があったのかい…?むぅ…」

 

 

悟史はにわかに信じられない顔をした

 

 

悟史:

「とにかく本物の桃なら食べれば分かるはず…」

 

レナ:

「じゃあレナの愛用の鉈で大きな桃を真っ二つするね」

 

 

レナは愛用の鉈を両手で構えた瞬間、レナの目がガラリ変わった

 

 

悟史:

「レ…レナ?」

 

 

悟史は少し怯えていた

 

 

 

レナ:

「真っ二つ…真っ二つ…あははははははは!」

 

 

レナは両手を上に上げて鉈を振り下ろした

 

 

 

スバッ!

 

 

 

大きな桃はキレイに割れ…そこにレナの鉈を両手で受け止めた男が現れた

 

 

悟史:

「おや…?大きな桃の中に人が…」

 

レナ:

「あれ…?何で大きな桃の中に人がいるのかな…かな?」

 

圭一:

「し…死ぬ所だった…マジで走馬灯が流れたぞ」

 

 

 

 

レナと悟史は驚きながらも桃の中にいた人を育つ事に決めました

 

 

レナ:

「名前は桃から生まれたからピーちゃんってどうかな…かな?」

 

悟史:

「英語で桃はピーチ…だからピーちゃん…うんいいな」

 

圭一:

「ちょっ!?何だよ!その名前!ヒヨコにつきそうな名前だし!」

 

 

 

何やかんやで話しあい、最終的には「桃太郎」に決めました

 

 

桃太郎はレナと悟史と一緒に暮らしていきました

 

 

月日が流れ…桃太郎は立派な青年になりました

 

 

レナ:

「あのね…桃太郎にお願いがあるけどいいかな…かな?」

 

圭一:

「お願い…?」

 

悟史:

「実はな…雛見沢に歴史のある古手神社という所があるんたけど雛見沢に住んでる双子の娘が誰かに拐われ監禁させられているんだ」

 

圭一:

「はぁ…」

 

レナ

「だから、桃太郎が監禁された双子の娘を助けに行って欲しいの」

 

圭一:

「あれ?話の流れだと鬼が島に行くんじゃ―…」

 

 

バンッ!

 

 

レナは強く机を叩いた

 

 

レナ:

「雛見沢から出るとオヤシロ様が許さないんだよ…だよ」

 

 

レナは鉈を握りしめた

 

 

圭一:

「わ…分かったから鉈を構えるな!」

 

悟史:

「桃太郎…!これを渡そう」

 

 

悟史は桃太郎にバットを渡した

 

圭一:

「バ…バット?刀じゃないのか?」

 

悟史:

「いや…桃太郎は何か刀よりもバットが似合うよ」

 

圭一:

「似合うって…」

 

レナ:

「はい♪レナが作ったきびだんごだよ」

 

 

レナは桃太郎にきびだんごが入った袋を渡した

 

 

桃太郎は鎧を着て背中にバットを納めて腰にきびだんごの袋をつけた

 

 

悟史:

「気をつけてな」

 

レナ:

「かぁいい物を見つけたら持って帰って来てね♪」

 

圭一:

「…いってきます」

 

 

 

何かあまりテンションがあがらない桃太郎であった

 

 

 

 

 

道を歩きながら桃太郎はレナにもらった地図を見た

 

 

圭一:

「ええっと…何だこれ」

 

 

レナが描いた地図はかなり適当で書かれていた

 

 

圭一:

「分かるか!?こんなもん!何も目印も書いてねぇぞ!」

 

 

桃太郎は溜め息をついた

 

 

するとそこに犬の耳をつけた小さい女の子が現れた

 

 

梨花:

「にぱ~☆ワン!」

 

圭一:

「えっ…?」

 

梨花:

「にぱ~☆にぱ~☆」

 

圭一:

「…に…にぱ~☆…」

 

梨花:

「その腰につけているきびだんごが食べたいのですよ♪」

 

圭一:

(…俺のにぱ~☆はスルーかよ…)

 

 

桃太郎は袋からきびだんごを一つとって犬に上げた

 

 

梨花:

「ありがとなのです♪お礼をしたいので一緒に行ってもいいですか?」

 

圭一:

「いいよ古手神社に行こうと思ってるんだけど場所が分からないんだ…」

 

梨花:

「みぃ?古手神社ならボクの家なのですよ」

 

