あの悲しい出来事から数週間が経った。
いい天気なので一刀が背筋を伸ばしていると……。
「こらっ! 仕事を怠けて何をしている!」
「怠けてないぞ。冥琳」
すると木陰から冥琳がやってきた。
「俺が怠けていたように見えたのか?」
「いや……慌てるのかと思ったのだが、思ったより冷静だったな」
「俺を見くびってもらっては困るな。しかし……」
「うん?」
「冥琳と顔を合わせるのは久しぶりだな」
「ああ……、そうだな。お互いに忙しいかったかったからな。仕事以外で、まともに顔を合わせるのは……何日ぶりだ?」
「何日だろうな……」
二人は考えているうちに笑った。それくらい忙しかったのだ。
「でも大丈夫か?」
「何がだ?」
「冥琳、少しやつれてる様に見えてな……」
「まあな……」
一刀はそれ以上は聞こうとしなかった。
「北郷」
「うん?」
「ついてこい。行きたいところがある」
そう言われて一刀は冥琳について行った。
一刀が冥琳に連れられて来た場所、そこは孫堅の墓、そして先日の戦いの前に刺客によって命を奪われた孫策、雪蓮の墓がある場所であった。
「護衛なしでよかったのか?」
「何かあれば、お主が守ってくれるのだろう?」
「ああ、俺が守ってやる。だけど……」
一刀が雪蓮の墓を見る。
「あの時も俺は雪蓮と一緒だった。それなのに俺は守れなかった。クウガとして駄目だよ」
「あの時とは、戦況が違うさ。久しぶりの再会なのに、そんなことでは雪蓮に笑われるぞ」
「………」
一刀が黙って冥琳を見る。冥琳は持っていた花を雪蓮の墓の前に供えた。
「その花は?」
「ああ…これは、雪蓮の好きだった花だ……」
「そうなのか」
「花など、持っていくつもりはなかったのだがな」
「なんで?」
「……形に、意味はないから……」
「…………」
「だが、これは手に取らずには、いられなかった」
「いいと思うよ。俺は……」
それから少しの間、二人は沈黙する。
「遅くなって、すまなかった、な……」
そんな時、風が吹いて供えた花の花弁が冥琳の髪にかかるように飛んだ。
「ふふ……」
一刀にはその様子が雪蓮が冥琳にじゃれついてる様に見えた。
「久しぶりだな、伯符……」
冥琳が孫策の名を刻まれた墓の文字を指でなぞらえる。
「元気……だったか?
なあ、雪蓮。これほど長く会わぬのは、お前と子供の頃出会って以来、初めてのことではないだろうか……。
私達はいつだって…どんな時でも、互いの傍にあったから……」
「………」
「……ふふ……。私は何を言っているのかな。…お前は…お前は、もう……この世にはいないというのに……。
おかしいか? だが……いくら嘆いたところで、その事実が変わることはない。
それをわかっているから、私は……私の出来ることに、全力を尽くす」
冥琳が一度目を閉じて下唇を噛みしめて、再び目を開ける。
「お前が遺した言葉通り、蓮華様が王として立たれた。
まだまだ未熟なところも多々あるが、お前の後に続こうと、並々ならぬ努力をしておられる。
見ているこちらが、痛々しいほどだ。
『小覇王』の壁は、頂上が見えぬほど高いらしい。
策よ。あの方を支え、お前の遺した呉を導くのが、私の使命。……それで、いいのだよな。
それこそが、お前と出会い、共に生きてきた…私にしか出来ぬ事だとそう思っている。
そのことを、誇りに思う。私だけに、託されたこと。私だけが理解(わか)ること。
私だけが………」
「………」
冥琳の声が涙声になっていく。
「だけど……だけど…雪蓮。お前のいない世界はどこか霞んでいて、一面に霧がかかったようだよ」
「冥琳……」
こんな冥琳の涙声は一刀は聞いたことがなかった。
雪蓮が死ぬ時までも我慢していたのだと一刀は感じる。
「冥琳……泣いてもいいんだぞ。人は誰か、自分にとって大切な人が死んだ時は泣いてもいいって、俺は教わった。……冥琳、だから、泣いてもいいんだぞ」
「……いや、すまない……」
「そうか……」
「なあ、雪蓮。そちら側の住み心地はどうだ?
