帰り口に見つけたのは、悪霊のカタマリにのっかられたタンポポ頭でした。
「・・・またやっとんのかい」
「あ、横島さん、こんにちわ~」
「ん、こんちゃ、あと報酬はまた金欠メニュー教えてくれりゃぁいいから」
「お世話になりまーす」
「"栄光の手"!!」
「横島さんいつも凄いですね。
書やペンなしにあれだけの数の霊、追っ払っちゃうなんて」
「まぁ滅するわけでもねーしな。
街中のやーさんとやってることは代わらん。
むしろ俺はお前らさんとこみてーなやり方がよくわからんけどなー。
いかんせん俺のじょーし=力技だかんなー
つーか、追っ払えんと死ぬし」
「あはは。ですよねー」
「ってか同じ霊能系だと想うんだが、どーしてそこまでお前さん弱いんだ?」
「んー、ちゃんとどいてくれるようにお願いしているんですけどね。ペンも忘れちゃって・・・」
「そこだろ明らかに。
こっちからすれば"お願い"なんぞ自殺行為にしか聞こえんが」
「でも、苦しんで死んだんだから、それ以上に苦しんで欲しくないでしょう?」
「なら成仏させてやるだけの実力つけるんだな。」
「でも僕たちの場合は執行人しか捌けないし」
「それにしたって先ずは体力だろ。
とりあえず生身で大気圏突っ込んだりするくらいにはならんと」
「無理です!てか冗談にも程がありますけど」
「冗談ならよかったんだけどなぁ」
「・・・・・・えぇ?」
「魔法律ぅ~?あんたなんでそんなの知ってるの」
「え?あ、やっぱ知ってるんスか、美神さんは」
「そりゃぁ、ね」
「魔法律ってなですか?」
「私も初めてきいたわ」
「一応召喚術っぽかった、かな」
「横島さんみられたんですか」
「だってウチのアパートにおるからのー・・・ん?」
「み、美神殿?」
「ふぅん・・・横島君・・・
あんた魔法律家連中の仕事、見物してるんだ」
「え?いや、だってあいつらの仕事でしたし」
「なんだか美神殿はそのまほーりつとやらを嫌っているようでござるな」
「それにしてはなーんか妙よね。その言い方だと内容的にはGSと変わらないみたいだけど」
「はぁ?!冗談じゃないわよっ。あれがGSなもんですか。
霊にしか対応できない上に、自分たちで協会とか作って隠れ里みたいにして引きこもってさ、内部トラブルは多いくせに自分たちはエリートですって思考でバリエーションの広いGSを"才能がないから色々工夫している"とかって考えで見下しているくせに上層部は年だけ重ねた頭の固い連中ばっかで充分腐っているって話じゃない」
「へー、美神さんやっぱり詳しいんですね」
「んな内部事情は聞いてませんが
あー、まぁ確かに俺様って感じのガキンチョですが」
「だいたい召喚系って自分は安全圏なわけでしょ?しかもそれを行う、えっと執行人だっけ。
それが召喚手順踏んでいる間、下っ端があしどめとか」
「あー、エミさんみたいですね、それ。初期のころの」
「あー」
「それでござるか、嫌いな理由は」
・・・・・・・
オチの為だけに書いた
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例によってアパート編
色々考えて、たいとるまとめました。
御承知の通り、1話1話でのコネタ系です
アパート名が本来のシリーズ名そのまんまなんだけど、実はなのはさん絡みで有名なのとたいとるが被るらしいということで自重
ところでこのシリーズ魔法律協会(ムヒョロジ)とGS協会と裏会(結界師)と猛士(響鬼)が同じ世界にあったりするんだけど大丈夫なんだろうか?(はて
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