圭一:

「ほ…本当か!?助かった」

 

梨花:

「では、こっちについてくるのですよ♪」

 

 

桃太郎は犬についていきながら歩いていった

 

 

梨花:

「ところで…ボクの家に何か用事でもあるのですか?」

 

圭一:

「いや…何か聞いた所、雛見沢の双子の娘が誰かに古手神社に監禁させられているんだ」

 

梨花:

「みぃ!?そうなのですかでは急いでいくのです」

 

 

急いで行こうとした

その時…

 

 

沙都子:

「オーッホホホ!そこの二人…待ちなさいませ!」

 

羽入:

「あぅあぅ…お…重いのです!く…苦しいのです」

 

 

上からキジに乗ったサルがいた

 

 

圭一:

「な…何だキジが泣いているぞ降りてこい」

 

沙都子:

「キーッ!言われなくても分かってますわ!」

 

 

こうしてサルはキジから降り桃太郎の前に立った

 

 

沙都子:

「ここから先は私のテリトリーですわ!さっさと立ち去ってくれませんか?」

 

圭一:

「そんな事、言ってもなぁ…この先に古手神社があるから行かないといけないんだよな」

 

梨花:

「…サルさんこれはブロッコリーですか?それともカリフラワーですか?」

 

 

犬はサルに、クイズを出した

 

 

沙都子:

「なっ…そ…それくらい!分かりますですわ!それは…えーっと…ブロッコリー…いやカリフラワー…」

 

圭一:

「何だ…ブロッコリーとカリフラワーの区別さえ分からないのかよ!?」

 

沙都子:

「うるさーい!黙りなさい!分かるもん…それはブロッコリーですわ!」

 

 

犬がにぱ~☆と笑い

 

 

梨花:

「これはカリフラワーです♪」

 

沙都子:

「な…なな!あっ…そ…そうでしたわね!ちょっと忘れただけですわ」

 

圭一:

「プッ…自信持って答えたのにちょっと忘れたって…ククク」

 

沙都子:

「キ…キ―!」

 

 

サルは桃太郎を襲い顔を爪で引っかいた

 

 

圭一:

「や…やめろ!バカサル!痛いって」

 

梨花:

「サルさんクイズを間違えたのでここは通ってもいいですか?」

 

 

サルは桃太郎から離れ

 

 

沙都子:

「ふん…仕方ないですわね…通ってあげてもいいけど変わりにあなた達についていきますわ!」

 

圭一:

「なら、きびだんごを食べるか―…って?あれ?」

 

 

桃太郎は腰につけたきびだんごの袋が無くなってる事に気付いた

 

 

羽入:

「あぅあぅ♪このきびだんご甘くて美味しいのですぅ♪でもシュークリームが1番なのです」

 

 

キジが幸せそうな顔できびだんごを食べていた

 

 

圭一:

「お…おい!」

 

羽入:

「はっ…!?それは…その……ボクもついていくので大丈夫なのです!」

 

 

そう言いながらキジはきびだんごを全部、食べた

 

 

圭一:

「全部、食べたのかよ!?仕方ないなぁ…じゃあ先に進むぞ!」

 

 

桃太郎は先に歩き始めたが…

 

 

スボッ!

 

 

圭一:

「うぁあああ!?」

 

 

桃太郎は大きな落とし穴にはまった

 

 

沙都子:

「あらあら、この先は私が仕掛けたトラップがあるから気をつけないと…怪我しますわよ♪オーッホホホ♪」

 

圭一:

「マジかよ…!?」

 

 

こうして桃太郎と犬とサルとキジは古手神社に向かって歩き始めた

 

 

 

 

 

 

梨花:

「この階段を上がれば古手神社なのです」

 

圭一:

「そ…そうか…ようやく着いたか…」

 

 

桃太郎はサルの仕掛けたトラップにかかりボロボロになっていた

 

 

沙都子:

「こんなにトラップにかかる人初めて見ましたですわ…つくづく運のない人ですわね」

 

圭一:

「うるせえ!」

 

羽入:

「あぅあぅ…ボクも何回がトラップに引っかかってしまったのです」

 

梨花:

「それはキジがトジだからなのですよ」

 

羽人:

「あぅ!?ボ…ボクはトジじゃないのですよ!」

 

圭一:

