No.152850

東方不敗×恋姫

かめさん

東方不敗の指導の元着実に真・三国の種馬強化計画を実行する北郷一刀っ!そんなある日、貂嬋の客人としてあの男が現れる!その名も神医 華陀!華陀と東方不敗が出会う時奇跡が起きるっ!それでは皆様恋姫ファイトッ!レディーッ!GOーッ!

2010-06-24 02:11:45 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2180   閲覧ユーザー数:2036

東方不敗×恋姫

 

第六話「東方不敗の病よ!光になれぇ〜っ!神医 華陀登場!」

 

 

 

修業1〜10年間

 

ひたすら体力作りの日々だった…。

 

朝日が昇る頃に起きてまず食料になりそうな木の実や植物を探しながらひたすら走る。

 

特に走りながらの呼吸に注意する。

 

師匠曰く、呼吸一つで身体の動き方が変わるとの事だそうだ。

 

二時間程かけてある程度の食料を確保すると家の替わりにして居る洞窟に戻る。

師匠達はその日に食べられるだけの動物を捕らえて帰っている。

 

そして、一時間程かけてそれを調理する

 

そしてやっと朝食にありつく事が出来る。

 

その後途中に何回か休憩を挟みつつ左慈に追いかけられたり、于吉の式神に追いかけられたりしながら氣の鍛練を並行して行う。

 

そんな日々が10年続いた。

 

 

修業11〜20年間

 

体力作りと並行して少しずつ流派東方不敗の基本的な型を教えてもらう。

 

午前中は今までと変わらず食料調達と走り込み。

 

午後は左慈と師匠に戦い方について教えて貰う。但しかなり実戦的に………おかげで避けるのは大分上達して来た。

 

それが10年続いた。

 

 

 

修業21年目から少しずつ本格的な修業に入り始めた。

 

やはり午前中は変わらないが、午後からは左慈や不動先輩そして師匠とひたすら武を鍛え続けた。

 

そして80年を過ごした。

 

左慈「いくぞっ!一刀っ!」

 

「応!」

 

―――打打打打打打打打打打!

 

―――まるで機関銃のような拳打が俺に迫る!

 

「はぁあああーっ!はいはいはいはいはいーっ!」

 

それを掌・手の甲・肘で軌道を逸らして行く。

 

そして化勁を使い相手の次の行動を予測し次の手を講じる。

 

――――――――蹴!

 

左慈「う・うゎわわわっ!」

 

―――左慈が蹴りを放つ瞬間に蹴り足を手の甲で在らぬ方向に流しつつ軸足を軽く払う!

 

………結果左慈は身体のバランスを崩し後ろに下がらざる得ない。

 

東方不敗「コラァっ!一刀っ!相手が後ろに下がったらすかさず相手の懐に飛び込むように踏み込み素早く無力化せぬかっ!」

 

「はいっ!師匠っ!」

 

管輅「出来たら相手の動きに注意しながら周囲にも警戒するでござるよ。さもなければ……。」

 

白装束1「北郷一刀に死を!」

白装束2「天の御使いに死を!」

 

「はぁあああーっ!」

 

―――――轟!轟!

 

後ろから突如襲い掛かって来た白装束に対して俺は裏拳を叩き込む!

 

白装束1「…俺ってやっぱり不可能を可能に…」ちゅど〜ん!

 

白装束2「…ジオンに栄光あれ…」ちゅど〜ん!

 

于吉「嗚呼!私のムウとガルマがぁ!」

 

左慈「ならこれならどうだ!喰らえっ!無影脚!」

 

―――蹴蹴蹴蹴蹴蹴蹴蹴蹴蹴蹴蹴蹴蹴蹴蹴!

 

「くっ!甘いぞっ!左慈っ!」

 

どんなに沢山の蹴りがその身を襲い掛かるともその足は二本!

 

―――掴!

 

左慈「なあっ!?」

 

「俺のこの掌が光って唸る!貴様を倒せと輝き叫ぶ!必殺!シャアーイニングッ!フィーンガァーッ!」

 

左慈「ぬぁああああっ!」

 

俺の掌に爆発的な氣が収束して左慈の頭を狙う!

 

東方不敗「そこまでっ!」

 

「……はぁっ……はぁっ……俺の勝ちだ!!左慈っ!これで29200戦中10000勝目だ!」

 

左慈「……うるさいっ!まだ29200戦中19200勝で俺の方が勝ち越してるんだっ!また差を広げてやる!」

 

「ならば俺はお前を追い越してみせる!」

 

東方不敗「これ!二人ともいい加減にせんかっ!もうすぐ日が暮れる。よって今日は此処までとする!良いなっ!」

 

「はいっ!師匠っ!」

 

管輅「皆の衆!もうじき夕餉が出来るでござる!それと今日は貂嬋殿の客人がおいでに為られるでござるから夕餉の前に川で身を清めてから来てほしいでござるよ。」

 

「はぁ〜い。なあ左慈貂嬋達の客ってやっぱり華陀の事かな?」

 

左慈「…多分そうだろうな。まあ何にせよあれだけの獲物を朝から狩って来てたからな。誰か来るのは予想していた。………どうする一刀。川に行くのはお前から行くか?それとも一緒に行くか?」

 

「…なあっ!な・何言ってんだ!とりあえず俺が先に行くからな!」

 

全く左慈の奴!自分の今の姿を考えてからそういう事言えって言うんだ!

