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真・恋姫†無双~真・漢ルート~ 第十五話:漢達の大計

大鷲さん

名前がややこしいですが、隠しルートである『漢(かん)ルート』の再構成した『漢(おとこ)ルート』です。

ガチムチな展開は精々ネタ程度にしか出て来ないのでご安心ください。
ただし、漢女成分が多分に含まれるかもしれませんので心臓が弱い方はご注意ください。
今回もややぶっ飛んでます。

2010-08-04 00:49:37 投稿 / 全10ページ    総閲覧数:4392   閲覧ユーザー数:3433

御遣い同盟が結ばれて早くも一月近くの月日が経った。

 

呉の軍勢も蜀の軍勢も到着し、互いの指揮系統でぶつかり合いが生じない様に訓練を続けている。

軍の指揮等は一切出来ない一刀は手の空いた女の子達と色々とお話したりして過ごしている。

 

一刀としては兵士達に将軍たち同士が仲が良いところをアピールするつもりで複数の少女達と一緒にいる事が多い。

だが、一般兵たちからは、毎日代わる代わる女の子と一緒にいる姿に男として尊敬されている場合が多い。

 

そんな一刀も何もしていない訳ではなく、会議には出席するし書簡の整理を手伝っている。

数少ない一人で作業をしている一刀の元にノックの音がする。

 

 

一刀「どうぞ」

 

左慈「よう、情報収集の結果だが……」

 

干吉「悪い知らせがいくつかあります」

 

 

入って来た左慈と干吉に情報収集の結果を聞く。

 

 

 

第十五話:漢達の大計

 

 

 

左慈「まず、魏軍だが病人が少なく、同盟に気付かれて行軍速度が速まったらしくすでに陣の設営に入ってしまっている」

 

干吉「予定よりも開戦が早まり、一刀殿が言っておられた東南の風は吹かない可能性が高いようです」

 

一刀「……なら第2案か…」

 

左慈「第2案か……せめて人間業で何とかして欲しいものだな」

 

干吉「念のため師匠にも援軍要請を頼んでおきます」

 

一刀「頼む、俺は貂蝉たちに話してくるよ」

 

 

そう言って一刀は部屋から出る。

残された左慈と干吉はそれぞれの持ち場に移動を開始する。

 

一刀たちの第2案はすでに始動していた。

 

 

 

 

月日は流れ、同盟、魏共に準備は整っている。

雛里に頼んだ船の連環は歴史通り上手く行ったらしい。

念の為に左慈が間諜ついでに確認して来たがガッチリと固めてあり、揺れは抑えられ早々外れる事はないとのことだ。

 

本格的な戦いが起こるのは時間の問題だろう。

 

 

一刀「左慈、干吉、アレの準備は大丈夫?」

 

左慈「ああ、今日はやや北西の風、曹操たちも火計を狙ってくるだろう」

 

干吉「貂蝉たちの方も準備は万端です

   合図用のカラクリも華佗に預けています」

 

 

左慈と干吉の言葉を聞いて静かに頷く一刀。

丁度その時、緊急で軍議を行う事になったと連絡が入る。

 

付いた時には何やら不穏な空気が漂っていた。

 

 

一刀「何かあったの?」

 

桃香「えっと……」

 

祭「ふんっ、この期に及んで弱腰な者たちに一言物申しに来ただけじゃ」

 

冥琳「祭殿!一介の武官の分際で……」

 

 

普段よりも不遜な態度で言い放つ祭を冥琳が諌める。

二人の険悪な雰囲気に桃香をはじめとする気の弱い面々が慌てだす。

 

 

一刀「二人とも落ち着きなよ」

 

祭「これはこれは北郷ではないか

  随分と遅いではないか」

 

一刀「一応仕事があったんだよ」

 

祭「はっ!女に媚を売るだけの小僧がn……」

 

 

祭の足元に突然剣が突き刺さる。

その場にいた武官の誰もが反応する事ができなかった。

 

その完璧な不意打ちの剣が飛んで来た先には良い笑顔の蓮華が立っていた。

 

