守矢神社で別行動をとることになった中、一樹は博士神社へとやってきていたところだった。
一樹「にしても相変わらずの暑さだなぁ・・・」
これなら妹のにとりと一緒にキュウリでも食べてから向かえばよかった、と顔を下へ向けて落ち込む。
石段の端にある細い斜面をタイヤに乗せながら登っていき、頂上の鳥居を潜った瞬間に神社が彼の目に飛び移った。
博麗神社。
癒やしを求める者が集うその場所は、夏に一度、幻想郷の少女達による宴会が行われるとの話がある。しかしこんな非常事態に宴会なんて到底無理だろうと思うが、守らなければ少女達は盛り上がることができない。毎年行われる宴会を一樹達が守らなければ・・・
一樹は決心して真横の木にグリンクローバーを止め、奥へと向かった。
すると話声が聞こえてくる。少女達の話声で一樹は把握した。
一樹(あいつ等に会うのも悪くないか・・・)
賽銭箱の前までくると早速で賽銭(10万円)を取り出して箱の真上へ持ってくる。そしてボトッと音を立てて箱に消えていくのを見た瞬間に奥の戸が勢いよく開き、赤いリボンをした少女が飛び出してきた。
少女「お賽銭ありがとう!ところでいくら入れたの!?ボトッて音がしたけどいくら入れたの!?」
一樹「霊夢さん、相変わらずですね・・・」
この少女こそが一樹が毎回賽銭をしてもらっている巫女、博麗霊夢(はくれい れいむ)本人だ。
霊夢「よく見たら一樹じゃないの!ってことは、賽銭に来てくれたのね!?そうなのね!?」
一樹「先程賽銭しました・・・10万ほど」
聞いた直後に霊夢がハイテンションに達した。
霊夢「流石私の用心棒ね!さぁ遠慮なくあがってちょうだい。魔里沙やアリスも来ているわ」
一樹「えっ!?ちょっと・・・!?」
霊夢に腕を引かれて中に入っていく2人の前に、今度は魔法使いの少女と可愛い人形を連れている少女の2人と出くわした。
少女2「よぅ、久しぶりだな一樹」
少女3「また戻ってきたのね。自称『霊夢の彼氏』」
一樹「魔里沙、アリス!?その自称は何なわけ!?」
霊夢の親友にして普通の魔法使いの霧雨 魔里沙(きりさめ まりさ)と、魔里沙に恋する人形使いのアリス·マーガトロイドは一樹に軽く挨拶する。(っていうか、アリスのは重い挨拶?
霊夢「けどほんとね。もう2年経つけど、外の方はどうなの?」
一樹「(切り替わり早いなぁ・・・)修行の成果で経済に関する仕事を始めたのさ。おかげで景気も最高だ」
魔里沙「経済?香林みたいな店か?」
一樹「そんなんじゃない。これが俺の名刺だ」
一樹は座布団に腰掛けてちゃぶ台に1枚の名刺を3人に差し出し、3人は名刺に目を集中して見つめた。
アリス「アンデット封印専門会社BOARD・・・なにそれ?」
一樹「現代に蘇った古代の怪物、アンデットから市民の平和と安全を守る防衛会社、それがBOARD。要するに妖怪退治専門の集まり場だ」
魔里沙「霊夢や私のように弾幕でか?」
一樹「カードとしては似てるけど違うよ。これを使って戦うのさ」
次にレンゲルバックルとラウズカードを取り出して3人に見せる。
一樹「これが俺の修行で作り上げた発明品第1号、レンゲルバックル。これにスパイダーアンデットの魔力をライダーシステムで具現化させることで、仮面ライダーレンゲルに変身することができる」
霊夢「仮面ライダー?でもこのカード、なんだかトランプにも見えるけど・・・」
一樹「このカードは別名でオリジナルトランプって呼ばれていて、この中に強力な怪物が封印されているんだ。こんな感じに使用できる」
試しに変身を見せようとチェンジスパイダーをセットして腰に巻く。
一樹「変身」
«OPEN UP»
スピリチアエレメントを潜ってレンゲルに変身した瞬間に3人の目が一樹に集まった。
魔里沙「変わった・・・!」
アリス「っていうか、ほんとに一樹!?」
一樹「当たり前です」
変身を解いて話を戻しにかかった。
一樹「今回戻ってきたのはBOARDからの依頼なんだ。昨日から何か様子がおかしかったりはしなかったですか?」
アリス「昨日って・・・私の家にこんなのがあったけど・・・」
そう言ってアリスは何かのケースを取り出す。濃い赤色をしたケースで、カードが収納できそうだ。
魔里沙「私もこれの緑色のケースを持ってるぜ。・・・あっ!」
一樹「何か心当たりが?」
何かを閃いたかのように魔里沙は手をポンと叩く。
魔里沙「たしかにあったぜ!夕べ、魔法の森に変な虫の群れがワラワラと動いていたのを空から見たんだぜ!」
一樹(変な虫・・・まさかダークローチ!?)
