No.148727

真・恋姫†無双~西涼を照らす光~ 第14話

茶々零さん

遅くなりましたが14話です。

2010-06-07 11:56:28 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:6279   閲覧ユーザー数:4970

玉座の間は地獄と化していた。

 

 

詠「ちょっ……大丈夫なの一刀!?」

 

 

華雄「北郷!? な、何か出てはいけない汁が出ているような気がするのだが……」

 

 

月「一刀様!?」

 

 

慌てふためく月達。 だが対する西涼勢はと言うと……

 

 

楓「ふむ……なかなかの蹴りだな……」

 

 

椿「あらあら~、元気な子ね~」

 

 

菖蒲「あの小さな体躯であれだけの威力……将来が楽しみじゃの……」

 

 

落ち着いて状況を楽しんでいる。

 

 

星「あの……ずいぶん落ち着いている様ですが大丈夫なのですか?」

 

 

さすがに仲間になったばかりの星には驚くには十分の内容で動揺している。 本当は菖蒲もこちら側のはずなのだが……

 

 

菖蒲「椿と楓が特に動かんかったからの……」

 

 

と言う始末。 その椿達は言うと……

 

 

椿「琥珀ちゃんの罠に比べれば大した事ないわよ~」

楓「翠の拳に比べれば大した事ないだろ……」

 

 

星「……………………」

 

 

馬家の壮絶さを垣間見た瞬間だった。

何とか場が落ち着き一刀も復活し、先に一刀達の紹介が終わり次は二人の番なのだが……

 

 

?「……………………」

 

 

??「……………………」

 

 

二人が全く喋らず一刀を見ている。 先程蹴った少女なんて睨む始末だ。

 

 

?「……………あぁ」

 

 

赤毛の女の子が手をポンと叩き何かに気が付いた。

 

 

?「さっき肉まんくれた人……」

 

 

一刀「今頃!?」

 

 

反射的にツッコミを入れる。

 

 

霞「やっと繋がったわ……街で一刀倒れてたんはお前が原因やろ音々!!」

 

 

??「ん? 霞はこの不審者と知り合いなのですか?」

 

 

霞「ドアホ!! 不審者が玉座におるか!! たった今紹介したやろ!!」

 

 

??「そんな事はどうでもいいのです!! そいつは街で恋殿にちょっかいを出していたのです!!」

 

 

?「肉まん貰ってただけ……」

 

 

詠「あ~もう!! どうでもいいからさっさと名乗りなさいよ!!」

?「…………恋」

 

 

赤毛の女の子からやっとの事で発せられた言葉は簡潔すぎる自己紹介だった。

 

 

一刀「えっと……」

 

 

自己紹介をしてくれたのはいいが、恋と言うのは恐らく真名だろう。 許されてるかどうか微妙なこの状況で無闇に呼ぶ訳にはいかない。

 

 

??「お前にも分かる様に教えてやりましょう!! このお方は天下の飛将軍、呂布奉先殿であらせられますぞ!!」

 

 

印籠とか出されたら土下座してしまいそうな言い方だな。 しかし彼女が呂布なのか全然イメージしてたのと違うな……まぁそれを言うなら月なんて董卓だもんな……今更か。

 

 

??「そしてねねが呂布殿の配下軍師の陳宮公台です!!」

 

 

一刀「……うん、よろしく呂布、陳宮」

 

 

軍師と言った陳宮に『武将じゃないの?』言いそうになるのを飲み込む。 流石に何度もあの蹴りをくらいたくない。

 

 

呂布「……恋」

 

 

一刀「それ真名でしょ? いいの?」

 

 

陳宮「いい訳無いのです!! お前の様な奴が呼んでいい様な軽いものでは無いのです!!」

 

 

一刀「陳宮はこう言ってるけど……」

 

 

呂布「月を助けてくれた……だから…いい……ねねも真名……」

 

 

陳宮「~~~~~~!! ねねの真名は音々音です、呼びにくかったら音々と言うのを許してやるのです!!」

 

 

一刀「ありがとう改めてよろしく恋、音々音」

~???~

 

 

 

アニキ「へっへっへっ……死にたくなければ金目の物を置いていきな」

 

 

チビ「置いていきな」

 

 

デブ「お、置いていくんだな」

 

 

?「はぁ~…………」

 

 

めんどくさいのに会ってしまった……。 いくら女の一人旅だからと言ってこの遭遇率は異常ではないだろうか。

 

 

?「ま、いいけどね……」

 

 

~一刻後~

 

 

?「全く……襲うなら相手の力量を見なさいよね……」

 

 

襲ってきた3人を軽く蹴散らし何度目か忘れたため息を吐く。

 

 

?「まだやる? やるって言うなら容赦しないけど……」

 

 

アニキ「ま、待て悪かった!! もうその気は無いから勘弁してくれ!!」

 

 

?「そう……なら…」

 

 

私は3人に近づき笑顔を向けながら言う。

 

 

?「ここからは商談の時間ね」

 

 

アニキ「…………へ?」

 

 

?「薬買わない? お安くするわよ?」

 

 

手持ちの荷物から薬を取り出し並べていると……

 

 

アニキ「あ、アンタ商人なのか?」

 

 

?「私? 医者よ?」

どうも茶々零です。

第14話いかがだったでしょうか?

 

う~む……頭の中では話が出来上がっているのに文章が進まない→結論:スランプです;

当然拠点など全く書けず……申し訳ない。

 

 

~話を変えて自分の事~

皆さんもそうだと思いますが私はTINAMI以外でも恋姫小説をよく読みます。

どちらかといえば携帯で見れるのがメインでTINAMIの小説がほとんど見れていない悲しい現状;

『小説読もう』というサイトによくお世話になってます。

なんでこんな話をしたかと言うとどうしてもみなさんにお勧めしたい小説がありまして……

 

翻訳†無双~蜀~

一刀が主人公ではありませんが主人公の立ち位置的にはほぼ同じです。

話の組み立てが秀逸です。

内容は言いませんが解りやすく漫画で例えると『エンジェル伝説』

 

すこしでも興味を持った方がいたら読んでみて下さい。

 

勘違いしないでいただきたいのは宣伝などではありません。向こうの方は私の事等全く知らないと思いますので……;

 

 

 

次回は今回書けなかった拠点を書こうと思います。

 

でわまた第15話でお会いしましょう。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
64
5

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択