No.148625

恋姫無双~愛しき人~13

黒竜さん

焔耶との戦いも終え、一休みする一刀達。そると洛陽から使者がが来た。それは呂布と張遼だった。大陸1・2の武将がはじめてそれった時天下はどうなる。

2010-06-06 22:54:18 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:11174   閲覧ユーザー数:7959

第十三章「天下武」

 焔耶との勝負を終え華琳達は自分の仕事に戻った。華琳からは今日大事なお客が来るので昼前には玉座に来るようにと一刀達に言っていった

 「焔耶」

 「なんですか、お館」

 「厳顔さんには報告しないのか」

 「そうですね。桔梗様に手紙を送ろうと思います」

 「そうか」

 「お兄ちゃん。雫、お腹が空きました」

 「そうだな。俺も朝食まだだったし、ここらでご飯と行きますか」

 「賛成」

 ワンワン

 「「「えっ!」」」

 何所からか犬がやって来て焔耶の足に顔をこすり付けていた。

 「い・いや~~~~~~~~。お・お館助けて」

 焔耶は涙目になって一刀の後ろに隠れた。

 「まさか、焔耶。犬ダメなの」

 「は・はい。なぜか昔から犬が苦手で」

 ・・・焔耶にも可愛いところあるんだな。その内犬の格好でもさせてみよう

 震えた手で一刀の肩に死んでも放さないくらい強く握る焔耶。

 「つう!」

 「あっ!お館申し訳ございません」

 「いや、いいんだ。それより誰の犬だ」

 一刀はその犬を抱きかかえると首には赤い布が巻いてあった。

 ペロペロ

 「こ・こら。くすぐったいって」

 「・・・セキト」

 ワン

 犬は飼い主の声を聞き一刀から離れた。

 「君の犬?」

 「(コクリ)」

 「よかったな。飼い主が見つかった」

 ワン

 ギュゥゥゥゥゥゥ

 「「「!?」」」

 「なぜ、私を見るのだ」

 「お主は前にもあったからな」

 「うっ!」

 焔耶は返す言葉が無かった。

 「え~~~と、君お腹空いている?」

 「(コクリ)」

 「なら一緒に行かないか。俺達今からご飯食べに行くのだけど」

 「・・・いいの?」

 「ここであったのも何かの縁だ。いいだろ」

 「・・・わかった」

 一刀はその子を連れて店に入った。料理が出てくると彼女はものすごい活きよいで食べ始めた。口一杯になるまで詰め込んで食べている姿はとても可愛らしく一刀と一緒に来ていた雫・椿・焔耶も同じことを思っていた。

