「君が笑うから、僕は・・・」
そう、彼、アスターは呟いた。
「けれど、僕は受け止めることもできないんだ」
それも、彼は言った。
「ただ、僕は・・・」
そう言って、彼は、悲しそうに笑っていたけれど、彼は、
もう、戻ってこなかった。
私はいつも、ただ、そこにいるだけ。
それ以上も、それ以下でもない。
彼は、この部屋を出て行った。
私を、忘れて・・・
だって、私は、ただのエゾギク。キク科の草花。
あなたと同じ、『アスター』という名だけれど、私とあなたは、世界が違う。
けれど、あなたが、笑いかけてくれるのなら、私は、ただ、あなただけに、また、私も笑いかけよう。
私は、ただのキク科の花。
いつか、彼が戻ってきてくれるまで、私は・・・。
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めちゃくちゃ短い小説?です。
ブログで載せていたものです。
意味が分からないかも。
自分でも?のときが多いいです。
約5分で描いたものが多いです。
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