鋼「結局追いつけませんでしたね・・・・思春」
思春「ああ・・・・」
鋼「思春?・・・泣いているのですか?」
思春「うるさい!泣いてなんか・・・・」
鋼「よほど大事だったのですね・・・・」
思春「ああ・・・アレは私と父が始めて造った船だからな」
鋼「そうでしたか・・・・ところで思春」
思春「何だ?鋼」
鋼「先ほどどこかに忍び入ると聞きましたが・・・・どこにいくのです?」
思春「ああ、この近くに街があってな・・・そこを治めてるやつのところに入るつもりだ」
鋼「街を治めてる人のところにですか・・・・理由などは・・・・おありで?」
思春「やつは・・・治めてる地に重税を掛け私服を肥やしている・・・・だから入るのだ」
鋼「そうですか・・・・それで俺は何をすればいいのです?」
思春「正面の門で兵を足止めしてくれればいい・・・・その間に私が何とかする」
鋼「わかりました・・・・やってみます」
思春「頼んだぞ」
その夜
鋼「すみません・・・道をお聞きしたいのですが・・・・・」
兵「なんだキサマは?」
鋼「はい・・・私はつい先ほどここについた者ですが、方向音痴なためこの街に詳しい人に道を教えていただきたく・・・・」
兵「そうか・・・して、どこに行きたいのだ?」
鋼「はい・・・・ここなのですが・・・・」
兵「どれどれ、見せてみろ・・・ああ、ここか・・・ここはな・・・・」
『ガサガサ』
兵「何の音だ・・・おい、見て来い」
兵2「はっ!」
兵「それでここはな・・・・!・・・きさま」
鋼「悪く思うなよ・・・・こっちも食っていかないといけないんだからな・・・・」
『ドサッ!』
鋼「まずは・・・・一人」
兵2「キサマ!何を・・・・お前が・・・・やったのか?」
鋼「さぁ・・・・どうでしょう」
兵2「きさまぁぁぁぁぁ!曲者だ!出会え!出会え!」
鋼「多いですね・・・・」
兵2「逃げれると思うなよ!・・・・やれぇい!」
鋼「やれやれ・・・・この程度で捕まえられると思ってるのか・・・・・愚かな」
『キィイーーーーーーン』
兵2「なっなんだ・・・何の音だ・・・」
鋼「鋼音を闇路へ誘う道しるべと知れ」
『ギャアッ!』『グワッ!』『グハッ!』
兵2「なっなんだ・・・」
鋼「これで・・・・終わりだ」
鋼「・・・思春・・・・無事・・・だよな?」
思春「・・・やはり・・・・警備は少ない・・・・鋼が時間を稼いでるうちに・・・・・ここか」
思春「・・・・このようなもののために・・・・重税を・・・・なんと・・・・」
兵「こっちだ!早く!」
思春「しまった!見つかったか!?」
兵「こっちだ!早く来てくれ!あの男だ!これ以上すすませるな!」
思春「なんだ・・・一体何が?今の兵は男がどうのと言っていた・・・・まさか」
兵「グワァ!」
兵「くそっ!とっとまれ!とまらぬか!」
鋼「・・・・・」
思春「(鋼!?・・・なぜここに・・・・)」
兵「きっきさま!なっなにが目的だ!?」
鋼「・・・・・」
兵「くっくそぉ!」
兵「やめろ!『グハッ!』くっ」
鋼「・・・・・弱い」
兵「いきなりきて・・・・何が目的だ!?」
鋼「・・・・興味がうせた・・・・」
思春「あいつ・・・・あれほどの武を・・・・あの時は・・・本気ではなかったというのか・・・・鋼」
鋼「思春・・・・・待ってるからな・・・・」
兵「仲間か!?仲間がいるんだな・・・・探せ!「死ぬ覚悟はあるか?」はぁ?」
鋼「俺の仲間を探すならば・・・・お前たちは死ぬ覚悟があるか?」
兵「そっそれは・・・・」
主「何をしている!?さっさとそのものを捕まえぬか!何のためにお前らがいると思ってるのだ!」
兵「ですが・・・・我々が敵う相手では・・・・」
主「敵う敵わぬではない!やるのだ!わしを危険に晒すのか!?」
鋼「お前が・・・・この街の主か?」
主「ああ、そうだ!わしがこの街の主だ・・・なんだキサマその目は」
鋼「主というのなら街の状態に何も感じないのか?」
主「何も感じぬなぁ・・・・」
鋼「そうか・・・・最後に何か言い残すことはあるか?」
主「はっはっは・・・わしを殺すか?できる者ならやってみるがいい・・・・そやつを殺せ!」
『キィイーーーーーーン』
兵「また・・・・この音だ・・・・」
主「どっどこだ!どこにいった!?・・・・・・『バタン』」
兵「え?・・・・xx様!xx様!」
思春「見えなかっただと・・・・あいつは一体何者だ」
鋼「・・・主が死んでまだ刃を向けるか?」
兵「いてて・・・・マダ頭がぼんやりするな・・・・なにやってんだ?」