「いいからさっさと階段を上がろうぜ」

 

 

 

 

こうして桃太郎達は階段を上がった

 

 

 

 

圭一:

「こ…これは!?」

 

 

古手神社にたくさんの人が集まっていた

 

 

梨花:

「みぃボクの家をどうするつもりなのですか!?」

 

 

するとお賽銭を入れる所から黒服を着た女が現れた

 

 

鷹野:

「あらあら?こんな所へ何しに来たのかしらクスクス…」

 

圭一:

「お前か!双子の娘を拐い監禁したのは!」

 

 

鷹野は髪をかきあげてニヤリと笑った

 

 

鷹野:

「ええ…そうよ」

 

沙都子:

「何故、そんな事する必要があるのですの?」

 

鷹野:

「…知りたいなら特別に教えてあげるわ、この古手神社にはねオヤシロ様がいるのよ、双子の娘をいけにえにしてオヤシロ様に献上して力をもらうのよ!」

 

圭一:

「何だと!?」

 

 

犬はキジの方を見つめ、キジは首を横に振った

 

 

羽入:

(あぅあぅ…ボクはいけにえなどいらないのです!むしろシュークリームを献上して欲しいのです)

 

梨花:

「ここはボクの家なのです…勝手な事は許さないのです」

 

 

圭一はバットを構え

 

 

圭一:

「そうだ!双子の娘をいけにえなんかにさせないぜ!」

 

 

犬とサルとキジは戦闘体制に入った

 

 

鷹野:

「仕方ないわね…山狗達!行きなさい!」

 

山狗達:

「はっ!」

 

 

山狗達は、桃太郎達を囲んだ

 

 

圭一:

「…とはいえ、いきなり囲まれちまった」

 

沙都子:

「私にお任せくださいませ!」

 

 

サルはたくさんの爆竹を山狗達に投げた

 

 

バチ!バチ!

 

 

山狗1:

「アチチ!?」

 

山狗2:

「誰だ!?俺の足踏んだやつはぁ―!」

 

山狗3:

「俺じゃねぇよ!?イテテ…!背中を押すな!」

 

圭一:

「さすがバカサルやるぜ!」

 

沙都子:

「キーッ!?だからバカサルって呼ぶなぁ」

 

梨花:

「ここは分散して山狗達を倒すのです」

 

圭一:

「そうだな…よし行くぞ!」

 

 

 

桃太郎と犬とサルとキジはそれぞれに散った

 

 

 

 

山狗:

「待て~!」

 

 

山狗達の一部ははサルに狙いを向けた

 

 

沙都子:

「あら?こっちに来てもよいでして?」

 

山狗:

「えっ…!?」

 

 

スボッ!

 

 

山狗:

「うぁああああ!?」

 

 

山狗の一部は落とし穴にはまった

 

 

山狗:

「な…何で!こんな所に落とし穴がっ…!?」

 

沙都子:

「オーッホホホ♪トラップマスターをなめないて欲しいですわね♪」

 

 

沙都子は両手に爆竹を持ちニヤリと笑った

 

 

山狗:

「えっ…?ちょ…ちょっと!?こんな狭い穴で爆竹を投げたら――…」

 

沙都子:

「ほいですわ♪」

 

 

沙都子はすぐさま爆竹を穴の中へ投げた

 

 

バチ!バチ!

 

 

山狗:

「くぎゃあああ!?アチチ!」

 

 

山狗の悲鳴が響き渡った

 

 

 

 

 

キジの方では…

 

 

羽入:

「あぅあぅ…背中は壁…前に山狗達に囲まれたのです」

 

山狗:

「さぁ…大人しく観念しな!」

 

羽入:

「イヤなのです!」

 

 

その時、山狗の一人が袋の中からシュークリームを取って食べていた

 

 

山狗1:

「おい…こんな実況でシュークリームなんか食べてる場合か!?」

 

山狗2:

「あっ…すいません、腹が減ったもので―」

 

山狗1:

「何が腹が減ったんだよ!?バカか!お前はっ!」

 

山狗1は山狗2からシュークリームの入った袋を地面に捨てた

 

 

羽入:

「あぅ!?ボクの大好きなシュークリームが……」

 

山狗1:

「さぁ…観念すれば痛い目に合わずに済むぞ」

 

 

 

羽入:

「シュークリームを捨てるなんで…!許さないのです!」

 

