No.157299

真・恋姫無双 外伝 「友への誓い」 16話 「歌を伝える者たち」

暇人28号さん

遅れてすいません
夜遅くの投稿です
自分的に中々のものが書けた気がします

2010-07-12 23:12:54 投稿 / 全11ページ    総閲覧数:1490   閲覧ユーザー数:1387

真・恋姫†無双 外史外伝 「友への誓い」 十六話

 「歌を伝える者たち」

 

劉備軍side

 

桃香「鈴々ちゃん

いま私達の軍に将軍って呼べる人は

鈴々ちゃんしかいないの

白蓮ちゃんの軍も援護してくれるけど

なるべく気をつけてね」

 

鈴々「わかったのだ!!

でも心配いらないのだ!!

鈴々は無敵なのだ!!」

 

桃香「お願いね鈴々ちゃん!

朱里ちゃん!雛里ちゃん!」

 

朱里・雛里・鈴々「はい!まかせ(てください)(なのだ)」

 

桃香「(早く帰ってきてね愛紗ちゃん

諒くん・・・)」

 

そのころ・・・

 

諒「あれが本隊か・・・・」

 

黄色の布を巻いた集団が

あたりを覆い尽くしている

 

諒「ん?・・・軍が集まってきたか・・・

あれは・・・桃香も来ているのか終わったら顔でも見せてくか・・・」

 

それより

 

聞いた情報によると

張三姉妹はただの旅芸人で

ファンが追っかけで集まりこうなってしまった

ようだ・・・

 

伏犠「それだけではない・・・」

 

諒「伏犠か・・・

いつもいきなりだな・・・お前はよ・・」

 

伏犠「そういうな・・・

それと関羽は向こうではうまくやっているぞ

巴枝が世話をしている」

 

諒「!!それは本当か?」

 

伏犠「嘘をついてどうする

仲良くやっているぞ

少々関羽が可愛そうだがな・・・

(色々からかわれてる姿はとてもおもしろいがな・・・)」

 

諒「???どうした

にやけて・・・」

 

伏犠「ゴホンッそれでだな

張三姉妹は干吉が与えた

“太平要術の書”によって

その人気を得たのだ

その代わり“贅沢な暮らし”という

欲から離れられなくなってしまったのだ・・・」

 

諒「干吉って?」

 

伏犠「その前に話をしよう

北郷一刀についてだ・・・」

 

諒「一刀について?」

 

伏犠「ああそうだ

北郷一刀は別の外史で

曹操とともに乱世を駆け抜けた

そう・・・大局を捻じ曲げてな・・・

そしてやりとげた

そうこれが簡単な北郷一刀の物語

本来絶望へと向かうしかなかったこの物語に

希望をもたらした存在・・・

そしてその北郷一刀の存在は多くの管理者に

希望の光を与えた

そして北郷一刀は御使いとしての

役割をおび、様々な外史を駆け抜けた

孫策とともに乱世を駆け抜ける世界・・・

劉備とともに徳の道を歩む世界

董卓とともに乱世を鎮める世界

北郷本人が乱世を治める世界

それのどれもが希望・・・

すなわちハッピーエンドを迎えていた・・・

そこに現れたのが左慈・干吉」

 

諒「左慈・・・干吉・・・」

 

伏犠「たしかに管理者の多くは

北郷一刀に希望を見出した

だが反対派もなかったわけでもない

そいつらがその二人だ

その二人はある外史の北郷一刀を

無に消そうとしたが失敗した・・・

そしてその外史を起点とした

“北郷一刀”が起点の外史が誕生した

それまでは外史のイレギュラーを密かに

抹殺していた

あやつらはしだいにやり方をえらばなくなった

それが“北郷一刀”という外史の起点を殺すことだ」

 

諒「!!!!一刀を殺す!?」

 

伏犠「そう・・・・

主に左慈はその先外史で北郷一刀に

深い憎悪をいだきそれに左慈に

心酔していた干吉が加わったそして

すでに干吉は動き出している

この間の江東軍も干吉の能力によるものだろう」

 

諒「それで俺はどうしたらいい?」

 

伏犠「そしてその牙はお前にも

向いている

それは貴様の中にいる北郷一刀の精神こそ最後の

北郷一刀だからな

そしてあやつらは確実にお前を狙ってくるだろう

それよりようとは先程の太平要術の書を

燃やして欲しいのだ

あれは人の手にあってはならないものだ」

 

諒「だけどそしたら張角さん

達はどうするんだよ?」

 

伏犠「お前も飽きれるほど優しいな・・・

だがそこが天の御使いの腕の見せ所だろ?」

 

諒「お前、今度あった時

血祭りな・・・」

 

伏犠「お前仙人に手を上げるとは

何事かと毎回のように「アアン!?」」

 

ビク!!!

