No.138637

真・恋姫†無双  ~現代の忍来る~ プロローグ

rababasukanさん

初めて書いたのでよろしくお願いします

2010-04-25 11:17:48 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:2913   閲覧ユーザー数:2705

 

「ふう、任務終了」

返り血を浴びた頭から全身を覆い隠す服を脱いで

中から姿を現すのは17歳の青年

「今日の任務は比較的簡単に終わったな」

今日の任務はあるテロ集団のボスの暗殺だった

銃を持っていた護衛もいたが俺の前では意味がない

「さて新しい任務は・・盗みのようだな

 依頼人はなし・・・まあいつものことだな

 目的の品は銅鏡か?

 それで場所は・・・

 

 

 聖フランチェスカ学園・・・か」

 

 

side 一刀

 

 

「ふい~~~~~~~」

 

そう言って俺は防具を脱ぐ

 

「いくら冬って言っても、防具を着けてるとやっぱ蒸れるなぁ」

 

周りではまだ部員が練習をしている

 

「ホンヤやな。頭から湯気出てんで~」「のわっ」

 

そう言って俺に話しかけてくるこいつは及川祐

俺の友達だ。3度の飯より女く好きだと言う変態だ

 

「なんな~かずピー、変なことかんがえてへんか~」

 

心を読むな!

 

「いや だだいきなり湧いて出んな」

 

「いきなりって。俺、さっきからずーっとここにいたのにぃ」

 

嘘~

 

「マジか?全然気付かなかった・・・・」

 

 

「女の子叩くのに夢中してたらアカンで、北郷サド左右衛門」

 

誰がサドだ、誰が?

 

「んで?おまえ、一体何しに来たんだよ?」

 

「かぁ~!すっかり忘れとるやんけ自分!」

 

何かあったっけ?

 

「忘れる?おまえと何か約束してたっけ?」

 

「してたもクソも!冬休みに入る前に理事長から

 全校生徒に向けて宿題が出たやろうが!」

 

宿題・・・・あ~~~

敷地内に歴史資料館を造ったから、休みの間に見学して感想文

を書けとか言ってたな

 

「そういや一緒に行こうぜって話をしていたっけ」

 

「思い出したかい。・・・んでや。それを今日、まさに

 今から行こうやないか、と。そう思ったワケや」

 

なるほど

 

「んで俺を呼びに来たのか。・・・・ま、練習もそろそろ

 終わりだし、別に構わんが

 帰りの準備するから待っててくれ」

 

「ほな、早く着替えてきてなー♪」

 

 

 

今俺たちは資料館内を見て回っている

 

「これっていつの時代のモノなんだろうな?」

 

「パンフレットには後漢後期とかって書いてあるで」

 

「後漢後期っつーと・・・・三国志の時代か。すげーな。

 1800年前ぐらいの遺物かよ」

 

「・・・すげーな、かずピー」「は?」

 

なにがだよ?

 

「三国志とか1800年前とか、よーそんな知識もっとったなぁ、自分」

 

「なんで?こんなの常識じゃね?」

 

 

「そんなもんが常識でたまるかい!かずピーってもしかして歴史マニア?」

 

マニアかもな・・田舎の爺ちゃん家にあったのを呼んでたからな

 

ん・・あの生徒・・・

 

「どうしたんや、かずピー。げっなんやあのイケメン?」

 

周りを見ると多く女子生徒があの生徒を見て顔を紅くしたり、ヒソヒソ話をしている

 

「イケメンなんか!全員死ね~~~!!」

 

 

side 修司

 

ふむさすがは元お嬢様学校の聖フランチェスカだな

ただの学校にこんな資料館をたてるとは

 

三国志好きの俺としてはもう少し見ていたいのだが

用事の品を先に見なければ

 

これか、見た目はただの鏡か

依頼人はどうしてこんなのをほしいのか?

まあいい

 

この時俺は気が付かなかった微妙に殺気が出ていたことに

そしてその殺気に気が付き俺を警戒していた

生徒がいたとは・・・

 

 

あのあとおれは閉館まで気配を消していた

そして夜間警備員を気絶させ用事の品を奪い

来た道を戻っている

しかしそんな時・・・

 

「待てよっ!」

 

ちっ、俺にちずいた奴がいたな

あのとき微妙に殺気が出ていたか

おれは冷静にそいつに返す

 

「なんだ、お前は、俺に何かようか?」

 

「何のようも何も。おまえ、その手に持ってるやつ

 なんだよ?」

 

「・・・・」

 

「どっから持ってきたんだよ?っていうかおまえ、 

 この学校の生徒じゃねーだろ?」

 

俺は今聖フランチェスカの制服を着ている

依頼を受けた後制服が送られてきたのだ

 

「だから、何だよ?」

 

悪いがお前に構っている場合じゃないんだよ!

 

「あのなぁ・・・子供の頃に言われなかったか?勝手に

 物を取ったら泥棒ですって--------なっ?」

 

俺はそいつが言い終わる前にそいつ目掛けて走る

そしてそいつの3メートル手前で縮地を使って姿を消し

一瞬でそいつの後ろに周りそいつの首めがけて手刀をくらわせ

そいつの意識を奪う

 

「わるいが、依頼人からは殺さないように

 いわれてるからな命だけは助けてやる」

 

そう言って俺はそいつに背を向けて去ろうとするが

 

「いって~~、待てよお前」

 

何?いくら随分手加減したといっても常人で一日気絶するほどだぞ

とっさに身体をずらして衝撃をはずしたのか

 

「ほう、あれを喰らって無事とはな

 名前を聞いておくか?」

 

「北郷 一刀だ!覚えとけ」

 

そういってそいつは俺に目掛けて持っていた木刀を振り下ろす

 

「悪いが木刀では殆ど意味はないぞ?」

 

そう言って俺は手刀を振り下ろされる木刀に振り

木刀を切断する

折るのではない切ったのだ手で木刀を

 

side 一刀

 

まずい

なにも考えずに飛び出しちまったが

こいつとんでもない

手刀で木刀を切るとかありえないだろ!

 

おれが驚愕している間にそいつは俺の腹に

蹴りを食らわす

 

ただの蹴りがとんでもない威力だ

今のであばら骨が2,3本いったな

 

そいつは俺に背を向けて去ろうとしている

俺の傍には切られた木刀の先がある

 

俺は気が付かれないように立ち上がり

そいつ目掛けて手に持った木刀を振り下ろす

 

男が気がついたようだがもう遅い

 

「おりゃ~~!」「くっ」

 

そいつはとっさに身体を捻ろうとしたため

木刀はそいつの手に吸い込まれる

 

「くっ」

 

そいつは痛みで顔を一瞬歪める

そのあいだに鏡はそいつの手の中からずり落ち

地面に落ち割れる

 

その瞬間鏡から光が溢れ出す

 

「なっ何だよこれ!」「くっ、視界が」

 

その光は俺たちを飲み込む

 

「うああああああああ~~~~~~」

「うおおおおおおおお~~~~~~」

 

俺たちの意識を奪う

 

 

 
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