No.117638

真恋姫無双外伝 外史をかける一刀 12話

最近プロフィールを確認してない事に気付き見てみたらお気に入りにしてくださった方が150人を超えているのに気付きました。
皆さん有難うございます。これからもがんばって書いていくのでよろしくお願いします。
それでは12話をお楽しみください。

2010-01-10 01:01:04 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:6985   閲覧ユーザー数:5730

調練場で葉錬による気講座が始まった。

参加しているのは俺、マツリさん、奏香、葉雄、徐栄だ。

驚いたことに軍師のはずの奏香も参加している。

理由を聞いたところ、奏香自身は武の心得があるらしく最初に会った時もいざとなれば戦うつもりでいたが他の人を守らないといけないため動けなかったらしい。

機会があれば腕のほうを見せてくれることになった。

「さてこれから気について教えていくがまず気には2種類ある」

「え?気に種類があるんですか?」

奏香が葉錬さんに質問をした。確かに俺も凪から気についていろいろと聞いていたが気に種類があるというのは初耳だった。

「ああ、その種類とは主に「内気」と「外気」という。簡単にこの二つについて説明すると、内気は自分自身の肉体の内から出てくる力。それに対して外気は森羅万象すべてに漂っている力だ。

一般的にいう気は主に内気の事を指している。そして外気は主に道術や方術に用いられる。そういったところからわが師から聞いた限りでは遥か西の地、羅馬では外気のことを「魔力」と呼ぶらしい」

成る程、そういうことか。確かまだ聖フランチェスカにいた時に読んだことのある漫画に同じような説明がしてあったことを思い出した。

確かに魔力という言葉の無いこの漢の地では魔力も気と同じ部類に入っててもおかしくない。

「まあ、外気に関しては本格的に気が使える様になってから教えるとして、まず皆には内気を習得してもらう。ここまでは理解してもらえたかな?」

葉錬さんの問いに一同は頷いて答えた。

「よし、ならこれから気について本格的に説明していく。まず気は主に5系統に分かれる。今から言っていく順に習得するのが難しくなっていくと思ってほしい」

その言葉に奏香が徐に懐から竹巻と筆を取り出した。

どうやらメモを取ろうとしてるらしい。後で写させてもらう事にしよう。

「その5系統とは、強化系、放出系、操作系、具現化系、変化系だ。ちなみに私はいちを全系統を使えるが習得出来たと言えるのは操作系までだ」

その言葉に皆一斉に驚いていたが俺だけは(どっかで聞いた事のあるような)と思っていた。

「父上の実力はよく分かってるつもりですがその父上でもすべてを習得出来てはいないのですか?」

「ああ、その通りだ。もっとも習得出来ていないのは私自身が習得する気がないからでもあるんだがな」

「??どういう事じゃ?すべて習得出来ているほうがよかろう?」

「まあ、それはそうなのだが、どんなものにも相性がある。私は強化系と放出系がいいみたいでな。逆に具現化系と変化系の相性が悪い。得手不得手と言えるほどの差はないにしろ、全ての系統を習得するよりも強化系と放出系に時間を割いて少しでも極めようとしているわけだ」

その説明で皆、納得したようだったので葉錬は説明を再開した。

「後、先ほど説明した難易度についてだが稀に例外がある。徐栄殿がある意味そうだ」

「ええ!!私がですか?」

「そうだ。徐栄殿の能力は操作系の技だ。私もやろうと思えば似た技を使える。このようにある系統の気を持ったまま生まれてくる者もいる。さらに徐栄殿は眼に映った物に周りの外気を集めて操作が出来るのだろう。その証拠が徐栄殿が力の使いすぎで気を失ったことだ。主に内気は体力を、外気は精神力を消耗する。気を失うのは精神力を失っているからだ。確かに凄い貴重な力だ」

その説明を聞いた徐栄は複雑な表情をしていた。

自分の力が分かった反面、その力を今まで中途半端なまま使っていた様なものだったからだ。

「ちなみに他にも身近にいる例外が、孫堅様だ。あの方は生まれつき炎の気を扱ってきた。この力は孫家の血から来てるらしく歴代の孫家の者も炎の気を扱う者がいたらしい」

その説明に俺は某忍者漫画を思い出していた。

「他にも無表情のまま辺りを凍らす者や、「いい風だ」と叫びながら両手足に竜巻を作って空を飛んだりする奴、後、自分の事を自慢しながら七色の気を操る者がいたな」

葉錬さんの言葉に某漫画のキャラ達が頭に浮かんできて離れなかった。

ほかの皆はあまりの事に信じられないといった顔をしていた。

「さて、気の説明に関しては大体ここまでだ。次に皆に気を扱えるようになってもらう事になるのだが方法は色々ある。その中で今回は一番手っ取り早い方法をやろうと思う」

「その方法てどんな物なんですか?」

俺の問いに葉錬さんは飛びっきりの笑顔になった。

俺はその顔を見た瞬間に脳が最大級の危険信号を出し始めた。

葉錬さんのその笑顔は華淋が悪巧みを思いついた時の顔と同じだった。

「何、たいした事ではない。私が師匠から教わった方法でな。気の篭った一撃を食らわすことで相手の眠っている気を無理やり起こす物だ」

それを聞いた瞬間に皆一斉に逃げ出そうとしたが

「何、痛みは一瞬だ。それではまず・・・我が娘から逝こうか」

「父上。なんだか字が違いますってギャァァァァ!!!」

その日の調練場には皆の叫び声が響き渡っていた。

あとがきです

書いてるうちに日を跨いでしまいました(泣)

 

まずはアンケートに答えていただいた皆様有難うございました。

アンケートの結果

今の構想のまま原作キャラを」死なない方向に

桂花W(仮)出演決定

となりました。

桂花W(仮)の出演が決まった為、他にも何人かライダー系の力を持つキャラを出すことにしました。(但し、ライダー自身に変身するのか、桂花W(仮)みたいにライダーを元にした力になるかは未定です)

後ライダーを扱う作品には既に偉大な先生方がいらしゃるので主役ライダーではないライダーを使うことになると思います。

 

さて、今回の話はどうだったでしょうか?

気の設定については私が読んでる漫画の設定をごちゃ混ぜした物になってしまいました。

最初はこんなつもりではなかったのですが何処からこうなってしまったのか?

 

それと葉錬が語った人物達ですが追々出てくる事になります。

師匠以外は原作キャラの母親の設定です。

誰がどのキャラの母親か想像してみてください。

果たして全員当てる事の出来る人はいるのでしょうか?

 

それではまた次回を楽しみにしていてください。

有難うございました。

 


 
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