No.165572

ある日の夜に・・・②

蓮蒔さん

前作の続きです

2010-08-13 22:52:36 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:501   閲覧ユーザー数:496

ガタ....ガタガタ....

 

 

何か音がする・・・・。

 

 

「音」に気がついてぼくは目覚めた。

 

 

起き上がると・・・・そこは車の中だった。

 

 

ぼくは車の後部座席に乗っていた。

 

 

運転席と助手席にはお父さんとお母さんが。

 

 

「どこにいくの?」

 

 

と、ぼくは聞いてみた。

 

 

「「うわっ。」」

 

 

お父さんとお母さんが同時に叫んだ。

 

 

「ジョーイ、起きたのね。」

 

 

「どこにいくの?」

 

 

二人ともぼくの質問に答えてくれない。

 

 

「ねぇ、どうして無視するの?」

 

 

と言ってもまったく反応しない。

 

 

そして突然、車が止まった。

 

 

「ここら辺でいいだろ・・・。」

 

 

外を見ると、そこは目の前がすぐ崖になっていた。

 

 

そして、お父さんがぼくを持ち上げてこう言った。

 

 

「ごめんな・・・でも・・しかたないんだよ。」

 

 

どういうことだ?

 

 

そしてお父さんはぼくを外に引きずり出して、一言

 

 

「さよなら」

 

 

とだけ言った。

 

 

このときぼくは、これから何をされるかわかってしまった。

 

 

必死にお父さんの腕の中から抜け出そうとした。

 

 

その瞬間!車の窓ガラスに一匹の動物の姿が映りこんだ。

 

 

ぼくはびっくりして力を抜いてしまった。

 

 

気がついたときには、もう、ぼくは崖から落とされていた。

 

 

そして最後に一言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わんっ!」


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
0
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択