美味い酒はあるか? お前は我が儘だから、周りの者が苦労しているだろう。
あまり無茶を言って、困らせては駄目だぞ。
それに……」
冥琳は孫堅の墓に目をやる。
「文台様とは、仲良くしているか?
ふふ……無理、か。
お前は何故か昔から、文台様の前に出ると意地を張り、口答えして……喧嘩ばかりしていたものな。
幼い頃は、端から見ていて、それが不思議で仕方なかったのだぞ。
お二人とも、同じ理想と抱いておられるのに、どうして言い合うのだろう。
文台様は、私にはとてもお優しいのに、どうして雪蓮にはわざと厳しくあたられるのだろう……とな。
………あなた方は、とてもよく似ておられる。だから、喧嘩になるのだ。
お二方にとっては、喧嘩こそが意思疎通の手段なのだと気付いたのは、しばらくしてからだったな。
……伯符……、文台様……仲良く喧嘩されるのは、一向に構いません。
ですが……どうか、あなた方の遺された大切なご息女を……妹君を、しっかりと見守ってくださいませ。
そして……その合間で結構ですので、大気を支え、押し上げる…私の役目も見ていて頂けると、嬉しく思います。
何とぞ……お頼み申しあげる」
冥琳が二つの墓にお辞儀をし、一刀も一緒にお辞儀する。
冥琳はそれからまた雪蓮の墓に顔を向け、自分を待っていて欲しいと言う。
そして二人は帰って行った。
それから数日後、雪蓮がいなくなったことで揚州の豪族達が反乱を起こし、一刀達はその征伐に出て行くのであった。
「権殿」
「…………」
「権殿……」
「…………」
「権殿っ!」
「えっ!?」
祭が何度も呼ぶが蓮華は反応せず、祭の三度目の強い言葉でようやく蓮華は自分が呼ばれてることに気付いた。
「えっ、ではありませんぞ。先ほどからお呼びしておるのに、ぼんやりとして……」
「あ、す……すまない」
蓮華が祭に謝る。
「構いませんが…権殿。少し緊張しすぎでありましょう。これから行うは、たかが内乱の鎮圧。もう少し鷹揚に構えなされ」
「う、うむ……」
(既にガチガチだな蓮華)
「敵の本拠地まであと四里。そろそろ全軍に戦闘態勢を取らせた方がよろしいかと」
「そ、そうだな。…頼む」
「御意」
冥琳と祭は立ち去ったが、蓮華は強張った姿勢を崩そうとしない。そう見た一刀は蓮華の緊張を崩そうと弱気な言動を取る。
「なんか緊張してきたなぁ」
「か、一刀もか? 実は私もなんだ……」
「王様になって初めての初陣だからね。緊張するのは当たり前だと思うよ」
「当たり前…なのか?」
「俺はそう思うよ」
「そ、そうか。…一刀もそう思うか」
蓮華は少し笑った表情を見せる。
「と言っても、その緊張にもなれないといけないけどね」
「そうだな…。はぁ…」
「どうしたの?」
「こんなことで…私は姉様のように上手くやれるのだろうか……」
「それは違うな」
「違う?」
「蓮華は蓮華、雪蓮は雪蓮。雪蓮のやり方を真似たって蓮華は雪蓮じゃないから上手くできないのが普通だよ」
「それは私が姉様より無能だと。そう言いたいのか?」
「違う違う。雪蓮には雪蓮のやり方。そして蓮華には蓮華に向いたやり方があるんだよ。だから雪蓮のように上手くやるんじゃない。
自分らしいやり方で上手くやるんだよ」
「そう……なのか?」
「そうなの…。やり方なんて人それぞれなんだ…」
「そう……わかったわ」
蓮華は先ほどよりも笑顔を見せる。
「ところで一刀は何で緊張してるの?」
「雪蓮が死ぬ前に戦った時のことがあったから……」
「あのクウガのアルティメットフォームと言うもの?」
「ああ………」
一刀は今でも簡単に思い出す。今まで人を殺さないようにしてきた自分が躊躇無く人を大量に殺したのだ。
「本当ならもう俺は戦うための生物兵器で自我なんて無い存在だった。まだクウガに変身した回数がかなり少なかったから、あの黒目の状態でも蓮華のお陰でこうして戻れたんだ。ありがとう……」