 「・・・食べないの」

 「あぁ・・、食べるよ」

 一刀がそう答えると彼女はまた食べ始めた。

 ・・・か・可愛い。まるで小動物を見ているみたいだ

 彼女の可愛い食事に見とれて時間はあっという間に過ぎていった。

 「まいど」

 一刀は店の店主にお金を払い、店を出た。

 「おいしかった」

 「(コクリ)」

 「それはよかった」

 「・・・恋」

 「えっ!」

 「恋の真名・・・」

 「真名預けてくれるの」

 「(コクリ)」

 「なら、俺の事も一刀って呼んで」

 「・・・一刀」

 ピト

 「ちょっ!恋」

 ・・・腕に柔らかい物が

 「・・・一刀、暖かい」

 恋は一刀の腕に自分の腕を絡ませた。

 「き・き・貴様。お館に何しているのだ」

 「主も鼻の下伸ばさないで下さい」

 「お兄ちゃんの変態」

 「ちょっと待て、俺は鼻の下など「陳宮キーク」・・・うわ」

 一刀は後ろから蹴られたて前に倒れた。

 「貴様。恋殿に何をするのですか」

 「ねね・・めっ」

 「恋どの~。しかしですね」

 「一刀良い人。ご飯一緒に食べた」

 「そうですか・・・。じゃなくて、恋どの早く行きませんと霞殿が待っていますよ」

 女の子は恋の手をとって急いでその場を後にした。

 「なんだったんだ」

 「まるで嵐の様な子でしたな、主」

 「あいつ、お館を蹴っておきながら今度会ったらただでは済まさんぞ」

 「雫も同じ意見です、魏延さん」

 「おぉ・・。だったらワタシ達はもう盟友だ。これからは焔耶と呼んでくれ」

 「蔡文姫です。真名は雫と申します。これからよろしくお願いしますね、焔耶さん」

 二人は握手をして強い絆で結ばれた。

 「椿はいいのか、あそこ入らなくて」

 「別にいいです。もともとは主が鼻の下を伸ばしたのが原因ですから」

 「だから伸ばしてないって」

 「北郷将軍」

 「ん!」

 一刀は呼ばれて振り返るとそこには新鋭隊の一人が立っていた。

 「どうした?」

 「曹操様より至急玉座に来るようにと命令が来ております」

 「わかった。お~い、焔耶・雫城に戻るぞ」

 「「はい」」

 五人は急いで城に戻った。

 「ようやく来たわ、一刀」

 「ごめん、遅くなって」

 一刀達が玉座に行くと華琳と魏の将全員いた。

 「その人は?」

 一刀は華琳の前にいる人の事を訪ねた。

 「何進将軍の使者だ、一刀」

 「張遼や、よろしゅうな。あんたが魏の懐刀、北郷一刀か」

 「そうだけど」

 「いやただ、大陸一・二の武と言われる力。同じ武人としては一戦交えたいなぁ~と思って」

 「そうだね。俺も張遼さんとは一回手合わせしてみたいよ」

 「ホンマか、嘘ちゃうやろうな」

 「あぁ・・本当だよ。神速の張遼の力見せてくれよ」

 「よっしゃ。むっちゃやる気でたで、う~~恋はよう来んかな」

 「あれ、張遼が使者じゃないのか」

 「ちゃう、ちゃう。うちは副使で正使は呂布や。今じゃ、陳留の北郷、洛陽の呂布と呼ばれているの、あんた知っているやろ」

 「いいや、大陸一・二と聞いていたがそう呼ばれているとは知らなかった」

 ・・・やはり大陸一のもう一人は呂布か

 「ホンマかいな。あんたえろう、後れているぜ」

 「悪かったよ」

 張遼との会話を楽しみながら正使の呂布が来るのを待った。

 「何進将軍の使者。呂布殿と陳宮殿のおな~り~」

 兵の声でその場の空気が変わった、はずだった。

 「・・・一刀」

 「恋」

 「「あぁ~~~~~~」」

 「お前はお館を蹴った無礼者」

 「恋殿をおとしめそうとした色情魔」

 焔耶と恋の隣にいた女の子が叫んだ。

 「焔耶。使者の前で大声を出すとはどう結う事だ」

 「ねね・・・めっ」

 「うぅ~。お館~」

 「恋どの~~~」

 「すみません。部下が大声出して」