 

祭「け、権殿……?」

 

蓮華「あら、ごめんなさい、祭

   急に剣が手を離れてしまったの……」

 

桃香「ガクガクブルブルガタガタブルブル」

 

 

謝っている蓮華の顔に『次は無い』と書いてありそうなほどの影が射していた。

小さい子が見ればトラウマになりそうな笑みに祭も『聞き分けの良い子』にならざるを得ない。

苦肉の策の為に一芝居うっていたのだかそれどころではなくなってしまった。

 

 

蓮華「…一刀、祭が失礼な事を言ってごめんなさい

   後で私が『言い聞かせて』おくから」

 

一刀「いや、策の一環だろうから気にしなくて良いよ」

 

冥琳「そ、そうです

   苦肉の策を成そうとしたのですが……」

 

一刀「ま、まあ、そう言う訳だからそんなに怒らなくても……」

 

蓮華「そう、一刀がそういうのなら……」

 

 

一刀に言われて渋々引き下がる蓮華。

ほっとする祭の背を摩りながら王座を蓮華に譲ろうかと本気で考える雪蓮。

 

他の面々も嫌な汗が止まらない。

 

 

 

 

一刀「と、とりあえず、苦肉の策は中止でお願い」

 

冥琳「そうだな、『死人』が出かねない」

 

 

誰が、とは言わない。

 

 

雛里「あわわ、怖かったです……」

 

冥琳「それに近日中に東南の風が吹くような時期ではないからな……」

 

 

長江を隔てて対岸に陣を敷いている魏軍に効率的に火計を行うには東南の風、すなわち一刀たちの背後から吹く風が必要なのだ。

しかし、現在は北西の風、すなわち火計を行えばその火は自分達に帰ってきてしまう状況にある。

一刀の指示で火矢の準備も油の準備も万全であるがこのままでは自滅してしまう。

 

 

朱里「はわわ、どうしましょう……」

 

冥琳「このままでは……」

 

一刀「…………」

 

 

悩む首脳陣を前に一刀は目を瞑り押し黙る。

 

 

桃香「もうここまで来たんなら一刀さんの案に賭けましょう」

 

一刀「桃香……」

 

蓮華「そうね、姉様、一刀に託してはどうでしょうか?」

 

一刀「蓮華……」

 

 

押し黙る一刀に桃香と蓮華の声が響く。

無論二人の何の勝算も無く一刀を押しているわけではない。

桃香は何やら特訓している貂蝉たちを見つけ、内緒にするように言われている。

逆に蓮華は明命を使って左慈と干吉の同行を探らせていたが、二人が魏内で工作をしているという情報を手に入れているからだ。

 

 

一刀「……明日、全軍で攻勢に出ようと思う」

 

雪蓮「随分と急ね」

 

一刀「間者がいないとも限らない、だから策を教えることは出来ないけど……明日は風は弱くなるんだ」

 

 

それなりの月日を赤壁で過ごし、周囲の住民からこの近辺の気候に関する知識を仕入れた結果。

明日は風が少しの間ではあるが止む傾向にあるはずなのだ。

その時こそ『力任せの火計』の出番である。

 

 

雪蓮「冥琳……」

 

冥琳「了解だ」

 

桃香「朱里ちゃん、雛里ちゃん、お願い」

 

朱里&雛里「「はいっ!」」

 

 

王の言葉に軍師達をはじめとした他の面々は己の持ち場に向かう。

桃香たちも自分の陣に戻り、天幕内には一刀と左慈、干吉のみが残った。

 

 

左慈「それじゃあ、俺たちは火を放つ準備をしてくる」

 

干吉「合図はお任せします」

 

一刀「分かった、二人とも気をつけて」

 

 

天幕内に一刀のみが残され二人は魏の陣に向けて出発する。

明日の決戦を思って一刀は強く拳を握る。

握った手はこの世界に来たばかりの頃よりも硬く、武骨な手になっていた……

 

 

 

 

SIDE 天の御遣い

 

