No.1147720

【獣機特警K-9ⅡG】名警部ミハエルの事件簿?【交流】

Dr.Nさん

2024-07-07 18:07:12 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:100   閲覧ユーザー数:86

ラミナ署。

ノートパソコンで報告書を作成中のミハエル警部。

 

ミウ「ミハエルさん!」

テムナ「今度は何の事件や?」

ミハエル「だからお前ら横から覗いてんじゃねえ!」

ミウ「いいじゃない、同じ署に勤務する者同士、情報の共有は必要よ」

テムナ「せやせや」

ミハエル「とか言っちゃって、どうせ興味本位なんだろ?」

ミウ、テムナ「「ギクッ!」」

ミハエル(モノローグ)「事件があったのは、とあるラブホテルの一室。被害者は50歳の豚型ファンガーの男。昼になっても起きて来ず、電話にも出ないので、従業員が合鍵を使って入ったところ、全裸の状態で床に倒れて死んでいたという。周囲には酒の空き缶が散乱していた」

現場。

 

アキ「ミハエル警部!」

ミハエル「おう」

アキ「フロントの方に話を訊いてきました。この男性は、昨日の夜7時にもう一人の男性と二人でチェックイン、そして、今朝7時に相手の方だけチェックアウトしたそうです」

ミハエル「なるほど。ってちょっと待て! 男二人でチェックインだと? ここはラブホだぞ!?」

アキ「つまり…そういうことだと思われますアッー!」

ミハエル「アッー!」

ミウ「アッー!」

テムナ「アッー!」

ミハエル「お前らもせんでいい!」

ミハエル「ということは、先にチェックアウトしたその男が第一容疑者になるってことだな。その男の身元、そして仏さんとの関係を調べるんだ!」

アキ「はいっ!」

ラミナ署。

 

アキ「先にチェックアウトした男性の素性が分かりました。ホテルに残っていた記録と同じでした」

ミハエル「偽名を使ったというわけではないのだな?」

アキ「そういうことです。話も訊いてきました。相手が亡くなったと聞いて大変驚いていましたよ」

ミハエル「うーん。ということは、この男はシロってことかなあ? じゃあ一体誰が…?」

狐太朗「ミハエルさーん!」

ミハエル「どうした狐太朗君?」

狐太朗「司法解剖の結果が出ました。遺体の脳は縮小、肝臓もボロボロで肝癌待ったなしの状態。典型的なアルコール依存症の身体です」

ミハエル、アキ「「うわ」」

狐太朗「そして死因は、げろろ、つまり吐瀉物を喉に詰まらせたのが原因の窒息死でした」

ミハエル「つまり事件性は無いと?」

狐太朗「そういうことです」

ミハエル、アキ「「なあんだ」」

ミハエル「ということさ。コトの最中、そして相手がチェックアウトした後も一人で酒盛りをした挙げ句の死」

ミウ「何それ人騒がせな!」

テムナ「これだからアル中は困るわ!」

ミハエル「はぁ~全くだぜ。(カメラ目線)酒は楽しく適量をな! 朝から酒に手が出るようになってしまったら人として終わりだぞー! よい子…おっと、よい大人のみんなー、ミハエル警部とのお約束だぞ☆」

ミウ「誰と話してるのよあんた?」

 

 

=END=

 

 

 


 
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