一樹は動揺した。ダークローチとは、ジョーカーがバトルファイトの勝者になった場合に体内と、モノリスという石盤から出現する怪物であり、全ての生命を悔い尽くすまで止まらない者である。
一樹「魔里沙、そいつはゴキブリみたいな奴か?」
魔里沙「違うぜ、あれは蛹・・・って感じだったぜ」
一樹(ダークローチじゃない・・・?じゃあ一体何者・・・)
指をくわえて考える一樹は仲間に連絡しようと電話をかける。
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御月「変な虫の集団?」
一樹『そいつがスーパーショッカーに関わってる可能性があるんだ。もしかすると守矢神社にも襲撃するかも・・・』
御月「そんなことされたらヤバくないか?でも俺には秘策があるけども」
一樹『秘策って?』
御月「いずれ話す。それで、魔法の森ってどこら辺なんだ?」
一樹『守矢神社からだと北西だ。調べるの?』
御月「一応な、じゃ」
電話を切って今度は変身コードを入力する。
御月「変身!」
«COMPLETE»
ファイズに変身し、御月は直後にやってきた巨大な乗り物、ジェットスライガーに乗り込む。
御月「目標は魔法の森、行くぜ!!」
彼の操縦によりジェットスライガーは空へと飛び上がり、目指す先へと光の速さで消えていくのであった。
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連絡を終え、一樹は3人に顔を向ける。
一樹「霊夢さん、魔里沙、アリス。魔法の森に向かいましょう。俺が戻ってきたのは、幻想郷の危機を阻止するためなんです」
魔里沙「どういうことだぜ?」
霊夢「なんだかよく分からないけど、化け物退治ということなら行かないなんていられないわね」
妖怪退治をしている霊夢にとっては鉄則だ。直ちに準備を整えて外へ出るのだが・・・
アリス「一樹って、たしか飛べないよね?」
一樹「心配ない。俺はグリンクローバーで行く」
幻想郷の少女達は空を飛ぶことができるのだが地元である一樹は飛ぶことができない。一樹はグリンクローバーに指を差して乗り込む。
霊夢「何なのそれ?」
一樹「バイクだ。仮面ライダーのライダーはバイク乗りの意味ってね。それじゃあ出発だ!」
グリンクローバーはUターンしながら神社の外へ出ていった。
魔里沙「速っ!あれがバイクって奴なのか?」
アリス「兎に角、私達も行きましょ」
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橘「君達、手伝ってくれるのはいいんだけど・・・」
あの後に3姉妹のルサナ、メルラン、リリカは金居を探しに出発し、近くにあった湖を調べても見つからなかったために森の中を捜索しているところだ。相手はアンデットなのに話を聞かない(?)3姉妹に橘は困り顔でいる。
橘(困ったなぁ・・・)
グルルルルル・・・
その時、橘は何かの唸り声を聞いて後ろに振り返る。
橘「!?」
直後に硬直した橘。3姉妹め橘の方に振り返る。
ルサナ「橘さん、そんな所で止まってないで先を・・・」
しかし3姉妹を硬直した。いやこれは唖然である。
3人「た、橘さんが2人ぃぃぃぃ~~~~!!??」
そこにいたのは、なんともう1人の橘だった。
リリカ「何なのこの展開!?いきなりすごいことが起きちゃったよ!?」
ルサナ「・・・あ、そうか!実は橘さんは双子だったんだよ!だから2人いたわけだ」
メルラン「いや、それは違うはずじゃ・・・」
3姉妹によるコントはスルーされ、橘はもう一人の橘に問いかけた。
橘「お前は一体何者だ!!」
?「俺は橘 朔也だ!お前こそ誰だ!」
橘「俺は橘 朔也だ!」
言い返されて埒の明かない様子に、3姉妹は2人の橘の横側に来て両方を見比べる。
メルラン「姉さんどうしよう、どっちが橘さんか分からないよ?」
ルサナ「ん~・・・右の方!」
メルラン「適当!?それはダメな答え方だよ!?」
リリカ「じゃあ、どっちかが強いのなら本物の橘さんじゃない?」
これを聞いた2人の橘は互いに睨み合った。
橘(確かに、偽物が俺の実力を真似ることはできないはずだ。それなら・・・!)