 

長江にて魏と同盟軍は対峙する。

風は緩やかな北西の風、水面は穏やかで揺れが少ない。

 

一刀は甲板にて華佗の合図を待つ。

華佗には貂蝉と卑弥呼、そして左慈たちの師匠と共に『風』の準備をしている。

華佗には準備が整い次第渡してあるカラクリで知らせてもらう手筈になっている。

 

華佗の合図を待っている一刀は微動だにせず唯立ち尽くしている。

一刀の傍には護衛として華雄が付き添い立っている。

彼女の戦闘能力を考えれば前線で多々戦った方が良かったかもしれないが、逆を言えば一刀の安全は万全のものになっているともいえる。

 

何もせず対面するだけの状況に敵味方問わず不満は募る。

その不満が最高潮に達しようとした時、一刀の口元が歪む。

 

 

一刀「……如何に相手が強大であろうとも、決して諦めてはならない!

   たとえ大きな傷を負おうとも暴力に屈さぬ心!

   ……それがやがては勝利の嵐を呼ぶ」

 

 

華雄の背にある飾り布が前方に翻る。

 

 

一刀「…人それを『凱風』という

   呉の勇士たちよ!蜀の義士たちよ!!今こそ攻め時だ!!」

 

 

一刀の言葉に呼応するように雄叫びを上げる同盟軍。

時を同じくして魏の船団から火の手が上がる。

その火の手は『起こされた風』によって勢力を広げ、あっという間にあたりを火の海へと変貌させていった。

 

 

SIDE OUT

 

 

 

 

SIDE 漢女たちと漢たち

 

 

一刀と華雄が船に乗り込み出航したのを確認して貂蝉たちも移動を開始する。

貂蝉たちは赤壁から離れ、左慈たちの師匠との合流地点に急ぐ。

 

合流地点には貂蝉と卑弥呼にも劣らぬ筋肉美を持つ紺色のブーメランのみを身につけた大男が仁王立ちしていた。

髪の毛がそのままひげに移行したように輝くスキンヘッド、やたらと濃い体毛。

この漢こそ左慈たちの師匠・南華老仙(同名の作者様とは無関係です)である。

 

 

貂蝉「貴方が左慈ちゃんたちの…?」

 

南華「いかにも、儂がアヤツら師、南華老仙だ」

 

卑弥呼「本来であれば我らは不倶戴天の敵、しかし、ここはご主人様の為、力を貸してはくれぬか?」

 

 

南華老仙は漢の中の漢、益荒男とも呼ばれる漢である。

益荒男にとって漢を超えると豪語する漢女の存在は決して許せるものではないが……

 

 

南華「ふんっ!漢女どもは女子の如く軟弱と聞いていたが……

   いやいや、中々の肉体ではないか……」

 

華佗「なら!」

 

南華「漢を語るに言葉は不要!

   貴様らのような屈強の漢女が惚れる漢!

   この南華老仙も手を貸そうぞ!!」

 

 

言葉と共にポージングをする南華老仙。

その顔はまさにステージの上のビルダーの如き笑顔であった。

 

その笑顔に反応して華佗も気合が入る。

五斗米道の力を使い、唯でさえ強大な生命力を持つ貂蝉たちの力を更に高める為である。

 

本来であれば貂蝉たちの命を奪いかねない行為だが、貂蝉たちの熱い思いに負けて華佗は鍼を打つことを決めていた。

そして今、南華老仙と貂蝉たちとの間に生まれた友情に触発されて華佗の氣も高まる。

 

 

華佗「いよっしゃああぁぁぁ!!!

