「なのはさん、お待たせしました」
「ううん、私も今来たところだから全然待ってないよ。それよりも、ティアナお疲れ様。執務官としての初任務はどうだった?」
「補佐のときと違って大変ですけど、執務官になったからにはこれくらいのことたくさんあると思いますから」
今日で任務も終わるのであたしはなのはさんと待ち合わせしていた。
機動六課の運用期間も終わり、フェイトさんのもとで補佐として働いていたが、この前試験に受かり、執務官になってからの初任務も今日で終わりなのだった。
何故なのはさんと待ち合わせをしているのかというと、あたしが六課解散の日になのはさんに告白してあたしたちは恋人同士になった。
はじめは、なのはさんのようなエリートにはあたしのような凡人のことは理解できないと思って、なのはさんの教導もしっかりと理解しようともせず、無茶なこともした。
しかし、なのはさんの過去を知り、彼女の思いを知ったあとは今まで教えられてきたことも理解できるようになり、あたしたちには無茶をするなと言いながら自身は無茶ばかりするなのはさんが、あたしたちのことをしっかりと考えてくれているなのはさんのことが気になり始めた。
そして気がついたら恋をしていた。なのはさんが笑いかけてくれるたびにその笑顔をひとりじめしたいと思ってしまっていた。
無茶ばかりする彼女を実力がともなわないと知りながらも護りたいと思うようになっていた。
そして、
「なのはさん、あたしはあなたのことが好きです」
「にゃはは、私もティアナのこと好きだよ」
「違いますよ、あたしはあなたのことを愛してるんです。なのはさん、あたしと付き合ってもらえますか?」
「そう言ってもらえるのはうれしいけど、どうして私なの?」
六課解散の日なのはさんに告白したときそう言われた。
あたしはやっぱりと思った。なのはさんは自分に対する好意にとことん鈍い人だから。
きっとあたしの気持ちにも気づいてないとは思っていた。
六課にはフェイトさんやヴィータ副隊長といったなのはさんへあたしと同じ好意を持った人がいたけどなのはさんはそれにも気づいた様子はなかったから。
「はじめは、あたしのことなんて理解できないと思っていました。でも、あの教導の意味を知って、あなたの思いを知ることができました。そうしているうちに自分でもわからないうちになのはさんのことが好きになっていました。まだ力は足りませんが、無茶ばかりするあなたを護りたいと思うようになっていました。」
「ティアナが私をそんなに思ってくれてたなんてうれしいよ。私もティアナのこと好きだからこれからよろしくね」
こうしてあたしたちは付き合うことになりました。
なのはさんと付き合っていることがフェイトさんにばれたときは大変でした。
いきなり模擬戦を挑まれて、いやあれは模擬戦なんてものじゃなくフェイトさんは本気できていたんじゃないかと思うほどでした。
「ティアナ、どうしたの?」
「いえ、なのはさんに告白したときのことを思い出していたんですよ」
あたしたちは、今、あたしとなのはさんとヴィヴィオの3人で住む家に向かって歩いている。
昨日、通信で任務完了の連絡したときはヴィヴィオも喜んでいた。
きっと家であたしたちの帰りを待っているはずだ。
「そういえば、なのはさん。」
「どうしたの? ティアナ?」
「ただいまです。まだ言ってなかったと思うので」
「そうだね、おかえり。無事に帰って来てくれてうれしいよ」
「ヴィヴィオが待ってますから早くかえりましょうか」
「にゃはは、そうだね」
あたしたちは家までのあと少しの道を急いで帰るのだった。
end
お読みいただきありがとうございました。
はじめてティアナ書きましたが上手くいかないですね。好きなキャラなので早く書けるようになりたいです。
こんな駄文ばかりですが、これからもよろしくお願いします。
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ティアナ×なのはです。
ティアナがティアナっぽくないですorz
いろいろ設定無視してます。
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