 「いや。うちらも陳宮が大声出してすまなかった」

 恋の変わりに張遼が謝った。

華琳が恋の前に肩膝を付けて頭を下げた。

 「・・・ねね」

 「わかっています、恋殿。曹孟徳殿よ。この度、黄巾の乱での活躍大義であった。よって今日より西園八校尉を与える」

 「慎んでお受けいたします。これからも朝廷の為によりよい国創りに励みます」

 華琳は陳宮から紙を受け取り後ろに下がった。

 「よっしゃ。これで終わりやな、北郷約束通り手合わせしような・・・」

 「(ピト)・・・ス~ス~」

 「「「なっ!」」」

 恋が一刀の腕に捕まり器用に寝始めた。

 「貴様。お館になにをしている」

 「恋どの~~。起きて下さい」

 「恋、起きて」

 「・・・ん?」

 「今から張遼さんと手合わせするから」

 「・・・わかった」

 恋は涙目になりながら一刀の腕から離れた。

 「まさか、恋はここまで懐くとわな」

 「そうなのか?」

 「せや、うちや月でさえあそこまで懐けへんで」

 「ふ~~ん。・・・あの~~、華琳さん・稟さん」

 殺気を感じた一刀が振り向くと、黒い炎を出している二人の姿があった。

 「ねぇ、一刀。いつのまに呂布の真名を預かったの?」

 「くわしく教えて下さいね、一刀様」

 「・・・はい」

 「プッ、ハッハッハッ。大陸一・二の武人でも女には弱いんかい」

 「笑っている場合じゃないよ、張遼さん」

 「せやな、はよう手合わせできる場所に行こう」

 一刀達はそのまま中庭に向かった。

 「本日二回目ね、一刀」

 「そうだな」

 「なんや、二回目って?」

 「朝にそこにいる焔耶と勝負したんだよ」

 一刀が焔耶の方に向くと焔耶は少し頬を紅くした。

 「そうなんや。それで、どっちが勝ったん?」

 「俺だよ」

 「まぁ~。あたり前か、じゃないと大陸一・二とは言われてへんな」

 「それより、早く手合わせしようぜ、張遼さん」

 「そうやな。実力は戦ったらわかるやろうし」

 二人は自分の武器を構えた。

 ・・・二刀流

 「へぇ~」

 「ふむ」

 「・・・」

 一刀は右手に日陰を左手に斬月を構えて、張遼の動きを見た。

 「えぇで、武人としての闘気溢れる相手とは戦うちゅうのわ。はぁぁぁぁぁぁ」

 ガチン

 張遼から放たれた一撃を一刀は日陰で受け止め斬月で横撃を加えたが張遼は紙一重で交わした。一刀は張遼との間合いを一気に縮めて一撃を放った。

 ガチン

 ・・・なんちゅう重い一撃や、これは完全に恋と手合わせしている時と同じや、けどウチかて

 「はぁぁぁぁぁぁ」

 ガチン ガチン

 二人の攻防が続いた。

 「呂布。あなた、一刀との戦いどう思う」

 「・・・一刀強い。多分恋負ける・・・」

 「なっ!」

 「なんと、そこまでの武か」

 「それでは、大陸一・二と言うのを止めて、大陸一と変えましょう、華琳様」

 「そうね・・・でも、今は黙っておきましょう」

 「はい」

 「一刀。私の時は一本なのに、どうして張遼の時は二本なんだ」

 「それはだな、姉者。姉者の武器と張遼の武器の長さの差だろう」

 「わかっている。しかし、それでも私とて一刀の二刀流と戦ってみたいのだ」

 駄々をこねる春蘭を見て愛しく思う秋蘭と、こんな子だっけと不思議がる華琳と桂花だった。

 「魏延殿、今の主の戦いどう思う?」

 「真名で構わんぞ。同じお館の部下どうし変な気づかいは無用だ」

 「なら、拙者の事も椿でと呼んでくれ。それで、焔耶さっきの質問だが、朝に戦ったお主から見てどう思う」

 「速さなら朝の方が速いと思うが、一撃の重さは遥かに今の方が強い・・・」

 「焔耶、お主どこに行くのだ」

 「お館がここまで強くなる為にどれほど頑張ってきたのか、今朝戦ってよくわかっている。だからワタシは今出来る事をやろうと思う」

 そう言うと焔耶はその場を立ち去った。

 

