No.123581

仮面ライダーのバレンタイン戦争

BLACKさん

この話はどの話の本編とは関係ありません。

2010-02-10 23:07:27 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:4580   閲覧ユーザー数:3998

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この話は本編とは関係ないですが、本編では書いていなかったけど実は本編でもある設定など色々本編とは密接な関係があります。

内容的にはDVDに収録されているおまけの映像特典の話のようなものだと思ってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現代で言うと今の時は2月14日。

 

皆『一刀(さん)(殿)!』

一刀「うん?」

 

部屋でのんびりしている一刀のところに破に居る将達のほとんどが一刀のところにやって来た。

 

一刀「何か用か?」

皆『はい!』

 

皆がある物を手に、一刀に差し出そうとする。

 

一刀「何だ?」

皆『バレンタイン!』

 

 

 

 

 

仮面ライダーのバレンタイン戦争

 

 

 

 

 

 

時は1週間くらい前に上る。

 

皆『バレンタイン?』

東王父「そうさ」

 

東王父が皆を集めてバレンタインの事を言いだしたのだ。

 

華琳「何よそれ」

東王父「好きな人にチョコレート言う食べ物をあげると言う行事みたいなものだな。本当に好きな人には『本命』、そうでもないけどあげようかなと言う人には『義理』と言うものをあげるのさ」

稟「ちょこれーと?」

東王父「チョコレートの原材料は全部俺が持ってきてる。それとこれがチョコレートと言うものさ」

 

東王父はどこからかチョコレートを取り出す。

 

東王父「まあ俺が作ってもいいけど、好きな人にあげるなら自分で作った方がいいよ。作り方ならこれに書いてあるしね」

 

東王父がチョコレートの作り方を書いてあるメモを取り出す。

 

東王父「まあこの世界でもチョコレートを作れるように前に冷蔵庫も送ったしね」

 

実は東王父は最初に来た時に、コーヒー豆だけでなく砂糖多数と冷蔵庫を数台も手土産として置いていったのだ。

 

東王父「それじゃあ、頑張って一刀に送りたまえ」

凪「っ!?」

東王父「じゃあね」

 

東王父はそう言ってどこかへと去っていった。

 

風「お兄さんに送るの良いですね~」

凪「……」

明命「どうしたのですか?」

 

そこに破にやって来た明命が来る。

そして月が明命に事情を説明する。

 

明命「だったら私は一刀さんのために作ります! ここまでしてくれてるお礼に……」

蒲公英「言うね~♪ でもたんぽぽも一刀さんのために作るからね」

月「私も……」

華琳「なら私も作ってあげようかしら」

桂花「華琳様~。あんな男にチョコをあげるのですか?」

華琳「礼を込めてのものよ。あげるのは勿論義理よ」

春蘭「ですよね~」

桂花「私は当然華琳様にしかあげませんよ」

 

こうして皆のバレンタインチョコ製作が始まった。

皆、かなりの苦労を重ねて自分だけのチョコレートを制作して一刀に出してきたのだ。

 

一刀(そう言えば今日は2月14日だな。最近皆がせわしない行動をしていたのはそのためか……)

 

皆冷蔵庫とか色々設備が揃っていた月の家の写真館でチョコの制作をしていたのだ。

一刀は普通に写真館に来るので皆チョコ製作を隠していたので、かなり焦っていたのだ。

もっとも一刀は写真館の厨房にはこの1週間近づいていなかったのだが……。

 

稟「受け取ってください」

風「お兄さん、どうぞ」

翠「あたしのを取れよな!」

蒲公英「たんぽぽのだよね♪」

星「いやいや私のだろ」

凪「一刀さん……」

真桜「一刀」

沙和「一刀さん♪」

 

他にも月に恋に明命、他には華琳に季衣に流琉も来ていた。

 

華琳「一刀、私のを受け取るわよね……」

一刀(……まあこうなるのは分かってたからな……)

 

一刀は少し間をおいて答える。

 

一刀「貰ってやるが条件がある」

皆『条件?』

一刀「ああ、これからやるイベントでトップ3に入った人のチョコを俺が貰うというものだ」

恋「……何をするの?」

一刀「まあ会場に行くから、それまでの楽しみだ……」

 

 

そして皆でそのイベント会場に着いた。

そのイベント会場は役満姉妹(張三姉妹)がライブを行うときに使われる会場であった。

しかも張三姉妹の時とは違う色々な設備が用意されていた。

 

稟「あの一刀殿」

一刀「何だ?」

稟「もしやと思いますが……」

翠「お前がやろうとしてることって……」

一刀「究極のコスプレ大会だ」

 