   行くぜ!貂蝉!!卑弥呼!!!」

 

貂蝉「優しくしてねん」

 

卑弥呼「我らはいつでも準備万端だ!」

 

華佗「げ・ん・き・に・な・れええぇぇぇ!!!!!」

 

 

華佗の持つ金色の鍼が今までで一番の輝きを放ち、貂蝉たちに突き刺さる。

 

 

 

 

貂蝉「ぶるぅぅああぁあああああ!!!」

 

卑弥呼「むぉぉおおぉおおぉお!!!」

 

 

華佗の鍼によって強化された貂蝉と卑弥呼が咆哮をあげる。

南華老仙も二人の変化に驚いたような顔をする。

 

ひとしきり叫んだ二人は互いに距離をとる。

貂蝉が右腕を横に真っ直ぐに伸ばし、左腕も右腕に沿うように伸ばす。

 

 

貂蝉「変・身!!」

 

 

卑弥呼の両腕が高々と上げられ、掛け声と共に振り下ろされる。

左腕は肩ほどで止められれ拳は天を向くように肘が直角に曲げられる。

右腕はその左肩に添えられるように曲げられている。

 

呼応するように卑弥呼も貂蝉と同一のポーズから両腕を斜め上まで回転させる。

 

 

卑弥呼「変・身!武威!!三ァ!!!」

 

 

掛け声と共に右腕を勢いよく引いて左腕の脇を締めながら右腕を元の方向に勢いよく突き出す。

 

ポーズと同時に二人の体が眩く光り、その顔には蝶を模した仮面がつけられていた。

 

 

二号「愛と正義の戦士!華蝶仮面二号!」

 

武威三「同じく華蝶仮面武威三ァ!!」

 

二号&武威三「「参上!!」」

 

華佗「か、華蝶仮面二号!それに武威三!!

   まさか貂蝉たちだったとは……」

 

南華「す、姿を変えるとは……漢女道恐るべし!」

 

 

漢女たちの変身に驚く二人。

 

 

二号「お話はここまでよん、ご主人様を待たせるわけには行かないわん」

 

武威三「左様、悲しいがこれは戦争なのだ」

 

華佗「分かった、俺は急いで狼煙の準備をする!

   三人とも……あまり無理はするなよ!!」

 

 

そう言って三人から離れる華佗。

華佗が離れたのを確認すると三人の巨漢は互いに向かい合うように離れる。

 

 

南華「しかし、何故そのように姿を?」

 

二号「……私たちもまた、ご主人様同様にこの世界の者ではないわ

   そして、私達が直接この世界に介入する事は許されない……」

 

武威三「しかし、今の我らは違う

    今の我らは『華蝶仮面』、この世界で生まれた存在よ」

 

南華「あいわかった、これ以上貴公らの主を待たせるわけにはいかぬのだろう?

   我らの力をぶつけ合わせ局所的な嵐を生み出す……中々に豪快な策よ!」

 

 

猛獣の如く歯をむき出して笑う南華老仙。

仙人として長い事修行をして来たが、これほどに心が弾むのは何時以来であろうか……

南華老仙はまるで若き日に戻ったように体に力が漲るのを感じていた。

 

 

 

 

二号「あらん、貴方も中々に良い漢ねん

   でも、今日の私達ったら滾って滾ってしょうがないのよねん」

 

武威三「うむ、約一月に及ぶ『ご主人様断ち』によって我らの漢女力はほぼ臨海に達しておる

    この漢女力の奔流におぬしは耐えれるかの?」

 

南華「馬鹿を言うな、……貴公たちこそ我が仙氣に着いて来れるか?」

 

 

互いに挑発しあうように見詰め合う三人。

まだ放出していないというのに三人の中心では僅かに風が動き始めていた。

 

 

二号「武威三!!」

 

武威三「分かっておる!!!」

 

二号&武威三「「逆漢女竜巻!!!!」」

 

 

逆漢女竜巻。

漢女道の奥義の一つ。

意中の男を引き寄せる(巻き込む)奥義・漢女竜巻の逆を意味し、空回りする情熱が迸ってしまい、逆に意中の男が弾き飛ばされるほどの衝撃波を

 

放ってしまう奥義である。

この奥義は自身の漢女力を大量に放出してしまう為、使用後三刻ほどただの『人の良いおっさん』に成り下がってしまう。

それ故にこの奥義はあまり使用しないようにされている。

 

 

南華「漢・光線!!!」

 