自分がギャレンになって本物だと証明できれば3姉妹も安心するだろう。橘は直ちにギャレンバックルとラウズカードを取り出す。
ところがもう一人は・・・
?「騙されるな!偽物は俺のベルトを盗んで八つ裂きにしようとしてるんだ!」
橘「!?」
なんと予想もしないことを3姉妹に話したではないか。偽物である橘(以降「偽橘」)は自分が本物の橘にベルトを取られたと話して3姉妹の考えを狂わせたのである。
ルサナ「ベルトって・・・どういうことなの?」
偽橘「あいつが持っているのが俺のベルト、ギャレンバックルだ。あれを使って、俺とお前達を殺そうとしている!」
メルラン「ってことは・・・あっちが偽物!?」
橘「なっ!?違う!!偽物はあいつだ!!」
リリカ「そんな酷いことしてたなんて・・・許せない!」
橘「だから俺は・・・!」
偽橘「いい加減に返してもらうぞ!!」
偽橘は橘へ突っ込んでギャレンバックルとラウズカードを奪い取ると、カードをバックルに差し込んで腰に当てた。シャッフルラップが偽橘の腰を回ってベルトが作られると待機音が鳴りだす。
偽橘「変身!!」
≪TURN UP≫
ターンアップハンドルを引くとダイアのマークが捲り上がり、オリハルコンエレメントが出現すると同時に偽橘はそれを潜ってギャレンへと変身する。
リリカ「橘さんが赤い人になった!?」
メルラン「何がどうなってるの!?」
ルサナ「・・・・・・(唖然)」
こんな姉妹の前に、偽橘は橘にキャレンラウザーを向けて放とうとする。
偽橘「くらえ偽物!!」
引き金を引いて放つ偽橘。それを自らの身体能力でかわしていく橘は、何とかして助けなくてはと焦りだす。それが誤り、橘の左足が滑りそうになって素早く足を上げた。そこにはなんと崖となっており、落ちたら意識を失うのは確実だ。
≪BULLET≫
橘(ハッ、しまった・・・!)
隙を見せてしまい偽橘はバレットアルマジロのカードをラウズして橘に向け、放った。
橘「うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁー・・・!!!!」
橘の足元に放った弾が炸裂し、その衝撃で橘は崖から転落していった。
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「・・・翔太郎、着いたようだよ」
「ここが取引先の世界・・・」
風都のワーム出現事件で取引していた犯人をやっつけ、翔太郎とフィリップは取引先である幻想郷へとやってきた。そして彼が今いる場所は森の中である。
翔太郎「転送装置のとこに行くかと思ったら、なんでこんな森に・・・」
フィリップ「うむ・・・どうやらあの転送装置には、"適合者以外"が通る場合は装置に転送されるのではなく、どこかへ移動するように仕組まれてたんだろう。相当取引相手に合わせてくれないらしい・・・」
翔太郎「ったく・・・んで、ここはどこの森なんだ?」
フィリップ「・・・? おかしい、検索ができない・・・」
検索で現在地を突き止めようとしていたが、なんと検索ができなくなっているのだ。
翔太郎「どういう意味だフィリップ!検索ができないって冗談だろ!?」
フィリップ「さっきからやっているんだが、検索結果が出ないんだ。ここは最低でも風都じゃないから、場所が特定できないんだろうけど・・・」
原因は何かあると考えていると、フィリップの目に花が移りだす。目の前の期にある一輪の花だ。
フィリップ「これは・・・」
近づいて花をジロジロと見るフィリップに対し、翔太郎はあきれていた。
翔太郎「また興味があるのを見つけたのか?」
フィリップ「・・・変だよ」
翔太郎「え?」
翔太郎に顔を向き、その花のことを説明した。
フィリップ「この花、僕達のいる世界どころか、世界中に咲いている花なんかじゃない」
翔太郎「はぁ?世界中にない花だって?」