 

諒「なんかいい方法教えろ」

 

伏犠「貴様それが人に物を

「教えろ」はいわかりました」

 

諒「で?方法は?」

 

伏犠「歌だな・・・」

 

諒「はっ?」

 

伏犠「彼女達はいま“欲”という

呪縛から逃げられなくなっている」

 

諒「欲?」

 

伏犠「ああ・・・

彼女達は姉妹で歌っていれば幸せだと

わかっているのだが

太平要術の書のせいでその欲から

逃れられないのだ

そこでお前は彼女を助けたいのだろう?」

 

諒「当然!!」

 

伏犠「ここまでだ

あとはお前がやれることを

やればいい」

 

諒「わかったサンキューな!」

 

伏犠「脅しておいてそれか」

 

諒「あはは」

 

伏犠「(またこやつはまったく

類は友を呼ぶというがこいつも

同じ選択するとはな・・・)

ではさらばだ」

 

諒「ああまたな・・・

さて助けに行きますか・・・」

 

そのころ・・・

 

公孫賛「なにぃ!?星が一人で突撃しただと!?」

 

伝令「はっ!趙雲様は敵の本隊に

一人で突貫し今、黄巾党の兵を

蹴散らしています!!

ですが敵は約40万、時間の問題かと・・・」

 

桃香「白蓮ちゃん趙雲ちゃんは

鈴々ちゃんにまかせて!」

 

公孫賛「むっ・・・すまないまかせた桃香」

 

桃香「朱里ちゃん!」

 

朱里「はっはい今の状況からすると・・・」

 

それから半刻後

 

趙雲「ちぃ!次から次へと

きりがないな・・・」

 

黄巾兵「おい!一人に何手間取っていやがる!!」

 

黄巾党「なんだぁ!?」

 

???「どけどけぇ―――!!」

 

趙雲「むっ張飛か・・・」

 

鈴々「ひとりで突っ走り過ぎなのだいったん

退くのだ!!」

 

趙雲「そうだな・・・」

 

黄巾兵「いかせるなぁかこめぇ!!」

 

趙雲「むっ向こうにも少しは頭の

きれる奴がいるか・・・」

 

鈴々「むう・・・囲まれたのだ・・」

 

趙雲「この常山の趙子龍!!

この程度ではやられはせん!!」

 

鈴々「この燕人張飛が相手なのだ!!」

 

オォォォォ!!

 

その中

 

諒はバイクに乗りながら敵陣

を突っ切っていた

 

諒「このまま真直ぐ

飛ばしていけば・・・」

 

???「みつけたぞ

「黒い疾風!!」

 

そこには大剣を構えた

女性がいた

 

諒「それ俺のこと?俺になんか用?」

 

???「私は華琳様の命でお前を

捕獲しにきた!!」

 

諒「華琳の奴・・・さっそくかよ・・・」

 

???「きっさまぁ!!なぜ華琳様を真名

呼んでいる!?」

 

諒「今は構っている暇はないんだよ

じゃ!!」

 

???「貴様またんかぁ――――!!」

 

馬ではバイクに追いつけるはずもなく

 

半刻後

 

趙雲「はぁはぁ・・・

そちらは大丈夫か張飛?」

 

鈴々「少しキツイのだ・・・」「

 

黄巾兵「いまだ奴らはつかれきってるぞ

のしかかっちまえ!!」

 

「「「「おおおおおおおおお!!!!」」」」

 

趙雲「この数でおしきられたら

やばいか・・・」

 

鈴々「このままじゃやばいのだ」

 

???「あきらめるのは

早いぜ!!鈴々!!」

 

重低音の唸る様な音と共に

諒は空中から現れる

 

ダン!!!

 

諒「またせたな!!鈴々!!」

 

鈴々「おっおにいちゃん!?」

 

趙雲「黒き疾風がどうして

ここに・・・」

 

諒「話はあとだ

退路をつくるから俺の後ろにいな!!」

 

諒「黒狼爪・紫電!!」

 

雷を纏いながら敵包囲を

一瞬にして切り裂く

 

うわぁぁぁぁぁ!!

 

諒「いまだ鈴々!!