 

キジは目つきが変わり宙に浮いた

 

 

羽入:

「人の子よ…そなたは犯してはいけない事をした…それは決して許される事ではないのです」

 

山狗:

「ひっ…!うぁああああ!?」

 

 

キジは大きく風を作り出し山狗達を吹き飛ばした

 

 

羽入:

「シュークリームは職人が心を込めて作っているのです、そこで反省するがよい」

 

 

何故か、シュークリームについて熱く語る羽入であった

 

 

 

 

 

犬の方は…

山狗達に囲まれていた

 

 

山狗1:

「こんな小さい犬が相手だと何か抵抗あるな…」

 

山狗2:

「お前!?ま・・・まさか・・・ロリー・・・」

 

山狗1:

「違うっつ―の!こんな可愛い犬だと何か手が出しにくいじゃないか!」

 

山狗2:

「だからそれはロリー・・・」

 

梨花:

「みぃ…不潔なのです」

 

山狗1:

「ち…違う!俺は不潔じゃない!と…とにかく!降参すれば痛い目に合わずに済むぞ」

 

 

梨花は桃太郎やサルやキジが遠くにいるのを確認してから

 

 

梨花:

「痛い目に合わずに?クスクス…それは違うわね、痛い目に合うのはあなた達の方よ」

 

 

犬は無垢な表情からガラリと大人っぽく変わった

 

 

山狗2:

「な…何だと!?」

 

 

犬は横に置いてあったホウキを取り構えた

 

 

梨花:

「可愛い犬でも時には狼になるのですよ、100年 生きる私の力を見せてあげるわ」

 

 

 

ドカッ!

 

 

ドカッッ!

 

 

 

犬はホウキで次々と山狗達を倒していった

 

 

山狗1:

「グハッ!?…つ…強ずきる」

 

 

犬は山狗を倒した後、いつも可愛い犬に戻った

 

 

梨花:

「運よく倒せたのです♪にぱ~☆」

 

 

 

 

 

そして

桃太郎の方は…

 

 

 

ドカッ!

 

 

バンッ!

 

 

圭一:

「うおっ!?俺だけ本気でかかって来てないか!」

 

 

桃太郎は本気で襲いかかる棒を持っている山狗達の攻撃を避けるので精一杯であった

 

 

山狗:

「ちっ…!ちょこちょこと避けやがって」

 

山狗2:

「俺も主役になりたかったんだよぉぉ!」

 

圭一:

「そんな事情 知らねぇよ!?何でそんな話が出るんだよ!」

 

 

キーン!

 

 

桃太郎はバットで山狗の棒を受け止め堪えていた

 

 

山狗:

「くっ…!なかなかやるな」

 

圭一:

「桃太郎の俺がやられるわけには行かねぇからな」

 

 

その時、横から犬とサルとキジが桃太郎を応援していた

 

 

沙都子:

「頑張れですわ~♪」

 

梨花:

「みぃ♪桃太郎、ふぁいとお~なのです☆」

 

羽入:

「あぅあぅ…頑張れなのです!」

 

 

 

犬とサルとキジの応援が聞こえた桃太郎は…

 

 

圭一:

「お前ら…」

 

 

桃太郎は未だに山狗の攻撃を避けながら犬とサルとキジにこう言った

 

 

圭一:

「応援する暇があったら助けろよぉぉ!?」

 

沙都子:

「嫌ですわ!」

 

梨花:

「やだなのですよ☆」

 

羽入:

「あぅあぅ…疲れて力が出て来ないのです、シュークリームが食べたいのです!」

 

圭一:

「即答かよ!?」

 

山狗:

「どうした?もう後がないぞ!」

 

圭一:

「くそっ…!」

 

 

落ちつけ…!クールになれ!俺!何か方法があるはず…

 

 

桃太郎は回りをキョロキョロしてある物に気付いた

 

 

 

圭一:

(あれは…!?よし!)

 

 

圭一はある方向へ一気に走った

 

 

山狗:

「何だ…?急に向こうへ走ったぞ」

 

 

圭一はある物を拾い…

 

 

 

圭一:

「ボールの変わりにこのチクチクする栗を使うぜ」

 

圭一はチクチクした栗を山狗達にめがけて打った

 

山狗:

「ちょっ!?そんなの打ったら危な―…」

 

 

ガン!ガン!ガン!