フィリップ「こんな花は見たことないよ。環境面は風都と同じだけど、何か違う・・・そうか!この世界は僕達の環境とは少し違った裏世界なんだよ!だから検索ができないんだ!」
翔太郎「裏世界って・・・検索ができないならどうやってこの森を出るんだ?」
フィリップ「できるよ。この世界とリンクすれば、この世界での検索が可能だ。僕が検索できているのは風都を含めた世界を知れているから検索できる。だが別世界となればそんなことは無理なんだよ」
翔太郎「なるほど・・・」
フィリップ「試してみるよ。きっとうまくいく筈だ」
少年リンク中・・・
フィリップ「お待たせ翔太郎、この世界とリンクに成功したよ」
翔太郎「で、出口はどうなんだ?」
フィリップ「北へ行けば湖に、南へ行けば人里に出ることができるよ。この際、人里で情報収集をしよう。そこできっと取引先の手掛かりが見つかるはずだ」
予定を決めた2人は早速移動を開始しようと動き出した次の瞬間、
「うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
上の方から人の声がして見上げると、なんと人が落ちてきたのだ。
翔太郎「危ねぇ!!フィリップ!」
≪JOKER≫
フィリップ「うん!」
≪CYCLONE≫
2人「変身!」
≪CYCLONE・JOKER≫
Wに変身した翔太郎はジャンプして落ちてきた人を救出する。その後はゆっくりと地面へ着地し、その人を地上に置いた。
翔太郎「よぅ、大丈夫か?」
「! 俺は、助かったのか・・・」
落ちてきた人は先ほど偽物によって落とされた橘 朔也で、自分が今生きていることを把握すると上を見上げる。
橘「そうだ!早くあいつを何とかしなきゃ、ルサナ達が殺されてしまう!」
フィリップ『それってどういうことだい?僕達に聞かせてほしい』
橘「何?」
翔太郎「お前、その様子だったら何か急いでるみたいだしな。聞かせてくれよ、お前はだれかってのをな・・・」
橘「あ、ああ。実は・・・」
男性説明中・・・
翔太郎「偽物のお前が連れを狙われてるだって!?」
フィリップ『翔太郎、きっとワームだよ』
橘「急がなきゃ殺されてしまう。手伝ってくれ!」
翔太郎「分かった、行くぞ!」
===================================================
偽橘「・・・これで偽物は退治できた。もう大丈夫だ」
リリカ「ほんとですか!?よかった~」
メルラン「けど、その姿は一体・・・?」
偽橘「ギャレンさ、仮面ライダーギャレン。詳しいことは追々説明するが、とにかく人探しの続きでも行こう」
ルサナ「は、はい!」
3姉妹は次の場所へ向かおうと歩き出す。
その時に偽橘はギャレンラウザーを3姉妹に向け、引き金にゆっくり力を入れていく。
するとその時、
≪CYCLONE・TRIGGER≫
突如銃声が鳴りだしたと思いきや、偽橘に命中した。
3人「橘さん!?」
後ろを振り返ると、そこには気絶しているフィリップを背負った橘と、Wに変身する翔太郎がいた。
橘「お前達、そいつが偽物だ!騙されてはいけない!」
リリカ「えっ!?でも橘さんはこっちじゃ・・・!?」
翔太郎「証拠ならあるぜ。こいつを使えばな」
取り出したのは青いカメラと月のマークをしたガイアメモリだ。カメラにある差込口に差し込む。
≪LUNA MAXIMUM DRIVE≫
マキシマムドライブでカメラが蝙蝠へと変形して偽橘にフラッシュを当てた瞬間、偽橘が急にもがき苦しみ始めてしまう。
メルラン「どうなってるの!?」
フィリップ『バットショットにルナメモリを差し込めば、幻像を浄化させる効果があるのさ。月は闇夜を照らす光・・・悪意ある心さえも照らしてしまう光ってね』
翔太郎「さっさと正体を現しな、ワーム」
偽橘「! 貴様、俺を知ってやがったのか!!」
