詠の目がピタリと止まる敵兵達の動きを捉える
・・・動きが止まった?時間差でくるつもり?
「ちっ、動きが早い!左翼弓用意、伝令は黄の弓を上空に放て、合図と共に正射する」
将が一人兵を引き連れ突っ込んでくる。随分とぶっ飛んでるわね、一体どんな奴かしら・・・
いいや、相手なんて今はどうだって良い、目の前の敵に集中しないと、どこに来る?時間差でどこを狙う?
動きが早い、一当てして動きを見るしかないか、どちらにしろ相手の兵とこちらを見比べたら
おそらくは相手の兵のほうが強い、舞が完成するまでは兵たちを持たせることを考えないと
目の前では一馬が三角陣を敷き終わり、詠の側へと馬を寄らせる
舞王の義弟、疾風の異名を持つ男は槍ではなくその手に七星宝刀を持ち詠を守る騎士のように側に立つ
「詠さん、ココは任せてください」
「ええ、行くわよ!伝令兵、煙矢放てっ!」
詠の言葉を皮切りに、空へ黄色の煙が一筋放たれる。
「合図だ、弓兵用意!射線を低く構えろ、馬を狙い出鼻を挫く・・・・・・放てっ!!」
上空に放たれる煙矢を見た秋蘭は凛とした声を響かせ、構える弓兵の矢を一斉に敵へと放った
敵前曲に吸い込まれるように大量の矢が降り注ぐ
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Night様の仰るとおりリレー小説ですねこれ
かなり長くなると思いますがそこはお祭り気分で
お楽しみください^^