ある日、ある一つの邑に、一筋の流星が落ちた。
その約一年後、同じ邑で、二つの命が生まれた。
それは、男女の双子。
男の子の名は、劉翔、字は北辰。
女の子の名は、劉備、字は玄徳。
そして真名――家族以外は真に大切な、親しいものしか呼んではいけない、聖なる名――は、
それぞれ、『一刀』、『桃香』と、名付けられた。
二人の両親が、二人が生まれる前日に見た夢の中で、抱きかかえる子供たちの手の中に、
一振りの刀と、桃の枝があった。それが由来である。
二人は、優しい父母の元で、すくすくと育つ。
成長するにつれ、二人は双子らしく何もかもそっくりになっていった。
顔も、背丈も、その性格も、趣味も。
唯一つだけ差が現れたのは、性別の違いによるものだけ。
それがなければ、実の親でさえ、どちらか判らなくなる時があったほど。
そして、瞬く間に時は過ぎ、二十年の月日が流れた。
時は漢の初平元年。
ところは幽州琢郡、琢県。楼桑村。
物語は、ここから始まる・・・・・・・・・・・。
というわけで、新作の投稿に御座います。
北朝伝も終わってないのに、何を血迷う、ってところですが。
「たこやん」さんの作品を見て、前々から暖めていたこれが、
どうしても書きたくなってしまいました。
なので、北朝伝の方と平行して、書いて行きたいと思ってます。
まあ、一応あっちがメインなんで、こちらはかなり遅いペースになるかと。
で、こちらの一刀は転生なので、記憶はもちろんありません。
メインのヒロインはもちろん桃香。
ですが、ここの外史では二人はれっきとした、実の兄妹です。
なので、永遠に結ばれることのない、二人の想いと葛藤を、
表現できたらいいなと思っています。
能力については、一刀はもちろんですが、桃香も、
多少チート補正をかけるつもりです。
最後に、読んで下さるかどうかは分かりませんが、
たこやんさんへ。
きっかけをくださってありがとう御座います。
そしてごめんなさい。けっしてパクリじゃありませんから。
インスパイア指定したほうがいいですかね?
では、またの機会に。
コメントお待ちしてま~す。
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ども、sayでございます。
北朝伝も終わってないのに、新作投稿です。
続けるかどうかはわかりません。
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