スカラベの和名はフンコロガシだ。古代エジプトでは糞を転がして大きな球体を作るスカラベの習性を なぜか神秘的なものと考え その球体から太陽を連想したそうだ。そして、スカラベを 太陽の運行を司る神である太陽神ケプリと同一視したらしい。日本人の僕には想像もつかないが、古代エジプト人は フンコロガシを 再生や復活の象徴として 聖なる甲虫として崇拝したのだ。そしてスカラベの 美術品/工芸品などが作られたようだ。映画「ハムナプトラ」シリーズでは、自分より大型の生き物へ 集団で襲い掛かり捕食する肉食の甲虫「スカラベ」が登場する。しかし、現実にはこのような獰猛な種は存在しない。映画に現れたのは オサムシ、シデムシ、エンマムシなどや、クワガタムシのように 大きく鋭い大顎を持つ種に似た架空のスカラベなのだ。　日本の夜の店には 夜に蠢く恐怖の じじぃ転がしという狡猾なスカラベが棲息している。餌食になると手玉に取られて、穴の毛まで抜かれ丸裸にされてしまうのだ。怖いねぇ～