璃々「はじめまして、黄漢升の娘で、璃黄叙ともうしましゅ」
南華老仙「はじめまして、俺は南華老仙。桃香たちの主をしている者だよ」
璃々「それじゃぁ・・・・おかあさんのゴシュジンサマ?」
南華老仙「そうゆうことになるかな・・・・よろしくね、黄叙ちゃん」
璃々「黄叙じゃなくて・・・璃々って呼んでくれなきゃやだ」
南華老仙「璃々?それって真名じゃ?」
璃々「ゴシュジンサマになら呼んでほしいの!だめ?」
南華老仙「俺でよかったら・・・よろしくね。璃々ちゃん」
璃々「うん、よろしくお願いします。ゴシュジンサマ」
璃々「ご主人様ぁ~早く早く~」
南華老仙「ちょっとまって・・・・璃々ちゃん、早いよ」
璃々「だって・・・ご主人様とお出かけ、久しぶりなんだもん」
南華老仙「そんなに急いだら・・・・あちゃぁ~」
璃々「グスッ・・・」
南華老仙「大丈夫?璃々ちゃん」
璃々「・・・痛くないもん・・・」
南華老仙「みせて・・・・これは、早く手当てしないとばい菌が・・・」
璃々「痛くないもん!」
南華老仙「そんなこといったって・・・そんなに血流して強がり言っても・・・」
璃々「やだもん・・・・「え?」せっかくのご主人様と街いけるのに・・・こんなことでダメになるなんて・・・やだもん」
南華老仙「・・・・璃々ちゃん」
南華老仙「だったら・・・・見せて」
璃々「どうするの?」
南華老仙「こうするの・・・(ぺろぺろ)」
璃々「ごッご主人様・・・汚いよ・・・やめて・・・」
南華老仙「汚くないよ・・・『でも・・・』さぁこれでよし」
璃々「ご主人様・・・・ありがとう」
南華老仙「さぁ、街に行こうか」
璃々「うん!」
璃々「ご主人様・・・・璃々です、ハイってもいいですか?」
南華老仙「ん?璃々ちゃん?・・・どうぞ。開いてるよ」
璃々「失礼します・・・」
南華老仙「どうしたの?こんな夜に・・・・」
璃々「ご主人様に・・・・ご本読んでほしくて・・・・だめですか?」
南華老仙「それって・・・この前街で買ったやつか・・・・いいよ、おいで」
璃々「わぁぁい、やったぁ」
璃々「すぅ・・・・すぅ・・・・」
南華老仙「ねちゃったか・・・・・お休み・・・璃々ちゃん」
璃々「ご主人様・・・・ずっと・・・・璃々と・・・・」
南華老仙「一体何の夢見てるのかなぁ・・・」
それから数年・・・・
璃々「こらぁ!ご主人様。起きてください!」
南華老仙「ん~、後五分だけ・・・・」
璃々「ダメです!ほら、おきてください!」
南華老仙「うわぁ・・・・璃々酷いじゃないか」
璃々「酷くありません・・・いつまでも寝てるご主人様が悪いんです・・・さぁ、今日は式典があるんですから・・・ちゃんとした服きてくださいね」
南華老仙「ああ・・・もう、そんな時期か・・・・あれ?今回で何回目だ?」
璃々「はぁ・・・・結婚した日を忘れるなんて・・・・ご主人様、今回で10回目ですよ・・・ほんと、ちゃんとしてください」
南華老仙「そうだったか・・・・俺と璃々が結婚して・・・もう、10年か・・・」
璃々「感傷に浸ってないで・・・・着替えてください・・・ここから洛陽までは結構時間掛かりますからね」
南華老仙「わかってるって・・・・なぁ、璃々」
璃々「なんですか?」
南華老仙「今、幸せか?」
璃々「モチロンじゃないですか!変なご主人様」
南華老仙「俺がおかしいようにいうな・・・・10も歳が離れていたら・・・・そりゃ・・・」
璃々「ご主人様・・・その先はなし、ですよ」
南華老仙「小さいころが懐かしいなぁ・・・・」
璃々「うわぁ・・・酷いです・・・・ご主人様、朝ごはんいらないですね」
南華老仙「わぁぁぁまった・・・今のなし、なしだから・・・飯抜きは簡便してくれ」
璃々「ふふふ、そんなに心配しなくてもちゃんとありますから・・・・さぁ、ご主人様逝きますよ」
南華老仙「何か字ちがくないか?」
璃々「そうですか?まぁ、いいじゃないですか」
璃々「ねぇ、ご主人様」
南華老仙「なんだい?璃々」
璃々「浮気・・・だめだよ」
南華老仙「こんなおじさんだれも好きにならないさ・・・・」
璃々「(まったく、ここだけは変わらないんだから・・・・昔よりもっとかっこよくなってるご主人様によってくる女の人を追い払う私の身にもなってほしいな・・・)」
南華老仙「璃々?どうした?立ち止まって・・・・」
璃々「ううん、何でもないよ・・・・南華老仙様」
南華老仙「え!?なぁ、璃々。今のもう一度いってくれないか」
璃々「さぁ、早くいこう!ご主人様!」
南華老仙「あ、まって・・・・璃々、もう一度南華老仙って言ってくれ」
璃々「ご飯食べれなくなりますよ・・・それでもいいんですか?」
南華老仙「ああ・・・・俺は聞きたい」
廊下で黙っている二人・・・・男より先にいく少女は振り返り
璃々「いつまでも一緒ですよ・・・・南華老仙様」
うれしそうな顔で男に言った・・・
彼女の名は黄黄叙・・・真名を璃々
彼女は天の御使い・・・南華老仙に惚れ・・・・10年前
ちょうど第3次五胡戦争が終わった後に南華老仙の妻になった・・・・
天の御使いがこの世界にきて5年・・・・妻になって15年
彼らの間にはいまだ子供はいないが・・・・彼女はとても幸せそうだ・・・・
璃々「これからも一緒にいてくださいね」
南華老仙「ああ・・・もちろんだ、幸せになろう!璃々!」
コレもひとつの外史・・・・・
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いけにえ>ナンカローゼン
材料>璃々
調味料>病