皆がやっぱりと思う。

 

一刀「言っておくがいつものやつとは違うぞ」

星「と言われますと?」

一刀「今回はファッションも見るし、審査員がいるからな。俺以外にな……」

 

一刀がそういうとぞろぞろと民達がやってくる。

 

一刀「俺は当然として他の人の心にも効くような格好をしろよな。

じゃないと俺にチョコを上げられないからな……。それじゃあ、皆チョコはひとまず預けて舞台裏に行ってくれ。服を決めないとな」

 

そうして一刀にチョコをあげようとした皆はひとまず月の父に預けて、月の母に舞台裏に連れてかれた。

その様子を見る一刀と月の父。

 

月の父「本当にこんなことしていいのですか?」

一刀「いいんだよ。たまにはこういうのやりたいしさ……。それに……」

月の父「?」

一刀「あいつらがどんな格好でくるのか楽しみだからな……」

 

それから30分ほどで観客席は満員になった。

そして実況席が作られた。

 

実況の女の子「さぁあて、やってまいりました!

第1回、北郷一刀にバレンタインチョコをあげようコスプレファッション大会!

解説は主催者の北郷一刀さんです!」

一刀「どんな衣装でくるのか楽しみに待っている」

実況「さあそれでは始めましょう! まずは番号一番郭嘉さんです!」

 

実況がそう言うとカーテンが開かれそのカーテンの先には稟が居た。

稟の格好は黒のガーターベルトをそのままにして、上は破れた制服のような感じであった。おまけに少しだが胸がはみ出てたりしている。

 

観客達『おおおおおお!!』

 

観客達にはかなり受けが良かった。

 

実況「観客にはいい受けのようです。一刀さん、どう思われますか?」

一刀「なかなかのものだ。俺の心にもいい感じに響いてるぜ。

稟はもう少し自分の体に自信を持ってもらいたいぜ」

実況「それでは郭嘉さん。お疲れ様です。その格好のまま別室で待機してください。それでは二番の程昱さんどうぞ……」

 

それから稟を皮切りにコスプレファッション大会が幕を開いた。

次の風はいつもの服を色違いの赤色にして太陽を表した服にしていた。

その次は星であり、星はタキシードを着た男装系の服にしていた。しかし男もの服を着ても胸のふくらみは隠し切れていなかった。それが観客に絶賛だった。

その次の凪は恥ずかしさを出していたが、沙和に言われたのか胸元が少しだけあいているチャイナドレスを着て来た。これには凪の恥ずかしそうなしぐさとわずかに見える胸の谷間で観客は大興奮だった。

真桜はいつもの服に医者などが着ている白衣を羽織った程度であった。

次の沙和はキャピキャピのギャル的な服という現代でもかなり希少な服であった。

 

一刀(時代が分からなくなった)

実況「さてお次は馬超さんです!」

 

次は翠が来た。翠に対して観客は最初の稟くらいの反応があった。

翠の格好はいつもポニーテールにしている髪をおろして、質素なお嬢様的な服だが、観客の心を鷲掴みにしていた。

 

実況「これはなかなかの反応です! 一刀さん、どう思われますか?」

一刀「お嬢様を表しているが、恥ずかしがりやで本音を言えないかわいい子だと感じる。かなり良いな」

 

一刀も翠の格好をほめる。

翠は恥ずかしながら待機室に行った。

 

実況「では次は馬岱さんです!」

 

蒲公英が姿を現すが、皆が誰だと言う顔をする。

蒲公英の格好は何と仮面ライダーWサイクロンジョーカーの衣装であった。

しかしそんな仮面ライダーの格好でも蒲公英の胸のふくらみがよく分かる。

ちなみに顔は隠さないようにマスクをしてないだけ。

 

蒲公英「えへへ、どう一刀さん」

一刀「ダブルドライバーはある程度の形は話してたが、まさかちゃんと作ってたとは……。なかなか悪くないな。たんぽぽ」

蒲公英「えへへ」

 

蒲公英は喜ぶように待機室に向かった。

 

実況「それでは次は呉の周泰さんです!」

 

明命が出てくる。

明命は何と子猫の着ぐるみを着て現れた。

 

明命「お、お猫様ですにゃ~」

観客達『おおおおおおおお!!』

観客A「萌え」

 

観客達は明命の猫姿に萌えたようであった。

 

実況「一刀さん感想は?」

一刀「猫系で来るとは予想していたが、まさか着ぐるみとは思わなかった。不意を突かれた気分だ」

 

一刀が真剣そうな顔をで話す。

 

実況「それでは次!」

 