 ガチン

 「ハァ、ハァ、ハァ・・・北郷、あんたバケモノやな」

 「ハァ、ハァ、ハァ・・・張遼さんこそ」

 二人は肩で息をしていた。次の一撃で勝敗が決まる事はそこに居る全員がわかった。

 「それじゃ、そろそろ決着付くようか?」

 「そうだね」

 「おりゃぁぁぁぁぁぁ」

 張遼は渾身の一撃を放った。

 ガチン ガチン

 「ハァ、ハァ、ハァ・・・」

 「ハァ、ハァ、ハァ・・ウチの負け見たいやな」

 「あぁ・・・。ハァ、ハァ、ハァ」

 張遼の目の前には一刀の日陰が向けられていた。

 「なぁ、一つ聞いてもええか」

 「なんですか、張遼さ「霞や」・・・いいのですか」

 「ウチに勝ったんや、それ以外に理由が必要か」

 「そうですね。なら俺の事も一刀と呼んでください」

 「わかったわ。それで一刀はなぜ二刀流で来たんや?」

 霞の質問に華琳達も反応した。今まで一刀は春蘭や雫の手合わせの時は一本で戦っていたので、今回の二刀流で戦った理由が気になったのだ。

 「それは、自分の実力を知りたかったからかな」

 「何言うてんの、一刀が強いって事は大陸全土が認めていることや」

 「違うんだ、霞。俺は霞とどこまで戦えるか知りたかったんだ」

 「えっ!」

 「確かに春蘭は強いし、雫も力をつけてきた。だけど春蘭達と違って霞は速さを使って敵を倒すだろ。そう結う戦い方をする武人はこの中には居ない。だから俺は霞と戦いたかったんだ」

 「ならウチはまんまと一刀に騙された。ちゅうことか」

 「その・・・ごめん」

 「別に一刀が誤らなくてもいいよ。ウチかて、一刀と手合わせできてホンマ嬉かったし。またしよな」

 「あぁ・・。いつかまた」

 「約束やで」

 霞と恋、陳宮が帰ろうとする。

 「・・・なぁ、霞。今日は泊まって行かないか。華琳もいいだろう?」

 「えぇ、ささやかだけど宴も用意するは」

 「ホンマか、酒も出るんやろ」

 「えぇ、もちろん」

 「よっしゃ、なら恋。今日はここで泊まって帰ろうや」

 「(コクリ)・・・ご飯食べたい」

 「恋殿が賛成ならねねも、かまわないのです」

 「決定のようね。流琉」

 「はい。華琳様」

 「今すぐに料理の準備をしなさい。必要とあれば一刀と秋蘭を連れて行っていいわ」

 「はい。それでは兄様、秋蘭様。お願いします」

 「うむ」

 「わかった。椿、悪いけど料理が出来たらから焔耶を呼びに行くから付いて来てくれないか」

 「おや、主は焔耶がどこかに行った事をご存知でしたか」

 「あぁ、焔耶の気がどんどん遠ざかって行くのを感じたから」

 「それでしたら私も主達と一緒に料理を作りましょうか」

 「椿も料理できたんだ?」

 「侵害ですぞ、主。私もある程度できます」

 「なら、万里も連れて行くか。いいだろ」

 「は・はい。精一杯頑張って作ります」

 流琉達は調理場へ向かった。

 「すごい料理が出来そうですね~」

 「一刀の料理っておいしい?」

 「一刀様と万里の料理は曹操軍の将全員が納得くらいおいしいですよ」

 「ホンマか、なら余計に楽しみや」

 「・・・楽しみ」

 一刻後の調理場

 「兄様。その調味料を取ってください」

 「これか。・・・はい」

 「ありがとうございます」

 「万里。貝の方は準備できているか?」

 「はい。出来ていますよ、秋蘭さん。椿さん、そこにある塩を取って下さい」

 「はい」

 「すみません。はい、秋蘭さん」

 「すまん」

 「主、こっちの料理終わりました」

 「なら、そこにある大皿に盛ってくれ」

 「承知」

 調理場には五人が作った料理がずらりと並べられていた。

 「こんなもんか、流琉」

 「はい。これだけあれば十分でしょう」

 「うむ。いくら大食いが三人になっても、これだけあれば十分だろう」

 「なら、俺と椿は焔耶を呼びに行って来るから」

 「はい。片付けは私達でやっておきますので」

 「悪いな」

 二人が調理場を後にした。

 「仲間思いの人ですね、兄様は」

 「まったくだ。今朝、部下にしたばかりの魏延まで気に掛けるとは」

 「そこが一刀様の良いとこです」

 三人は片づけをしながら一刀の話で楽しんだ。

 

