No.155579

カレンと不思議な井戸

待ち受けていた重みに決心して旅立てるのであろうか。

2010-07-05 22:24:34 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:472   閲覧ユーザー数:468

カレンは決心した。

 

[お母さん、いままで親孝行とかできなかったけど、

 

これが最高の親孝行だとおもってね]

 

お母さんは離婚していていつも寂しそうに

 

しているけれどいつも迷惑をかけていた。

 

お母さんの顔はとても寂しそうに見えたが、

 

ここで引き下がるわけにはいけなかった。

 

それにここで引き下がれば全てが失われてしまう。

 

[あんたにはこの世界が掛かってるんだからね、

 

シャキッとして地球という大きな存在を

 

背に乗せ頑張ってきなさい!]

 

カレンは不安で一杯だったが、

 

地球という重みを考えるとなんだか

 

頑張れる様な気がした。

 

[よし、じゃぁ荷物の準備よ]

 

お母さんは大きな、

 

なんでも入りそうなバッグを取り出してきた。

 

[ この中にいるもの全て入れなさい]

 

カレンは色んなものを次々に積み込んでいった。

 

[カレンちゃん、これもっていきんさい]

 

お婆ちゃんは紙を大事そうに封筒にいれ、渡してきた。

 

紙には[私はこの世界の者ではない、

 

目的を果たしたらかえらなければならない。

 

目的は小惑星の衝突を防ぐものを得る]

 

と書いてあった。

 

[その紙は忘れない様にいれてるんじゃ、

 

向うに行くと自分が何をする為に来たか、

 

自分は誰なのか忘れてしまうそうなんじゃ]

 

[後、言葉って通じるの?]

 

[言葉は通じるらしいんじゃ]

 

[私はこの地球を隕石から守る物を探してくるだけでいいんだね]

 

[そうじゃ、がんばってきんさい]

 

[じゃぁ、今から行ってきます]


 
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