「いいのよ……もう」
「俺はもう憎しみの心に囚われないようにする」
「そうね。私も恨みや悲しみに囚われる事はないわ。ただ、自分の不甲斐なさが辛いだけ。
でも…だからこそ、私は全力を尽くして王を演じて見せなければならない。呉のために。そして私を信じてくれる人達のために。死んでしまった……姉様のために」
蓮華の表情に硬さは無く、強い決心を決めた顔になっていた。
「俺も蓮華を支えるよ。俺の力の全てを使って……」
一刀が親指を立てる。
「それは…姉様が言ったから?」
「いや、これは俺自身の意志だ」
「ふふ」
「笑うとこ?」
「姉様や冥琳、それに祭に穏……皆が言ってた事が、何となく分かったから」
「そうか……」
一刀も笑った。
そして反乱軍の居る城の前までに着いた。
蓮華は王として初めての出陣の号令をかける。
一刀もキバットを自分に噛ませ、キバに変身し、城攻めに参加する。
兵達が城の城門前で戦っている間、その城の城壁を駆け上ろうとするキバの前にあるものが飛んできた。
それは何と……。
「タツロット!」
「やっと来れましたよ~」
タツロットが喋る。
「あれ……誰?」
すると突然ベルトについていたキバットが喋り出す。
「あれ? キバットって喋れたの?」
「本当は喋れたんだけど、なんでか知らないけど口が開かなかったんだ。でも、ようやく口が開くようになったぜ~」
キバットはどうやら何故かは自分も知らないが必要な言葉以外に口を開けて喋ることが出来なかったらしい。
喋れなかった理由は分からないが、喋れるようになったのはタツロットの影響だと一刀は考える。
「で、また聞くけどお前誰?」
キバットがタツロットに尋ねる。
「私はタツロットと言います。本当は前の戦いのときに行きたかったのですが、あの時の一刀さんのクウガの力の前じゃ行くに行けませんでしたからね」
タツロットはどうやら雪蓮の弔い合戦のとき、一刀の元に飛んでいたらしいが、クウガアルティメットフォームの前では近づけなかったらしい。
「でも今回はキバの変身のお陰で本当の姿に変身できますよ!」
「なら、頼む!」
「よっしゃ! キバって行こうぜ!」
タツロットがキバの肩の鎖の封印を解く。そしてキバの身体は金と赤色のものになり、顔も身体も変わり、背中には真紅のマントが現れた。
「一刀……」
「その姿は?」
「これがキバの本当の姿……エンペラーフォーム!」
「エンペラー……?」
キバエンペラーは城壁を登りだし、敵兵はキバエンパラーを矢で射ろうとするがキバエンパラーは悉く矢を避けて城壁を上りきり、城壁の敵兵をすべて素手でなぎ払い、城門を開けた。
城門が開いた事により、蓮華は全軍を突撃させた。キバエンペラーはその様子を見て蓮華のところに降りていった。
「一刀……それは……新しい力なの?」
「ああ、正確にはキバの本当の姿。エンペラーフォームさ」
「そう……なの」
「でもこれで反乱はお終いかな?」
「分からないわ。内乱の初期状態で迅速に対応は出来たつもりだけど」
「心配せずとも大丈夫です。内乱はこれで終結に向かうでしょう」
「そう。ご苦労様、冥琳」
「私は何もしておりません。今回の戦いの功は全て蓮華様に帰すでしょう。…良い号令でした」
「おだてないで」
「おだてじゃないよ。それに蓮華のお陰なのは俺もそうなんだ。あの時蓮華が俺を止めなかったら、俺はタツロットを手に入れれなかった。
だから蓮華のお陰なのは間違いないよ」
一刀が冥琳の言葉を自分の言葉でフォローするかのように蓮華に言う。
「でも…あんな号令では、姉様に率いられていた兵の強さの万分の一も出てないわ」
「そんな事無いですよ♪ 立派でカッコイイ号令でした♪」
「穏の言う通り。…威厳とは自然に出てくるもの。焦らず、蓮華様なりにやれば良いのですよ」