 

 

桃太郎はたくさん栗を打ちまくった

 

 

山狗:

「イタタタ!」

 

山狗2:

「ひぃ~!?お尻に刺さった」

 

 

山狗達は棒を捨てて向かってくる栗から逃げるように去っていった

 

 

桃太郎:

「ふっ…俺の手にかかれはこんなもんだせ」

 

 

こうして桃太郎と犬とサルとキジは山狗達を倒した

 

 

鷹野:

「くっ…!なかなかやるわね…ならこっちも切り札を出すしかないわね」

 

圭一:

「な…何!?まだ誰かがいるのかよ!」

 

梨花:

「みぃ…しつこいなのですよ」

 

 

 

 

 

その前に

 

監禁された双子の娘の方は…

 

 

古手神社の地下にある牢の中に双子の娘がいた

 

詩音:

「あ~あ…暇ですぅ…そもそも何で私が監禁されなきゃいけないんですか!」

 

 

詩音はプンプンと愚痴を言っていた

 

 

魅音:

「まぁまぁ…詩音、落ちつきなって」

 

詩音:

「お姉はいいですよねぇ…好きな人が助けにくるんだから」

 

魅音:

「なな…!?」

 

 

魅音は、顔が真っ赤になった

 

 

詩音:

「あ~あ…悟史くんに会いたいなぁ、そもそも何でレナと暮らしてるのか納得いかないんだけど」

 

魅音:

(圭ちゃん…)

 

詩音:

「ほい♪」

 

 

詩音は魅音の胸を触った

 

 

魅音:

「き…きゃあ!?なな…何すんのさ!?詩音!」

 

詩音:

「顔をにやけながら、な~にを考えていたのかな?おや、お姉も少しは大きくなったんじゃないですかぁ?」

 

魅音:

「あんっ…!ば…バカ!揉むな!離せー!」

 

 

魅音は詩音の手を離し、詩音を押し倒した

 

 

魅音:

「仕返ししてやるー!」

 

 

魅音は詩音の胸を揉んだ

 

詩音:

「ちょっ…!?お姉!…あんっ!」

 

詩音も再び魅音の胸を揉んだ

 

魅音:

「んっ…!ま…負けるかぁ!」

 

 

 

数分後…

 

 

 

 

魅音:

「はぁ…はぁ…胸が痛い…」

 

詩音:

「こっちも痛いです…バカな事してる場合ではないですね」

 

魅音:

「詩音が最初にやって来たからでしょ!?まったく…」

 

詩音:

「さっさとこの牢から出ましょう、こんな所にいたら肌が荒れちゃいます」

 

魅音:

「どうやって牢から出るのさ?」

 

詩音:

「まぁまぁ♪お姉、ここは私に任せて下さい」

 

 

 

 

 

話は桃太郎達の方に戻って…

 

 

 

鷹野:

「出て来なさい…!富竹!入江!」

 

 

鷹野の声と共に富竹と入江が現れた

 

 

富竹:

「カメラマン富竹…参上!」

 

入江:

「…メイドは癒しであり心のオアシスと呼ぶ存在!必要なのは萌え…萌えなのだよ!入江参上!」

 

鷹野:

「…何か不愉快な人がいるけど…まぁいいわ!桃太郎達をやつけなさい!」

 

富竹:

「イエッサ―!」

 

入江:

「…可愛い幼女が3人もいるならこのメイド服を着させよう!後、桃太郎…君もだ!」

 

圭一:

「何で!俺がメイド服を着ないといけねぇんだよ!?つ―か、俺は男だそ」

 

入江:

「萌えるならば何でもありだ!」

 

 

入江はグイッとメガネを上げた

 

 

圭一:

「げっ…!?そうかよ…ならこっちも遠慮なく倒すぞ」

 

沙都子:

「どんな相手でも負けませんわ!」

 

梨花:

「みぃ!あの男の言う通りにはさせないのです」

 

梨花:

「あぅあぅ欲望のエネルギーが溢れすぎなのです」

 

富竹:

「ははは!先手は打たしてもらうよ!フラーーッシュ!」

 

 

富竹はカメラのフラッシュで桃太郎に向けてカチャカチャと撮りまくった

 

 

桃太郎達はカメラのフラッシュの眩さで目がチカチカした

 

 