 

二人に負けぬように南華老仙も頭部より仙氣を圧縮した衝撃波を放つ。

鍛えに鍛えぬいた漢にのみ許された漢の一撃である。

 

三人が放った衝撃波は互いにぶつかり合い、そのまま螺旋を描きながら上昇し続ける。

衝撃波は周囲の空気を巻き込み、徐々に勢力を拡大し、巨大な竜巻となる。

しかし、三人はこの竜巻を絶やすまいと衝撃波を放ち続けるのであった……

 

SIDE OUT

 

 

 

 

SIDE 二人の道士

 

 

貂蝉たちが竜巻を起こす少し前。

左慈と干吉も魏の船団に潜り込み、合図を待っていた。

 

本来であれば、苦肉の策で祭が潜入し放火するのだが、一刀が女性が傷つくのを許可するわけも無いのでこうして二人で潜入しているのだ。

しかし、祭のように自らの部隊などおらず、二人だけでの放火である。

常人であれば複数箇所の放火など不可能である、二人には心強い味方がいるのだ。

 

 

干吉「おっ、合図ですね」

 

左慈「手筈通りお前が東、俺が西だ」

 

 

華佗の合図に気付いた二人は懐から札を出す。

二人が念じると札から火が出て燃え始める。

そして、もう一枚の札を出して再び念じる。

 

それと同時に何も無い空間から白い毛玉が落ちてくる。

魏を脱出する際に使った羊人形達だ。

 

 

左慈「干吉、暑いからってすぐに水の中に逃げるなよ?」

 

干吉「はっはっは、左慈こそ計画通りにお願いしますよ?

   直接戦った方が面白いなどと言って無暗に戦わないように」

 

 

二人は笑いあって船から飛び出す。

それなりの数まで増えた羊達に火をつけて突貫させる。

綿で出来た羊はよく燃え、船に火を移し始める。

 

兵士達もそのことに気付き羊達を船からはがす様に武器を振るがはがしてもすぐに別の羊達が他の場所で集まりだす。

そして、タイミングを見計らったかのように東南からやけに生ぬるい風が吹き抜ける。

羊達は風にあおられて帆に目掛けて飛んで行き、帆に火が移る。

 

左慈たちも走りながら要所要所に張っておいた羊の札を発動させて数を増やしていく。

魏の兵士達が気付いたころにはそこら中に火の玉と化した人形達が寄り添っている。

 

こうして魏の船団は内部より火災が発生し、鎖によって連結された船団は業火に包まれるのであった。

 

 

SIDE OUT

 

 

 

 

一刀たちによって齎された好機に同盟軍は勢いを増す。

逆に魏の兵士たちは突然起きた突風と火災に狼狽し、指揮系統は完全に止まっていた。

 

一刀の指示に従い、呉の将兵たちは魏の船に向けて火矢を放つ。

未だ火の付いていなかった船にも火が付き、直接ぶつかり合う前に魏は大半の兵を失ってしまい、退却した。

 

だが、まだ終わりではない追撃戦を行う為、一刀たち同盟軍は魏を追って進軍を続けるのであった。

 

 

 

あとがき

 

皆様、こんばんは。

1日約2リットルの麦茶を飲み干す大鷲です。

 

新キャラの南華老仙(同名の作者様とは一切関係ありません)。

第1話の時点で視覚的に貂蝉クラスと記載し、漢女と対極の位置に存在すると八話に書いておりました。

外見は全長2メートルを越す巨体にビス○ット・オ○バの如き筋肉。

光を反射するスキンヘッドに髭、そして胸毛などは毛深い……

 

しかし、同時に一番の見せ所のはず。

貂蝉たちの変身を見て今後彼はどのように変化を遂げるのでしょうか……

 

 

次回予告

 

強国・魏を打ち破った同盟軍

         それでも覇道を突き進む華琳は戦いを選ぶ

                       にらみ合う両者に伝令兵が急ぎ駆け寄る……

 

次回、『一刀、三国の御遣いになる』にご期待ください。


 
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