その人を連れて速く退け!!」

 

鈴々「わかったのだ

でもおにいちゃんは?」

 

諒「俺はこの先に用事があるから

一緒にはいけねぇけど

あとで顔だすから安心しろ!!」

 

鈴々「わかったのだ!!」

 

鈴々達がさって行くのを確認し

 

諒「さーて俺はこの先に助けたい人が

いるんでね、とおらせて・・・もらうぜぇ!!

黒狼爪・双雷突破ぁ!!」

 

いかずちを纏った斬撃の嵐が

黄巾兵を次々に襲う

 

諒「さてあらかた片付いたか・・・

じゃあいきますか」

 

そのころ

 

桃香「鈴々ちゃん!!」

 

無事に帰ってきた義妹を

泣きながら抱きしめる

 

鈴々「桃香おねえちゃん・・・」

 

朱里「でもどうやってあの包囲もう

突破できたのですか?」

 

鈴々「おにいちゃんがたすけてくれたのだ!!」

 

桃香「グスンッ、諒くんきてるの?」

 

朱里「諒さんとは誰なのですか?」

 

桃香「もう一人の太守の名前だよ

いったよね今旅にでてるって」

 

雛里「あわわ・・・

すごい人なのあの包囲網くずすなんて」

 

鈴々「おにいちゃん

すごかったのだ!!」

 

桃香「会いたいな早く・・・」

 

鈴々「あとで顔をだすっていってたのだ」

 

桃香「うん!!」

 

一方

 

諒「ここが張角さん達の家か・・・」

 

っていうかステージあるし

でも今は早く会わなきゃ

 

ん?あそこにいるのは

 

???「どうして・・・どうして

こんなことになっちゃったの?」

 

???「おねえちゃん・・・」

 

???「でもあのころに戻るのは

怖いよ・・・」

 

諒「君達が張角さん達かい?」

 

???「誰!?」

 

諒「俺は君達を助けに来たんだよ・・・」

 

???「信じられません

そんなこと!」

 

諒「君達は太平要術の書に

魅せれてしまっているんだ」

 

???「!!!」

 

諒「自分の弱さに負けちゃいけない」

 

???「無理だよ・・・

私・・・またあのつらい暮らしに

戻りたくない!!」

 

パンッ!!

 

???「目を覚ましてよお姉ちゃん!!」

 

???「人和ちゃん・・・

地和ちゃん・・・私・・・」

 

諒「欲に負けちゃだめだ!!

君はもっと輝ける存在なんだから」

 

???「みんなで歌を歌えればよっかった!!

なのにこの暮らしを捨てようとすると

どうしても怖くなるの・・・」

 

そのつらさが形は違えど痛いほどわかった

妹を昏睡状態にしてしまった時

悔やんだ時

3人で笑い、ながらやっていくはずだったのに・・・

あのころ暮らしがなくなった時の絶望感と恐怖感は

とてつもないものだったから

そういう理想だった暮らしを捨てる

のはとても勇気がいる事だと思う

それをこの子は自分で捨てなきゃいけないのだ

思わず自分と重ね抱きしめる

 

諒「そうだね・・・辛いよな

怖いよな

この時世だもんな

暮らしを捨てなきゃいけないのは怖いよな

俺も捨てたくない暮らしがあった

でもそれを守れず失くしてしまった

だから君の気持ち俺もよくわかるから

でもね・・・

君は失っても姉妹がいる・・・

だから大丈夫だよ」

 

???「わかってる・・・わかってるけど!!

もうここまで来てしまったの!!

もうどうしたらいいかわからないの!」

 

諒「歌を歌おうぜ」

 

???「無理だよ・・・」

 

諒「無理じゃないさ

君達の歌がみんなの心にあれだけの動きを

みせたのだから・・・」

 

???「違うの・・・あれは本のおかげ・・・」

 

???「大丈夫さ!!

やろうぜ俺は君達の歌声を

聴きたい!