圭一:

「おわ!?目が…チカチカする!」

 

梨花:

「みぃ~!?」

 

沙都子:

「フラッシュで前が見えないですわ!」

 

羽入:

「あぅあぅ…」

 

富竹:

「これで桃太郎達は動けない!」

 

 

そう言った時

 

 

カチャカチャカチャ…

 

 

急にカメラからフラッシュが出なくなった

 

富竹:

「あ…あれ?フラッシュが光らない…」

 

 

フラッシュが出なくなった事に桃太郎達は気付き富竹に近付いた

 

 

富竹:

「ちょ…!?ちょっと待ってくれ!撮った写真を上げるから許してくれ!」

 

梨花:

「やなこった…なのですよ♪にぱ~★」

 

 

ドカッ!ボコッ!

 

 

バキッ!

 

 

富竹:

「えっ…!今、何がバキッって……うぁああああああ!?僕のパートナーがぁぁぁぁ!」

 

 

富竹の愛用のカメラがバラバラに壊れていた

 

 

沙都子:

「あら?そこにカメラがあるなんで気付かなったですわ」

 

 

 

富竹はあしたの○ョーみたく真っ白に燃え尽きた

 

 

 

 

入江:

「早くも一人墜落か…何とも情けないな」

 

鷹野:

「じゃあ、あなたなら倒せるって事?」

 

入江:

「ふっ…僕の心にはメイドがいるんだ心配ないさ」

 

 

メガネをキラリと光らせ、グイッとメガネを上げた

 

 

鷹野:

(それが余計心配なんたけど…)

 

桃太郎:

「さぁ…残りはお前だな変態!」

 

入江:

「変態…?いいえ…違いますね!コスプレマニアと言ってもらいたい!」

 

沙都子:

「それも…変態ですわ!?」

 

入江:

「そこのキジ…さっきの山狗との戦いはみごとだったよ」

 

羽入:

「あぅあぅ…?それが何なのですか」

 

入江:

「シュークリームの店の一年間無料券があるが…どうかな?こっち側の力になれば渡してやろう」

 

羽入:

「桃太郎!倒してやるのです!」

 

 

羽入はスバッと入江側に移動した

 

 

圭一:

「お…おい!?早っ!あっさりと裏切るのかよ!」

 

羽入:

「シュークリームの為なら敵になってやるのです」

 

圭一:

「シュークリームで裏切るなよ!?」

 

 

桃太郎の横から犬が前に出て来た

 

 

梨花:

「桃太郎…ここは僕に任せるのです」

 

羽入:

「…何なのですか?」

 

梨花:

「キジさん裏切るなら…激辛キムチを食わせてやるのですよ」

 

 

羽入はスバッと桃太郎側に戻った

 

 

羽入:

「キ…キムチは嫌なのです!この変態!覚悟するのです」

 

 

圭一:

「戻るの早っ!?」

 

入江:

「ぐっ…ならば!一年間じゃなく生涯無料券だ!」

 

 

またも羽入はスバッと入江側についた

 

 

梨花:

「みぃこっちは朝、昼、夜…毎日、激辛料理なのです」

 

 

またまたもや羽入はスバッと桃太郎側についた

 

 

沙都子:

「天国と地獄の狭間で揺れ動いてますわね…」

 

圭一:

「何とも分かりやすいキジだなぁ…」

 

羽入:

「あ~う…あ…頭が混乱するのです…シュークリームも食べたい…でも激辛は嫌なのです…でもシュークリーム…いや…激辛……」

 

 

 

羽入の頭の上からジュ~と煙が出てバタンと倒れた

 

 

 

入江:

「…引き分けか、なかなかやるな…」

 

梨花:

「こっちこそなのですよ♪」

 

圭一:

「ちょっ…!?何で別の勝負になってんだよ!」

 

 

 

 

果たしてメイド好き入江との勝負の行方は…!?