兵「隊長・・・・ご無事だったのですか!?」
隊長「ご無事って・・・あんた!さっきはよくもやってくれたな!」
鋼「ふん・・・あの程度で気絶するお前がわるい」
隊長「くそぉ!言い返せネェ・・・・お前ら何してんだ?」
兵「たっ隊長!なにのんきに賊と話してるんですか」
隊長「おお、そうか・・・さぁおとなしく縛につけぇ」
鋼「・・・・早く手当てしないと・・・・手遅れになるかもしれぬぞ・・・・」
兵「なっ!いない!?探せぇ!まだ隠れてるやもしれん!」
『はっ!』
隊長「よせ!・・・それよりxx様を医者に見せるほうが先だ・・・・いくぞ!」
兵『はっハイ!』
思春「(・・・・今日は引き上げるとしよう・・・)」
鋼「あ、思春・・おかえり」
思春「・・・・・」
鋼「思春?『なぜだ!』え?」
思春「なぜあのような力隠していた!?答えろ!鋼!」
鋼「それは・・・・」
思春「お前は私があの力を出すことなく倒せると・・・そう思っていたのだな!?」
鋼「それは違う!「何が違うというのだ!?」それは・・・」
思春「もぉいい!きさまとは今後会うこともなかろう・・・・さらばだ」
鋼「まってくれ!思春」
思春「・・・・・」
鋼「俺のあの力はまだ制御が難しい・・・だから使わなかった」
思春「先ほどはつかった・・・・それはどうゆうつもりだ?」
鋼「あれは・・・・「結局は同じであろう!?」ちがう!」
鋼「俺は・・・・思春がスキだ「なっ話をそらすな!」そらしてなんか・・・・」
鋼「あったその時から俺は好きになった・・・武将だからじゃない・・・・女だからじゃない・・・・俺にもわからない・・・けど、俺はこの人のそばに居たい・・・初めてそう思った・・・・だから・・・・殺したくはなかった」
思春「殺したくはないだと!?きさま何様のつもりだ!?」
鋼「なら・・・・あのとき見ていたなら・・・・わかるよね?・・・俺がどのように動いたかってのは・・・・」
思春「それは・・・・」
鋼「わからないなら・・・・もう、死んでいるんだよ・・・・思春」
あとがき
護衛「結局あれって氣の類?」
鋼「そうだね・・・・氣には二種類あるのは知ってるよね?」
護衛「えっと・・・外に放出する外向氣と内向氣だっけ?」
鋼「そう・・・あのときは内向氣のほうだね・・・・氣の力で一時的に瞬発力をあげて移動したってこと」
護衛「へぇ~、他にはどんなのが?」
鋼「そうだなぁ・・・・主に脚部に力をためると移動や跳躍、ケリの威力も上がるかな」
護衛「なら腕なら・・・・殴る威力や持つ力が上がると?」
鋼「そうだね・・・防御のために部分的に集中させれば立派な盾にもなるし・・・・」
??「外に放出すればいい武器にもなります」
護衛「あれ?この声は?」
鋼「凪・・・きてたのか」
凪「はい・・・師匠」
護衛「師匠!?師匠って・・・どうゆうこと?」
凪「はい・・・・月光様は私に氣の扱いを教えてくれた・・・私の師匠です」
護衛「鋼が師匠ねぇ・・・・にあわねぇ」
鋼「うるせぇ・・・・それじゃぁ凪、護衛に外向氣の特徴教えてあげて」
凪「はい!・・・・外向氣は主に武器に氣を通して切れ味や強度を高めるのに使います・・・・まぁ私のように氣を固めて打ち出す人もいますが・・・・」
護衛「へぇ・・・でも、凪ってあの氣弾蹴ってなかったか?」
鋼「護衛・・・お前も知ってるだろ?足は拳の三倍の力を持ってるって・・・・」
護衛「ああーーーーどこかで聞いたなそんなこと」
鋼「遠くに飛ばしたいものがあって手で投げるか打ち出すか、どっちがより遠くに飛ばせる?」
護衛「そりゃ、打ち出すほうに!・・・なるほどな」
凪「わかっていただけましたか?」
護衛「わかったわかった・・・たしかに威力すごいもんなぁ」
鋼「まぁ・・・そうゆうことだ・・・・」
思春「・・・鋼・・・・話がある・・・部屋にきてくれ」
鋼「思春?・・・じゃぁそうゆうことだから・・・・護衛、サボるなよ」
護衛「へいへ~い、まかしときなはれ~」
凪「では自分も失礼します・・・・」
護衛「なんや、ミンナ急がしそうやねぇ~」
のん「護衛たん」
護衛「ああ、のんかどうした?」
のん「今日インできる?」
護衛「タブンな~」
のん「なら・・・デートしよう」
護衛「ほいほい・・・・ほな」
護衛・のん「「また次回」」
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ごめんなさい・・・・パクリデス