ギャレンの変身が解かれ、今度は蝉の姿をしたベルクリケタスワームへと変身する。
メルラン「蝉になった!?」
ベルクリケタス「もう少しでこいつらを殺れたというのに・・・許さん!!」
橘「許さないのはお前だ!ルサナ達の心を動かしてまでこんな酷いことを!」
ベルクリケタス「黙れぇっ!!」
クロックアップをして奇襲しようとしたベルクリケタスワームだが、横からファングメモリが飛び掛かって体勢を崩されてしまった。今だと橘は落ちていたギャレンバックルを拾い、腰に装着した。
バックルの待機音が鳴り、橘は左手を右上へゆっくりと寄せて左手を強く握った。
橘「変身!!」
右手をグルンと時計回りに振り回し、その勢いでターンアップハンドルを引いた。
≪TURN UP≫
オリハルコンエレメントに向かって走り、橘はギャレンへと変身。ベルクリケタスワームを一発殴り飛ばして崖へ落し、2人は崖から飛び降りてベルクリケタスワームの前に立った。
翔太郎・フィリップ「さぁ、お前の罪を数えろ!」
翔太郎とフィリップがお決まりの台詞を言い、ベルクリケタスワームを挑発する。
ベルクリケタス「貴様・・・カッコつけるんじゃねぇっ!!」
我を忘れかけているベルクリケタスワームは真っ先に翔太郎のもとへ襲い掛かるが、その隙を見た橘はギャレンラウザーを引き抜き、ベルクリケタスワームの急所へと撃った。命中して怯んだベルクリケタスワームは翔太郎の前で止まり、翔太郎は至近距離からトリガーマグナムで「ダダダダッ」と狙撃する。
ベルクリケタス「ガハッ・・・お、おのれぇ・・・!!」
翔太郎「諦めな、もう勝負は見えているぜ」
フィリップ『そろそろ潮時だね。ジョーカーエクストリームで決めるよ』
橘「俺も付き合う!借りを返さなきゃ気が済まないからな」
そうと決まればと、翔太郎はドライバーにセットされているトリガーメモリーをジョーカーメモリーへと取り換える。
≪CYCLONE・JOKER≫
サイクロンジョーカーになり、さらにセットしていたジョーカーメモリーを引き抜いて右腰のマキシマムドライバーにジョーカーメモリーをセットする。
≪JOKER MAXIMUM DRIVE≫
その一方で橘はホルダーをオープンしてラウズカードを引き抜き、スラッシュリーダーへラウズする。
≪DROP≫≪FIRE≫≪GEMINI≫
翔太郎は渦巻く風をまとって宙を舞い、橘は3枚のラウズカードの効果を吸収して身構える。
翔太郎・フィリップ「ジョーカーエクストリーム!!」
≪BURNING DIVIT≫
先に橘が宙返りジャンプと同時に分身し、つま先からの火炎ドロップキックでダブルヒットする。そこへ半分へと割れたWが足を突き出してダブルキックを与え、ベルクリケタスワームはその衝撃で爆発、消滅したのであった。
翔太郎「・・・倒したか」
フィリップ『これでもう大丈夫だね』
さっさと上へ戻ろうとする翔太郎。すると橘は彼を止め、話しかけた。
橘「君・・・助けてくれて、ありがとう・・・」
翔太郎「・・・まぁな」
手を差し伸べた橘に翔太郎は手を握り返す。
えー皆様にお知らせですが・・・
今までインターネットが停止していたため長く放置していたことをお詫び申しあげます。
携帯で何とかしようとしているのですが、5000文字しか打てないという悲しいことで停滞せざるを得なくなったのですが、ウィンドウズ7にしてようやく動けるようになりました。
これからも皆様の応援を応えながらこの作品を書いていきますので、よろしくお願いします。
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こちらは東方Projectと仮面ライダーシリーズのクロスオーバー作品です。こういった二次作品及び、ショッキングな暴力等にあまり慣れない方は戻るボタンを押してください。