だからさ・・・聴かせてよ

君達の本に頼らない

心からの歌声をさ・・・

そうすればみんなに伝わるから・・・・」

 

???「またわたし歌えるの前みたいに?」

 

諒「ああ!!」

 

そういった瞬間その子が

声をだして泣く

それにつられて2人も泣き始める

 

諒「おいで・・・

今は思いっきり泣けばいい

この先笑える力になるから」

 

「「「うわぁぁぁぁぁぁん」」」

 

諒「よしよし・・・

辛かったね・・・」

 

そのあと10分程彼女達は

泣き続けてた

 

それから

 

天和「私は天和

ありがとう・・・

もう少しで大事なものまで

見失うところだった・・・」

 

地和「ありがとうね

おにいさん・・・私は地和だよ」

 

人和「おねえちゃんの

目を覚まさせてくれてありがとう

ございますおにいさん私は人和です」

 

諒「俺は黒双 諒

旅人で旅芸人をしている

君達の事をある仙人に聞いてね

助けに来たんだよ・・・」

 

人和「諒さんこれから

どうするですか?」

 

諒「君達の歌を黄巾党の皆に

響かせてこの暴走を止めさせる

俺も楽器を後ろで弾くから・・・」

 

天和「わかった!!

みんなでやろう♪」

 

地和「完全復活だね!おねえちゃん」

 

人和「歌おうおねえちゃん

みんなでまた・・・」

 

諒「本を燃やそう・・・天和」

 

天和「うん・・・・」

 

諒「まだ怖い?」

 

天和「もう大丈夫」

 

ボォォォォォ

 

本が音をたてて燃えていく

 

これでこの子達はもう大丈夫だ

この子達だけで歩いていける・・・

 

天和「いこ・・諒くん」

 

諒「諒でいいよ・・・」

 

天和「諒いこ♪」

 

諒「ああ・・・」

 

ステージにて

 

天和「みんなー今日は皆に

伝えたいことがあるのーー」

「「「ほぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」」」

爆音が響く

 

天和「みんなぁ!!黄巾党は今日で

解散してほしいのぉ

勝っていっているのはわかってるけど

私はもうみんなに傷ついて欲しくないのぉ!!」

 

あたりは静かになる

 

天和「私達は最後に歌を歌うから

それでみんな我慢してね」

 

黄巾兵「天和ちゃん歌をやめちゃうのか?」

 

黄巾兵2「やめないで天和ちゃん!!」

 

天和「みんなぁー私達は歌を

歌い続けるよぉー

みんなぁ!私達の歌を聴いてぇ!!」

 

天和がこっちをみる

その顔は決意と覚悟に満ちていて

 

その覚悟がこっちへと伝染する

 

天和「みんないくよ!!」

 

地和・人和・諒「うん!!(ああ!!)

 

♪久遠 ~詩歌侘~

作曲:たくまる

編曲:たくまる

作詞:K.バッジョ

歌:茶太

時の記憶の中 浮かぶ

二人過ごしてきた日々 薄れていく

 

白く霞む思い出 深い闇に覆われた現実

痛みにも似て 心引き裂かれ 涙溢れる

 

消えないで ねえ

約束したのに この手を離さないで

 

この時俺は彼女達の歌をできるだけ

多くの人に聴こえるように彼女達の歌に氣を

乗せて響かせる

 

その時

頭に声が響く

 

伏犠「しかたない協力してやろう」

そうすると彼女達の歌が、心の声が今この戦場にいる

全ての者たちに響く

 

「「「私達はまた歌いたい

紛い物の歌じゃなくて

本当の心から歌をだから聴いて私達の歌を!!」」」

 

その歌を・・・声を聴き

やがて兵達はみな武器を地面に落として

聴き入る

 

 

強く指を絡ませて あなた求める

想いを込めて詠う 久遠を願う詩

 

時を霞ませていく 運命(さだめ)

一人濡れた瞳伏せ 唇噛み

 

離れていく絆が 胸の奥にきつく爪を立てる

狂おしいほど 痛み 深くまで私を壊す

 

愛してる ねえ

この声届ける 風よ吹け あの人へ

遥か彼方に広がる 空を見上げて

千代を駆けよと詠う 愛を貫く詩

 

消えないで ねえ

約束したのに この手を離さないで

 

強く指を絡ませて あなた求める

想いを込めて詠う 久遠を願う詩を

千代に八千代に詠う 愛を貫く詩

 

 

すべての人間達が

その歌を聴き争いをやめた

 

戦場に咲く歌姫が今戦い収めたのであった

 

つづく・・・・

 

あとがき

 

どうも暇人28号です

 

最近徐々に私をお気に入りにしてくれる人が

増えてきたて

感動で涙がでそうです

更新おくれてすいません

あれこれなやんでいたらこんな時間に・・・

 

それより皆さん

私は今日朝ずっと無印をやっていまして

やっぱEDがなける

うんどれも泣ける・・・

 

皆さんは最近感動などは

ありましたか?

 

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