律「付近に誰もいません・・・・あ、一刀様」
一刀「律!・・・よかった・・・無事だったんだね」
律「はい・・・・愛紗さん・・星さん・・・良くない知らせです・・・・」
愛紗「何だ?」
星「話してみよ」
律「はい・・・・サクラさんが・・・・洵イク側に移りました・・・このままでしたら・・・・私たちに勝ち目ありません」
一刀「ん?・・・サクラがあっち・・・敵対?」
律「はい・・・どう説得されたのかわかりませんが・・・・そう、聞いてます」
カスミ「主・・・・おそらくサクラの本質をわかってないのだと思いますが・・・・」
律「サクラさんの本質?」
一刀「ああ・・・サクラは元々は妖刀・・・・それも俺が知ってる中で最凶最悪のな」
カスミ「今までは主と私が抑えてましたが・・・・・敵対するまでアチラもつのでしょうか?」
一刀「さぁな・・・・皆わからないようならたとえだな・・・・んー、恋。一人で2万人の黄巾党を倒したって本当だっけ?」
恋「うん・・・月たち守るためにがんばった」
一刀「なら・・・・サクラの暴走時は・・・・その10倍か?」
カスミ「でしょうか・・・・まぁ目に映ったものすべて破壊するってのがただしいですが」
霞「でたらめやな・・・・しかも、止める人おらんてか」
一刀「俺だけだからな・・・・カスミとサクラの暴走を止められるのは・・・・」
戦華「カスミ殿も暴走を・・・」
カスミ「私はめったなことで暴走しませんよ?」
一刀「その分こわいんだが・・・・律、サクラは今どんな状態だ?」
律「はい・・・・今は与えられた部屋で寝てるそうなのですが・・・・」
一刀「・・・・・早くて・・・・三日後か」
カスミ「でしょうね」
愛紗「その暴走をする猶予ですか?」
一刀「まぁ・・ね・・・・霞は華琳に伝えにいってくれ・・・・蜀に入るな・・・・地獄を見るだけだとね」
霞「わかったでぇ・・・・ほんならうちは蜀を脱する・・・・ええか?」
一刀「ああ・・・・俺たちは霞が脱するための陽動を行う・・・・部隊を4つに分け・・・・目的地は成都・・・組み分けは風・・・お願いしていいか?」
風「わかったのですよ~・・・・では、星ちゃんと恋ちゃん・・・カスミさんは北を」
三人「「「わかった」」」
風「愛紗さん、律ちゃん。華雄さんは西から」
三人「「「御意」」」
風「風はシアちゃんと一緒に華琳様の元へ行った後・・・・東から凪ちゃんたちと侵攻します」
一刀「それじゃぁ・・・俺は一人南から成都に向かう・・・・いいか、皆・・・・俺からの命令だ・・・・死ぬな!
生きて必ずまた会おう!」
『モチロン!』
一刀「なら・・・俺が陽動をかける・・・・そのうちに皆・・・たのんだぞ」
『はっ!』
男「おい・・・あいつ、さっきの・・・・」
一刀「俺の名は北郷一刀・・・・分け合って成都に用がある・・・・邪魔するのなら・・・・斬る!」
村男たち「ふん・・・威勢だけはいいようだが!・・・・お前はここで死ぬんだよ!皆のもの!いくぞぉぉぉ!」
『おおおおおおおお』
一刀「あくまで邪魔するか・・・・ならば」
サクラ「はぁ・・・・主が死んだ・・・・考えたくありませんね・・・・はぁ・・・・」
『コンコン』
サクラ「はい・・・・どうぞ」
桂花「気分はどうかしら?」
サクラ「いいと思っているの?」
桂花「そうよね・・・・」
サクラ「それで・・・何?」
桂花「そんな怖い顔しなくていいじゃない・・・・ただ、話をしにきただけよ」
サクラ「へぇ・・・・なら、その手に持ってるもの・・・・見せてくれるのかしら?」
桂花「・・・・・・」
サクラ「いい加減こんな馬鹿なことやめたら?」
桂花「馬鹿なことですってぇぇ!?コレは復讐なのよ・・・・私からあのお方を奪ったあの男に対してのね!」
サクラ「それが・・・馬鹿だって・・・・言っても無駄ね・・・・はぁ・・・主~、早く助けてくださいよ~」
桂花「ふん・・・・あの男がこれるわけないわ・・・・私の軍は大陸一よ・・・・たとえ呂布であろうと簡単に破れないわ」
サクラ「はぁ・・・・自慢ですか・・・・女だらけの軍が強いとでも思ってるのですか?」
桂花「強いわよ・・・・男よりも綺麗で賢くて、気品にあふれた女兵が負けるはずないわ」
サクラ「はいはい・・・・そうだといいですね~」
桂花「ふん・・・今にみてなさいよ・・・・」
サクラ「(はぁ・・・なんですかねぇ・・・この人・・・・同性愛者の嫉妬って・・・・ここまで極端なのですか?主)」
侍女「失礼します!・・・国境付近にて戦闘らしきものがあり・・・・村一つ壊滅しました・・・・」
桂花「そう・・・・敵・・・わかるかしら?」
侍女「はい・・・光り輝く服を着ている男が一人・・・・おそらく天の御使い、北郷一刀かと・・・・」
サクラ(おお・・・主♪ 着てくださったのですね!)
桂花「ふふふ・・・・自分からノコノコくるなんて・・・男どもにあの場所まで誘導させなさい・・・・」
侍女「はっ!」
桂花「ふふふ・・・苦しみ死んで行くがいい・・・・あははははは」
サクラ「・・・・馬鹿・・・ですね」
侍女「たったいへんです!」
桂花「何事!?」
侍女「しょっ蜀内の劉備様及び将たちが・・・・・どこにもいません」
桂花「なんですってぇぇ!?」
サクラ(伊達に主に仕える前に最凶と恐れられていませんよ~・・・)
桂花「探しなさい・・・・いいわね」
侍女「はっはい!」
サクラ(さて・・・・アナタの恨みとやら・・・・どの程度なのか・・・・見せてもらうわよ・・・・屑女さん)
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律わすれてた