本編で描くのもなんなのでここで二人の設定を。
エリート家系である鬼門家に生まれ、兄は凡人で弟はしっかりエリートに。
それがコンプレックスだった兄は警察学校進学の際に、
女の家に転がり込む形で家出（苗字の桃園は彼女の）。
彼がこの若さで警部にまで出世したのは見返してやりたい気持ちが大きい。

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兄への様々な感情が忘れられない弟は、るなの精神世界を作るにあたり、
兄をモデルにしたAI人格を作り、宇宙軍と癒着させた。

兄の趣味のピアノは楽譜通りに弾くガチガチのクラシックピアノで、
弟は歌謡曲の弾き語りが得意だった。
また弟はアレルギー体質で普通の家庭での当たり前が出来ない事が多く、
それがまた子供の頃の兄には我慢ならなかった。

この作品には珍しいブラコンではない兄弟で、負の感情もあるが、
お互い素を出してぶつかり合えば、和解はできる程度である。