それからまだまだ続いた。次は月であり、月は巫女服を着て現れ、観客は絶賛。

しかし次の恋は明命と同じ着ぐるみで犬の姿(セキトモデル)であったが皆が大絶賛した。

その次は季衣であり、季衣は現代の小さい女の子が着るような服を着ていた。

次の流琉も季衣と似たり寄ったりの服であった。

そして最後になった華琳はかなり現代的でカジュアルな服であったが、かわいいとのことで観客に絶賛だった。

 

一刀「うまく着こなせているぜ」

実況「これで全員の一通りの審査を終えました! では皆さんもう一度出てきて下さい!」

 

実況に言われて最初に出てきた稟達がまた会場に出てきた。

 

実況「ではこの紙を一枚ずつこちらの投票箱に入れてください。

そしてそれから集計してトップ3を発表したいと思います。皆さん投票をお願いします!」

 

それから観客達はもらった紙に投票する人の名前を書いて、投票箱に入れた。

その間に稟達はまた待機室で待つ。

そして集計をして集計結果を出す。

 

 

実況「集計結果です! いきなりですが、同率一位が7人もいます!

それは……郭嘉さん、楽進さん、馬超さん、馬岱さん、呂布さん、周泰さん、曹操さんとなりました!」

 

そして稟、凪、翠、蒲公英、恋、明命、華琳が舞台に集まる。

 

この場合はどうなるのでしょうか一刀さん」

一刀「何、こうなることも予想済みだ」

 

一刀がディケイドライバーを既に装備しており、一刀は実況席から舞台にやって来る。

 

華琳「何をする気かしら一刀」

一刀「分かっているだろ? 変身!」

ディケイドライバー「カメンライド、ディケイド!」

 

一刀はディケイドに変身する。

 

一刀「最終試練だ。俺に一発攻撃を入れた順から順位を付ける。ほらよ」

 

ディケイドがどこからか筆を7人に向かって投げて皆それを持つ。

 

一刀「そいつを俺の体に付ければ勝ちだ。色は全員違うからすぐに分かる。

ちなみに俺はハンデとして素手だけでやるからな。それじゃあ掛け声を頼むぜ」

実況「それでは…………始め!」

 

実況の言葉を聞いて皆がディケイドに向かって突撃していく。

ディケイドはそれを迎え撃つ。

 

稟「はっ!」

一刀「甘い!」

蒲公英「ええーい!」

一刀「そこで凪を使って、俺は回転だ!」

 

ディケイドが稟と蒲公英の攻撃を近くにいた凪を台にするかのように巧みにかわす。

そして避けたと同時にディケイドは横になりながら凪を横に転がり倒す。

 

翠「もらった!」

一刀「うりゃあ!」

 

ディケイドが横に転がり、翠を押し倒す。

 

翠「うっ!」

恋「………!」

明命「そこです!」

 

明命と恋がディケイドを挟み込む。

しかしディケイドはそれさえも避ける。

その避け方はディケイド自身はいまだに地面に転がっているのだが、そのままキックの足払いで明命と恋を攻撃する。

二人はその攻撃をかろうじてジャンプして避けるがディケイドはブレイクダンスの要領で立ち上がると同時に二人にパンチをお見舞いする。

二人に気を取られているディケイドに後ろから華琳が墨を付けようとするが、ディケイドはその場で勢いよく前転して攻撃をかわす。

 

一刀「華琳がそうしてくるのは思いついてたぜ」

華琳「やるわね一刀」

一刀「皆でかかってこないとおれに一太刀取れないぜ」

翠「じゃあ……そうさせてもらうぜ!」

 

そう言うと全員が固まってディケイドに向かって突撃する。

 

一刀「甘いぜ!」

 

ディケイドが横回転しながら全員の頭上を舞う。

それから全員の後ろにディケイドが着地する。

 

一刀「まだまだだな」

華琳「次!」

 

華琳がそう言うと次は全員が四方八方に散らばってディケイドを囲む。

それから全員がまたディケイドに突撃をかける。

 

 

一刀「なるほど……けどな!」

 

ディケイドがまたジャンプしようとするが、そのディケイドの上には翠と恋が居た。

 

一刀「はっ!」

 

ディケイドはかなり低空のジャンプで体を平らにして翠と恋を防ぐが……。

 

華琳「甘いわよ一刀」

蒲公英「えい!」

 

華琳と蒲公英がディケイド考えを読んでいたかのように床に伏せていたのだ。

そして二人は低空に跳ぶディケイドの両手両足を捕まえてディケイドを床に落とす。

 

一刀「うわ!」

 

ディケイドは無防備のまま床に落ちる。

その隙に稟、凪、明命がディケイドに墨を付けた。

 

実況「しゅうううううううりょうううううううううう!!