 

いくら元男って云ったって今の姿は俺から見てもかなり可愛い感じの女の子にしか見えないってーの!

 

左慈「…………ちっ!」

 

于吉「…………左慈……まさか……貴女……北郷さんの事を………。」

 

左慈「…………………………そんな訳あるはず無いだろっ!///」

 

于吉「怪しいですよぅ。その間と真っ赤な顔がすっごく怪しいですよぅ。」

 

管輅「左慈っ!いかんでござるよっ!衆道等とはいかんでござるよっ!」

 

左慈「おいっ!衆道とは聞き捨てならん事を言うなあっ!今の俺の何処が男に見える!?」

 

于吉「………い……今…何を自分が言っているのか解っていますか?左慈」

 

左慈「うるさいっ!うるさいっ!うるさいっ!うるさいっ!」

 

左慈はそう叫ぶと川の方に駆け出してしまった!

 

 

 

 

 

 

 

 

―――川の辺―――

 

「ぅぁ〜っ」

 

ちゅど〜ん!

 

 

 

 

 

于吉「……あ……流れ星?……いや……彗星かな?………「于吉っ!しっかりするでござるよ〜っ!」……はっ!……わ…私は一体何を……?」

 

管輅「あ〜ナンデモゴザランヨ!?早く夕餉の支度の手伝いをするでござるよ?」

 

于吉「…?…はぁ〜い!今行きますよぅ。」

 

「なんだ左慈の奴?人が水浴びしている所にいきなり乱入して来たかと思えば急に攻撃しやがって!おかげで頭にたんこぶが出来たじゃねぇかよっ!」

 

左慈「うるさいっ!いつまでも水浴びしている貴様が悪い!」

 

「あ〜そんなに長い時間水浴びしてたっけ?悪かったな。」

 

左慈「もうその事は良い!早く晩飯を食うぞっ!今日はえらく腹が減ったからなっ!」

 

「悪かったよ。そうだな。今日は久しぶりに水牛が手に入ったもんな。早く行かないと無くなっちゃうかもしれないな!」

 

左慈「ああっ!早く行くぞ!」(あ〜俺の意気地無し一体何をやっているんだ!ちきしょ〜う!………あ〜でも一刀のあの笑顔………………………良い………すっごく良い……やっぱり良い!)

なんだ?急に機嫌が直ったみたいだけど?まあ良いか。

 

 

 

 

 

―――洞窟―――

 

貂嬋「いらっしゃ〜いだぁりんようこそ私達の愛の巣へすっごく歓迎しちゃうわよぉ〜ん」

 

???「ああ、ありがとう。しかしこの空間は本当に凄いな。まるで本物の森の中にいるみたいだな。それとそちらの方々は?」

 

東方不敗「儂の名は東方不敗人呼んでマスターアジアと言う者じゃ。そしてこちらの若者が儂の二番目の弟子の北郷一刀じゃ。これ一刀っ!はよう挨拶をせぬかっ!」

 

「あ〜すいません。流派東方不敗修業中の北郷一刀です。」

 

左慈「左慈だ。」

 

于吉「あぁ〜もう左慈ったら初対面の方に対してその自己紹介はあんまりですよぅ。あ?私の名はこんな姿ですけど一応方術士ですよぅ。」

 

管輅「拙者は管輅と申す。占いを生業としている者でござる。」

 

東方不敗「貂嬋殿。そちらの方は?」

 

貂嬋「あぁ〜らごめんなさぁ〜いこちらのとってもカッコイイ彼は華陀私と卑弥呼の大切なだぁりんよぉ〜ん」

 

華陀「俺は今紹介に預かった華陀。五斗米道の修業中の身だ。医者をやっている。」

 

東方不敗・一刀「「ゴッドヴェイドォー?」」

 

華陀「おおっ!なんて完璧な発音なんだ!貂嬋お前の友人は素晴らしいな!」

 

貂嬋「まぁ〜っだぁりんったら嬉しい事言ってくれるわね〜んありがと」

 

「あ?あれ?卑弥呼は!?一緒じゃないのか?」

 

華陀「ああ、卑弥呼はこの壷を持って次の邑に向かってもらっている所だ。後で料理を持って行くつもりだ。それよりも……。」

 

ん?なんだ?華陀は師匠をさっきからじっと見詰めているけど師匠に何かあるのか?

 

華陀「……東方不敗殿。失礼だが貴方は病にその身を蝕められている様子だが……。」

 

「な、なんだって!?師匠っ!本当ですかっ!?師匠っ!答えてくださいっ!」

 

東方不敗「うるさいっ!少し静かにせぬかっ!華陀殿たしかにこの身は病に侵されておる。できればこの馬鹿弟子がもう少し流派東方不敗の技と精神を受け継いでから伝えるつもりでいたのだがな……。」

 

「華陀さん!お願いします!師匠を診てください!」

 

華陀「俺は医者だ!自分の目の前に病人がいるんだ!ならば俺のやる事は一つっ!その病魔退治させてほしいっ!」

 

東方不敗「………華陀殿……。……ならばお願いしよう!」

 

早速師匠を寝台に横たえ華陀は診察を始めた。

 

華陀「はぁあああーっ!人鍼合一!唸れ金鍼っ!病魔退散っ!」

 

凄い!大気中の氣と華陀本人の氣が一つになって鍼に収束していく!

 

華陀「げ・ん・きになれぇーっ!」

 

そしてその鍼が師匠の身体に刺さった瞬間!

 

周囲が光に包まれた!


 
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