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それは小さな新聞記事。
快斗が目に留めた、一人のマジシャンの死。
その写真の中の笑顔に、彼の幼い頃の記憶が蘇る。
「とーさんのマジックが一番!
他のなんて、観る必要ないもん」
そう主張する幼い息子をつれ、世界的マジシャン盗一が訪れる先。
一人の女性マジシャンのステージは、父とは違う感動を幼いマジシャンの卵に与えた。
その気持ちのまま、訪れた楽屋で、彼女は少年の姿に小さく微笑む。
どこか懐かしそうに。
もう手に届かないものを惜しむように、思い出し、いつくしむように。
「そっか、彼女が・・・」
そして数年後。
父の後を「継いだ」少年は一人の人物に出会う。
物憂げに彼女がしたためていたトリックノート。
その持ち主に・・・
二人の天才マジシャンの血を継ぐ二人の邂逅。
そして似た境遇の彼らは、お互いで一つ、共同で「手品」を作り上げる・・・
公園での小さなステージ。
それは酷く、場違いな幸福の時間だった。
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まさかのほのぼのとか気にしちゃいけない(笑
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まじっく怪斗×金田一少年で、快斗×高遠話
主に親つながり的なこねた。
話が重い上に複雑化しそうなので、色々自重
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