「私なりに、か。…一刀にも言われたけど、王とはそういうものなの?」
「さて。私は王になったことが無いので分かりませんが……。ただ一つ言えることは、王一人が優秀では臣下の立つ瀬が無い、という事でしょう」
「立つ瀬が無い?」
「ええ。王は勇敢でありながらも鷹揚に構え、臣下の活躍できる余地を残しておいて下さい。そうすれば忠勤のし甲斐もある」
「そうだね。エンペラーフォームのエンペラーは皇帝って意味だけど、俺が皇帝になってもそれはあくまでキバの力。
それに俺は一人だけで全部できるわけじゃないしね。やっぱり臣下の活躍も大事だと思う」
「活躍の余地…そう。そうか…。そういうところまで考えて、お姉様はいつもずぼらだったのね」
「いや~それは……」
「いや、あやつにそこまで深い考えは無かったでしょうね」
「そうなのか?」
「付き合いが冥琳ほど長くない俺でもそう思うよ。それに乗り気じゃないとか気が向かないとかの理由ばかりだったよ」
「面倒とか面白くないとかもあるな」
「あったな~」
「お腹減ったとか、眠いとかもありましたね~」
一刀、冥琳、穏の言葉を聞いて蓮華は少し悩んでしまう。
「うーむ。一体、お姉様はどうやって皆をまとめていたんだろう?」
「勘かな?」
「勘だな」
「勘ですね」
「勘…。何だか私の中にあったお姉様の像が、音を立てて崩れていくわ……」
「世の中そういうものさ……」
一刀は変身を解いて空を見上げる。
(なんだかんだで、なんとかやってるよ。雪蓮)
その後、一刀はその城でかなり驚くべきものを見つける。
それはなんと仮面ライダーファイズのバイク、「オートバジン」であった。
どうやら誰も動かせないとのことでそのまま放置されていたそうだ。
動かせないのは当たり前。その理由はハンドルがないのだ。
「オートバジン」のハンドルはファイズエッジであり、ファイズエッジが鍵の役割も持っており、それが無いと動かすことが出来ない。
そして「オートバジン」は一刀しか動かせないことが分かり、オートバジンは一刀のものになった。
おまけ
作者「さてとあのかなりの出来事の後の仮面ライダー×真・恋姫†無双 呉編 第6章」
一刀「まさか前回あんなことをさせるとは…」
作者「正直、書いてる時でも少しつらかったよ。仮面ライダーに人殺しをさせたんだからな…」
一刀「そのために結構辛口というか批判的なコメントをもらったな」
作者「ああ…。それは最初っから覚悟していたさ。それに俺はかなりの心構えと覚悟が必要だと書いただろ? あれは俺自身にも送った言葉だったんだよ」
一刀「そうだったのか」
作者「何度も言ってるが、例え孤独でも俺は書き続けるよ」
一刀「話が変わるけど、キバットが喋れるようになったな」
作者「ああ。最初はキバットを喋らせる気はなかったけど、喋らせてほしいってあったから、喋らせるならどこがいいかなと考えた結果、タツロットが出てくるこの話にした。それに初期案でもタツロットは普通に喋ってるからな」
一刀「おいおい……」
作者「それとね…。今回はこの第6章だけでなく次回投稿するものの予告をあるからね。最後まで見なさい」
一刀「一体何の予告だ?」
作者「それじゃあ、予告行こうか!」
もし、あなたの前に死んだはずの自分の大切な人がいたら……。
仮面ライダー×真・恋姫†無双 呉編
「久しぶりね、一刀」
一刀の前に姿を現わす死んだはずの女性、孫策。
その手にはあるものを持っていた。
「あの世から帰ってきたお土産よ。変身」
孫策はその手に持っていたもので白い仮面ライダーに変身。
一刀はキバに変身し、孫策と戦う。
「今のあなたじゃ、蓮華は任せられないわ」
川で倒れる一刀。
「俺は、雪蓮との約束を守る」
玉座の間に居る孫策に向けてキバットを使ってキバに変身する。
玉座の間で繰り広げられるキバと白い仮面ライダーの戦い。
今、明かされる孫策と一刀の約束!
