No.153523

真・恋姫†無双 頑張れ一刀 その13

華琳と雪蓮の舌戦が見たいな~( ゚∀゚)ノ

2010-06-26 21:35:55 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:9880   閲覧ユーザー数:7428

 

 

なんやかんや益州を制圧した劉備軍。

 

 

その戦いの中で新たな仲間が増えた。

 

 

「君が馬超ちゃん?」

「★■※@▼●∀っ!?」

 

話しかけただけで落ちた。

 

 

 

「君は馬岱ちゃん?」

「そうでーすご主人様♪」

 

やや顔を赤らめる幼女蒲公英。

 

 

 

「君は魏延ちゃん?」

「シモベにしてください!」

 

いきなりのシモベ宣言。

 

 

 

「君は…………黄忠さ……ちゃん?」

「あらやだ、ちゃんなんて恥ずかしいですわ。オホホホホ」

 

幼黄忠となったロリババア。

 

 

 

「君は厳顔ちゃん?」

「う、うむ」

 

同じくロリババア。

 

 

こうしてさらなる幼女を増やしたのである。

 

 

 

 

「さて、これからの方針だけど、まず白蓮!」

 

「おう!」

 

 

最初に呼ばれたことにテンションがマックスにあがる白蓮。

 

 

幸い許緒から受けた傷は深くなく、既に癒えたのである。

 

 

「まずは南蛮を制圧してきてくれ。あっ、もちろん幼女なら連れて帰ること。それじゃあ次は――――」

「ちょっと待ていっ! 私一人なのか!? なあ!?」

「白馬連れていけばなんとかなるだろ? 時間とらせないでくれよな」

 

 

聞く耳持たない一刀は軍議を進めていく。

 

 

「み、見てろよー!」

 

 

白蓮は嘆きながらその場をあとにする。

 

 

その頬を伝う一筋の光は一体?

 

 

 

すでに白蓮のことなど忘れた皆は今日は誰が一刀と一緒に寝るのかということを話し合っている。

 

 

旗揚げ以来仲間が増える度に行われるこのローテーション会議。

 

 

さらに大人数になったことで回りが遅くなり、皆少なからず不満が出て来た。

 

 

「なら、全員が寝ても大丈夫な寝台を作ってもらおう!」

 

 

一刀の意見に満場一致だった。

 

 

 

 

のんびりと内政をしていたある日の事。

 

 

「申し上げます! 北郷様に謁見したいという二人組の幼女が――――」

「通せ」

「は、はい!」

 

 

幼女と聞いた途端に兵を遮り指示を出す。

 

 

そしてしばらくしてやって来たのは、

 

 

「かっ」

 

ホップ

 

「じゅっ」

 

ステップ

 

「とぉ~♪」

 

ジャーンプ

 

 

呉の王雪蓮だった。

 

 

雪蓮は勢いそのままに一刀に抱きつき、その胸に頬を寄せた。

 

 

「んー♪ かじゅとの匂い~♪」

「久しぶりだね雪蓮。元気にしてたかい?」

 

 

いきなり現れたことなど気にもせず頭を撫でてあげる一刀。

 

 

「かじゅとにあえにゃいから元気じゃにゃいわよー!」

「ははは。ごめんね。俺も雪蓮に会いたかったよー」

「えへへ♪」

 

 

そんな甘い空気に唖然としている者が居た。

 

 

姓は孫、名は権、字は仲謀、真名は蓮華である。

 

 

妹である蓮華は、姉の今まで見たことの無いような姿に驚いていた。

 

 

一刀にじゃれるその姿は、猫そのものであった。

 

 

 

「お、お姉様! 他国の王に対してそのような振る舞い――――」

「あっ、かじゅと、あの子は私のいもーとのりぇんふぁって言うの♪ 可愛がってあげてにぇ♪」

 

 

我に返った蓮華が雪蓮を諌めようとしたところ、その雪蓮に遮られた。

 

 

そして妹を紹介された一刀は蓮華を見つめる。

 

