インフルエンザが猛威を振るっている。そして 哀れなチキンが また虐殺されるシーズンが来た。茨城県は29日に、八千代町の養鶏場で今季の 県内初となる高病原性の鳥インフルエンザウイルスの陽性が確認された。この養鶏場で飼育する約108万羽の殺処分が決まった。今季のインフルエンザウイルスは 全国でこれまでで最も早い10月に確認され、北海道や千葉県など11道県で15例発生している。これまでに最も多かった年に並ぶペースで増えているそうだ。しかし、あいつらを チキン野郎と侮っていると こちらが危険な目に遇うかも知れない。うっかり舐めてかかるとチキンに呪われるのだ。こんな怖い話があった。『2019年3月にフランス北部の農業学校で、ニワトリ舎に迷い込んだ１匹のキツネがニワトリの集団に襲われて死んでいるのが見つかった。登校してきた学生たちが、ニワトリ舎の片隅でばらばらになったキツネの死骸を発見したのだ。ニワトリ舎は、日が沈むと光を感知するセンサーが作動して扉が閉まる仕組みになっていて、閉じ込められたキツネが興奮したニワトリ集団に襲われたようだ。キツネは６０００羽あまりのニワトリに襲いかかられ、くちばしでつつかれて死んだらしい。このニワトリ舎で犠牲になったのはキツネだけではなく、過去には何度もハトが犠牲になっている。』ニワトリには闘鶏をさせるくらい戦闘的な種がいるのを忘れてはいけない。ヒッチコックの映画並みに凶暴なチキンもいるのだ。そして死んで鳥肉になってからが油断できない。加熱不足だと カンピロバクター菌にやられる恐れがある。さらに、菌を怖がり鳥肉を水洗いしてしまうと 菌が飛び散り、キッチン中がカンピロバクター菌だらけになるのだ。そうなると原因不明の食中毒で家族全員が苦められる恐れがある。インフルエンザは手洗いが基本だが、手や魚と違い 決して肉を洗ってはいけない。まな板や包丁等を熱湯などで殺菌したから大丈夫だと安心してしまうと、原因がわからないまま食中毒の下痢や発熱に長い間苦しむ事になるだろう。　これがチキン野郎の呪いだ。