 

 

 

入江:

「ふむ…そうだった、私には桃太郎達にメイド服を着させる役目があった」

 

圭一:

「今頃かよ!?そんな事はさせない!」

 

 

桃太郎はバットを構えた

 

 

入江のメガネが

キラーン☆と光り

 

 

 

入江は桃太郎の隙を見つけ瞬間移動なみのスピードで桃太郎を通り抜けた

 

 

圭一:

「な…何だ!?攻撃せずに通り抜けた?」

 

沙都子:

「も…桃太郎さん!?その服…」

 

梨花:

「メイド服なのですよ」

 

圭一:

「へっ………?」

 

 

桃太郎は何やら実況が飲み込めず固まった

 

そして、ゆっくり自分の服を見下ろした

 

 

ひらひらとしたフリルのつメイドを着ていて頭の上にはネコ耳がついていた

 

 

圭一:

「……うぁあああああああ!?」

 

 

桃太郎は悲鳴に近い声を上げた

 

 

入江:

「これこそ!私の特技…他人メイド早着替え!」

 

沙都子:

「嫌な特技ですわね」

 

梨花:

「みぃ…変な特技を極めすぎなのです」

 

圭一:

「うう…恥ずかしい」

 

 

桃太郎は座り込み目に涙を溜らせた

 

 

入江:

「こ…これは!何と初々しいな表情…まさに萌え…萌えだ!」

 

 

入江は危険な線を超える覚悟でジリジリと桃太郎に近付いた

 

 

圭一:

「や…止めろ!こっちに来んな!犬!サル!助けてくれ!」

 

沙都子:

「何か恥ずかしくて見てられないですわ…」

 

梨花:

「ボク達はお邪魔みたいなのです」

 

圭一:

「おいっ!?行くな!」

 

 

その時だった

 

 

桃太郎の横の草むらが急にカザカザしだした

 

 

そこからジュバッと誰かが出て来た

 

 

レナ:

「メイド姿の桃太郎…かぁいいよ♪はぅ~☆お持ち返りぃ!」

 

 

出て来たのはレナだった

 

 

悟史:

「おい!?レナ!はぁ…『かぁいいモード』に入ったか…ああなったら誰にも止められないぞ」

 

圭一:

「な…何で!レナがここにいるんだよ!?」

 

レナ:

「桃太郎の事が心配でついて来たけど…メイド姿の桃太郎かぁいい~♪」

 

入江:

「何だ…お前は!?この僕の邪魔をするなら!お前もメイド服にしてやる!」

 

 

入江は特技を発動し、レナに向かって行った

 

 

レナ:

「あははは♪ダメなんだよ…だよ♪これは私がお持ち返りぃぃ!」

 

 

 

スパパパパパパン!

 

 

入江:

「ぐはっ!?…メ…メイドは永遠に不滅だぁぁ!」

 

 

 

レナから無数のパンチが入江に直撃し、バイキン○ンのオチなみに空の彼方へキラリと消えていった

 

 

 

名をつけてレナパンチ!

 

 

圭一:

「すげぇ…空の彼方まで吹っ飛んでいっちまったぞ!?」

 

 

桃太郎はレナの強さに驚いでいた

 

 

 

レナ:

「お~も~ち~か~え~りぃ☆」

 

 

 

レナは桃太郎を担いだ

 

 

圭一:

「ちょっ…!?」

 

悟史:

「こら!桃太郎を勝手に持ち帰るな!話が進まないじゃないか」

 

レナ:

「はぅ…分かったよぅ」

 

沙都子:

「ほら、キジさん起きなさい~!」

 

羽入:

「あぅあぅ…シュークリーム…激辛…うう…」

 

梨花:

「そんなに悩むなら激辛のシュークリームを食べればいいのです♪にぱ~★」

 

羽入:

「なるほど♪激辛のシュークリーム……あぅあぅ!?なんでコラボするのですか!?」

 

 

 

鷹野:

「まさか…切り札までもやられるなんで…」

 

圭一:

「これで終わりだな…じゃあ、監禁された双子の娘を返してもらうぜ」

 

沙都子:

「桃太郎がメイド姿だと何だか違和感を感じますわね」

 

圭一:

「俺だって嫌だよ!?早く着替えたいのに…」

 

鷹野:

「ふふふ…私を倒したら双子の娘はどうなるか分からないわよ?」

 

 

その時、鷹野の後ろから

 

 

詩音:

「はぁ~い♪呼んだ?」

 

魅音:

「詩音が針金で牢の鍵を開けてくれたよ」

 

鷹野:

「いっ!?そ…そんな」

 

 

みんなは鷹野を囲んだ

 

 

 

 

鷹野:

「ごめんない!もう…2度しないから許して!」

 

圭一:

「だってよ…どうする?みんな」

 