なんと、この大会を制したのは郭嘉、楽進、周泰さんです!」

一刀「やられちまったな」

 

ディケイドが変身を解いて、元の一刀の姿に戻る。

 

一刀「まさかあんな連携するとはな……。でも……いいのか?」

 

一刀が墨を付けれなかった華琳達に尋ねる。

 

華琳「ふふ、いいのよ。どうせあなたにあげるのは義理だし……」

恋「………我慢する」

蒲公英「それに今日あげれなくても食べたくなった時はいつでも食べさせてあげるしね♪」

翠「まあ……あたしも……」

一刀「そうか……」

 

一刀が笑う。こうして一刀には稟と凪と明命のチョコが送られた。

それから……。

 

月の父「一刀さん」

一刀「何だ?」

月の父「このチョコどうしましょうか?」

 

月の父が三人以外のチョコを預かっていたのだ。

 

一刀「なに……ちょっとした考えがある」

 

 

 

 

 

 

ある世界の呉

 

一刀「なんだこれ!?」

キバット「チョコだな」

タツロット「一体誰が……?」

 

一刀が起きると部屋にはいつの間にか包み紙が3つあった。

しかも書いてあるものが……。

 

キバット「何で呂布と許緒と董卓のがあるんだ?」

タツロット「さぁ?」

蓮華「一刀、どうしたの?」

 

三人がどうこうしている時に蓮華が一刀の部屋に来てしまった。

蓮華はその包み紙を見る。そして一刀に恐ろしいまなざしをする。

 

蓮華「…一刀……これはどういうことかしら?」

一刀「知らん! そして逃げるぞ!」

キバット「まじでやばそうだ!」

タツロット「へんし~~~~~ん!」

 

一刀はキバエンペラーに変身して一気に飛翔態に変身してその場を逃げた。

 

蓮華「待ちなさい! 一刀!」

 

飛んで逃げるキバエンペラーを見て怒る蓮華。

 

 

 

 

 

 

ある世界の蜀

 

愛紗「ご主人様……」

一刀「落ちつけ愛紗! これは誰かの罠だ!」

 

愛紗が青龍偃月刀を持って電王に変身している一刀を追いまわす。

 

愛紗「一体誰の罠だとおっしゃるのですか!?」

一刀「知るか~~~~~!」

 

愛紗が一刀を追いまわす理由、それは一刀の部屋を訪れた際、何故か一刀が包み紙を持っていたのだ。

それだけならまだ良かったが、その包み紙には「一刀へ愛をこめて」と華琳、真桜、沙和、流琉の名前があったのだ。

 

愛紗「ご主人様の浮気者ーーーーーーー!」

一刀「でゃあああああああああああ!!」

 

 

 

 

 

 

ある世界の魏

 

華琳「一刀」

一刀「何だ?」

華琳「何であなたに馬超と馬岱と趙雲から送られてきたものがあるのかしら? それにこれは何?」

一刀「何であるかは大方見当はつく。それでこれはチョコと言う食べ物だ」

華琳「チョコ?」

 

一刀が華琳にチョコの説明をする。

 

一刀「大方どこかの世界の俺が処理に困ってこの世界に居る俺のところに送ったんだろうぜ」

 

一刀の考えは図星だった。

 

華琳「本当に?」

一刀「おいおい、仮面ライダーの俺がそんな嘘つくかよ?」

華琳「ふふ、それもそうね」

一刀「まあ華琳のチョコなら欲しいけどな…」

華琳「……馬鹿」

 

 

おまけ

 

 

作者「早いけどバレンタインネタを投稿だ! しかも出来立てほやほや」

一刀「てことはあまり見直ししてないんじゃ……」

作者「ああしてない。だが私は謝らない!」

一刀「そこは謝れよ!」

作者「思ったより短い気がするが個人的には満足した」

一刀「しかし三国志の世界なのに現代用語が多かったな」

作者「他に言い方が思いつかなかったからな。それにこれは外史で本編とは関係ない。『こまけぇことはいいんだよ!』精神で見てもらいたい」

一刀「またそれか……。おまけに最後の魏編の俺がすごく達観してるな」

作者「一番スペックが高いからな。あとな翠のあのファッションは簡単に言うとアニメの無印恋姫の第3話で出てきた衣装だと思ってくれ。俺はあの時の翠を見てネタとか関係なしに『美しい』って本気で思っちまったからな。

それでは……」


 
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