 「なぁ、椿」

 「なんですか、主?」

 「椿の刀には名はあるのか?」

 椿の背中には常に長さ四尺ぐらいの刀が掛かっている。椿はその刀を手に取った。

 「この刀の名は{蒼守}と言います」

 「その由来は」

 「天に向ければどんな時だろうと青空となり、戦のときにこの刀を抜けば必ず持ち主を守る。だそうです」

 「良い由来だな」

 「えぇ。主のは」

 「この刀の由来は、日が出れば陰で斬り、陰が出れば日で切伏せる。例え月が相手であろうとも斬れない物など無い。これが二刀一対の刀なり。だ」

 「いいですね」

 「名とは全てのものにある。それが人や武器であろうとも同じ事。つけられたのなら由来があり役目がある。己の名の本当の意味を知り、その役目を果たせ。て俺の爺ちゃんが言っていたって」

「主の爺上は、自分の役目をわかっていたのでしょう」

 「あぁ、そうだな。それで今の俺のやく・・ん・・」

 一刀が話を言い切る前に一刀の口は椿の唇で防がれた。

 「ん・・・。それは聞かないでおきますよ、主」

 「そうか・・なら早く焔耶を見つけないとな」

 「そうですね」

 二人は焔耶を探す為に色々な所を行った。すると一人の兵士から演習場にいることがわかったので、二人は行って見ると焔耶が一人で鈍砕骨を振っていた。

 「いつからやっているの?」

 近くに一人の兵が居たので一刀達は焔耶にばれない様に近づいた。

 「ほ・北郷様」

 「いいから。それいつからやっているの?」

 兵は一刀に敬礼しようとしたが、一刀はそれを止めさせた。

 「一刻半です。私が来た時にはすでにやっておられましたので」

 「わかった。もう帰っていいよ。後は俺達が見ているから」

 「はっ」

 兵は一刀と椿に頭を一回下げて、その場を後にした。

 「ふん、はっ・・・」

 焔耶の鈍砕骨の振り方は今朝とは大違いで、まるで架空の一刀と戦っているようにも見えた。

 「今の焔耶の事どう思いで?」

 「うん・・・、このまま行けばきっと良い将になるよ」

 椿と一刀は少しの間、焔耶の鍛錬を見続けた。

 「ふん・・・。お・お館。見ていたのですか」

 「悪いと思っていたけど、ごめんな」

 「い・いえ。それでワタシに用ですか?」

 「ご飯が出来たから迎えに来たんだよ」

 「わかりました。向かいましょう」

 焔耶は一刀達の方に行き三人で城に戻っていたった。帰り際に焔耶が言葉を発した。

 「・・あれでいいのかわかりません」

 「さっきの鍛錬の事?」

 「はい。ワタシは桔梗様にもお前には足りないものがあると言われ続けられました。しかし、ワタシにはそれがなんなのかわかっていませんでした。だから今やっていることが正しいのかどうかも、でも何かしないといけないと思って」

 「なら、その答えを一緒に探そうか」

 「はい」

 「・・・主。私は蚊帳の外ですか」

 「そ・そんな事無いよ、椿」

 「なら、いいのですが。速く参りましょう」

 「そ・そうだな。急がないと華琳に怒られる」

 一刀は急いで城に向かった。その後を椿と焔耶は笑いながら追いかけた。

              第十三章 完

「第十三章終了」

「疲れた~~~」

「お疲れ、お疲れ」

「今回は戦い重視だな」

「たまにはいいかと思いまして」

「たまには・・・」

「これからは一刀にも馬車馬のように頑張ってもらわないと」

「鬼だ。悪魔だ。地獄の使者だ」

「フフフ。この世界は我のものだ」

「喰らえ、エクスカリバー」

ドカン

「な・なに?何時の間にこんな技を」

「気分で」

「だが、私を倒しても第二第三の魔王が必ずこの世界を滅ぼすだろう」

「そしたら。また倒したらいいだけだ」

「・・・何してるの一刀?」

「で・でたな。第二の魔王・・て華琳!」

「誰が魔王ですって一刀」

「いや、これには深いわけがありまして」

「問答無用」

ガチン

「危ね」

「一刀の・・一刀のバカ~~~」

「え~~~と。なんだか大変な目にあったのでここで終わります。それでは皆さんまた会いましょう。BY]


 
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