レナ:

「土下座までしてるから許してもいいんじゃないかな…かな?」

 

詩音:

「い~や!みなさん甘いですね…こういう人は罰を与えるべきです」

 

魅音:

「そうだねぇ…」

 

沙都子:

「何の罰を与えるのですの?」

 

梨花:

「みぃ!ボクに考えがあるのですよ」

 

 

犬は鷹野の耳元で何かを伝えた

 

 

羽入:

「あぅあぅ…?」

 

悟史:

「むぅ…?何だろうな」

 

鷹野:

「え……?大声で…その言葉を…叫ぶって…?それだけで何か起こるの?」

 

 

犬はにぱ~☆と笑い

 

 

梨花:

「言えば分かるのですよ♪」

 

 

 

 

鷹野は犬に言われた通り大きな声で

 

 

鷹野:

「私は…カレーが大嫌い―――!!!不味い―!」

 

圭一:

「はっ…?カ…カレー?これが罰なのか?」

 

 

 

桃太郎がそう言った瞬間

 

 

その場に誰かが現れた

 

 

 

 

 

ゴゴゴゴゴ…!

 

 

 

 

ありえないくらいの怒りのオーラを出していた女がいた

 

 

知恵:

「誰…?カレーの悪口を言った人は……誰ぇぇぇぇ!?」

 

圭一:

「ひっ…!?な…何だ!この怒りのオーラは!」

 

梨花:

「この黒い服の人が言いましたのですよ」

 

 

ギロリ…

 

 

鷹野:

「ひっ…!?な…何ですか?」

 

知恵:

「あなたには…カレーの輝しき歴史を語らないといけませんね…私の家に来なさい!好きになってもらえるまで…帰しませんよ」

 

鷹野:

「そ…それは監禁と同じなんじゃあ…」

 

 

知恵は鷹野の後ろの襟を掴み引きずって行った

 

 

鷹野:

「いゃあああああ!?もう許してぇぇ」

 

 

梨花:

「しっかりと反省するのですよ♪にぱ~★」

 

圭一:

「……どんだけカレー好きなんだよ!?あの人…」

 

沙都子:

「カレーは好きって言わないとああなりますわね」

 

羽入:

「あぅあぅ…恐ろしいのです」

 

梨花:

「あなたもでしょ?」

 

羽入:

「あぅ!?」

 

 

詩音:

「あ~あ…やっと解決した♪悟史く~ん、一緒に帰りましょう!…何なら一緒に住みましょう!」

 

悟史:

「え…え?むぅ…」

 

レナ:

「あははは…詩ぃちゃん?何を言ってるのかな…かな?悟史くんは…浮気なんかしないよね…よね」

 

 

レナの手には鉈を持ち構えていた

 

 

詩音:

「私の方が悟史くんの事、何でも知っています、鉈女じゃ悟史くんがかわいそうです」

 

レナ:

「嘘だっ!!!」

 

 

レナの目がガラリと変わった

 

 

 

圭一:

「あ…あの~…一応これ桃太郎だから?そして…主人公の俺を置いていくなぁ!!」

 

梨花:

「結局、桃太郎を演じてもあまり役に立ってないのです♪にぱ~☆」

 

圭一:

「グハッ…!」

 

 

犬の言葉に桃太郎は心のダメージを受けた

 

 

 

何やかんやで解決し…?

 

再び雛見沢に平和が訪れました

 

 

カナカナカナ…

 

 

今日もひぐらしが元気に鳴り響いてます

 

 

ひぐらしで「桃太郎」

~END~

 

 

 

本物の鬼が島では…

 

 

 

大石:

「なっはっはっ!桃太郎達は何をやってるんでしょうねぇ…かれこれ5時間待ちですよ」

 

 

頭に角を生やし雷のパンツを着ていた人が桃太郎を待っていた

 

 

赤坂:

「大石さん!待ちだからってビールをたくさん飲まないで下さいよ!?」

 

大石:

「飲まなきゃ…やってられないですよ…なっはっはっ!赤坂さんもどうですか?」

 

赤坂:

「僕はいいです!はぁ…さっさと済まして東京に帰ろうと思ったのに…また嫁に怒られるなぁ…」

 

 

 

こうして二人は桃太郎達が来るを待ち続けたのであった・・・・

 

 

おしまい☆


 
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