洞窟らしき場所でキバエンペラーフォームに変身。
「さよ、なら……一刀。……蓮華を……頼むわよ。見守ってあげるから……」
「しぇれーーーーーーーーーーーーーーーん!!」
想いの継承者
「俺はこの世界の破壊者だ!」
仮面ライダー×真・恋姫†無双 魏編 完結編
逃げる五胡兵を追うカブト。その前に現れた黒い仮面ライダー。
「ライダーキック!」
「Rider Kick」
カブトと黒い仮面ライダーのライダーキックが激突する。
「あなたが帰る世界はあそこのはずですが…?」
黒い空間の世界に立つ一刀と謎の巫女。
そして玉座の間で戦う仮面ライダーアギトシャイニングフォームと黒い仮面ライダー。
「はああああああああああああああ!!」
アギトシャイニングフォームが力をためて飛び上がる。
「はあああああああああああああ!!」
決まるか!? シャイニングライダーキック!
仮面ライダー×真・恋姫†無双 魏&呉 SS大戦2010
今、ある事実が明らかになる
1月22日、投稿予定!
おまけ
作者「どうかな? この予告」
一刀「もろにW&ディケイドの映画の予告のように思えるが……」
作者「まあ作品自体がその映画の影響を受けて作られたものだからあながち間違ってはいないな」
一刀「おいおい、てことは見てない人にとってはネタバレになるんじゃ…」
作者「かもしれないな…。まあ一応、ネタバレ注意とは言っておくし、投稿前の注意事項には書いておくさ」
一刀「しかしその映画の影響ってことは…」
作者「それ以上は言うな。まあどんな作品なのかは見てからのお楽しみだ」
一刀「ところで何で1月22日なんだ?」
作者「明日はガンバライド第8段の稼働日だ。余裕がない。そして23日は個人的な都合の問題だ。
まあ本当は23日に投稿したかったよ」
一刀「じゃあ、何で止めた?」
作者「リリカルなのはとFateの映画と被るからだ」
一刀「お前、それらを見に行くから、駄目なんじゃ…」
作者「それは違う。リリカルなのはは見に行きたいけど、急な用事が入って日曜日になっちまったんだ…。orz初日に見るのを楽しみにしていたのに…」
一刀「ご愁傷さまで…」
作者「で、考えた結果、ガンバライド新弾と映画日に間にしてのだ。それでは……」
Tweet |
|
|
35
|
3
|
追加するフォルダを選択
基本的には真・恋姫†無双の呉ルートの話ですが、もしも北郷一刀が仮面ライダーの力を手に入れたらという妄想から生まれました。
そして流れも基本的に原作のままですが、仮面ライダーの力があるためセリフや一刀の態度が違うところや話そのものが大きく違うところも出てきたりします。
そのためそんなの嫌だという方は閲覧をご遠慮願います。