No.137658

ネコミミ冥琳のダダ甘日記

叢 剣さん

FD発売が決定したということで、居てもたってもいられずに作ってしまいました、期待を裏切りながらも書きなぐりました

つうか、三国争乱とFDの内容が若干被ってる気がするのは俺だけですか?

評価次第では続き書くかも

2010-04-21 00:09:41 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:7819   閲覧ユーザー数:5773

 

朝、起きたら猫の耳が生えていた。

「何だこれは・・・・・ん・・・・」

 手鏡で見てみると頭にピコピコと動くネコミミを確認しました。

「・・・・・・・・これは使える・・・・・」

 一つの策略として頭に思い浮かぶ、その策が成功した場合、一刀の寵愛を自分一人が受けることができるだろう。

「成功するか、一か八だが・・・・賭ける価値はある」

 その顔は策略のことに対する笑みか、それとも寵愛を受ける自分を想像しての笑みかの判断はできなかった。

 

 そして、一刀の部屋。

「ふむ、今日はすべてが休みで、他の者との予定もなし・・・・絶好の機会だな」

 誰にも気づかれぬように、滅多にかぶることのない帽子をかぶることで、ネコミミをかくし部屋へと侵入する。

「一刀、起きているか?」

「・・・・・・・んん・・・・」

 言葉に寝がえりで反応し、完全に寝ているようである。

「予想道理だな・・・・」

 帽子をとると、そのまま一刀の寝台へとはいっていく。

「後は、起きるのを待つだけ・・・・」

 

 それから少しの時間がたった。

 

「ん・・・・んん・・・・?何だろうこの柔らか・・・・」

確かに、昨日寝るときは誰もいなかったはずなのだが。

「おはようニャ」

「は?」

 冥琳らしからぬ言動に驚き、顔を見るとその頭に元気に動く猫の耳を発見した。

「それ、なに?」

「これかニャ?朝起きたら着いてたんだニャ」

「そ、その口調は?」

「なんでかわからニャいけど、勝手に付くんだニャ」

 若干のテレている顔をみて、一刀の心を鷲掴みにした。

「冥琳・・・・・すごく、いい」

「そうかニャ?」

 顔は平静を装っているつもりだろうが、耳がせわしくピコピコと動き明らかに嬉しかったことを表している。

 自然と頭を撫でてやると、さらに嬉しそうに耳が動き、よくよく見ると尻尾も生えているではないか、面白半分に触ってみる。

「ニャ・・・・・ニャァ・・・・ニュ・・・・・」

「ご、ごめん・・・・そんなに感じるとは思ってなくて・・・・」

「そんなに気にするニャ」

 少し上気した顔で見上げ、尻尾で一刀の手を撫でる。

 すでに胸の中にいる冥琳を自然に抱き寄せる一刀。

「ん・・・・・」

 すでに、2人だけの空間が出来上がっている。

「今日は一緒に居てくれニャイか?」

「勿論、お安いごようだよ、冥琳」

 その日は2人で過ごすことになった。

 

「ニャ?」

「ふふふ・・・・・」

「ニャァァァ?」

 耳を触ったり、尻尾を触ったりして、イチャイチャしながら冥琳と言うか、冥琳で遊んでいると言った方が正確なのかもしれないが、冥琳も満更ではなさそうである。

「ニャぁ」

 眠くなったのか目をこすると、一刀の胸の中で丸くなるようにして眠った。

「眠い?」

「眠・・・・いニャ」

 珍しい事に、言いながら眠っていた。

「何だろう、このすごくグッとくる感じ」

 そのまま、一刀も横になり一緒に眠りについた。

 

「起きたかニャ?」

「ん?あぁ、寝ちゃったのか・・・・・・そ、その格好」

「前買った、メイド服ニャ」

 本物のネコミミに尻尾、そして追加の肉球グローブとヘッドドレス、胸元を強調しているメイド服のコンビネーションの威力はすさまじいものであった。

「冥琳、我慢できない」

「にゃぁぁぁぁ!」

 唇を奪いながら、冥琳を寝台に押し倒し、そのまま夜は更ける。

「いいニャ!もっと、もっとニャ!」

「冥琳!」

「フニャァァァァ!」

 翌日起きたが、ネコミミと尻尾はなくなっておらず他の者目を引き付けることとなったのは仕方のない事である。

 

 

 しかし、一刀がなぜか冥琳のことを優先するようになったのか、それは不明である。

 

 

「ふふふ・・・・・策略道理ニャ♪」

 


 
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