 

(あの子が孫権か。雪蓮に似て可愛い子だな)

 

 

「孫権ちゃんもこっちにおいで」

 

 

二コリと微笑んで蓮華を手招きする一刀。

 

 

「ふぇ…………あぅ」

 

 

いきなり名前を呼ばれたことに驚き、そして一刀の笑顔に恥ずかしがる。

 

 

「ほら、おいで?」

 

 

もう一度優しく促す一刀に蓮華は、一度コクッと頷いてちょこちょこと小走りで一刀に近づいてきた。

 

 

「俺は北郷一刀。よろしくね孫権ちゃん」

「れ、蓮華ですぅ……」

 

 

雪蓮を抱えたまましゃがみこんだ一刀は、蓮華と目線を合わせて自己紹介をした。

 

 

一方蓮華も尻すぼみになりながらも真名をあずけた。

 

 

「蓮華だね。ありがたく受け取るよ」

「ふみゅ~」

 

 

一刀のゴットハンドにより、蓮華はあっさりと落ちた。

 

 

「私の言ったとーりにぇ♪」

 

 

その光景を優しく見守る姉がいた。

 

 

 

 

「それで、どうしてこの国に来たの? 呉も忙しいんじゃないのか?」

「かじゅとに会いに来たにょ♪」

 

 

当たり前でしょと言わんばかりの返事に一刀は呆れる。

 

しかしとても嬉しかったりもする。

 

 

「ちゃんと冥琳に言って来たかい?」

「ううん♪ 早く会いたかったかりゃ言ってにゃいわ。それに絶対止められちゃうもの」

 

 

 

 

 

その頃呉では――――

 

 

 

 

 

「まだ雪蓮と蓮華様は見つからんのか!」

 

「はぅわ! 国中を捜索しているのですが未だ見つかりません!」

 

「どこ行っちゃったんでしょうね~」

 

「こーきん! こーきん! どうするのじゃ?」

 

「こうなったら小蓮様に王位を継いでもらうしかなさそうだ……」

 

 

 

大変なことになっていた。

 

 

 

 

 

 

「ありゃー、ちゃんと言ってこないとダメだよ? 雪蓮は王様なんだから」

「うぅ~、ごみぇんにゃしゃい」

 

 

一刀に叱られ反省する雪蓮。

 

 

「まあ、来ちゃったからには歓迎するから二人ともゆっくりして言ってね」

「うん♪」

「は、はい!」

 

 

しかしゆっくりもしていられないのがこの乱世。

 

 

 

 

 

 

「申し上げます! 北方の曹操が呉を目指して行軍中とのことです!」

 

 

二人が来てから三日が経ったころ、放っていた斥候が急ぎ足で帰って来て報告をした。

 

 

「お姉様!」

「わかってりゅわ! かじゅと!」

「おう!」

「私たちは呉にもどりゅわ」

「分かった。俺たちも準備を整えたらすぐに応援に駆け付ける」

 

 

同盟国の危機に一刀は兵站を整えるように指示を出す。

 

 

 

「それじゃあ待ってりゅからにぇ♪」

 

 

一刀の腕にしがみついて頬にキスをした。

 

 

「み な ぎ っ て き た !」

 

 

それからの一刀の行動は迅速で、一日で全ての準備を整えてしまったのである。

 

 

長く続いた戦乱も終わりを迎えようとしていた。

 

 

 

 

 

<おまけ>

 

 

「おかーさーん!」

 

「あら、どうしたの璃々?」

 

「お腹減ったー!」

 

「はいはい。今準備するわ」

 

「あの~、紫苑?」

 

「どうしましたご主人様?」

 

「璃々ちゃんと紫苑の関係は?」

 

「おか――」

 

「姉ですわ」

 

「でも璃々ちゃんはお母さ――」

 

「姉ですわ」

 

「でも――」

 

「姉ですわ」

 

「……はい」

 

 

 

完。

 

 

(;^ω^)


 
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